リスティング広告の自社運用と代理店運用徹底比較ガイド!メリット・デメリット、判断軸を詳しく解説

リスティング広告の自社運用と代理店運用徹底比較ガイド!メリット・デメリット、判断軸を詳しく解説

リスティング広告は、もっとも多く利用されているWEB広告の一つです。費用対効果が高く、少ない予算からでも運用できることもあり、事業規模に関わらず多くの方が利用しています。

そんなリスティング広告は、自社で運用するケースと、代理店を利用して運用するケースがあります。

どちらにもメリット、デメリットがありますので、どちらの方法で運用するべきかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回こちらの記事では、リスティング広告の運用方法について、自社運用と代理店運用を徹底比較してみました。

自社運用と代理店運用どちらにするか判断に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

リスティング広告を自社運用すべきかどうかを判断するためのポイント

リスティング広告を自社運用すべきかどうかを判断するためのポイント

まずはじめに、運用方法を決めるためのポイントについて解説します。

POINT1.自社運用のメリット、デメリットを整理する

自社運用のメリットとデメリットを洗い出し、どのような運用が最適か考えてみましょう。自社にとってのメリットがデメリットよりも大きいのであれば、自社運用を選択できます。

POINT2.代理店運用のメリット、デメリットを整理する

代理店運用によるデメリット、デメリットについても整理しましょう。そして、最終的には自社運用のメリットデメリット、代理店運用のメリットデメリットを総合的に判断して、運用方法を決断します。

POINT3.代理店乗り換えの選択肢も検討する

すでに代理店運用をしている方で、現状に不満がある場合は、代理店の乗り換えという選択肢もあります。

代理店運用によるリスティング広告の成果は、代理店選びで決まります。

 

リスティング広告を自社運用するメリット・デメリットのまとめ

リスティング広告を自社運用する場合のメリットとデメリットのまとめです。

メリット デメリット
コストを抑えられる 人件費などのコストが発生する
社内にノウハウを蓄積できる 情報収集に時間を費やす必要がある
スムーズな運用が可能 成果が得られない場合がある
少額予算でも気軽に運用できる 担当者が退職する場合の引き継ぎが難しい
部署間の連携が円滑 行き詰まった時に相談できない

 

リスティング広告の運用を自社で行う5つのメリット

リスティング広告の運用を自社で行う5つのメリット

リスティング広告運用を自社で行う場合のメリットについて、一つずつ見ていきましょう。

  1. コストを抑えられる
  2. 社内にノウハウを蓄積できる
  3. スムーズな運用が可能
  4. 少額予算でも気軽に運用できる
  5. 部署間の連携が円滑

メリット1:コストを抑えられる

リスティング広告の自社運用での大きなメリットとなるのが、コストを抑えられる点です。

代理店に運用代行を依頼した場合、代理店への手数料というコストが発生します。単価の安い商材などを扱う場合は特に、この手数料コストが大きな負担となります。

しかし、自社で運用すれば手数料は不要となりますので、その分広告費に回すことができます。

メリット2:社内にノウハウを蓄積できる

自社でリスティング広告を運用すると、運用ノウハウを蓄積していくことができます。

運用ノウハウが蓄積できれば、他の事業に横展開する際もスムーズです。長期的に運用すればするほど、成功事例や失敗事例をたくさん経験できますので、ノウハウの量も増えていきます。

ノウハウは会社にとって財産となりますので、とても貴重なものです。

メリット3:スムーズな運用が可能

スムーズな運用ができるのも、自社運用のメリットです。

代理店を通すと、どうしても急な判断や方針転換に対応するのにラグが生じてしまう場合があります。

しかし、自社で運用していれば、社内での連絡のみで対応できますので、スピード感を損なうことがありません。

メリット4:少額予算でも気軽に運用できる

自社運用の場合は、リスティング広告に費やす予算を気にせず運用できるメリットもあります。

代理店運用では、最低予算が設定されている場合もあるので、極端に少ない予算での運用は難しいのが現状です。

自社運用であれば、そういった制限はありませんので、試しに少ない予算で運用してみたいといったケースでも、まったく問題ありません。

メリット5:部署間の連携が円滑

社内に広告運用チームとWEB制作チームがあれば、両者の連携が取りやすくなります。

リスティング広告運用を行うには、ランディングページへタグを設置したりといった工程も必要です。

さらに、LPOを行う場合や、サービス内容の追加・変更などのタイミングでは、ランディングページと広告の両方に対する作業が発生しますが、これも社内であればスムーズに連携が取れます。

