WEB広告の効果を検証する指標の定め方・分析方法を徹底解説!オススメ効果検証ツールも紹介

WEB広告の効果を検証する指標の定め方・分析方法を徹底解説!オススメ効果検証ツールも紹介

WEB広告を運用していると、その効果がどの程度発揮できているのかを調べる場面があると思います。しかし、WEB広告の効果が発揮できているかどうかを正確に把握するには、「指標」を正しく理解していなくてはなりません。

そこで今回こちらの記事では、WEB広告の効果を検証する指標の定め方、そして分析方法について詳しく解説していきます。

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目次

【前提】WEB広告の効果を測定・分析する上で大事な5つのポイント

【前提】WEB広告の効果を測定・分析する上で大事な5つのポイント

まず前提として、WEB広告の効果を測定したり、分析する上で大事なポイントを5つご紹介します。以下のポイントに沿ってWEB広告の効果を測定・分析していくことで、その効果がどれくらい発揮できているかを把握しやすくなります。

  1. 測定する広告指標を見極める
  2. 正しく効果測定できる基盤を整える
  3. 定期的に効果測定結果を分析し、課題を発見する
  4. 外的な要因による影響がないかチェックする
  5. 市場全体の流れや傾向についても理解する

POINT1.測定する広告指標を見極める

冒頭でも触れましたが、WEB広告の効果を測定するための「広告指標」を見極めることが重要です。

WEB広告を運用していると、「クリック数」や「インプレッション数」などさまざまな数値を目にします。これらの中から、WEB広告の効果を測定・分析するのに適切な指標を見極めなければなりません。

誤った指標を基準としてしまうと、WEB広告の効果について正しく把握することができなくなる場合があります。

POINT2.正しく効果測定できる基盤を整える

広告指標を決めたら、次は効果測定できる基盤を整えることが必要です。

効果測定できる基盤とは、広告指標を計測するツールなどが該当します。正確に広告指標を計測できなければ、正しい分析は行えません。

また、効果測定に利用するツールは、コストや利用する際に必要な工数などもチェックするのがおすすめです。

POINT3.定期的に効果測定結果を分析し、課題を発見する

WEB広告の効果測定と分析は、一度実施しておしまいではありません。

WEB広告の状況は、競合やシーズン、流行などさまざまな要因によって常に変化していきます。そのため、定期的に効果測定と分析を実施して、アップデートしていくことが必須です。

POINT4.外的な要因による影響がないかチェックする

WEB広告が掲載される環境は、外的な要因によって大きな影響を受けます。

仮に広告が掲載されるサイトのトラフィックが急激に増加した場合、それは広告自体の効果とは別にトラフィックの増加による影響がある可能性があります。

そのため、WEB広告の効果を正確に測定するためには、外的な要因による影響を除外することが重要です。

POINT5.市場全体の流れや傾向についても理解する

WEB広告は単体で評価するのではなく、市場全体の流れや傾向を理解することが大事です。

例えば、ある時期にはSNS広告が効果的であったかもしれませんが、時間が経過するとコンテンツマーケティングに注力することが最適な場合もあります。

そのため、WEB広告の効果を測定する際は、市場全体の流れや傾向を把握して、最適な広告戦略を立てることが重要です。

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WEB広告の効果を検証する指標をどうやって定めるべきか?

WEB広告の効果を検証する指標の詳細については、この後詳しく解説しますが、指標を決める方法を一言でまとめると「目的にあわせる」という考え方になります。

WEB広告は、どのような目的で運用するかによって、その運用方法が異なり、同時に見るべき指標も変わってきます。

ですから、まずはどのような目的でWEB広告を運用するのかを明確にしましょう。そうすることで、おのずと重要な指標が見えてきます。

 

測定する指標を定める上で念頭に置いておきたい「広告効果」とは?

測定する指標を定める上で念頭に置いておきたい「広告効果」とは?

