ETLツール「Talend」とは?できることや価格、メリット、活用方法などを詳しく解説

ETLツール「Talend」とは?できることや価格、メリット、活用方法などを詳しく解説

TalendはETLツールの一つで、企業のデータを統合する役割を果たします。IT化やDX推進によって扱うデータが増え続ける中、こうしたツールの需要も伸びてきています。

そこで今回こちらの記事では、ETLツールの中でも特に有名なツール「Talend」にフォーカスして解説していきます。Talendについて興味を持っている方、ETLツールの導入を検討されている方は、ぜひ参考にご覧ください。

目次

押さえておきたい「Talend」の基礎知識

Talendについて詳しく解説していく前に、まずは基礎知識から見ていきましょう。そもそもETLツールがどんなものであるか、さらにTalendの詳細を解説します。

【前提】ETLツールとは?

ETLツールとは

引用元:日本ユニシス

ETLツールは、「Extract」「Transform」「Load」という3つの機能の頭文字を取っており、それぞれ以下のような意味を表しています

  • Extract:抽出
  • Transform:加工
  • Load:書き出し

IT化が進んだ現代の企業には、さまざまなデータが数多く存在しています。こうしたデータは企業の財産とも言えるものですが、適切な管理ができていないと分析ができず、その価値が十分に発揮できません。

そこでETLツールが、データを抽出して正しい形式に加工し、ひとつのDWHへ格納することでデータを分析しやすくするのです。

※参考:ETLやETLツールについて詳しく解説した記事はこちら
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「Talend」とは?ツールの特徴を詳しく解説

Talend

引用元:Talend

Talend(タレンド)は、プログラミングの知識がなくても、システム間のデータを連携できるツールです。GUIは直感的でわかりやすく、初心者の方でも扱いやすいツールとして世界中の多くの企業で導入されています。

ガードナー社によると、Talendは5年連続でリーダーとして評価されており、ETLツールを牽引する存在としても認知されています。1,000以上のコネクタやコンポーネントによって、あらゆるデータの連携が可能であり、その対象はオンプレミス・クラウドを問いません。

また、無料で利用可能なOSS(オープンソース)版もあるので、コストを抑えてETLツールを利用したい方にもおすすめのツールです。

※参考:OSSのETLツールについて詳しく解説した記事はこちら
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 参考:「Talend Open Studio」と「Talend Data Fabric」の違い

Talend Open Studioは、TalendのOSS版ツールです。OSSツールはデータソースが公開されており、費用を支払わずに利用できるツールです。一般的に無料ツールは有料ツールに比べ、多くの制限を伴います。

しかしTalend Open Studioはそれほど多くの制限がないため、利用する環境次第ではETLツールとして十分活用できます。

一方Talend Data Fabricは、Talendの有料版ツールで、データの統合やクリーニング、データ共有などを実施できるツールです。Talend Data Fabricは多くのデータソースと連携が可能であり、AWSやAzureをはじめとするクラウドサービスにも対応しています。

さらにSparkやHadoop、Kafkaにも対応していることから、ビッグデータも扱うことが可能です。

 参考:日本法人Talend株式会社の概要

日本法人Talend株式会社

引用元:Talend

Talendは本社がアメリカにありますが、日本国内での展開は日本法人であるTalend株式会社が行っています。

・会社名:Talend株式会社
・所在地:東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー 3F
・設立:2010年01月
・URL:https://www.talend.com/jp

Talendの料金・ライセンス

Talendでは、現在以下4つのパッケージを提供していますが、それぞれの料金については公開されていません。詳細な料金については直接問い合わせる必要があります。

  • Stitch
  • Data Management Platform
  • Big Data Platform
  • Data Fabric

Talendを利用する3つのメリット

Talendを利用することで、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

  1. あらゆるデータソースからデータを自動で集約できる
  2. 専門的知識がなくてもETL機能を活用できる
  3. オンプレミス・クラウドを問わずビッグデータまで連携できる

