Web広告の運用業務で欠かせない作業のひとつに「レポート作成」があります。
自社で広告を運用している場合には上層部への報告用レポート、広告代理店であればクライアントへ提出するレポートが必要です。
また、広告の運用改善のための分析用としてもレポートは必須となりますが、運用している媒体数やアカウント数が多いとレポート作成に多くの時間を取られてしまいます。
そこで本記事では、Web広告のレポート作成を効率化するツール「AdSISTplus(アドシストプラス)」について詳しく解説します。広告レポートの作成工数にお悩みの方や、「AdSISTplus」の導入を検討している方は、参考にご覧ください。
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レポート自動化ツール「AdSISTplus」について詳しく解説
はじめに、レポート自動化ツール「AdSISTplus」の概要から解説します。
レポート自動化ツール「AdSISTplus」とは?
引用元:AdSISTplus
AdSISTplusは、リスティング広告やSNS広告など複数の広告媒体からデータを収集し、レポートを出力できるツールです。
通常、広告の運用データは各広告媒体の管理画面にログインして目視する、あるいはデータをダウンロードする必要があります。
そのため、運用している広告媒体数が多い場合、「管理画面へログイン→データをダウンロード」を複数回行わなくてはなりません。さらに、それらをレポートとしてまとめるために、ダウンロードしたデータをExcelやGoogleスプレッドシートなどへ貼り付ける作業も発生します。
広告運用の現場では、こうした事務的な作業に多くの工数を取られてしまい、分析やほかの業務に充てる時間を捻出できないといった課題が多く見受けられます。また、手作業で数値の入力や貼り付けを行うため、入力ミスや貼り付けミスなどのヒューマンエラーもよくある課題のひとつです。
レポート自動化ツール「AdSISTplus」は、広告データの収集や集計を自動化し、これらの課題を解決することが可能なツールです。
【参考】広告レポート自動化ツールとは
引用元:Databeat
広告レポート自動化ツールとは、Google広告やYahoo!広告などのWeb広告媒体から自動でデータを収集し、レポート作成を効率化できるツールです。
ツールによって細かな機能や仕様は異なりますが、多くのレポート自動化ツールは複数の広告媒体から自動でデータを収集し、そのデータをもとにした広告レポートを生成できます。
そのため、手動でのレポーティングに比べ大幅な工数削減が見込めます。
【参考記事】広告レポート自動化ツール徹底比較10選!業務効率化のための失敗しない選び方も解説 >>
【参考】AdSISTplusの運営会社
AdSISTplusは、「株式会社これから」が運営しています。株式会社これからは2012年1月に設立した企業で、AdSISTplus以外にも以下のような事業を展開しています。
サービス | 内容 |
---|---|
AdSIS | ネットショップの自動集客ツール |
ネットショップ制作 | 自社EC特化のサイト構築 |
ネットショップコンサルティング | 自社EC特化のコンサルティング |
ネットショップ集客 | 自社EC特化のWeb広告運用 |
これからKIDS | 4歳から中学生を対象としたプログラミング教室 |
主に自社ECを展開している企業の集客支援を行っていますが、そのほかにも4歳から中学生を対象としたプログラミング教室「これからKIDS」を運営しています。
AdSISTplusがデータ取得対応している主な媒体
AdSISTplusは、以下の広告媒体と連携してデータ取得が可能です。
- Google広告
- Yahoo!広告
- YouTube広告
- Meta広告(Facebook・Instagram)
- LINE広告
- X広告(旧Twitter広告)
- Criteo
他社のレポート自動化ツールと比べ、対応媒体数はそれほど多くありません。しかし、Google広告やYahoo!広告・Meta広告(Facebook・Instagram)など主要な媒体には対応しているため、ニッチな広告媒体を利用しない方であれば、AdSISTplusでも十分レポート作成を効率化できるでしょう。
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「AdSISTplus」の料金体系
AdSISTplusの利用にかかる費用は、「広告運用額×0.5%」のシンプルな料金体系です。
