株式会社ダトラは、企業と働く人の在り方を見つめなおしDXとWEBマーケティングを駆使して、ポスト成長社会での新しい仕組み作りを追求している企業です。Indeedを含む5つの求人サイトと連携可能な採用サイト制作CMS「トルー」の開発・提供も手掛けています。
今回は株式会社ダトラ トルー事業部マネージャーの小杉様に、Databeat導入前の課題や導入のきっかけ、導入後の効果など、現在の活用状況を交えてインタビューさせていただきました。
- 1 自社開発のATS「トルー」を活用して応募から面接・内定に至る採用プロセスをワンストップでカバー
- 2 毎月10時間かけてレポートを作成。手作業によるミスの発生や詳細なデータを提供できていないなど様々な課題があった
- 3 主要なWeb広告媒体だけでなくIndeed広告にも対応していて、Looker Studioともスムーズに連携できるレポートツールがDatabeatだった
- 4 Looker Studioで顧客向けのデイリーレポートを簡単に共有可能。チャットサポートのレスポンスが良く初めてのツール導入もスムーズだった
- 5 レポート自動化によって広告パフォーマンスに直結する業務に集中できるようになり、担当者一名あたりが担当する顧客数は1.5倍になった
自社開発のATS「トルー」を活用して応募から面接・内定に至る採用プロセスをワンストップでカバー
ご担当者様が社内でどのような業務をご担当されているかお聞かせください。
小杉様
小杉様:私は採用マーケティングとATSを提供しているトルー事業部のマネージャーを務めています。トルー事業は、ATSベンダーとしての側面とIndeedの広告運用を兼ね備えており、お客様の採用活動を支援しています。
御社の主な事業内容や特徴についてお聞かせください。
小杉様:弊社の事業は主に二つの部門に分かれております。ひとつ目はWebマーケティング事業部で、Web広告代理店として活動しています。Google広告、Yahoo!広告、Meta広告をはじめとする様々なWeb広告の配信、企業の集客支援、売上拡大のためのランディングページの制作や広告戦略の立案・提案を行っています。
もうひとつはトルー事業部で、採用マーケティングを担っています。この部門では、トルーというATSの開発・営業を行い、企業の採用活動支援や採用成功のためのソリューションを提供しています。どちらの事業部もマーケティングを核とし、数字に基づく企業の集客改善や採用パフォーマンスの向上などの価値を提供しています。
御社の企業ミッション、他の広告代理店との違いや御社ならではの強み、大切にしていることなどをお聞かせください。
引用元:トルー
小杉様:弊社の企業ミッションは「ポスト成長社会での新しい仕組み作りを追求する」ことにあります。他の広告代理店と異なる点は、自社でプロダクトの開発・提供ができることです。具体的には、Web広告の最適化プロダクトの開発や、キーワードに応じたランディングページのファーストビューを動的に差し替える仕組みを提供しています。これらは他社との明確な違いであり、強みとなっています。
さらに、トルー事業部ではトルーという自社のプロダクトを用いて、応募の獲得だけでなく、応募者に対応し面接から内定に至る一連のプロセスをワンストップでカバーするサービスを提供しています。これは、単に応募を獲得するだけではなく、その先のプロセスも支援することで、採用を担当する企業のミッションを全面的にサポートします。
近年、労働人口が減少傾向にあることから、効率的な事業運営や採用活動の最適化が必要となっています。そのため、弊社では広告配信やWeb広告のデジタル変革、採用プロセスの最適化を通じて、事業の持続可能性を高めるためのソリューションを提供しています。
御社の顧客にはどのような業種・業界が多いでしょうか。
小杉様:弊社のお客様の中で最も多いのは人材紹介や人材派遣を行っている業種で、全顧客の約6分の1にあたる90社ほどがこの分野に属しています。また、飲食店や介護など、労働集約型で人手が必要不可欠な業種も多く取引があります。
Indeed広告の一案件あたりの規模感はどれくらいですか?
小杉様:Indeed広告の一案件あたりの規模感は、通常20万円から25万円程度です。この金額の中から弊社が運用手数料をいただき、広告の運用を代行しています。
多くの企業様では、月間で2〜3名の採用を目指していることが多いですが、中には月間で100万円から200万円の広告費をかけて10〜20名の採用を目指す大手企業もあります。ただ、それは一部の企業に限られており、一般的には月間2〜3名の採用を目指す企業が多いです。
毎月10時間かけてレポートを作成。手作業によるミスの発生や詳細なデータを提供できていないなど様々な課題があった
Databeat導入前にどのような課題を感じていましたか?
小杉様:Databeatを導入する前の課題として、まずレポート作成に多大な時間と手間がかかっていたことが挙げられます。以前は、4〜5名のチームで毎月10時間程度を費やして、Indeedの管理画面からダウンロードしたCSVデータをスプレッドシートに手作業で貼り付けてレポートを作成していました。
またフォーマットに手作り感が残っていることや、工数の関係で詳細なデータを提供することも難しい状況でした。さらに、手作業によるデータ入力や貼り付けのミスも発生していました。
Databeatを何で知りましたか?
