広告運用におけるA/Bテストは、運用効果を改善するための重要な作業のひとつです。感覚的な改善を行うのではなく、データに基づく改善が実施できるため、精度の高い改善が行えます。そこで今回こちらの記事では、広告のA/Bテストの仕組みや実施手順、効果的な分析・活用方法、さらにA/Bテストにおすすめのツールを解説していきます。
- 1 運用効果を改善する!広告のA/Bテストに関する基礎知識
- 2 広告のA/Bテストに意味はない?実施するべき3つのメリット
- 3 広告のA/Bテストを行う際に比較するべきポイント
- 4 広告のA/Bテスト設定・実施の全体像
- 5 効果的な広告のA/Bテストを実現するための3つの準備すべきこと
- 6 主要な広告の媒体ごとのA/Bテスト設定、実施手順
- 7 広告のA/Bテストを効果的に実施・活用するポイント
- 8 広告の遷移先のLPのA/Bテストを効率的に行うにはA/Bテストツールの利用もおすすめ!
- 9 広告の遷移先のLPのA/Bテストにオススメのツール3選
- 10 WEB広告運用初心者はまずは広告代理店利用がおすすめ!
- 11 WEB広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選
- 12 広告のA/Bテストの結果を可視化するオススメの自動レポートツール
- 13 まとめ
運用効果を改善する!広告のA/Bテストに関する基礎知識
はじめに、広告の運用効果を改善するA/Bテストの基礎知識を見ていきましょう。そもそもどのようなものなのか、実施する理由や種類などを解説します。
【おさらい】そもそもA/Bテストとは?
A/Bテストとは、広告の改善を行うにあたり、改善後のパターンを2つ準備します。そしてその両方を実際に運用してみて、運用結果を比較し、結果が良かったパターンを採用するという方法です。この方法は実際の運用結果を基にした改善が実施できるため、正確な改善を行えます。
広告運用は競合や市場が常に変化しているため、定期的なA/Bテストによる改善が重要となります。
広告のA/Bテストの種類
大きく分けて2つの実施方法があります。
種類1:広告の管理画面で実施できるA/Bテスト
広告媒体によっては、管理画面にテストの機能が備わっているものがあります。この場合、管理画面上からの操作で簡単にテストを実施できるメリットがあります。
種類2:広告の管理画面で実施できないA/Bテスト
管理画面にテストの機能がない広告媒体の場合は、効果測定によるテストが必要です。広告を2種類作成して運用し、運用結果を効果測定して、どちらのパターンが良いかを判断する必要があります。
広告のA/Bテストが効果的なシーン
広告の運用改善を確実に進めたい場合に効果的です。根拠のない仮説に基づく改善では、本当に改善効果があったのかどうかを正しく判断できません。
しかしA/Bテストなら、実際に運用して得た結果を根拠とするため、確実な改善を進められます。
広告のA/Bテストに意味はない?実施するべき3つのメリット
「広告のA/Bテストは意味がない」という説を目にすることがあります。しかし、A/Bテストを実施するメリットはいろいろあります。
以下は、A/Bテストを実施するべき3つの主なメリットとなりますので、A/Bテストの実施判断の参考にご覧下さい。
- 広告のクリック率をアップできる
- 広告のコンバージョン率をアップできる
- LPの離脱率を下げられる
メリット1:広告のクリック率をアップできる
A/Bテストを実施すれば、広告のクリック率をアップできます。広告のクリック率に影響を及ぼすものとしては、広告文やクリエイティブなどが挙げられます。
A/Bテストによってユーザーの興味を惹くことができる広告文やクリエイティブを作成できれば、確実に広告のクリック率はアップします。
メリット2:広告のコンバージョン率をアップできる
A/Bテストによって、広告のコンバージョン率をアップすることも可能です。コンバージョン獲得を目的とする広告は、正しいターゲティングが設定できていなければ、どれだけランディングページに流入してもコンバージョンしません。
そのため、A/Bテストによってしっかりと顕在層にリーチできるターゲティングの設定を見極めます。そうすれば、同じ広告費を投入した場合、獲得できるコンバージョン数は自ずと向上してきます。
