ヒートマップツールは、Webサイト改善において非常に重要な役割を果たすツールです。
ヒートマップツールがあれば、ユーザーがページ内でどのように行動しているかを視覚的に把握でき、効果的なサイト改善につなげることが可能となります。
しかしいざ導入するとなると、ヒートマップツールの種類の多さに戸惑うシーンもあるのではないでしょうか。
そこで今回こちらの記事では、おすすめの有料・無料ヒートマップツールの比較から、上手な選び方まで解説していきます。
- 1 ヒートマップツールとは?
- 2 ヒートマップツールの代表的な機能
- 3 ヒートマップツールを導入するメリット・デメリット
- 4 ヒートマップツールの主な種類と費用相場
- 5 自社にマッチしたヒートマップツールを上手に選ぶポイント
- 6 無料で利用できるおすすめヒートマップツール6選
- 7 ヒートマップツールを活用したサイト改善のコツ
- 8 ヒートマップツールに関するよくある疑問をQ&Aでスッキリ解決
- 9 まとめ
ヒートマップツールとは?
ヒートマップツールとは、ユーザーがWebページ上でどのような行動を取ったかを、色の濃淡や割合で視覚的に表現する分析ツールです。ユーザーがページ内のどこをクリックしたか、どこまでスクロールしたか、どの部分を熟読したかといった情報を可視化できます。
熟読されている箇所は赤く、注目されていない箇所は青く表示されるなど、一目で「どこが読まれ、どこが見られていないか」を把握できる点が大きな特徴です。
Webサイトの改善において、「なんとなく」ではなく「根拠を持って」施策を立てることが重要です。ヒートマップツールは、その根拠となるデータを提供してくれる心強い味方となります。
参考:Google Analyticsとの違い
Google Analytics(GA4)は、ページビュー数、セッション数、直帰率、コンバージョン数といった「定量データ」を提供するツールです。サイト全体のパフォーマンスを俯瞰的に確認するのに適しています。
一方、ヒートマップツールは、ユーザーがページ内のどこに関心を持ち、どこで離脱したかという行動の質を可視化できます。特定のページ内でのユーザー行動を深掘りするのに向いています。
両者は競合するものではなく、補完関係にあります。Google Analyticsで課題のあるページを特定し、ヒートマップツールでその原因を深掘りするという使い方が効果的です。
参考:A/Bテストツールとの違い
A/Bテストツールは、2つ以上のパターンを比較して、どちらがより効果的かを検証するツールです。改善施策の効果を客観的に判断するために使用されます。
ヒートマップツールは「課題を発見する」ために使い、A/Bテストツールは「改善策を検証する」ために使います。ヒートマップで見つけた課題に対して改善案を作成し、A/Bテストで効果を確認するという流れが理想的です。
ヒートマップツールが注目される背景
企業のDX推進やデータドリブンマーケティングの浸透により、Webサイト改善に対する関心がどんどん高まってきました。また、ユーザー行動の多様化により、従来のアクセス解析だけでは見えない課題が増えています。
そこで、ユーザー行動を直感的に可視化し、専門知識がなくても課題を発見できるヒートマップツールが、多くの企業で利用されるようになりました。
ヒートマップツールの代表的な機能
ヒートマップツールの代表的な機能を見ていきましょう。主に3つの機能があります。
クリックヒートマップ
1つ目の機能はクリックヒートマップです。ユーザーがページ上のどこをクリック(スマートフォンではタップ)したかを可視化する機能です。
クリック頻度の高い箇所が赤く表示され、ユーザーが何に反応しているかを把握できます。
この機能から得られる重要なインサイトは以下の通りです。
- CTAボタンが期待通りにクリックされているか
- リンクではない箇所が誤ってクリックされていないか
- ナビゲーションメニューの利用状況はどうか
特に注目したいのは「誤クリック」の発見です。
リンクが設定されていない画像やテキストがクリックされている場合、ユーザーはそこにリンクがあると期待しています。リンクを追加するか、デザインを変更してクリックできないことを明示する対応が必要です。
スクロールヒートマップ
2つ目の機能はスクロールヒートマップです。ユーザーがページのどこまでスクロールしたかを可視化する機能です。
ページの各位置における到達率がパーセンテージで表示され、離脱が多いポイントを特定できます。
この機能で確認すべきポイントは以下の通りです。
- CTAボタンの位置まで何%のユーザーが到達しているか
- 急激にユーザー数が減少している箇所はどこか
- ページの最下部まで到達しているユーザーはどれくらいか
重要な情報やCTAがページ下部にあるにもかかわらず、そこまで到達するユーザーが少なければ、コンテンツの順序を見直す必要があります。
熟読ヒートマップ
3つ目の機能は熟読ヒートマップです。ユーザーがページ上のどのエリアを熟読しているかを可視化する機能です。
滞在時間やマウスの動きを基に、注目度の高い箇所を赤く、低い箇所を青く表示します。
この機能を使うと、以下のようなことが分かります。
- ファーストビューのコンテンツがしっかり読まれているか
- 重要なメッセージがユーザーに届いているか
- 読み飛ばされているセクションはどこか
例えば、商品の強みを説明した箇所が青く表示されていれば、その部分は読まれていない可能性があります。レイアウトの変更やコピーの見直しを検討するきっかけになります。
ヒートマップツールを導入するメリット・デメリット
ヒートマップツールを導入するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
良いところと悪いところをどちらも知った上で、導入するべきかを検討してみてください。
ヒートマップツールを導入するメリット
ヒートマップツールを導入するメリットには、以下のようなものがあります。
- 離脱率・直帰率の改善につながる
- CVR向上の施策が見つかる
- データに基づいた改善提案ができる