 

リスティング広告の運用を自社で行う5つのデメリット

リスティング広告の運用を自社で行う5つのデメリット

次に、リスティング広告の運用を自社で行う場合のデメリットを解説します。

  1. 人件費などのコストが発生する
  2. 情報収集に時間を費やす必要がある
  3. 成果が得られない場合がある
  4. 担当者が退職する場合の引き継ぎが難しい
  5. 行き詰まった時に相談できない

デメリット1:人件費などのコストが発生する

自社運用の場合、手数料コストは発生しませんが、代わりに人件費などのコストが必要となります。

また、社内の運用担当者のスキルがそれほど無い場合は、教育などにもコストが必要となる場合があります。

 デメリットの対応策

人件費のコストは、社員の給与分となるので、一定額です。しかし、代理店に支払う手数料は、多くの場合、広告費の20%となっているので、広告費が増えれば手数料も増加します。

教育コストについても同様で、はじめの内はある程度のコストがかかったとしても、いずれ運用担当者のスキルが向上すれば必要なくなります。

広告費の金額次第で、社員の給与の比ではない額の手数料が継続的に発生するのと比べれば、人件費コストなどはそれほど大きな負担ではないでしょう。

デメリット2:情報収集に時間を費やす必要がある

広告運用は、常に最新の情報を収集していなければなりません。広告媒体の仕様に関する情報や、競合他社の状況など、ある意味リスティング広告は情報戦でもあります。

よって、自社の広告運用だけではなく、情報収集やリサーチにも多くの時間を費やさなければならないのです。

 デメリットの対応策

リスティング広告を運用する場合、企業として運用していると、広告媒体の担当者が付いてくれます。

Google広告ならGoogle、Yahoo!広告ならYahoo!の担当者が、運用状況を含めたアドバイスなども行ってくれます。

もちろん、仕様変更などがあればそうした情報ももらえますので、媒体の担当者とこまめに連絡を取り合うことで、情報収集については解決できるでしょう。

デメリット3:成果が得られない場合がある

リスティング広告の自社運用による成果は、担当者スキル次第なので、場合によっては想定していた成果が得られない場合があります。

特に自社運用の経験がなくスタートした場合、こうした状況に陥りやすいと言えます。

 デメリットの対応策

自社運用が未経験の状態からスタートすると、やはり初期段階は思うような成果が出ない可能性もあります。

しかし、そうした経験も自社のノウハウとして蓄積していけば、決して無駄とはなりません。

また、どうしても自社運用ですぐに成果を出さなければならない場合は、リスティング広告運用の経験者を新たに雇用するといった方法もあります。

デメリット4:担当者が退職する場合の引き継ぎが難しい

社内のリスティング広告運用担当者が退職するとなった場合、引き継ぎはやや難しいものになるでしょう。

リスティング広告運用は、運用担当者のスキルによる比重が大きくなってしまうので、担当者が変わることによって成果にも何らかの影響が出る可能性があります。

 デメリットの対応策

自社でリスティング広告を運用する場合は、社内にノウハウを蓄積できる点がメリットです。

できるだけ属人的にならないよう、マニュアル化を進めていきましょう。きちんとしたマニュアルができれば、運用担当者が退職しても引き継ぎがスムーズに行えます。

デメリット5:行き詰まった時に相談できない

成果が出ない、改善が進まないなど、リスティング広告運用を行っていると行き詰まる場面があります。

こうした場面で、相談する相手がいないという状況ができてしまうのも、自社運用のデメリットです。

 デメリットの対応策

運用に関する相談は、媒体の担当者(GoogleやYahoo!)に行うことができますので、事前に連絡が取れるようにコミュニケーションを取っておきましょう。

また、それ以外にも、社外で相談ができる人間関係を構築しておくこともおすすめです。

 