導入に際し初期費用などはかからず、最低利用料の縛りもありません。そのため、少額予算で広告運用をはじめられる方や、レポート自動化ツールをお試しで利用してみたいという方でも、導入しやすいツールと言えます。
「AdSISTplus」の5つの主な特徴
ここからは、AdSISTplusの主な特徴を5つ紹介します。他のツールと比較検討したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.主要な広告媒体のデータ収集に対応
引用元:AdSISTplus
AdSISTplusは、主要な広告媒体のデータ収集に対応しています。特に、GoogleとYahoo!はWeb広告媒体のなかでも圧倒的なシェアを誇っているため、多くの方にとって有用なツールと言えるでしょう。
ただし、AdSISTplusが対応していない媒体を利用している場合、その媒体のデータのみ手作業による作業が発生します。
そのため、AdSISTplusで対応していない媒体の数が多い方は、導入後の実務のシミュレーションをしておいが方がよいでしょう。
2.複数の媒体を1つの画面で確認できる
引用元:AdSISTplus
AdSISTplusでは、1つの画面で複数の広告媒体のデータをチェックできます。
複数の広告アカウントを運用している方や、多数のクライアントの運用を担っている代理店の方などは、広告の管理画面で直接チェックしていると確認漏れが発生するおそれがあります。
しかし、AdSISTplusを使えば、1つの画面で連携しているすべての広告アカウントのデータをチェックできるため、確認漏れを防ぐことはもちろん、工数の削減にもつながります。
3.データの自動出力先はスプレッドシート/エクセル
引用元:AdSISTplus
AdSISTplusは、収集した広告データをExcelやGoogleスプレッドシートに出力できます。
テンプレートを使う場合は、3クリックでレポートを作成できるため、とても効率的です。また、レポートの自動送付機能もあるので、毎月レポートを作成して送付する手間を省けるほか、送付漏れを防ぐこともできます。
そのほか、Googleスプレッドシートへの自動出力機能を活用すれば、日時進捗の管理や報告・共有も自動化できます。
4.バナーレポートに対応
引用元:AdSISTplus
AdSISTplusの広告レポートは、バナー広告にも対応しています。
バナーレポートでは、広告媒体からはダウンロードできないバナーごとの実績を可視化できます。テキストをメインとするリスティング広告だけではなく、バナーを用いたディスプレイ広告を運用している方は、この機能を活用することで工数の削減や分析の効率化が図れるでしょう。
5.初期設定が簡単
引用元:AdSISTplus
レポート自動化ツールの導入にあたり、初期設定や使い方をマスターするための学習コストを気にされている方もいらっしゃるでしょう。
しかしAdSISTplusの初期設定はとても簡単で、約5分で利用開始できます。そのため、初めてツールを利用される方はもちろん、他のツールから乗り換えをされる方でも安心です。
また、AdSISTplusでは専任のサポートチームが初期設定等をサポートしてくれるので、ツールの利用に不安をお持ちの方でも導入しやすくなっています。
レポート自動化ツール「AdSISTplus」を利用する3つのメリット
レポート自動化ツールの導入を検討している方へ向けて、AdSISTplusを利用するメリットを3つ紹介します。レポート自動化ツール選定の参考にご覧ください。
メリット1.使った広告運用額の分だけしかコストがかからない
AdSISTplusの料金体系は「広告運用額×0.5%」となっているため、実際に使った広告運用額の分しかコストがかかりません。
初期費用や最低利用料などもないので、導入前にどれくらいのランニングコストが発生するかをシミュレーションしやすいでしょう。
メリット2.初期設定の工数や学習コストを抑えられる
レポート自動化ツールに限らず、新たなツールの導入には初期設定や使いこなせるようになるまでの学習コストが気になるところです。
しかし、AdSISTplusの初期設定は約5分程度で完了できます。また、専任のサポートチームがGoogle meetやチャットワークでサポートしてくれるので安心です。
メリット3.複数の広告管理とレポート作成工数を削減できる
現在手動で広告レポートを作成している方なら、AdSISTplusを導入することによって広告の管理やレポート作成工数を削減できます。
AdSISTplusを利用すれば、進捗確認のために各広告媒体の管理画面へログインしたり、データをダウンロードしてExcelなどに貼り付けたりといった編集作業は不要になります。
レポート自動化ツール「AdSISTplus」はこんな方におすすめ!