 メリット1:あらゆるデータソースからデータを自動で集約できる

Talendを利用すれば、あらゆるデータソースからデータを自動で集約できます。Talendは1,000以上のコネクタにより、AWSやSalesForceなど主要なサービスと連携が可能です。

複数のデータソースを利用している環境では、データの統合には多くの時間を要しますが、Talendを導入することによって効率よくデータを集約できるようになります。

 メリット2:専門的知識がなくてもETL機能を活用できる

Talendは、専門的な知識がなくてもETL機能を活用できます。Talendを利用するにあたりプログラミングの知識は不要です。GUIは直感的に利用できるシンプルな設計となっており、使い方を習得するまでの学習コストも抑えられます。

 メリット3:オンプレミス・クラウドを問わずビッグデータまで連携できる

Talendは、オンプレミスとクラウドのどちらにも対応できるツールです。オンプレミスとクラウド間のデータ連携にも対応できます。さらに、Hadoopとの接続も可能なので、ビッグデータを活用したいといったシーンでもおすすめです。

Talendの利用はこんな方におすすめ!

Talendがどんな方におすすめか、3つのシーンとともに紹介します。

  1. 社内にデータが散乱している、活用できていない
  2. すぐに導入して簡単に使えるETLツールを探している
  3. さまざまなツールやデータソースをすでに利用している

 1.社内にデータが散乱している、活用できていない

社内にデータが散乱している方、データを十分活用できていない方は、Talendの利用がおすすめです。社内に散らばるデータを手動で集めて統合するには、多くのリソースを必要とします。

しかも、それを継続的に行うとなれば、この先ずっとそのリソースが必要になってしまいます。Talendを利用すれば、ほとんど時間をかけることなくデータを集約できるようになります。

データが集約できれば、スムーズに分析も実施できるようになり、社内のデータをフルに活用して利益アップを目指せます。

 2.すぐに導入して簡単に使えるETLツールを探している

業務効率化のためにETLツールを導入したいけど、専門的な知識がない方は、すぐに導入して簡単に使えるTalendがおすすめです。Talendはプログラミング知識がなくても利用できるツールです。

しかもシンプルで直感的なGUI設計なので、導入してから使いこなせるようになるまで、それほど多くの時間を必要としません。

 3.さまざまなツールやデータソースをすでに利用している

さまざまなツールやデータソースをすでに利用している環境であれば、Talendの利用がおすすめできます。Talendは1,000以上のコネクタやコンポーネントによって、あらゆるシステムとの連携を可能にします。

Talendによってすべてのシステムを連携すれば、データ管理や自社の現状把握がスムーズに実施できるようになります。

 

Talendの種類と実現できること

Talendの種類と実現できること

ここからは、Talendの種類と実現できることを解説していきます。Talendにはいくつかの種類があり、それぞれできることが異なるので、まずはTalendの種類と実現できることを理解しましょう。

種類 概要 実現できること
Talend Platform 直感的なGUIをノンプログラミングで利用可能
  • あらゆるシステムの連携
  • オンプレミス・クラウド間のデータ連携
  • Hadoopサービスとの接続
Talend Data Preparation 一般ユーザーが自由にデータの可視化を実施できる
  • ブラウザ上で実施可能なデータ変換や統合、マスキング
  • AIエンジンによる自動データ検出
  • プレパレーションレシピのユーザー間共有
Talend Data Catalog メタデータの収集や管理、カタログ化
  • 社内のデータ、ビジネスグロッサリーの一元管理
  • メタデータ収集の自動化
  • データの履歴管理による信頼性の確保
Talend API Tester RESTサービスとの通信によるユーザーエクスペリエンスの向上
  • API検出とデバッグ
  • APIテスト
  • APIリクエストのドキュメント化や共有
Talend Administration Center ユーザーやプロジェクト、リモートリポジトリーの管理ができるアプリケーション
  • ジョブの取得
  • スケジュールの実行
  • Gitサーバーとの連携
Talend ESB CRMを統合する
  • 顧客データへの統合