メリット3:LPの離脱率を下げられる
ランディングページの離脱率も、A/Bテストによって下げることが可能です。ランディングページで離脱する理由は、ページ内のコンテンツの質やコンバージョンボタンの配置・色、操作性などが想定されます。
こうした要素をひとつずつA/Bテストで改善していけば、出稿設定がそのままであっても、離脱率が低下してより多くのコンバージョン獲得が可能となります。
広告のA/Bテストを行う際に比較するべきポイント
広告のA/Bテストを行う際に比較するべきポイントを見ていきましょう。A/Bテストを実施する際、具体的にどこを比較すれば運用改善につながるのか、具体的に解説していきます。
- クリエイティブ
- 広告文
- ターゲティング
1.クリエイティブ
広告のクリエイティブは、A/Bテストによる改善効果が高いポイントなので、必ず比較を行いましょう。クリエイティブの色や画像内のテキストなど、ちょっとした変更でユーザーの反応が大きく変わることがあります。
A/Bテストによってクリエイティブを改善できれば、それだけで広告のクリック率が上昇し、コンバージョン数アップが期待できます。
2.広告文
リスティング広告におけるA/Bテストでは、広告文の比較を実施します。リスティング広告の場合、ディスプレイ広告のように画像クリエイティブはありませんので、変更できるのはタイトル・説明文になります。
顕在層に向けて広告を配信しているリスティング広告なので、ユーザーの興味を惹くことができる広告文が作成できれば、例え1位掲載でなくても十分な効果が得られます。
3.ターゲティング
ターゲティングも、A/Bテストによる比較で改善できる重要なポイントです。そもそも広告はターゲティングがズレていると、想定している効果はまず得られないと思って良いでしょう。リスティング広告ならキーワード、ディスプレイ広告ならユーザー属性など、広告のターゲットを正確に捉えている必要があります。
ターゲティングのA/Bテストは、いきなり大幅に変更するとまったく反応を得られなくなるリスクがありますので、徐々に現在のターゲティングからずらして効果測定を実施するのがおすすめです。
広告のA/Bテスト設定・実施の全体像
まずは広告のA/Bテスト設定・実施の全体像を見ていきましょう。全体の流れを把握した後、それぞれの行程について詳しく解説していきます。
STEP1:目的と仮説、予算の設定
はじめにA/Bテストを行う目的と仮説、そして予算を設定します。目的は、コンバージョン率改善のためのテストなのか、クリック率改善のためのテストなのかといった内容です。仮説は、何が原因で数字が低迷していて、どのような変更を行うと数字が改善するのかという仮説です。
そして最後に、A/Bテストを実施するにあたり、どこまで予算を使うかを決めます。
STEP2:A/Bテストの設定、実施
目的と仮説、予算が決まったら、A/Bテストの設定を行い、実際にテストをスタートさせます。
STEP3:A/Bテスト結果の測定・分析
一定期間A/Bテストを実施したら、運用結果を測定して分析を行います。テスト運用の結果次第で、広告の設定に変更を加えるかどうかが決まります。
効果的な広告のA/Bテストを実現するための3つの準備すべきこと
効果的な広告のA/Bテストを実現するための、3つの準備すべきことを解説します。A/Bテストによってできるだけ高い改善効果を目指すためには、以下の準備を必ず行いましょう。
- 目的を決める
- 評価基準を決める
- 予算を決める
1:目的を決める
A/Bテストを実施する目的は必ず決めます。目的もなくA/Bテストを実施しても意味がありません。多くの場合、広告運用の目的はコンバージョンを獲得することですが、いきなりコンバージョン数をアップさせるといった目標は立てません。
コンバージョン数をアップさせるためには、コンバージョン率を上げる、クリック率を上げるといった改善が必要です。そこで、まずはひとつの指標の改善を目的として設定します。すると、A/Bテストの分析もシンプルに実施できます。
2:評価基準を決める
目的の次は評価基準を決めます。仮にコンバージョン率の改善を目的としたA/Bテストを実施する場合、どの程度の改善を目指すのかを決めるのです。例えば現在のコンバージョン率が0.8%だったとして、改善後の数値が1%でも改善できたと捉えるのか、あるいは最低でも1.5%にならないと改善としないのか、基準が必要です。