ここまで紹介してきた機能や特徴を踏まえ、AdSISTplusはどんな方におすすめなのか紹介します。
運用している広告媒体数が少ない方
AdSISTplusが対応している広告媒体のみ利用している方なら、簡単な設定でレポート作成工数を削減できるので導入をおすすめできます。
Google・Yahoo!・Meta(Facebook・Instagram)・LINE・X・Criteoと主要な媒体をカバーしているため、多くの方はレポート作成を効率化できるでしょう。
現在手動でレポートを作成していてツールを試してみたい方
まだレポート自動化ツールを使ったことがなく、初めての利用を検討している方にもおすすめです。
いきなり高機能なツールを導入すると、使い方を理解できなかったり十分使いこなせなかったりするおそれがあります。
しかし、AdSISTplusは設定や操作が簡単で、必要最低限の機能が備わったツールなので、これまでレポート自動化ツールを使ったことがない方でも導入しやすいでしょう。
広告アカウントは多いが広告運用額は少額の方
毎月の広告運用額が少額の方にもおすすめです。
AdSISTplusの料金は広告運用額に比例するため、運用額が少額の方であればランニングコストも抑えられるでしょう。
特に、広告アカウント数が多く広告運用額が少額の方におすすめできます。
AdSISTplusで注意するべき点は?
AdSISTplusは、初めてレポート自動化ツールを導入する方にもおすすめのツールです。しかし、いくつか注意すべき点もありますので紹介します。
1.対応媒体数が少ない
AdSISTplusは、他社のツールに比べて対応媒体数が少ないです。DSP広告やアフィリエイト広告、求人系の広告媒体には対応していません。
そのため、導入してもデータ収集や加工などの作業が発生し、工数を削減できない可能性があります。
AdSISTplusが対応していない広告媒体を利用している方は、対応媒体数が多いツールの導入を検討した方がよいでしょう。
2.データの出力先が限定的
AdSISTplusが自動で収集した広告データの出力先は、「Excel」または「Googleスプレッドシート」のみです。
Looker StudioなどのBIツールには対応していません。
Looker Studioを活用した広告レポートの自動化やダッシュボード構築を検討されている方は、BIツールにも対応したツールの導入がおすすめです。
3.サービス提供の終了がアナウンスされている
AdSISTplusの公式サイトで、サービス終了のお知らせが告知されています。
引用元:AdSISTplus
2024年12月27日でサービスが終了するため、現在利用中の方も代替ツールへの乗り換えが必要となります。
これから導入を検討されている方も、AdSISTplusはすぐにサービスが終了してしまうので、別のレポート自動化ツールの導入を検討してみてください。
AdSISTplusと併せて比較検討したい広告レポート作成ツール3選
ここからは、AdSISTplus以外の広告レポート作成ツールを3つ紹介します。それぞれ異なる特徴がありますので、新規でツールの導入を検討されている方、現在ご利用中のツールからの乗り換えを検討されている方は、参考にご覧ください。
AdSISTplusと併せて比較検討したい広告レポート作成ツールまとめ
ツール名 | 特徴 | こんな方におすすめ |
---|---|---|
Databeat | ・対応媒体数が国内最大級 ・データの出力先やレポートテンプレートが豊富 ・GA4やアプリ広告のCVデータとその他のWeb広告データの統合レポートを作成可能 |
・運用媒体数が多い方 ・広告データの出力先の自由度を重視する方 ・広告データをBigQueryに蓄積してLooker Studioダッシュボードを構築したい方 ・GA4やアプリ広告のCVデータも活用したい方 |
Lisket | ・料金が安い ・シンプルなレポートツール ・1画面で配信媒体のデータを閲覧可能 |
・低価格なツールを利用したい方 ・高機能よりもシンプルなツールを導入したい方 ・主要な広告媒体のみ利用している方 |