リスティング広告を代理店運用するメリット・デメリットのまとめ

ここからは、リスティング広告を代理店運用する場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット デメリット
すぐに結果を出しやすい 手数料コストがかかる
広告運用業務全般を担ってくれる 社内にノウハウを蓄積できない
最新の情報が手に入る 途中解約ができない
リスティング広告以外の相談もできる 必ずしも成果が出るとは限らない
認定代理店の特典が利用できる スピード感が損なわれる

 

リスティング広告の運用を代理店に外注する5つのメリット

リスティング広告の運用を代理店に外注する5つのメリット

まずは、リスティング広告運用を代理店に外注するメリットについて、一つずつ解説します。

  1. すぐに結果を出しやすい
  2. 広告運用業務全般を担ってくれる
  3. 最新の情報が手に入る
  4. リスティング広告以外の相談もできる
  5. 認定代理店の特典が利用できる

メリット1:すぐに結果を出しやすい

代理店に運用を依頼すると、すぐに結果を出しやすいというメリットがあります。

代理店では、リスティング広告運用を多数経験してきているので、ノウハウが蓄積されています。リスティング広告運用のプロと言ってよいでしょう。

そのため、代理店運用を始めると短期間で結果を出すことができます。

メリット2:広告運用業務全般を担ってくれる

代理店によるリスティング広告運用は、基本的にすべての業務を代理店が行うため、自社のリソースを必要としません。

自社で運用する場合は、さまざまな工程を自社で行わなくてはならず、リソースに余裕がない企業にとっては大変大きな負担となります。

このリソース面をサポートしてもらえるだけでも、大変大きなメリットと言えるでしょう。

メリット3:最新の情報が手に入る

代理店には、リスティング広告運用に関する最新の情報が集まってくるので、この情報を共有してもらえるメリットもあります。

多くのクライアントの運用を行う代理店は、運用代行業だけでなく、常に最新の情報にもアンテナを張っています。

こうしたリサーチにも時間がかかりますので、代理店から共有を受けられるのは大きなプラスとなります。

メリット4:リスティング広告以外の相談もできる

リスティング広告以外の相談にも、代理店は対応してくれます。

例えばSNS広告の運用をしたい、ランディングページの改善を行いたいなど、WEBマーケティングに関する相談なら、多くの代理店が対応可能です。

ひとつの代理店にさまざまな依頼をまとめて依頼できれば、社外とのやり取りもスムーズになります。

メリット5:認定代理店の特典が利用できる

利用する代理店が、媒体から認定を受けた代理店であれば、認定代理店だけが利用できる特典を活用することもできます。

例えばYahoo!の認定代理店の中には、審査エクスプレスパスを保有している代理店があります。この審査エクスプレスパスは、広告出稿前の審査をパスして出稿できるというメリットがあります。

そのため、スピーディーに広告が出稿できるのです。

 

リスティング広告の運用を代理店に外注する5つのデメリット

リスティング広告の運用を代理店に外注する5つのデメリット

リスティング広告運用を代理店に外注した場合のデメリットについて解説していきます。

  1. 手数料コストがかかる
  2. 社内にノウハウを蓄積できない
  3. 途中解約ができない
  4. 必ずしも成果が出るとは限らない
  5. スピード感が損なわれる

デメリット1:手数料コストがかかる

代理店にリスティング広告運用を依頼すると、運用代行手数料のコストが発生します。

手数料は代理店によりますが、多くは広告費の20%となっており、広告費が増えればそれだけ手数料の負担も増えてしまいます。

 デメリットの対応策

自社で運用すれば発生しない手数料コストですが、代理店を利用すれば自社リソースを必要としないので、人件費がかかりません。

また、代理店が持つノウハウを利用できる点を考慮すると、決して無駄な出費ではありません。

代理店のノウハウを利用してしっかりと成果を出すことができれば、手数料に見合った利益を得ることが可能になります。

※参考:リスティング広告の代理店手数料について詳しく解説した記事はこちら
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デメリット2:社内にノウハウを蓄積できない