- ユーザビリティ向上に貢献する
- 専門知識がなくても分析できる
メリット1:離脱率・直帰率の改善につながる
ヒートマップツールを使えば、単なる数値としての離脱率・直帰率だけでなく、「どこで」ユーザーが離脱しているのかを具体的に把握できます。
例えば、スクロールヒートマップで特定のセクションから急激に到達率が下がっていることが分かれば、そのコンテンツの見直しが必要だと判断できます。
離脱箇所をデータで特定できるため、改善すべきポイントを絞り込み、効果的な施策を打ち出すことが可能になります。
メリット2:CVR向上の施策が見つかる
コンバージョン率(CVR)の向上は、多くのマーケターにとって最重要課題です。ヒートマップツールは、ページ単位でユーザー行動を詳細に分析し、改善すべきポイントを明確にしてくれます。
具体的には、以下のような課題を発見できます。
- CTAボタンの視認性が低く、クリックされていない
- フォームの手前で離脱が多い
- 購入を後押しする情報が読まれていない
これらの課題が分かれば、CTAのデザイン変更、フォームの簡略化、コンテンツの配置変更といった具体的な施策に落とし込むことができます。
メリット3:データに基づいた改善提案ができる
ヒートマップツールの大きな強みは、視覚的で分かりやすいレポートが得られる点です。数値データだけでは伝わりにくい課題も、ヒートマップを見せれば一目で理解してもらえます。
社内で改善施策の承認を得る際や、クライアントに提案を行う際に、ヒートマップのビジュアルデータは強力な説得材料になります。
主観や経験則ではなく、客観的なデータに基づいた提案ができる点は、マーケターとしての信頼性向上にもつながります。
メリット4:ユーザビリティ向上に貢献する
ヒートマップツールは、ユーザー視点でサイトの使いやすさを検証するのにも役立ちます。設計者の意図と、実際のユーザー行動にギャップがないかを確認できるからです。
例えば、クリックヒートマップで誤クリックが多い箇所が見つかれば、UI設計に問題があることが分かります。
ユーザビリティの高いサイトは、訪問者の満足度向上だけでなく、SEOにも良い影響を与えます。
メリット5:専門知識がなくても分析できる
ヒートマップツールは、色の濃淡でユーザー行動を表現するため、専門的な分析スキルがなくても直感的に課題箇所を把握できます。
つまりヒートマップツールを使うことで、データアナリストに依頼せずとも、マーケター自身がサイト改善の課題を発見できるようになります。
ヒートマップツールを導入するデメリット
次に、ヒートマップツールを導入するデメリットを見ていきましょう。
- コストがかかる
- 分析対象ページの選定が必要
- データの解釈には経験が必要
デメリット1:コストがかかる
ヒートマップツールを利用するにはコストがかかります。どれくらいコストがかかるかはツールによりますが、月額数千円から数万円程度はかかると見込んでおいた方がよいでしょう。
ただし、無料プランを提供しているツールも多いため、まずは無料で試してから有料プランを検討することも可能です。
デメリット2:分析対象ページの選定が必要
ヒートマップツールを導入しても、すべてのページを同時に分析・改善することは現実的ではありません。まずは改善効果の高いページを選定し、優先順位をつけて取り組む必要があります。
漠然とデータを眺めているだけでは、効果的な改善にはつながりません。
デメリット3:データの解釈には経験が必要
ヒートマップは視覚的に分かりやすいツールですが、データから正しいインサイトを導き出し、適切な改善施策に落とし込むには、ある程度の経験や知識が必要です。
例えば、「クリックが少ない=悪い」とは限りません。情報を得た上でスクロールしている可能性もあります。データの背景を読み解く力を養うことが重要です。
ヒートマップツールの活用はこんな方におすすめ!
ここまで紹介したヒートマップツールの機能やメリット・デメリットを踏まえて、どんな方にヒートマップツールがおすすめなのか紹介します。
- LPやサービスサイトのCVRを改善したい方
- サイト改善を始めたいが、何から手をつけていいか分からない方
- Google Analyticsだけでは課題が見えにくいと感じている方
1.LPやサービスサイトのCVRを改善したい方
LPやサービスサイトの運用において、CVRの改善は最重要課題です。ヒートマップツールを使えば、CTAまでの到達率やクリック状況を把握でき、具体的な改善ポイントを特定できます。
コンバージョンに直結するページの改善に取り組みたい方には、ヒートマップツールの活用がおすすめです。
2.サイト改善を始めたいが、何から手をつけていいか分からない方
「サイトを改善したいけれど、どこから始めればいいか分からない」という方にも、ヒートマップツールは最適です。
ヒートマップを見れば、ユーザーがどこで離脱しているか、どこが読まれていないかが一目で分かるため、改善の第一歩を踏み出しやすくなります。
3.Google Analyticsだけでは課題が見えにくいと感じている方
Google Analyticsで直帰率や離脱率が高いことは分かっても、「なぜ離脱しているのか」までは分かりません。
ヒートマップツールを併用すれば、ページ内のどこで離脱が起きているか、どのコンテンツが読まれていないかを深掘りでき、より具体的な改善施策を立案できます。
ヒートマップツールの主な種類と費用相場
ヒートマップツールの主な種類、そして費用相場を見ていきましょう。ヒートマップツールには「有料」と「無料」の2種類があります。
有料ヒートマップツール
基本的に企業で本格的に使用することが前提であれば、有料のヒートマップツールをおすすめします。有料のヒートマップツールなら、高度な機能を制限なく利用することが可能です。
有料ヒートマップツールの費用体系と相場
有料のヒートマップツールの費用体系は、月額制が多くなっています。費用相場は安いものだと月額数千円、高いものになると月額数万円というものもあります。
PV数や計測ページ数に応じた従量課金制のツールもあります。
無料ヒートマップツール