どのくらい改善できればA/Bテストが成功なのかといった決まりはありませんが、あまりにも僅かな数値の改善だと誤差の恐れもあるため、ある程度の上昇を基準とするのがおすすめです。
3:予算を決める
A/Bテストを実施するにあたって、予算も決める必要があります。仮に予算を20万円としたなら、20万円分は必ず運用して、その結果で判断するようにします。もし20万円分運用しても明確な答えが出ない場合は、一旦A/Bテストを終了します。
数字に大きな変化が見られないからといって、いつまでも予算をかけてA/Bテストを継続することはあまり良くありません。なぜなら、市場や競合は短期間で変化していきますので、時間がかかればかかるほどA/Bテストの内容以外の影響によって、運用結果が変わってしまうからです。
主要な広告の媒体ごとのA/Bテスト設定、実施手順
ここからは、主要な広告の日値ごとのA/Bテスト設定と、実施手順を解説していきます。なお、詳細な手順については、各媒体のA/Bテストについて解説した記事のリンクがありますので、そちらを参考にしてみてください。
Google広告(リスティング広告)のA/Bテスト設定方法
Google広告の中でも、こちらではリスティング広告のA/Bテストの設定方法を解説します。
Google広告は下書きとテストを利用する
Google広告(リスティング広告)のA/Bテストは、Google広告の管理画面上から「下書きとテスト」という機能を使って実施します。現在運用中のキャンペーンのコピーを作成して、テストしたい部分のみ変更し、テスト運用を実施するイメージです。
「リスティング広告」は顕在ユーザーにアプローチができる運用型広告ですが、競合も多いため成果が出ず、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか? コンバージョン率など成果を高めるのに有効な手段の一つにリスティング広告の「A/Bテスト」があ[…]
Yahoo!広告(ディスプレイ広告)のA/Bテスト設定方法
Yahoo!広告のディスプレイ広告で、A/Bテストを実施する際の設定方法を解説します。
Yahoo!広告はA/Bテスト機能がないので効果測定を実施キャンペーン作成時に設定
Yahoo!広告のディスプレイ広告は、管理画面上で2つのキャンペーンを作成してA/Bテストできます。そ
ディスプレイ広告は、さまざまな広告媒体で利用できる広告手法の一つです。画像や動画を用いて、ユーザーに視覚的にアプローチすることで、高い広告効果を得ることができます。 そんなディスプレイ広告ですが、画像や動画などの広告クリエイティブが大[…]
Facebook広告のA/Bテスト設定方法
Facebook広告のA/Bテストの設定方法を解説します。
Facebook広告のA/Bテストは広告マネージャから設定
Facebook広告は、広告マネージャにA/Bテスト機能があります。テスト対象となるキャンペーンを作成し、変数や予算、テスト期間を設定すれば、簡単にA/Bテストを実施可能です。
A/Bテストは、バナーやウェブサイト、広告文などを最適化するために行うテストです。特定の要素が違うAパターンとBパターンの広告を用意して、同じ条件の元で配信することでその違いを見極めるときに使われます。 ウェブ広告の担当者であれば、一[…]
Twitter広告のA/Bテスト設定方法
Twitter広告のA/Bテストの設定方法を解説します。
Twitter広告はA/Bテスト機能がないので効果測定を実施キャンペーン作成時に設定
Twitter広告は、2023年にA/Bテスト機能が実装されました。そのため、広告作成時にA/Bテストを設定することが可能です。
Twitter広告を運用していると、さらに効果的な訴求を行う方法について検討したいシーンがあると思います。 広告を改善することができれば、効果を高めることは可能ですが、むやみに変更してしまうと、どの要因で広告の効果に変化が見られたのか[…]
その他の広告媒体の設定方法を紹介した記事はこちら
その他の広告媒体のA/Bテストの設定方法については、以下の記事で解説していますのでご覧下さい。