リスティング広告の運用に関する業務をすべて代理店に任せてしまうため、ノウハウを社内に蓄積することができません。

そのため、リスティング広告運用を続けるには、代理店を使い続けるという選択肢しかなくなってしまいます。

 デメリットの対応策

代理店運用を行う際は、運用状況などのミーティングを実施したり、レポートを提出してもらうことがあります。

これらの内容や、気になる点を代理店に質問するなどして、ノウハウを少しずつ貯めることはできます。

また、リスティング広告運用を内製化したいのであれば、内製化のサポートを行っている代理店を選ぶという選択肢もあります。

デメリット3:途中解約ができない

代理店のリスティング広告運用代行は、最低でも1ヶ月単位の契約となります。場合によっては数ヶ月単位での契約になることもあります。

こうした契約を結ぶと、予算の都合など社内都合によって急に広告運用を止めることができません。

仮に契約途中で解約したり、運用を止めると、違約金や手数料の補填をしなくてはならないケースもあります。

 デメリットの対応策

リスティング広告は、運用してみないと結果がわからない面があります。また、急な方針転換の可能性も否定できません。

ですから、なるべくリスクを避けるために、長期契約は避けるのがおすすめです。1ヶ月単位の契約なら、それほど大きなリスクとなることは無いでしょう。

デメリット4:必ずしも成果が出るとは限らない

代理店にリスティング広告の運用を依頼したからと言って、100%利益が出るという保証はありません。

競合も同じように代理店を利用してリスティング広告運用を行っています。手数料を支払って運用してもらったにもかかわらず、利益が出なかったというケースも珍しくはないのです。

 デメリットの対応策

リスティング広告の結果は、代理店のスキル次第です。つまり、結果を出すことができるスキルがある代理店を選ぶことで、リスクを軽減できます。

自社の商品と同じ業種での運用経験や実績があるか、媒体からの認定を受けた代理店か、代理店を選ぶ際にはしっかりとチェックをして選びましょう。

デメリット5:スピード感が損なわれる

代理店の運用代行を利用していると、急な変更などの対応に時間がかかってしまう場合があります。

代理店は他にもクライアントをいくつも抱えており、突然の変更にはもちろん対応してくれますが、対応完了までに時間がかかるケースもあります。

 デメリットの対応策

自社運用に比べてスピード感が損なわれてしまうのは、やむを得ない部分もあります。

ただ、できるだけスケジュールに余裕を持って連絡をすることで、こうした弊害も防ぐことは可能です。

また、代理店の運用担当者と普段からまめに連絡を取ったり、緊急時の連絡先を聞いておくことも、対応速度を上げることにつながります。

 

こんな方はリスティング広告の自社運用がおすすめ!

リスティング広告を自社運用した方がよいケースをご紹介します。

リスティング広告の予算が少額である

リスティング広告の予算が少額である場合は、代理店へ依頼できないため、自社運用となるケースがあります。

代理店によっては、最低出稿金額が決まっている場合があるので、その金額を下回る予算の場合は、自社運用となります。

また、少額運用の場合は、金額的にインパクトが小さいため、社内にノウハウを蓄積することを目的として、自社運用でスタートしてみるのもよいでしょう。

運用経験者がいる、またはリソースに余裕がある

社内にリスティング広告の運用経験者がいる場合、またはリソースに余裕がある場合、自社運用を目指すことを検討してもよいでしょう。

リスティング広告の運用にしっかりと充てられるリソースがあったり、運用経験者がいるのであれば、自社運用に時間をかけて取り組むことができます。

やがて運用体制を確立できれば、無駄なコストがかからない上、会社の財産としてノウハウも蓄積していけます。

長期的に取り組むことができる

長期に渡ってリスティング広告運用を行うことが想定される場合、自社運用を行うメリットが大きくなります。

代理店に支払う手数料コストをカットできる点だけでなく、社内体制の確立によって他の事業の運用ができるようになるなど、多くのメリットがあります。

社員教育からじっくりと取り組むことができるのであれば、自社運用を検討してみましょう。

 

こんな方はリスティング広告運用を代理店に依頼するのがおすすめ!