無料のヒートマップツールは、基本的に一切費用の支払いが発生しません。 コストをかけずにヒートマップツールを利用できるのが大きなメリットとなります。
完全無料でPV制限もないツールもあれば、有料ツールの無料プランとして提供されているものもあります。
無料で利用できるヒートマップツールは、有料ツールのように手厚いサポートがない、機能に制限がある、データ保持期間が短いなど、デメリットもあるので、それらを理解した上で導入する必要があります。
費用面以外でも分類できるヒートマップツールの種類
前述したように、ヒートマップツールには有料ツールと無料ツールがありますが、費用面以外でもいくつか種類があるので、詳しく見ていきましょう。
1.ヒートマップ専用のツール
ヒートマップ専用のツールは、ユーザー行動の可視化に特化して開発されたツールです。
クリック、スクロール、熟読といった基本的なヒートマップ機能を中心に、シンプルで使いやすい設計になっています。
主な特徴としては、導入の手軽さと低コストが挙げられます。
2.A/Bテスト機能を搭載したツール
A/Bテスト機能を搭載したヒートマップツールもあります。
ヒートマップで課題を発見し、そのままA/Bテストで改善効果を検証できるため、PDCAサイクルを効率的に回せます。
3.総合的なUX分析プラットフォーム
近年、ヒートマップ機能を搭載した総合的なUX分析プラットフォームも増えています。
セッションリプレイ、フォーム分析、アンケート機能なども含まれ、ユーザー体験を多角的に分析できます。
自社にマッチしたヒートマップツールを上手に選ぶポイント
多くのヒートマップツールの中から、自社にマッチしたヒートマップツールを上手に選ぶポイントを解説していきます。ツール選定は非常に重要なので、以下のポイントを参考に選定を進めてみましょう。
- 目的に合った機能があるか確認する
- 計測可能なPV数・データ保持期間を確認する
- 料金プランと費用対効果を確認する
- サポート体制の充実度を確認する
- サイト表示速度への影響を確認する
POINT1:目的に合った機能があるか確認する
ツール選びの第一歩は、自社の目的と必要な機能のマッチングです。サイトの種類や改善目標によって、重視すべき機能は異なります。
| 目的 | 重視すべき機能 |
|---|---|
| 購入・申込の増加 | クリックヒートマップ、スクロールヒートマップ |
| コンテンツの改善 | 熟読ヒートマップ、スクロールヒートマップ |
| LPのCVR改善 | クリックヒートマップ、スクロールヒートマップ |
まずは自社の課題を明確にし、それを解決できる機能を持つツールを選びましょう。
POINT2:計測可能なPV数・データ保持期間を確認する
ヒートマップツールには、計測できるPV数やデータの保持期間に上限が設けられていることがあります。自社サイトの規模に合った上限設定のツールを選ぶ必要があります。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 月間PV上限:現在のPV数の1.5〜2倍の余裕があるか
- データ保持期間:最低3ヶ月以上確保できるか
- 計測可能ページ数:必要なページをすべてカバーできるか
データ保持期間が短すぎると、季節変動や長期トレンドの分析ができません。サイトの成長も見据えて、余裕のある上限設定のプランを選ぶことをおすすめします。
POINT3:料金プランと費用対効果を確認する
ヒートマップツールの料金体系は、完全無料、月額固定制、従量課金制など多様です。予算と期待効果のバランスを考慮して選びましょう。
| 料金体系 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 完全無料 | コストゼロだが機能制限あり | まずは試したい企業 |
| 月額固定 | 予算計画しやすい | 継続的に活用したい企業 |
| 従量課金 | 使用分だけの支払い | トラフィックが変動する企業 |
初期費用の有無、サポート費用、上位プランへの移行時の料金なども含めて、総合的なコストを把握することが大切です。
POINT4:サポート体制の充実度を確認する
特に初めてヒートマップツールを導入する場合、サポート体制は重要な選定基準です。ツールを導入しても、使いこなせなければ意味がありません。
確認すべきサポート内容は以下の通りです。
- 日本語サポートの有無
- サポート対応時間(メール、チャット、電話など)
- 導入時のオンボーディング支援
- 活用方法のコンサルティングサービス
海外製のツールは機能が充実している反面、日本語サポートが手薄な場合があります。自社のリソースや知識レベルに応じて、必要なサポート体制を備えたツールを選びましょう。
POINT5:サイト表示速度への影響を確認する
ヒートマップツールを導入する際、Webサイトの表示速度に影響がないかを確認しましょう。計測用のスクリプトをページに埋め込むため、ツールによってはページの読み込み速度が遅くなる場合があります。
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 計測スクリプトの読み込み方式
- 導入後のページ速度テスト結果
表示速度の低下はユーザー体験やSEOに悪影響を与える可能性があります。導入前後でPageSpeed Insightsなどを使って速度を計測し、影響を確認することをおすすめします。
無料で利用できるおすすめヒートマップツール6選
ここからは、無料で利用できるおすすめのヒートマップツールを紹介します。コストをかけられないけどヒートマップツールを利用したい方、とりあえず無料のツールを使ってみたい方は、こちらで紹介するツールを検討してみてください。
おすすめの無料ヒートマップツール比較まとめ
今回紹介する無料のヒートマップツールは6種類です。完全無料のものから、有料プランの無料版まで、さまざまな選択肢があります。
コストがかからないので、気になるツールを実際に試してみて、自分に合うものを選ぶのがおすすめです。
ミエルカヒートマップ(無料プラン)