Talendには、上記のようにさまざまな種類があり、それぞれ機能や実現できることが異なります。まずは自社の課題を並べて、解決につながるTalendの種類を見つけましょう。

適切なTalendを利用することで、現在の課題を解決して業務の効率化を行うことが可能となります。

 

Talendに関するよくある疑問をQ&A形式で解説

Talendに関するよくある疑問をQ&A形式で解説

Talendの導入を検討する際には、いろいろな疑問が出てきます。そこでこちらでは、Talendに関するよくある疑問をQ&A形式で紹介します。

Talendはどんなサポートが受けられる?

Talendについてわからないことを解決する方法は3つあります。

  • ドキュメント
  • コミュニティ
  • カスタマー

ドキュメントはTalend製品に関する情報がさまざまな言語で解説されている公式のコンテンツです。コミュニティは、Talendが提供するナレッジライブラリやフォーラムで、知りたい情報やTalend活用のためのテクニックなどが閲覧・投稿できます。

そして最後のカスタマーですが、Talendにはカスタマーポータルがあります。このカスタマーポータルにはTalendのテクニカルリソースのリンクがあるので、そこから情報を検索できます。

または、チャットによるサポートを受けることが可能です。

Talend Open Studioのダウンロード方法は?

Talend Open Studioのダウンロードは、以下の公式サイトから行います。

Talend Open Studioのダウンロード1

引用元:Talend

公式サイトの「今すぐダウンロード」をクリックします。

Talend Open Studioのダウンロード2

引用元:Talend

開いた画面の右側に、上のようなフォームが表示されますので、必要な情報を入力して送信します。

Talendの使い方を紹介したチュートリアルは何がおすすめ?

Talendのチュートリアル

引用元:Talend

Talendの使い方は、公式のチュートリアルがおすすめです。

Talendのデメリットは?

Talendを利用する際は、Talendの機能やメリットだけではなく、デメリットについても理解しておくことをおすすめします。

  1. Talend Open Studioはやや機能に劣る部分がある
  2. ややコストが高い
  3. ユーザーの知識やスキルによって使いにくい場合がある

 1.Talend Open Studioはやや機能に劣る部分がある

Talend Open Studioは、TalendのOSS版で無償利用が可能なツールです。コストを抑えてETLツールを利用したい方におすすめですが、機能面では有償版にやや劣る部分もあります。

基本的に大企業など規模の大きな組織で使うのであれば、有償版を利用することを前提としたほうがよいでしょう。

 2.ややコストが高い

TalendはETLツールの中でも非常に優秀なツールです。ETLツールを牽引する存在として世界中で認知されています。しかし、Talendを利用するにはそれなりのコストがかかります。

企業によってはTalendのコストを高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。どうしてもコスト的に厳しい場合には、無償版であるTalend Open Studioや、他の安いETLツールを選択する必要があります。

ただし、Talend Open Studioやその他のETLツールが必ずしもTalendと同等のパフォーマンスを発揮できるとは限りません。

 3.ユーザーの知識やスキルによって使いにくい場合がある

Talendはノンプログラミングで利用できる、シンプルでわかりやすいGUIが特徴のツールです。しかし、実際にETLツール初心者が利用する場合、利用方法を習得するまでに多くの学習コストがかかるケースもあります。

ユーザー個人の知識やスキル次第ではありますが、できるだけ学習コストを抑えたい場合には、事前にトライアル利用を試してみる、他のツールと比較してみるのがおすすめです。

 

Talendと比較検討したいオススメETLツール

ここまでTalendについての情報を解説してきましたが、ここからはTalendと比較したいおすすめのETLツールを紹介していきます。

Talendと比較検討したいオススメETLツールまとめ

ツール名 主な機能と特徴 費用 こんな方におすすめ!
Waha! Transformer ・API連携からExcelファイルまで、あらゆるデータの抽出・加工・連携 180万円~/年 ・サポートが充実していて、簡単に利用できるETLツールを利用したい方