次に、代理店にリスティング広告運用を依頼するのがおすすめのケースをご紹介します。

短期間で確実に利益を創出したい

リスティング広告運用を始めて、できるだけ短期間で利益を出したい場合は、代理店利用がおすすめです。

自社で運用した場合は、結果を出せるようになるまで時間がかかることが想定されます。代理店は、すでにノウハウを保有していますので、比較的短期間で利益を確保できる可能性が高くなります。

社内リソースに余裕がない

社内にリソースの余裕がない場合も、代理店を利用した方がよいでしょう。

リソースに余裕がないまま自社運用を行うと、他の業務が回らなくなったり、しっかりとリスティング広告運用ができず、成果を得られない可能性があります。

リスティング広告運用には、思っている以上に多くのリソースが必要となりますので、無理な運用はおすすめできません。

大きな予算を運用したい

リスティング広告で、大きな予算を運用する場合、まずは代理店に運用を依頼するのがおすすめです。

予算が大きいと、ちょっとしたことで利益や損失の金額も大きく変動します。ノウハウがないまま自社で高額な予算を運用することは、ハイリスクでしかありません。

まずは代理店に運用を依頼して、基盤を作ってから内製化を目指すなどがよいでしょう。

 

運用代行を利用中の方は代理店を乗り換えて運用改善を図る方法もおすすめ

運用代行を利用中の方は代理店を乗り換えて運用改善を図る方法もおすすめ

すでに代理店の運用代行を利用していて、運用改善を図りたいと考えている場合には、代理店の乗り換えを行うという方法もあります。

リスティング広告の代理店を乗り換える3つのメリット

リスティング広告の代理店を乗り換えるメリットは以下のようになります。現在の代理店の運用に不満を抱えている場合は、以下を参考に乗り換えを検討してみてください。

  1. 費用対効果を改善できる
  2. 手数料コストを抑えられる
  3. 新しい提案を受けられる

 メリット1:費用対効果を改善できる

代理店を乗り換えることで、費用対効果を改善できる可能性があります。

代理店を乗り換える場合、まず現在の運用状況をチェックしてもらいます。そして、改善できそうな点をピックアップしていきます。

こうして、利用中の代理店ではできなかった運用改善を、新しい代理店に実施してもらうことで、費用対効果を改善できるケースがあります。

 メリット2:手数料コストを抑えられる

代理店を乗り換える際には、手数料の交渉も同時に行ってみましょう。

新しい代理店は、クライアントとの契約が欲しいので、代理店の乗り換えの場合は、手数料を通常よりも安くしてくれる可能性があります。

広告費の20%から数%下がるだけでも、広告費が大きい場合は特に、大きなコストカットが可能です。

 メリット3:新しい提案を受けられる

代理店を変更することで、新たな戦略などの提案を受けられることがあります。

代理店によってできることは違いますので、利用中の代理店よりも優秀な代理店へ乗り換えることができれば、利益を上げるための新たな提案を受けられることがあるのです。

こうして今までの代理店にはない要素を取り入れることで、新たな利益を創出することも可能です。

リスティング広告の代理店を乗り換える手順

リスティング広告の代理店を乗り換える場合の手順を解説します。乗り換えを検討中の方は、以下を参考にしてみてください。

STEP1.利用中の代理店に契約内容の確認

まず、現在利用している代理店との契約内容を確認します。1ヶ月単位の契約であればそれほど問題ありませんが、数ヶ月以上の契約をしている場合は、最短でいつ契約終了できるかを確認します。

仮に、契約途中で切り替えるとなれば、違約金等の支払いも発生しますので、そうした内容についても確認を行います。

STEP2.乗り換えたい代理店に連絡

乗り換えを行いたい代理店に連絡をします。その際、乗り換えであることや、現状の不満点などをきちんと伝えましょう。

STEP3.新しい代理店に運用状況を分析してもらう

乗り換えを検討する場合、新しい代理店によるアカウントの分析を実施してもらうことが可能です。基本的にアカウント分析は無料で実施できますので、必要な情報を提示して、現在の運用状況をチェックしてもらいましょう。

STEP4.契約の切り替え準備

乗り換えすることを決めたら、利用中の代理店へ契約を終了する旨の連絡、そして、新しい代理店にはいつから運用開始できるかなどを確認します。

また、現在運用中のアカウントをそのまま引き継げるのかどうかも必ずチェックしておきましょう。

STEP5.新しい代理店での運用スタート

契約の切り替えと、乗り換えの準備ができたら、新しい代理店で運用スタートです。

リスティング広告代理店を上手に選ぶ3つのチェックポイント

リスティング広告の代理店を上手に選ぶためのチェックポイントを3つご紹介します。これから代理店を選ぶ際の参考にしてみてください。

  1. 実績のある代理店か(認定代理店等)
  2. 手数料や契約内容は許容できる範囲内か
  3. リスティング広告以外のマーケティングに対応可能か

 POINT1.実績のある代理店か(認定代理店等)