引用元:ミエルカヒートマップ
- 提供元:株式会社Faber Company
- 料金:無料(有料プランあり)
ツールの特徴
ミエルカヒートマップは、3種類の基本的なヒートマップ機能に加え、セグメント分析機能も無料で利用できます。過去のデザインを再現する毎日キャプチャ機能も特徴です。国産ツールならではの手厚いサポートも魅力で、無料プランで試した後、必要に応じて有料プランにアップグレードできます。
URL
Wicle

引用元:Wicle
- 提供元:株式会社プレイド
- 料金:無料(有料プランあり)
ツールの特徴
Wicleは、流入チャネルやコンバージョンしたユーザー群ごとにクリック・スクロールを可視化できます。月間30万PV相当まで無料で、データ保持期間も1年間のため、長い期間での施策前後の変化を比較し可視化できることも特徴の1つです。 AI機能と組み合わせることでクリック、スクロールの変化と要因を知り、セッションリプレイ(ユーザー操作動画)からクリックしなかった理由も探索できます。
URL
User Heat

引用元:User Heat
- 提供元:株式会社ユーザーローカル
- 料金:無料(有料プランあり)
ツールの特徴
User Heatは、国産の無料ヒートマップツールです。豊富なヒートマップ機能を備え、PC・スマートフォン両方の分析に対応しています。日本語で使いやすく、初めてヒートマップを導入する方に最適な入門ツールです。
URL
Microsoft Clarity