WEB広告を測定する指標を定める際に、「広告効果」についても理解しておく必要があります。主に3つある広告効果について、それぞれがどのような意味を持っているのか見ていきましょう。

1.接触効果

「広告」と「ユーザー」の接触による効果を指します。主に商品やサービスの認知向上やブランディングで必要となる効果です。

商品やサービスを知らないユーザーは、初めて見る広告からいきなりコンバージョンすることは非常に希です。

通常は、商品やサービスについてある程度知った上でコンバージョンします。こうした性質から、まずは広告をユーザーに接触させて、認知度を高める効果を求めます。

2.心理効果

接触効果の先にあるのが「心理効果」です。広告を目にすることで、商品やサービスを認知してもらうことができますが、それだけではまだコンバージョンまでやや距離があります。

そこで、さらに商品やサービスの魅力をユーザーに伝えて、詳しく知ってもらう必要があります。つまり、単に「知ってもらう」のではなく、深く理解してもらうフェーズということになります。

3.売上効果

商品の購入やサービスの申込みに直接つながるのが「売上効果」です。

ユーザーに配信した広告からコンバージョンが生まれるため、事前に商品やサービスに対する知識を持っているユーザーがターゲットとなります。

 

WEB広告を効果測定、分析する上で重要な3つの種類の広告指標を目的別に解説

次は「広告指標」について詳しく見ていきましょう。WEB広告の効果測定や分析を行う上でポイントとなる広告指標は、3種類あります。

広告指標とは?

広告指標とは、広告の効果を計る基準となる数値です。どのような目的で、どのような効果を狙って広告を運用するかによって、広告指標は異なります。

WEB広告における目的別主要な広告指標まとめ

広告の目的(広告効果) 主要な指標
認知・ブランディング(インプレッション効果) Imp・CPM・Reach・FQ
サイトへの誘導(トラフィック効果) Click・CPC・CTR
CV・リード獲得(レスポンス効果) CV・CVR・CPA

広告指標を決めるために、広告の目的を上記の3つに分類します。これは、先ほど解説した広告効果に当てはまるもので、それぞれ下記のようになります。

  • 接触効果:認知・ブランディング(インプレッション効果)
  • 心理効果:サイトへの誘導(トラフィック効果)
  • 売上効果:CV・リード獲得(レスポンス効果)

求める効果によって、広告指標がそれぞれ異なりますので、まずは広告の目的を明確にして、その上で適切な広告指標を計測・分析することが重要です。

 

認知・ブランディング(インプレッション効果)目的で見るべき広告指標

まずは、認知・ブランディング目的となるインプレッション効果を狙う広告の指標について見ていきましょう。インプレッション効果に対する主な広告指標は4つあります。

指標1.インプレッション(Imp)

インプレッション(Imp)は、ユーザーに対して広告が表示された回数を表す指標です。

 この指標が重要である理由

認知やブランディングを目的とする広告は、その商品やサービスをユーザーが知らないという前提です。そのため、まずはいかに広告の露出を増やし、多くのユーザーに見てもらえるかが重要となります。

Imp数が多いということは、それだけたくさんのユーザーが広告を目にしたということがわかります。

指標2.インプレッション単価(CPM)

インプレッション単価(CPM)は、広告の表示回数に応じて発生する課金形態です。クリック単価の広告と違い、ユーザーが広告に対してなんらかのアクションを起こしても起こさなくても、費用に差はありません。

また、CPMは、基本的に広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。そのため、CPMの計算方法は、広告費をImpで割り、最後に1,000を掛けると算出できます。

 この指標が重要である理由

CV獲得を目的とする広告の場合、費用対効果は主にCPAを基準として考えます。しかし、今回のように認知やブランディングを目的とする広告の場合は、CPMが基準になります。

認知やブランディング効果を最大限高めるには、より多くの広告をユーザーに配信することですが、CPMが高すぎると、費用対効果が悪化してしまうため、CPMもしっかりと計測して、把握することが重要です。

指標3.リーチ(Reach)

リーチはImpと混同されがちですが、厳密には違うものです。Impは「広告が表示された回数」をカウントするのに対し、リーチは「広告を見たユーザー数」を示します。

そのため、どれくらい多くのユーザーに広告を見てもらえたかを計るのに利用します。

 この指標が重要である理由

広告が表示された回数(Imp)もリーチも、認知やブランディングの指標として活用できます。しかし、リーチの方は、広告を見た人数をカウントするため、広告の広がりを把握するのに役立ちます。