Instagram広告のA/Bテスト実施方法
Instagram広告のA/Bテストは、Facebookの広告マネージャを利用して実施します。Facebookの広告マネージャにはA/Bテスト機能がありますので、この機能を活用してテストが可能です。
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、Web広告の媒体は世の中に多く存在します。また、特定の広告媒体の中でもターゲットに対するアプローチ方法は多種多様であり、アプローチ方法が正しいかどうかを判断する必要が随時発生します。 […]
LINE広告のA/Bテスト実施方法
LINE広告は、管理画面にA/Bテスト機能がありませんので、テスト用の広告を作成して、効果測定による検証が必要となります。
ただし、トークリストの広告サイズのみA/Bテスト機能が実装予定です。
LINE広告は、SNS広告の中でも特にアクティブユーザー数が多いため、大きな効果が期待できる広告の一つです。 特に日本国内においては、LINEユーザーが非常に多く、幅広い年代のユーザーがいるので、あらゆる商材のマーケティングに、LIN[…]
広告のA/Bテスト設定時の注意点
広告のA/Bテスト設定を行う際は、テストする要素以外は必ず同じ条件で実施するようにしましょう。複数の異なる要素が存在すると、どの要素によって効果に差が出たのかが判別しにくくなり、効果的なA/Bテストが実施できなくなります。
広告のA/Bテストを効果的に実施・活用するポイント
広告のA/Bテストを効果的に実施・活用するポイントを解説します。以下のポイントを押えてA/Bテストを実施しましょう。
- インパクトの大きな部分からテストを実施する
- テスト中に変更を加えない
- 十分なデータを基に分析を行う
- 事前に決めた判断基準を変えない
- A/Bテストは継続的に実施する
POINT1.インパクトの大きな部分からテストを実施する
A/Bテストは、改善によるインパクトの大きな部分から実施するようにしましょう。細かな改善も重要ではありますが、A/Bテストはひとつずつ進めて行かなくてはならないので、優先順位を決めて実施した方が、早く成果に結びつく改善ができます。
そのためにも、A/Bテストを行う前に改善するとどの程度の効果が期待できるか仮説を立てて、優先順位を決めてから実施するのがおすすめです。
POINT2.テスト中に変更を加えない
A/Bテストの実施中に、広告や広告の設定に変更を加えてはいけません。テスト中に変更を加えてしまうと、その変更による変化が運用結果に影響してしまう可能性があります。もし、なにか変更を加えなければならない状況になった場合は、一旦A/Bテストを止めて変更しましょう。
そして、改めてA/Bテストのやり直しを行います。
POINT3.十分なデータを基に分析を行う
A/Bテストの分析を行う場合は、十分に比較検証できるデータを基に行いましょう。データ量が少ないと、一時的な影響による数値である可能性が否定できず、誤った分析を行ってしまうリスクがあります。
ただし、期間の長すぎるA/Bテストもよくありませんので、適切なデータ量を確保できるスケジューリングが必要となります。
POINT4.事前に決めた判断基準を変えない
A/Bテストの結果を分析する際、事前に決めた判断基準を変えてはいけません。例えば、クリック率に関するA/Bテストで、インプレッション数が多い広告を採用するといった判断はNGです。
これを行ってしまうと、A/Bテストの目的や仮説の意味がなくなってしまいます。
POINT5.A/Bテストは継続的に実施する
A/Bテストは一度きりのものではありません。よりよい広告運用を目指すためには、継続的に実施する必要があります。また、競合の広告や市場は常に変化していますので、市場に合せて運用方法やクリエイティブも変化させていかなくてはなりません。
そのためにA/Bテストは重要な作業となります。
広告の遷移先のLPのA/Bテストを効率的に行うにはA/Bテストツールの利用もおすすめ!
広告の遷移先のLPのA/Bテストを効率的に行うには、A/Bテストツールの利用もおすすめです。広告からどれだけユーザーを流入させても、LPの質が低ければコンバージョンにつながりませんので、LPのA/Bテストも重要です。
A/Bテストツールとは?