- 提供元:Microsoft
- 料金:無料
ツールの特徴
Microsoft Clarityは、無料でありながらPV数やセッション数の制限がない点が特徴です。「Rage Click(連打)」「Dead Click(誤クリック)」などのフラストレーション指標を自動検出する機能や、生成AI「Copilot」による自然言語での分析サポートも搭載されています。Google Analyticsとの連携も可能です。
URL
https://clarity.microsoft.com/
SiTest(無料プラン)

引用元:SiTest
- 提供元:株式会社グラッドキューブ
- 料金:無料(有料プランあり)
ツールの特徴
SiTestは、ヒートマップだけでなくA/Bテストやフォーム最適化(EFO)機能も搭載したLPO特化型ツールです。AIによる自動改善提案機能もあり、専門知識がなくても効果的な改善施策を実行できます。
URL
QA Assistants(旧:QA Analytics)

引用元:QA Assistants
- 提供元:株式会社クオルカ
- 料金:無料(有料プランあり)
ツールの特徴
QA Assistantsは、WordPress専用のヒートマッププラグインです。アカウント登録不要で、プラグインをインストールするだけで利用開始できる手軽さが魅力です。WordPress管理画面内でデータを確認でき、設定の自由度が高い点も特徴です。
URL
https://quarka.org/qa-assistants/
おすすめの有料ヒートマップツール比較まとめ
今回紹介する有料ヒートマップツールの多くは、ヒートマップ機能に加えてさまざまな分析・改善機能を備えています。自社の課題や必要な機能を踏まえて、最適なツールを見つけましょう。
ミエルカヒートマップ(有料プラン)