glu | ・広告データを組織別、業種別など自由に集約可能 ・日別、週別、月別などの定期レポート作成機能あり(オプション) ・任意のルールを設定してメールでアラートを受け取ることが可能(オプション) |
・Excelレポートがメインの方 ・目標KPI進捗自動アラートを利用したい方 ・費用がかかってもこだわりのレポート環境を構築したい方 |
今回は、上記3つの広告レポート作成ツールをピックアップしました。これらのツールはどれもAdSISTplusに比べて、対応媒体数が多いツールです。
また、ランニングコストや機能面など、実現したいレポーティング環境によって選ぶべきツールが異なります。
ここからは、上記3つのツールそれぞれの特徴などを紹介していますので、広告レポート作成ツール選びの参考にご覧ください。
Databeat
引用元:Databeat
Databeatは、アジト株式会社が開発・提供する広告レポート自動化ツールです。
特徴
業界最大級となる39の広告サービスと連携が可能です。また、未連携媒体のデータもCSVファイルでインポートできるため、あらゆる広告のデータを統合・レポーティングできます。
毎日自動で連携している広告媒体のデータを収集し、媒体ごとに同じ意味を示す指標の表記を自動で整形して、BigQueryに格納します。
蓄積した広告データの出力先はBIツール(Looker Studio・Tableau)やExcel、Googleスプレッドシートから自由に選択が可能です。
また、ExcelやLooker Studioのレポートテンプレートも豊富に揃っており、簡単に広告レポートを生成できます。
Databeatで利用できるLooker Studioレポート
Databeatで利用できるExcelレポートテンプレート
さらに、自動収集・蓄積したWeb広告データとGA4で計測したCVデータや、AppsFlyerで計測したインストール(CV)データを掛け合わせたLooker Studioレポートを生成する機能もあります。
AdSISTplusとの違い
AdSISTplusとDatabeatには、以下のような違いがあります。
- 連携媒体数はDatabeatの方が圧倒的に多い
- DatabeatはBIツール(Looker Studioなど)にデータを出力可能、AdSISTplusはBIツールと連携不可
- Databeatの方がレポートテンプレートが豊富
- DatabeatはGA4やAppsFlyerと連携可能、AdSISTplusはいずれも連携できない
AdSISTplusは主要な広告媒体には対応しているものの、Databeatに比べると圧倒的に連携媒体数が少ないです。多数の広告媒体を扱う方なら、Databeatで広告データの収集・蓄積・レポート作成を自動化するのがおすすめです。
また、Looker Studioと連携できる点や、レポートテンプレートが豊富な点などレポート作成を効率化するための機能も、Databeatの方が充実しています。
こんな方におすすめ!
Databeatは、複数の広告媒体を利用している方におすすめです。連携媒体数が多いため、広告データの収集からレポート作成までの工数を大幅に削減できます。
また、広告データをBigQueryに蓄積してLooker Studioによるダッシュボードを構築したい方、GA4やアプリ広告のCVデータを活用したい方にもおすすめです。
Looker Studioを利用すれば、広告データが自動で更新されるため、都度レポートを作成したり送付したりする手間からも解放されます。
ブランディングテクノロジー株式会社は、以下のような課題を解決するためにDatabeatを導入されました。
Databeat導入前の課題
- レポートツールのコストダウンを検討していた
- もともと利用していたツールの対応媒体数・レポートタイプが少なく、レポート作成工数が負担だった
- Excelを主体としたレポーティングからLooker Studioへ移行したいが、ツールの対応媒体数が少ないため実現できていなかった
そして、Databeatを導入いただいた結果、次のような効果を得ることができました。
Databeat導入の効果
- 他社ツールからDatabeatに乗り換えてLooker Studioを使えるようになったため、レポート作成工数削減&レポートの質が向上した