小杉様:Databeatについては、Webマーケティングのチームがレポートの自動化について話し合っていた際に、他のツールと比較検討する中で知りました。
主要なWeb広告媒体だけでなくIndeed広告にも対応していて、Looker Studioともスムーズに連携できるレポートツールがDatabeatだった
Databeatの導入を決めた理由やきっかけ、特に重視していたポイントをお聞かせください。
小杉様:Databeatの導入を決めた理由は、Webマーケティングのチームとトルー事業部の両方でレポートの自動化が課題だったためです。そこで、Google広告だけでなくIndeedにも対応しているツールが必要という点が、重要な選定ポイントでした。こうしたポイントを踏まえてDatabeatと他のツールとの比較検討を行い、特にLooker Studioとの連携性の良さが決め手となってDatabeatを導入することにしました。
Looker Studioで顧客向けのデイリーレポートを簡単に共有可能。チャットサポートのレスポンスが良く初めてのツール導入もスムーズだった
Databeatを利用した感想をお聞かせください。
小杉様:Databeatを利用したことで、当初の目的であったレポート作成工数の削減を果たせました。導入初期にはBigQueryやLooker Studioの設定にややハードルを感じましたが、慣れれば問題はなく、現在では新しい案件が発生すると業務委託のチームと連携して作業を自動化しています。
Databeat導入時のハードルをどのように解消しましたか?
小杉様:Databeat導入時のハードルは、主にDatabeat管理画面内での用語や使い方、要素間の関係性が初めてで理解しづらい点にありました。これを解消するために、Databeatのチャットサポートを活用しました。何回かにわたって質問をし、チャットサポートからは迅速なレスポンスがあり、そのおかげでスムーズに導入できました。
御社では現在、Databeatをどのように活用されていますか?
小杉様:主に二つの方法で活用しています。一つは、お客様にお渡しする月次レポートの自動化です。手作業でのレポート作成が不要となったため、時間と労力を大幅に削減できました。もう一つは、デイリーなど細かい進捗を見たいというお客様に対して、自動更新されるLooker Studioのレポートを直接共有しています。これにより、お客様はいつでも最新のデータを確認できるようになっています。
Databeatで主に利用されているレポート形式(Excel・スプレッドシート・Looker Studio)と、その理由についてお聞かせください。
小杉様:主に利用しているレポート形式はLooker Studioです。以前はPDF形式でレポートを送ることもあり、その際はExcelでも対応可能でしたが、日々更新される最新情報をクライアントに共有するためにはクラウドベースのツールが必要です。このニーズに応える形で、最新の情報を維持し、見栄えの良いレポートを作成できるLooker Studioを選択しました。
Databeatが提供しているIndeed広告用Looker Studioテンプレート
レポート自動化によって広告パフォーマンスに直結する業務に集中できるようになり、担当者一名あたりが担当する顧客数は1.5倍になった
Databeatを導入して感じた効果や変化を教えてください。
小杉様:Databeatを導入したことにより、毎月約10時間のレポート作成工数を削減できています。
また、弊社では主に2種類のレポートフォーマットを使用しています。一つは、GoogleアナリティクスのデータとDatabeatを通じて収集されるIndeed広告のパフォーマンスデータを組み合わせたものです。もう一つは、リアルタイムのデータをお客様に共有するためのレポートです。これらのレポートは以前は手作業で作成しており、ミスが発生することもありましたが、Databeatの導入により自動化されたことで、ミスが発生しなくなり、レポートの品質も向上しました。
このように、Databeatの導入はレポート作成の効率化だけでなく、データの正確性を保ちながら、クオリティの高い情報をスピーディに提供できるようになるなど、多方面にわたるメリットをもたらしています。
Databeatを導入して社内や顧客からどのような反応がありましたか?
小杉様:お客様からはレポートの見栄えに関して好意的なコメントをいただいています。Databeatのレポートテンプレートを利用することで、より洗練されたデザインのレポートを提供できるようになったため、その質の向上が評価されているようです。
一方、社内からはレポート作成にかかる時間の削減が特に評価されています。従来は多大な時間と労力を要していたレポート作成作業が、Databeatの導入により大幅に効率化されたので、従業員はレポート作成以外の業務にもっと時間を割けるようになり、作業の生産性が向上しています。
レポート作成工数の削減によって捻出できた時間はどのような業務に活用されていますか?
小杉様:レポートのデータからの考察や分析を行い、前月との比較から何が改善されたか、どの指標がどの程度変動したかを詳しく説明し、その原因を考察する作業により多くの時間を割けるようになりました。そのため、提供するレポートの質が向上し、お客様に対してより価値ある情報を提供することが可能になっています。
さらに、Databeatを用いたデータの自動収集と反映によって、求人広告の運用やキャンペーンの調整、求人票の内容改善など、広告パフォーマンスの全体的な改善につながる業務にも注力することが可能となりました。
また、一人あたりが担当できる顧客の数が増加し、以前は平均で20社程度だったのが、現在では1.5倍の約30社近くまで担当できる体制を整えることができました。
Databeatの満足度をお聞かせください。
小杉様:Databeatの満足度は100点満点です。Indeedからのデータを取り込み、それを効率的に管理し綺麗に加工できる点が便利です。また、通常は作成に手間のかかるレポートテンプレートが提供されている点も、非常に助かっている部分です。さらに、チャットサポートの応答速度の速さも、日々の業務において心強いですね。
今後、Databeatを使って取り組んでいきたいことや、御社の展望をお聞かせください。
小杉様:さらに高度な分析に活用できるレポート作成に取り組みたいと考えています。具体的には、求人データとの紐づけを強化し、より詳細な分析を行うことを目指しています。これにより、Indeedの広告運用において、雇用形態別や給与別などの詳細な分析が可能となると考えています。
このような分析を実現することで、お客様に提供できるソリューションの価値をさらに高めていきたいです。
社名 | 株式会社ダトラ |
設立日 | 2014年2月 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区久太郎町2-5-28 久太郎町恒和ビル 7F |
URL | https://www.datora.jp/ |
事業内容 | WEBマーケティング事業、採用ATS「トルー」の運営、採用マーケティング事業、中高年転職サービスFROM40 |
従業員規模 | 1人〜50人 |
掲載日 | 2024年10月3日 |
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