・海外の製品ではなく、国内の製品を使用したい方

Tableau Prep ・正式には「データプレパレーションツール」

・ETLフローの監視・アラート機能

Tableau Creatorライセンス:102,000円 ・BIツールも併せて導入したい方
Pentaho Data Integration ・BIツールの「Pentaho」に同梱されているETLツール

・HadoopディストリビューションやNoSQLデータベース、DWHに幅広く対応

OSSツールのため無料 ・コストをかけずにETLツールを利用したい方、BIツールのPentahoと一緒に利用したい方

今回ピックアップした3つのツールのうち、「Tableau Prep」「Pentaho Data Integration」の2つは、どちらもBIツールとセットで利用できるのが特徴です。ETLツールと併せてBIツールも導入予定の方は、これらをチェックしてみてください。

Waha! Transformerは、純国産ツールとして長年の運営実績を持っています。国産ツールならではのサポートを受けたい方は、Waha! Transformerがおすすめと言えるでしょう。

自社に合ったETLツールを選ぶポイント

数あるETLツールの中から、自社に合ったツールを選ぶポイントを3つにまとめました。

  1. 費用負担に問題ないか
  2. 機能や連携先をチェックする
  3. 利用しやすいツールかどうか

 POINT1:費用負担に問題ないか

ETLツールは基本的に費用がかかりますので、利用したいツールの費用を確認して、問題がないかどうか判断しましょう。費用はツールによってまちまちで、中には高額な費用負担が必要となるものもあります。

できるだけ費用を抑えたい場合は、OSSツールであれば無償で利用できますが、その分機能的に制限されたり、サポートを受けられないなどの制約もありますので注意が必要です。

 POINT2:機能や連携先をチェックする

ETLツールを選ぶ場合は、機能や連携先のチェックも必ず行いましょう。ETLツールの機能は基本的な機能以外に、ツールごとに異なる機能が実装されています。利用したい機能が使えるかどうかは確認しておかなくてはなりません。

また、連携先もツールによって異なります。自社で利用しているシステムやデータソースと連携できないツールを選んでしまうと、手動でデータ連携を行わなければならず、効率が悪くなってしまう可能性があります。

 POINT3:利用しやすいツールかどうか

ETLツールの操作性も、ツールによってかなり違いがあります。大きく分けるとある程度知識を必要とするツールと、専門的知識不要で利用できるツールがあります。

エンジニアやデータアナリストが利用することを前提としているのであれば、それほど気にする必要はありません。しかし一般ユーザーが利用するシーンでは、できるだけ簡単に利用できるツールを選択しないと、学習コストがかかったりツールを十分活用できない恐れがあります。

事前に判別しにくい場合は、ETLツールの無料トライアルなどを使って、実際にツールに触れてみるとよいでしょう。

Waha! Transformer

Waha! Transformer

引用元:Waha! Transformer

 主な機能と特徴

Waha! Transformerは、純国産のETLツールです。APIだけでなくExcelなどのファイルにも対応しており、あらゆる環境のデータ抽出から加工、連携が可能です。

メモリに依存しないマルチスレッドを採用しており、膨大な量のデータでも高速で処理できます。一般的なETLツールとしての機能以外には、RPAの自動化やAIを活用した分析なども行えます。

純国産ツールであることから、手厚いサポートも特徴の一つです。

 費用

プラン 価格
Entry版 180万円~/年
Basic版
Advanced版
Enterprise版

こんな方におすすめ!