- レポートツールの利用にかかる費用を削減できた
- チーム内の全アカウントの配信進捗をDatabeatからGoogleスプレッドシートへ出力して、社内の進捗管理ができるようになった
ブランディングテクノロジー株式会社様の導入事例は、以下のページで紹介しておりますのでご覧ください。
【Databeat導入事例】ツール乗り換えの決め手はBigQuery連携と豊富な連携媒体数。レポート工数削減と広告データ活用の幅を最大化した事例>>
Lisket
引用元:Lisket
Lisketは、株式会社カルテットコミュニケーションズが開発・提供する広告レポート自動作成と予算管理のツールです。
特徴
Lisketは、コストパフォーマンスに優れたレポート自動作成・広告予算管理ツールです。合計10媒体と連携が可能で、必要な項目を選択してシンプルな広告レポートを作成できます。
また、複数の媒体の予算消化やコンバージョンをまとめて確認することも可能です。連携媒体数や機能は先に紹介したDatabeatの方が多いですが、22,000円(税込)で広告アカウント上限数100アカウントまで利用できるコスパの良さがLisketの強みでもあります。
AdSISTplusとの違い
AdSISTplusとLisketには、以下のような違いがあります。
- 連携媒体数はAdSISTplusよりLisketの方が若干多い
- Lisketの料金体系は広告運用額ではなく広告アカウント数に連動したもののみ
Lisketは、AdSISTplusでは対応していない「SmartNews広告」「TikTok広告」「Microsoft広告」にも対応しています。ただし、AdSISTplusが対応している「Criteo」にLisketは対応していません。
また、Lisketの料金体系は広告アカウント数に連動しているため、広告運用額が多くてもアカウント数が少なければ、AdSISTplusよりも費用を抑えられるでしょう。
こんな方におすすめ!
Lisketは、低価格なレポート自動化ツールを利用したい方におすすめです。広告アカウント数が100アカウントまでなら22,000円(税込)、200アカウントまでは40,000円(税込)で利用できるため、とてもコストパフォーマンスに優れています。
ただし、連携媒体数やそのほかの機能はAdSISTplusと大きな差がないので、「シンプルなレポートを自動で作成したい」「ツールのコストを抑えたい」という方にLisketは向いています。
URL
WEB広告の運用を行うにあたっては、さまざまな作業が発生します。広告の成果を最大化させるには、さらに多くの手間がかかるため、複数の広告媒体を利用するシーンでは、自社のリソース不足に悩まされるといったことも少なくありません。 しかしそう[…]
glu
引用元:glu
gluは、アタラ合同会社が開発・提供する広告レポート作成支援システムです。
特徴
gluは、カスタマイズ性の高い広告レポート作成ツールです。広告媒体からの自動データ収集はもちろんですが、収集したデータをサービス別、組織別、業種別、メディア別など、自由に集約できます。
また、オプションにはなりますが、オートコンパイル(完全フル自動化オプション)によって定期レポートを自動作成したり、ダッシュボード(目標KPI進捗自動アラート)で設定した条件にマッチした際、メールでアラートを受け取ったりすることも可能です。
AdSISTplusとの違い
AdSISTplusとLisketには、以下のような違いがあります。
- 連携媒体数はAdSISTplusよりgluの方が多い
- 費用はAdSISTplusより高額となるが、DWH(データウェアハウス)やBIツールとの連携も可能
- 自動アラートや定期レポートなど、AdSISTplusよりも多機能
gluは、AdSISTplusに比べて対応媒体数が豊富です。また、無料で使えるExcelテンプレートがあるため、Excelメインで広告レポートを作成したい方に向いています。
そのほか、外部ツール(AWS・BigQueryなど)との連携や自動アラート、オートコンパイルなどオプション料金で利用できる機能が複数あります。
こんな方におすすめ!