代理店を利用したリスティング広告は、代理店のスキル次第で成果が変わるため、確かな実績があるかどうかを必ず確認しましょう。

もっともわかりやすいのは、「認定代理店」かどうかをチェックすることです。リスティング広告では、GoogleまたはYahoo!から認定を受けている代理店があります。

これは、GoogleやYahoo!が優秀な代理店を認定する制度なので、認定代理店を選ぶことで実績のある代理店を利用できます。

 POINT2.手数料や契約内容は許容できる範囲内か

代理店ごとに異なる手数料や、契約内容も必ず確認しましょう。

まず手数料については、相場となる広告費の20%を基準にします。また、契約内容は、契約期間が長期となる代理店は、途中解約ができないリスクがあるため、なるべく避けた方がよいでしょう。

 POINT3.リスティング広告以外のマーケティングに対応可能か

リスティング広告以外のマーケティングに対応可能かどうかについても確認します。

商材によっては、リスティング広告以外の広告の方がマッチするといったケースもあります。その場合、同じ代理店で運用できればやり取りもスムーズに進められます。

反対に、複数の代理店を利用するとなると、自社の商材についての説明や広告費の管理など、代理店とのやり取りも煩雑になってしまいます。

※参考:リスティング広告の代理店選びについて詳しく解説した記事はこちら
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【厳選】リスティング広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選

リスティング広告の運用代行に強みを持つおすすめの代理店を3社ご紹介します。

株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブ

引用元:https://www.glad-cube.com/

こんな方におすすめ!

  • リスティング広告運用だけでなくSNS広告運用も依頼したい方

 株式会社グラッドキューブの強み

株式会社グラッドキューブは、Google・Yahoo!のどちらも認定を受けており、リスティング広告において確かな実績のある代理店です。

GoogleやYahoo!では、多数の受賞歴もあり、国内でもトップクラスのリスティング広告運用が実施できます。

また、Facebook広告やTwitter広告の認定代理店にもなっているので、SNS広告も併せて運用したいという方にもおすすめです。

株式会社グラッドキューブの概要

・会社名:株式会社グラッドキューブ
・本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
・URL:https://www.glad-cube.com/

株式会社アイレップ

株式会社アイレップ

引用元:https://www.irep.co.jp/

こんな方におすすめ!

  • リスティング広告から戦略立案、リサーチまでマーケティング全般を依頼したい

 株式会社アイレップの強み

株式会社アイレップは、Google広告(旧Awards広告)の日本第一号代理店です。

Yahoo!広告でも、Yahoo! JAPANエージェンシーカンファレンスで総合賞1位を14期連続獲得した国内唯一の代理店です。

広告運用以外には、戦略立案やリサーチなどを得意としており、広告運用にとどまらず、WEBマーケティング全体のサポートを受けることが可能です。

株式会社アイレップの概要

・会社名:株式会社アイレップ
・本社所在地:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー21F
・URL:https://www.irep.co.jp/

デジタルアスリート株式会社(株式会社リスティングプラス)

デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)

引用元:https://ppc-master.jp/

こんな方におすすめ!

  • サポートの手厚い代理店を利用したい

 デジタルアスリート株式会社の強み

デジタルアスリート株式会社は、リスティング広告をはじめSNS広告運用や、ランディングページ制作なども行っている代理店です。

リスティングプラスでは、運用アカウント共有による透明性の確保や、迅速なサポート体制に強みを持っています。

365日体制の対応、毎月の定例MTG、中間数値報告などクライアントとのコミュニケーションを重視しています。

はじめて代理店の運用代行を利用する方でも、安心して運用を依頼できます。

デジタルアスリート株式会社の概要

・会社名:デジタルアスリート株式会社(株式会社リスティングプラス)
・本社所在地:東京都新宿区西新宿6-24-1西新宿三井ビルディング4階
・URL:https://ppc-master.jp/

 

リスティング広告のインハウス支援も可能なおすすめ代理店

リスティング広告のインハウス支援も可能なおすすめの代理店をご紹介します。広告運用の内製化を検討している場合、こちらの代理店を検討してみてください。

株式会社ユニアド

株式会社ユニアド

引用元:https://www.uniad.co.jp/

こんな方におすすめ!