引用元:ミエルカヒートマップ
- 提供元:株式会社Faber Company
- 料金:お問合せ
ツールの特徴
ミエルカヒートマップの有料プランでは、AIがヒートマップデータを自動解析して改善施策を提案してくれる機能が利用できます。過去のデザインを再現する毎日キャプチャ機能により、デザイン変更前後の比較分析も可能です。A/Bテスト機能やポップアップ機能も搭載されており、分析から改善実行までワンストップで対応できます。
URL
Wicle(有料プラン)

引用元:Wicle
- 提供元:株式会社プレイド
- 料金:月額10,000円〜
ツールの特徴
Wicleの有料プランでは、ヒートマップ機能に加え、より大規模なサイトでのアクセス解析や最大24ヶ月のデータ保持による長期的な分析が可能です。AIが改善施策を自動提案、チャットでの会話形式の分析、グループ単位での分析、BigQueryへのデータ連携など、多様な分析ニーズに対応できます。
URL
Contentsquare(有料プラン)

引用元:Contentsquare
- 提供元:Contentsquare
- 料金:$39/月〜
ツールの特徴
Contentsquareは、AIを活用した高度な顧客体験分析プラットフォームです。ゾーニング分析機能では、ページをゾーン単位に分けてユーザーの関心度を定量的に分析できます。大企業やEC事業者など、本格的なUX改善に取り組みたい企業におすすめです。
URL
https://contentsquare.com/ja-ja/
SiTest(有料プラン)

引用元:SiTest
- 提供元:株式会社グラッドキューブ
- 料金:お問合せ
ツールの特徴
SiTestの有料プランでは、ヒートマップ分析に加えてノーコードでのA/Bテスト作成やフォーム最適化機能が充実しています。導入実績も豊富で、LP改善に注力したい企業に特におすすめです。
URL
Ptengine(有料プラン)

引用元:Ptengine
- 提供元:株式会社Ptmind
- 料金:月額4,980円〜
ツールの特徴
Ptengineは、ヒートマップ機能に加えてアクセス解析やA/Bテスト、Web接客機能まで搭載した総合プラットフォームです。短期サイクルでのPDCAに最適化されており、ノーコードで設定できる手軽さと充実したサポート体制が評価されています。世界で20万ユーザー以上の導入実績があります。
URL
User Insight

引用元:User Insight
- 提供元:株式会社ユーザーローカル
- 料金:お問合せ
ツールの特徴
User Insightは、ヒートマップ機能に加えて、AIによるコンテンツ自動作成、Web接客機能を統合した総合ツールです。AI記事作成・リライト機能では、シンプルなチャット指示だけで新規記事作成やリライトが完了。AIランディングページ作成機能では、サービス情報を入力するだけで魅力的なLP案をHTMLコードと画面イメージで出力します。
URL
Crazy Egg