gluは、費用をかけてでも自社に合ったレポーティング環境を構築したい方におすすめです。レポートのカスタマイズやオプション機能を活用すれば、レポート作成工数の削減はもちろん、運用や分析の効率化も目指せます。
ただし、オプション利用には追加費用が発生する場合があるので、コスパ重視ではなく機能面重視の方にgluはおすすめのツールと言えます。
URL
WEB広告は、自社商品の認知や販売に大きく貢献できる手法のひとつです。インターネットが普及した現在では、企業のマーケティングにおける重要な手法となっています。しかし、WEB広告を運用するにあたっては、運用リソースの不足や思うような成果が得ら[…]
自社に合った広告レポート自動作成ツールを上手に選ぶ3つのポイント
AdSISTplus以外のおすすめ広告レポート自動作成ツールを3つ紹介しましたが、これからツールの導入を検討している方の中には、ツール選定に悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここからは自社に合った広告レポート自動作成ツールを上手に選ぶポイントを紹介します。
POINT1:自社で運用している広告媒体に対応しているか
広告レポート自動作成ツールを選ぶ際は、自社で運用している広告媒体に対応しているかを確認しましょう。
未対応の媒体があると、ツール+手動によるレポーティング作業が発生してしまうため、工数の削減になりません。また、できるだけ対応媒体数が多いツールを選ぶのもポイントです。
今は利用していなくても、後々広告戦略によって新たな広告媒体を追加することになった際、ツールが未対応だとデータ収集などの工数が発生してしまいます。
したがって、広告レポート自動作成ツールは自社で運用している広告媒体に対応しており、かつできるだけ対応媒体数が多いツールを選びましょう。
POINT2:広告データの出力先や出力できるレポート形式が豊富か
広告レポート自動作成ツールのデータ出力先や、出力可能なレポート形式を必ずチェックしましょう。
ツールによって広告データの出力先がExcelやGoogleスプレッドシートのみに限定されるケースがあります。また、BigQueryやBIツールと連携できるかどうかも、ツールによって異なります。
レポートの利用用途や提出先に合わせて、ExcelやGoogleスプレッドシート・Looker Studioなど自由に出力先を選択できるツールの方が使い勝手がよいでしょう。
さらに、BigQueryなどのDWHと連携が可能なツールなら、広告データを安全に自社保有のストレージで管理できるうえ、広告以外のデータと掛け合わせた分析にも活用できます。
そのため、広告のデータ出力先やレポート形式が豊富な広告レポート自動作成ツールを選択するのがおすすめです。
POINT3:実用的なレポートテンプレートが提供されているか
広告レポート自動作成ツールは、実用的なレポートテンプレートが提供されているかを確認したうえで、導入を検討しましょう。
広告レポートは単に各媒体の数値を羅列しただけでは、読み手にうまく内容が伝わりません。グラフや表を用いてわかりやすく見やすいレポートを作成する必要があります。
しかし、レポートのフォーマットを一から作成するには、それなりに工数がかかります。したがって、広告レポート自動作成ツールから直接データを出力する際、すぐに利用できる実用的なレポートテンプレートが豊富なツールを選びましょう。
まとめ
レポート自動化ツール「AdSISTplus」は、リスティング広告やSNS広告のレポート作成工数を削減できるため、広告運用業務の効率化が可能です。対応媒体数は少ないものの主要媒体はカバーしており、シンプルな料金体系でツール初心者の方でも導入しやすいと言えるでしょう。
ただし、残念なことに「AdSISTplus」は2024年12月27日でサービスが終了します。そのため、これから広告レポート自動化ツールの導入をお考えの方は、本記事で紹介したそのほかのツールをご検討ください。
利用している広告媒体数が多い方や、Looker Studioによるダッシュボード構築なども検討されている方は、Databeatがおすすめです。下記のフォームより無料でサービス紹介資料がダウンロードできますので、お気軽にご覧ください。
【無料】Databeatサービス紹介資料
広告レポート自動化ツール「Databeat」のサービス紹介資料です。
・Web広告のレポート作成工数を削減したい
・Looker Studioと連携できるレポートツールを探している
・低価格でレポート作成を自動化したい
上記のような課題をお持ちの方は、以下のフォームに必要な項目を入力のうえ、送信してください。
Databeatの詳細な資料をご覧いただけます。