  • 少額予算で自社運用を検討している方
  • リスティング広告運用の内製化を検討している方

 株式会社ユニアドの強み

株式会社ユニアドはリスティング広告やSNS広告の運用を行っている代理店です。

30万円未満の少額予算の場合、自社運用のコンサルティングで対応しています。

また、インハウス支援も行っており、アカウントを新たに作成するところから、効果的な運用ができるまで徹底したサポートを行ってくれます。

株式会社ユニアドの概要

・会社名:株式会社ユニアド
・本社所在地:東京都港区赤坂7-2-3 赤坂ジートルンクビル 2F
・URL:https://www.uniad.co.jp/

 

他社からの乗り換えにも対応しているおすすめリスティング広告代理店

他社からの乗り換えに対応しているおすすめの代理店をご紹介します。すでに代理店を利用していて、乗り換えたいと考えている場合の参考にしてみてください。

株式会社カルテットコミュニケーションズ

株式会社カルテットコミュニケーションズ

引用元:https://quartet-communications.com/

こんな方におすすめ!

  • 現在利用している代理店に満足していない方

 株式会社カルテットコミュニケーションズの強み

株式会社カルテットコミュニケーションズは、リスティング広告運用に特化した代理店です。

これまでに、1,000以上の業種の広告運用に携わってきた実績があります。

また、他社からの乗り換えに関する実績も豊富で、カルテットコミュニケーションズに乗り換えの相談をすれば、無料でアカウント分析を実施してくれます。

株式会社カルテットコミュニケーションズの概要

・会社名:株式会社カルテットコミュニケーションズ
・本社所在地:愛知県名古屋市中区錦2-4-15 ORE錦二丁目ビル11階
・URL:https://quartet-communications.com/

※参考:その他リスティング広告運用に強みを持つ代理店を特集した下記の記事も併せてご覧ください。

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リスティング広告を自前で運用する際にオススメの広告レポート自動化ツール

リスティング広告を自社で運用する際におすすめの広告レポート自動化ツールをご紹介します。

リスティング広告運用の効果を可視化する「Databeat Explore」

Databeat Explore

Databeat Exploreは、リスティング広告の運用効果を可視化できるツールです。自動で各種レポートが作成できるため、データの管理や分析工数を削減することが可能です。

「Databeat Explore」の3つの特徴

Databeat Exploreの3つの特徴をご紹介します。

 1.広告運用データの自動集計

Databeat Exploreは、リスティング広告の運用データを自動で抽出・管理することが可能です。リスティング広告以外の広告にも連携が可能で、広告の管理画面へログインしてデータをダウンロードする必要がありません。

 2.柔軟なデータ出力フォーマット

広告データは、必要に応じてさまざまなフォーマットで出力することが可能です。ExcelやGoogleスプレッドシート、Looker Studio(旧Googleデータポータル)への出力もできます。

Googleアナリティクスへ出力して、アクセスベースでの分析を行うことも可能です。

 3.広告効果の分析効率アップ

Databeat Exploreには、リスティング広告や他のWEB広告だけではなく、マーケティングに必要なデータをインポートできます。

そして、集められたデータはDatabeat Exploreのダッシュボードやテンプレートによって可視化されていますので、広告運用状況や分析を簡単に行うことが可能です。

 

まとめ

リスティング広告運用を自社で行うか、それとも代理店で行うかについては、それぞれのメリット・デメリットを把握した上での判断が必要です。

自社運用の方がコストも抑えられ、ノウハウを貯めることができますが、すぐに大きな効果を求めるのであれば、やはりプロの代理店に依頼した方が良いでしょう。

リソースに余裕があったり、運用経験者がいる場合、少額の予算で運用する場合などは、Databeat Exploreを活用して、効率的な自社運用を目指してみてください。

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