Waha! Transformerは、サポートが充実していて、簡単に利用できるETLツールを利用したい方におすすめです。長期に渡る運営によって蓄積された導入実績とサポート経験から、手厚いサポートを受けられます。

もちろんETLツールとしての機能も充実しており、膨大なデータ量にも高速で対応できることが、1,000億件のベンチマークによって証明されています。また、Talendのような海外の製品ではなく、国内の製品を使用したいということであれば、Waha! Transformerが最適でしょう。

https://waha-transformer.com/

Tableau Prep

Tableau Prep

引用元:Tableau Prep

 主な機能と特徴

Tableau Prepは、正式には「データプレパレーションツール」ですが、ETLツールと同様の使い方ができるため、今回紹介しました。Tableau Prepは「Tableau Prep Builder」と「Tableau Prep Conductor」の2種類から成り立っており、ETLツールとしての機能を果たします。

Tableau Prepのインターフェイスは直感的な操作が可能となっていて、プログラミング知識なしで利用可能です。データソースへの接続からデータの変換、クリーニング、そしてフローが正常に実施されているかどうかを監視して、異常を見つけた場合にはアラートによって知らせる機能もあります。

 費用

Tableau Prepを利用するには、Tableau Creatorライセンスが必要となります。費用は年間ライセンスが102,000円です。

こんな方におすすめ!

Tableau Prepは、BIツールも併せて導入したい方におすすめです。Tableau Prepを利用するにはTableau Creatorライセンスを契約する必要があり、このライセンスにはTableau Desktopの使用料も含まれています。

よってTableau Creatorライセンスひとつで、BIツールとETLツールの両方が手に入ることになります。TalendはETLツール単体となりますが、Tableau PrepならBIツール(Tableau Desktop)と同時に使用できるので、非常に相性が良いと言えます。

https://www.tableau.com/ja-jp/learn/get-started/prep

※参考:Tableau Prepについてさらに詳しく解説した記事はこちら
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企業ではさまざまなデータを取り扱っており、それらのデータを分析することで、現状を把握したり、新たな戦略のヒントを見つけたりします。企業のIT化・DX化が進んでいる近年は、こうした工程を効率よく進めるために、BIツールを導入する企業も増えてき[…]

「Tableau Prep」とは?ETLツールとデータプレパレーションとの違いや機能・価格などを詳しく解説

Pentaho Data Integration

Pentaho Data Integration

引用元:Pentaho Data Integration

 主な機能と特徴

Pentaho Data Integrationは、BIツールの「Pentaho」に同梱されているETLツールです。別名「Kettle」と呼ばれることもあり、今回紹介している他のツールと同様にプログラミング知識がなくても簡単に利用可能です。

また、HadoopディストリビューションやNoSQLデータベース、DWHに幅広く対応しているのが特徴です。ドラッグ&ドロップによってデータの抽出や変換、読み込みを実行します。

 費用

Pentaho Data IntegrationはOSSツールのため、無料で利用できます。

こんな方におすすめ!

Pentaho Data IntegrationはコストをかけずにETLツールを利用したい方、BIツールのPentahoと一緒に利用したい方におすすめです。PentahoがOSSのBIツールなので、同梱されているPentaho Data Integrationも無料で利用できます。

BIツールとETLツール、この2つのツールをどちらも無料で利用できるので、ツール利用にかかるコストを最大限抑えることが可能です。Talendはコストが高い点がデメリットとなりますが、Pentaho Data Integrationならコストを気にせず利用できます。

https://community.hitachivantara.com/home

※参考:ETLツールおすすめ15種を徹底比較した記事はこちら
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たくさんのETLツールがリリースされていますが、どれも同じという訳ではありません。機能や費用、できること、できないことなど多くの違いがあるため、ETLツールを導入する際は、しっかりと見極めた上で選定する必要があります。 そこで今回こち[…]

ETLツールおすすめ15種を徹底比較!メリット・デメリット、ツールの上手な選び方など詳しく解説

 