そのため、認知やブランディングを目的とした広告配信を行う場合、リーチを最大化する配信がベストと言えます。

指標4.フリークエンシー(FQ)

フリークエンシー(FQ)は、ターゲティングしたユーザーに何回広告が表示されたかをカウントする指標です。

 この指標が重要である理由

商品やサービスをユーザーに認知してもらうためには、複数回広告に接触してもらう必要があります。しかし、Impやリーチは、広告を表示した回数や人数の総数をカウントするため、同じユーザーに対して何回広告を表示したかまでは把握できません。

そこで活用するのがFQです。FQは、ターゲットユーザーに対して何回広告を配信したのかをカウントできるからです。

また、一定回数以上同じユーザーに広告を配信すると、逆効果となってしまうケースがあるため、それを回避するのに「フリークエンシーキャップ」を設定することもできます。

 

サイトへの誘導(トラフィック効果)目的で見るべき広告指標

次に、サイトへの誘導が目的となるトラフィック効果を狙う広告の指標について見ていきましょう。トラフィック効果に対する主な広告指標は3つあります。

指標1.クリック数(Click)

表示された広告がクリックされた回数を示す指標です。

 この指標が重要である理由

クリック数は、シンプルに広告から自社サイトやランディングページへアクセスした数が把握できます。広告がクリックされなければ、サイトへの誘導ができませんので、クリック数が少ない場合は、まずクリック数の向上が必要です。

指標2.クリック率(CTR)

表示された広告がクリックされる確率を示す指標です。クリック数をインプレッション数で割ると算出できます。

 この指標が重要である理由

サイトへの誘導を把握するには、クリック数が重要です。しかし、同時にクリック率も見ていかなくてはなりません。

もし、クリック率が低い場合は、表示している広告やターゲティングに問題があると想定できます。そして、その問題を改善することで、同じ広告表示回数であっても、クリック率が向上するため、サイトへの誘導数(クリック数)も大幅に向上させることが可能です。

指標3.クリック単価(CPC)

1クリックあたりの広告費を示す指標です。広告費をクリック数で割ると算出できます。

 この指標が重要である理由

トラフィック効果を求めて広告を運用する場合、クリック単価はできるだけ安く抑えて運用できるのが理想です。

なぜなら、クリック単価が低ければ、同じ広告費を使った広告配信でも、より多くのユーザーに広告を配信し、サイトへ誘導できるからです。

 

CV・リード獲得(レスポンス効果)目的で見るべき広告指標

次に、CV・リード獲得が目的となるレスポンス効果を狙う広告の指標について見ていきましょう。レスポンス効果に対する主な広告指標は3つあります。

指標1.コンバージョン数(CV)

広告から直接商品購入や、サービスの申込みなどが発生した数を示す指標です。

 この指標が重要である理由

広告運用において、最終的な目標はコンバージョンとなります。よって、コンバージョン数は必ず把握しておかなくてはなりません。

コンバージョン数を最大化することが、利益を最大化させることに直結しているからです。

指標2.コンバージョン率(CVR)

自社サイトを訪問したユーザーが、コンバージョンする確率を示す指標です。コンバージョン率は、コンバージョン数をクリック数で割ると算出できます。

 この指標が重要である理由

コンバージョン率は、コンバージョン数と同じくらい重要な指標です。レスポンス効果を目的とした広告配信の場合、クリック課金で広告を運用するケースが多くなります。

この場合、コンバージョン率が低いと、広告をクリックされることによって発生する広告費の負担が非常に高くなってしまいます。

そのため、できるだけコンバージョン率が高く、少ないクリック数でコンバージョンを獲得できる方が費用対効果が高くなります。

指標3.顧客獲得単価(CPA)