引用元:Crazy Egg
- 提供元:Crazy Egg
- 料金:$29/月〜
ツールの特徴
Crazy Eggは、有名なヒートマップツールです。ビジュアルエディタを使った簡単なA/Bテスト機能が大きな特徴で、仮説の立案から検証、改善までをスピーディーに実施できます。
URL
ヒートマップツールを活用したサイト改善のコツ
ヒートマップツールは導入するだけでは効果を発揮しません。ここでは、ツールを最大限に活用してサイト改善につなげるためのコツを紹介します。
改善すべきページの優先順位を決める
すべてのページを同時に改善することは現実的ではありません。まずは改善すべきページの優先順位を決めましょう。
優先順位を決める基準としては、以下の2軸で考えるのが効果的です。
- アクセス数:多くのユーザーが訪れるページほど改善効果が大きい
- CVへの影響度:コンバージョンに直結するページを優先する
例えば、アクセス数が多くCVRが低いLPや、カート離脱が多い決済ページなどは、優先的に改善すべきページといえます。
仮説を立ててから分析する
ヒートマップを眺めているだけでは、効果的な改善にはつながりません。分析の前に「仮説」を立てることが重要です。
仮説を立てるステップは以下の通りです。
- 課題を特定する(例:LPのCVRが低い)
- 原因の仮説を立てる(例:CTAボタンまでスクロールされていないのでは?)
- ヒートマップで仮説を検証する
- 検証結果に基づいて改善施策を立案する
仮説を持って分析することで、見るべきポイントが明確になり、具体的なアクションにつなげやすくなります。
A/Bテストと組み合わせて効果検証する
ヒートマップで課題を発見し、改善施策を実行したら、その効果を検証することが大切です。A/Bテストを活用すれば、改善前と改善後でどちらが効果的かを客観的に判断できます。
A/Bテストの進め方は以下の通りです。
- ヒートマップで課題を特定する
- 改善案(Bパターン)を作成する
- オリジナル(Aパターン)と改善案を同時に配信する
- 一定期間後に結果を比較する
ヒートマップツールの中にはA/Bテスト機能を搭載しているものもあります。分析から検証まで一つのツールで完結できると、PDCAサイクルを効率的に回せます。
ヒートマップツールに関するよくある疑問をQ&Aでスッキリ解決
最後に、ヒートマップツールに関するよくある疑問を、Q&A形式で解説していきます。
ヒートマップツールとGoogle Analyticsの違いは?
Google Analyticsは、ページビュー数やセッション数、コンバージョン数といった「定量データ」を提供するツールです。サイト全体のパフォーマンスを数値で把握できます。
一方、ヒートマップツールは、ユーザーがページ内のどこに注目し、どこで離脱したかという「定性データ」を可視化します。
つまり、Google Analyticsで「何が起きているか」を把握し、ヒートマップツールで「なぜ起きているか」を深掘りするという使い分けが効果的です。
無料のヒートマップツールと有料のヒートマップツールの決定的な違いは?
無料のヒートマップツールと有料のヒートマップツールの決定的な違いは、計測できるPV数・ページ数、データ保持期間、サポート体制です。
無料のヒートマップツールは、PV数やページ数に制限があったり、データ保持期間が短かったりする場合があります。また、手厚いサポートが受けられない場合もあります。
ただし、Microsoft Clarityのように完全無料でPV無制限、データ保持13ヶ月というツールもあるため、まずは無料ツールを試してみることをおすすめします。
ヒートマップツールを導入するとサイトは重くなる?
ヒートマップツールを導入すると、計測用のスクリプトをページに埋め込むため、若干の影響が出る可能性はあります。
しかし、多くのツールは非同期読み込みに対応しており、表示速度への影響は最小限に抑えられています。
導入後にPageSpeed Insightsなどで速度を計測し、問題がないかを確認することをおすすめします。
まとめ
ヒートマップツールは、ユーザーがWebページ上でどのように行動しているかを視覚的に把握でき、効果的なサイト改善につなげることが可能なツールです。専門的な知識がなくても直感的に課題を発見でき、データに基づいた改善提案ができる点が多くのマーケターに支持されています。
しかし一方で、コストがかかる、データの解釈には経験が必要といった点も認識しておかなくてはなりません。
今回紹介した中には、Microsoft ClarityやWicleなど無料で利用できるヒートマップツールもありますので、コストをかけずに利用することも可能です。ただ有料ツールと比べて機能面で制限があったり、データ保持期間が短かったりすることもあるので、これらは事前に確認しておきましょう。
まずは無料ツールから試してみて、自社の課題に合ったツールを見つけてください。データに基づいたサイト改善を継続することで、CVR向上やユーザー満足度の改善といった成果につなげていきましょう。