WEB広告運用には広告に特化したETLツールもおすすめ

WEB広告運用に注力しているシーンでは、広告に特化したETLツールの利用もおすすめです。ここからは、広告に特化したおすすめのETLツールについて解説します。

広告レポートを自動作成できるETLツール「Databeat Explore」

Databeat Exploreのご紹介

Databeat Exploreは、広告に特化したETLツールで、広告レポートを自動で作成することが可能です。主にWEB広告運用を想定していますが、他にもマーケティングに関する情報であれば、Databeat Exploreに集約して管理・可視化できます。

WEB広告運用における「Databeat Explore」の活用ポイント

WEB広告運用におけるDatabeat Exploreの活用ポイントを紹介します。

  1. データ収集の自動化による業務効率化
  2. 手間を排除して誰でも同じ広告レポートを自動作成できる
  3. 外部ツールとの柔軟な連携

 データ収集の自動化による業務効率化

Databeat Exploreは、WEB広告運用におけるデータ収集を自動化することが可能です。この自動化によって、手動で各広告媒体からデータを集める手間をなくし、大幅に業務を効率化できます。

多数の媒体で運用を行っている企業にとっては、日々のデータ収集が負担になりがちですが、Databeat Exploreを使えばそのような負担も軽減できます。

 手間を排除して誰でも同じ広告レポートを自動作成できる

Databeat Exploreは、自動化によって収集した広告データから、自動でレポート作成を行うことが可能です。広告レポートの作成時間を確保できない方、レポート作成が得意でない方にとっては、広告レポート作成の自動化はとても役立つ機能になるでしょう。

また、Databeat Exploreが作成するレポートは、あらかじめ用意されているテンプレートによって生成されるため、誰でも同じレポートが作成できます。

 外部ツールとの柔軟な連携

Databeat ExploreはWEB広告のデータ収集、ダッシュボードとレポートによるデータの可視化が主な機能となります。さらに細かい分析をしたい場合には、BIツールなどを用いることが想定されます。

Databeat ExploreはBIツールとも柔軟に連携できるので、スムーズにWEB広告の分析を進めることが可能です。

Databeat Exploreはこんな方にオススメ!

Databeat Exploreは、複数のWEB広告媒体を運用している方や、WEB広告を主軸として事業を行っている方におすすめです。複数の広告媒体を管理することは、想像以上に手間がかかります。

そこでDatabeat Exploreを導入すれば、いつでも最新のデータをDatabeat Exploreひとつでチェックできて、レポートも作成できるので分析などに時間を多く割り当てられるようになります。

また、WEB広告を主軸としている方の場合、他のツールを導入する前にまずはDatabeat Exploreの利用をおすすめします。Databeat ExploreのみでもWEB広告のデータを集約・可視化が実施できますので、運用現場の業務効率化を実現できます。

 

まとめ

Talendは、数あるETLツールの中でも特に有名なツールです。ガードナー社からリーダーとして認定されるほど、その充実した機能に魅力があるツールでもあります。

比較的容易に操作できるGUI、オンプレミスからクラウド・ビッグデータまで対応できる連携機能など、膨大なデータ処理を実施する大企業での利用も可能です。

もしもコストを抑えてTalendを利用したい場合には、OSS版のTalend Open Studioを選択すれば、無料で利用できます。ただし、Talend Open Studioは有償版に比べて若干の機能差がありますので、本格的な利用を想定している場合には、有償版のTalendを利用するのがおすすめです。

その他にも、今回3つのETLツールを紹介しましたので、それぞれの特徴や費用などを確認した上で、自社に合ったツールを選定してみてください。なお、ETLツールの利用対象がWEB広告データである場合には、広告に特化したETLツール「Databeat Explore」もおすすめです。

Databeat ExploreはWEB広告における主要な媒体のデータを自動集計し、リアルタイムでダッシュボードに反映したり、自動でレポート作成を行います。

媒体同士の比較もしやすいので、WEB広告運用の現場で役立つツールとなるでしょう。

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「広告データの集計に時間を取られている」
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このような課題は、Databeat Exploreで解決できます。

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Databeat Exploreは、WEB広告データの見える化を実現するサービスです。
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