顧客獲得単価、いわゆるCPAは、1件のコンバージョンを獲得するために必要なコストを示す指標です。

CPAは、広告費をコンバージョン数で割ると算出できます。

 この指標が重要である理由

CPAは、広告運用の費用対効果を示す指標です。いかにCPAを抑えて運用できるかがとても重要になります。

例えば1万円の商品を販売しているケースでは、そこからCPAやその他経費を引いて残った金額が、商品を1つ販売して得られる利益となります。

そのため、事前にCPAがいくらまでなら許容できるのかを計算した上で、広告運用する必要があります。

従来の広告指標だけでは不十分?その理由と追加でチェックしたい3つの広告指標

近年、デジタルマーケティングの進化に伴い、広告の評価指標も変わりつつあります。従来の広告指標だけでは、現代の消費者の行動や購買プロセスを正確に捉えることが難しくなってきたのです。

では、具体的にどのような点で不十分なのか詳しく見ていきましょう。

理由①:複数の広告を経由してコンバージョンするケースが増えた

以前は、一つの広告を見てすぐに商品やサービスを購入するというシンプルな購買プロセスが主流でした。しかし、現在の消費者は情報収集を重視し、複数の広告や情報源を経由して最終的な購入判断を下すことが増えてきています。

例えば、SNSの広告を見て興味を持ち、公式サイトで詳細を確認し、レビューサイトでの評価を参考にして購入するという流れが一般的です。

このような複雑な購買プロセスを持つ消費者に対して、従来の広告指標だけでは、どの広告が最も影響を持ったのか、またはどの広告が最終的なコンバージョンに寄与したのかを正確に評価することが難しくなっています。

理由②:最終的な利益ベースで分析できない

従来の広告指標は、クリック数や表示回数、コンバージョン数などの定量的な指標が中心でした。しかし、これらの指標だけでは、広告が最終的にどれだけの利益をもたらしたのか、ROI(投資対効果)を正確に把握することが難しいのが現状です。

仮に多くのクリックを獲得した広告でも、実際の購入まで至らないケースや、少ないクリックで高額商品を購入するケースなど、さまざまなシナリオが考えられるでしょう。

そのため、広告を運用する際には最終的な利益ベースでの分析が必要となり、従来の指標だけでは十分な評価が難しいのです。

指標1.Total CPA

Total CPAは、コンバージョンに至るまでに接触したすべての広告のコストとコンバージョン数を合算して算出した、広告効果の指標です。

従来のCPAは、コンバージョンに至った最後の広告のみを評価する指標です。しかし、コンバージョンに至るまでのユーザーの行動は、複数の広告が関わっていることが一般的となってきたため、最後の広告のみを評価してしまうと、コンバージョンに貢献した他の広告の成果が見えなくなってしまいます。

Total CPAは、このような課題を解決するために開発された指標です。Total CPAを活用することで、コンバージョンに貢献したすべての広告の成果を評価し、広告運用の最適化に役立てることができます。

 この指標が重要である理由

Total CPAを利用すれば、コンバージョンに貢献したすべての広告の成果を正しく評価できます。そして、コンバージョンに貢献した広告とそうでない広告を明確に区別できます。

これにより、コンバージョンに貢献する可能性の高い広告に予算を集中させ、広告予算の最適化を進めることが可能です。

指標2.ROAS

ROAS(Return On Advertising Spend)は、広告費用に対する収益の割合を示す指標です。

広告による収益を広告費用で割って算出できます。ROASを用いることで、広告がどれだけの収益をもたらしているのかを一目で確認することができます。

 この指標が重要である理由

ROASは、広告の収益性を評価する上で欠かせない指標となっています。高いROASは、広告が効果的であることを示しており、反対に低いROASは改善の余地があることを示唆します。

ROASを適切に分析し最適化することが、広告の収益性の最大化につながるでしょう。

指標3.LTV

LTV(Life Time Value)は、顧客が生涯にわたってビジネスにもたらす収益の総額を示す指標です。この指標を用いることで、顧客1人1人がビジネスにとってどれだけの価値を持っているのかを評価することができます。

 この指標が重要である理由

LTVは、長期的な視点での広告の効果を評価する際に非常に重要です。短期的な広告の効果だけでなく、顧客が生涯にわたってもたらす収益を考慮することで、より戦略的な広告運用が可能となるでしょう。

また、高いLTVを持つ顧客を獲得するための広告戦略を構築することで、長期的なビジネスの成長をより確実なものにできます。

広告効果指標を測定・分析する広告効果検証ツールの種類

広告効果指標を測定・分析する広告効果検証ツールの種類

広告効果指標を測定したり、分析する際に活用する広告効果検証ツールについて解説します。なお今回は、広告の計測ツールとして有名なGoogleアナリティクスと、その他の広告効果検証ツールを比較して見ていきましょう。

WEB広告の効果検証ツールの比較まとめ

ツールの種類 メリット デメリット こんな方にオススメ
Googleアナリティクス 無料で利用できる 使い方を自分で調べなければならない すでにGoogleアナリティクスを使っていて、利用方法をある程度把握している方
広告効果検証ツール 簡単で正確に計測できる 有料になる場合がある 専門的知識がない、はじめて広告の効果検証を行う方

WEB広告の効果検証や測定に利用するツールとして有名なのが、Googleアナリティクスです。すでに利用されている方も多いのではないでしょうか。

基本的には、Googleアナリティクスかそれ以外のツールかという選択肢になります。どちらが良いかは、この後それぞれの特徴を解説しますので、そちらを参考にしてみてください。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスデモアカウント

引用元:Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供するツールです。無料で利用できますが、非常に細かくデータを取得することが可能なツールです。

 メリット

Googleアナリティクスを利用するもっとも大きなメリットは、無料で利用できるという点です。また、無料で利用できるにもかかわらず、正確に、そして詳細なデータ分析を行えるため、広告運用やウェブサイトの運営において、必須と言っても過言ではないツールの一つとなっています。

 デメリット

無料で利用できるのがGoogleアナリティクスのメリットですが、無料であるが故にサポートなどを受けることができません。

そのため、使い方についてはヘルプページなどを見ながら覚えていく必要があります。わからないことがあった場合も、WEBで検索したり試行錯誤するしかなく、解決方法が見つからずに挫折するといったケースも少なくありません。

 こんな人にオススメ!

Googleアナリティクスは、使い方さえわかれば非常に有用なツールなので、すでに使っていて、利用方法についてもある程度理解できている方におすすめのツールです。

また、周りにGoogleアナリティクスに詳しい方がいる場合は、不明点について教えてもらいながら利用できるので、そういった環境がある方にもおすすめです。

広告効果検証ツール

広告効果検証ツール

広告効果検証ツールは、さまざまなWEB広告の効果を検証することに特化したツールです。Googleアナリティクスに比べ、用途が限定されている分、見た目や操作がわかりやすく、初心者の方にもおすすめできるツールとなっています。

 メリット

広告効果検証ツールは、操作が簡単で、尚且つ正確にデータを収集・分析できます。また、使い方や活用方法についても、サービス提供元からサポートを受けられるメリットもあります。

わからないことがあれば、サポートに連絡することですぐに解決できますので、ツールの扱いが苦手な方でも安心して利用できます。

 デメリット

使いやすく、正確に広告データを検証できる広告効果検証ツールのデメリットは、有料であるという点です。

そのため、広告効果検証ツールを利用するためには、一定のコストが発生することを理解して導入しなくてはなりません。

 こんな人にオススメ!

広告効果検証ツールは、WEB広告やGoogleアナリティクスなどのツールに詳しくない、初心者の方におすすめです。

Googleアナリティクスは無料で利用できますが、正しく活用できなければ広告の効果検証が実施できません。

正しい効果検証ができないと、広告運用そのものにも影響が出てしまいますので、不安がある場合は有料でも広告効果検証ツールを利用するのがおすすめとなります。

 

WEB広告の効果を可視化するオススメの広告効果検証ツール

WEB広告の効果を可視化するおすすめの広告効果検証ツールをご紹介します。すでにご紹介しました通り、GoogleアナリティクスやWEB広告についてそれほど詳しくない場合は特に、このようなツールを利用するのがおすすめとなります。

Databeat Explore

Databeat Explore

Databeat Exploreは、さまざまなWEB広告の効果検証に利用できるツールです。簡単に導入できて、正確にWEB広告やマーケティングに必要な情報を集約、可視化できるため、業務効率化にも活用できます。

【特徴①】WEB広告のデータを自動的に収集できる

Databeat Exploreは、WEB広告のデータを自動的に収集することが可能です。リスティング広告からディスプレイ広告、SNS広告などに幅広く対応しています。

広告媒体と連携すれば、最新のデータを収集・更新しますので、管理画面からデータを抽出する作業が不要になるメリットもあります。

【特徴②】WEB広告の効果をわかりやすく表示してくれる

Databeat Exploreは、集めたWEB広告の効果をわかりやすく表示することが可能です。単にデータを収集するだけではなく、複数のテンプレートによって、広告の効果を一目で把握できるように可視化してくれます。

そのため、複数の広告を運用する場面でも、Databeat Exploreを見るだけで状態の把握ができてしまうのです。

【特徴③】さまざまな外部ツールにも出力可能

Databeat Exploreは、データの出力フォーマットが豊富というメリットもあります。データを共有する際には、ExcelやGoogleスプレッドシートなどが活用できます。

また、Looker Studio(旧Googleデータポータル)やBIツール、Googleアナリティクスへ出力して、広告効果の分析を進めることも可能です。

 

測定したWEB広告効果指標を上手に分析する5つのTIPS

測定したWEB広告効果指標を上手に分析する5つのTIPS

Googleアナリティクスや広告効果検証ツールによって測定したデータを、広告効果指標に従って上手に分析する方法について解説します。

最終的には、この分析が重要なポイントとなりますので、以下を参考に広告効果の分析を実施してみてください。

  1. 広告施策単位→個別詳細の順で分析する
  2. 事前に目標を立てる
  3. 課題を見つけてテストを行う
  4. 費用対効果を確認する
  5. PDCAを効率良く回せる環境を整える

1.広告施策単位→個別詳細の順で分析する

まずは広告施策単位で大きく分析し、その次に個別詳細で分析する流れがおすすめです。

はじめに広告媒体ごとやキャンペーンごとにデータを参照し、目標KPIと照らし合わせて確認していきましょう。

これで広告運用全体の状況を把握できたら、今度はより細かく分析を進めます。出稿キーワードや使用しているクリエイティブなどに分けて、改善が必要な箇所がないか、予算を追加することでより効果が高まりそうな広告はないかなどをチェックしていきます。

2.事前に目標を立てる

広告それぞれの指標は、事前に目標を立てて運用しましょう。

目標を立てた上で計測を行い、目標に対してどのような結果が出たかを見ていきます。そして、目標に達していない広告は改善を、目標を達成できている広告は、さらに成果を伸ばすための施策を講じていきます。

3.課題を見つけてテストを行う

広告の測定と分析をしたら、課題(改善点)を見つけてテストを実施しましょう。

テストを実施する際は、改善案を複数準備してテストするのがおすすめです。A/Bテストによって、改善案を比較して検証する方法なども効果的です。

※参考:広告のA/Bテストについて詳しく解説した記事はこちら
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4.費用対効果を確認する

広告を運用する際には、必ず費用対効果を確認しながら運用しましょう。

クリック数やコンバージョン数などの指標がどんなに良くても、費用対効果が悪くては成り立ちません。クリック数やコンバージョン数を向上させるのと同時に、CPCやCPAを抑えることも進めていく必要があります。

5.PDCAを効率良く回せる環境を整える

広告の効果測定や分析、テスト、改善などいわゆるPDCAを効率良く回せる環境を整えることも大切です。

広告運用を改善していくためには、いかに早く正確なPDCAを回せるかがポイントとなります。そのためには、先ほどご紹介した広告効果検証ツールを導入するなどの方法があります。

 

まとめ

WEB広告の効果を測定・分析するには、まず「広告指標」と「広告効果」について理解する必要があります。

そして、広告の運用目的に適した広告指標を把握します。広告指標を測定する際には、Googleアナリティクスが無料で利用できますが、サポートを受けられないため、詳しくない方には有料の広告効果検証ツールの導入がおすすめです。

こちらの記事でご紹介したDatabeat Exploreは、さまざまなWEB広告の効果検証に活用できるツールです。2週間無料で利用できますので、広告効果検証ツールの導入を検討されている場合は、ぜひご利用ください。

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