引用元:Optimizeヘルプ
A/Bテストツールとは、広告のA/Bテストツールを効率良く行うためのツールです。テストの実施から結果の集計などを簡単に実施できるため、A/Bテストの作業を効率化できます。
A/Bテストツールを利用する3つのメリット
A/Bテストツールを利用するメリットを3つ解説します。以下のメリットを参考に、A/Bテストツールの導入を検討してみてください。
- A/Bテストを簡単に実施できる
- テスト結果の集計を効率化できる
- 正確な比較・分析が行える
メリット1:A/Bテストを簡単に実施できる
A/Bテストツールを使うと、LPのA/Bテストを簡単に実施できます。A/Bテストツールは、A/Bテストのためのツールであり、タグひとつ設置するだけで、ヒートマップ機能やアナリティクス機能などが利用できるものもあります。
いろいろなツールを使ってLPの効果測定を行わなくても、A/Bテストツールひとつあればすぐにテストが可能です。
メリット2:テスト結果の集計を効率化できる
A/Bテストツールには、テストの結果を簡単に集計できる機能が備わっているものもあります。この機能を活用すれば、A/Bテスト実施後の集計が効率化できます。A/Bテストは実施して集計、分析という行程が必要です。
A/Bテストを利用すれば、スムーズでスピーディーなA/Bテストが実施できます。
メリット3:正確な比較・分析が行える
A/Bテストツールを使うと、正確なLPの比較や分析が行えます。A/Bテストツールを使わなくてもA/Bテストは実施できます。しかし、正しくデータを並べて比較・分析を行う必要があります。ここを間違うと、効果的なLPの改善は実施できません。
A/Bテストツールなら、LPの改善点や比較データを簡単に取り出せるため、間違いのない改善が可能となります。
広告の遷移先のLPのA/Bテストにオススメのツール3選
広告の遷移先のLPのA/Bテストにオススメのツールを3つ紹介します。LPを改善するにあたり、どこから手を付けてよいかわからない、もっと効率良くLPのA/Bテストを実施したいという方は、ぜひこちらのツールを参考にしてみてください。
KAIZEN ENGINE
引用元:KAIZEN ENGINE
KAIZEN ENGINEは、KAIZEN PLATFORMが提供するUX改善用のツールです。
特徴
KAIZEN ENGINEは、タグをひとつ設置するだけでLPの分析やA/Bテストが実施できるツールです。エンジニアにかかる負担も少なく、低コストでA/Bテストを行うことが可能となります。また、KAIZEN ENGINEは既存のシステムへの影響もないので安心して利用できます。
デザインエディター機能、ヒートマップ機能、アナリティクス機能、ダッシュボード機能などが利用でき、LPのA/Bテストに止まらず、LPの効果を常時監視するといった使い方も可能です。
こんな方にオススメ
KAIZEN ENGINEは、LPのA/Bテストだけでなく、ユーザーのアクセス数や売上状況などもひとつのツールで管理したい方におすすめです。アナリティクス機能とダッシュボード機能を使えば、LPを軸とした事業のKPIの観測も可能です。
費用
KAIZEN ENGINEの費用については、公式サイトよりお問い合わせください。
URL
https://kaizenplatform.com/engine
Googleオプティマイズ
引用元:Googleオプティマイズ
Googleオプティマイズは、Googleが提供する無料のツールです。
特徴
Googleオプティマイズは、Googleタグマネージャーと連携できるツールで、リダイレクトテストによるA/Bテスト、画像も含めた多変量テストが可能です。Googleオプティマイズを使えば、LPを差し替えてA/Bテストを行うといった手間が不要です。
こんな方にオススメ
Googleオプティマイズは、コストをかけずにA/Bテストを実施したい方におすすめです。Googleが提供するツールなので、一切コストをかけずに利用できるメリットがあります。
費用
Googleオプティマイズは、無料で利用できます。ただし、より多くの要素を同時にテストできるGoogleオプティマイズ360は、有料となります。
URL
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/optimize/
SiTest
引用元:SiTest
SiTestは、ヒートマップ機能・A/Bテスト・EFOが可能なツールです。
特徴
アジアで導入数600,000サイトを突破したSiTestは、多くの有名企業でも利用されているツールです。LPの解析から改善まで、SiTestひとつで実施できます。さらに、EFO(エントリーフォーム最適化)が可能、レポート機能が利用できるといった特徴もあります。
こんな方にオススメ
SiTestは、ECサイトを運営している方におすすめです。A/Bテストはもちろんですが、EFO機能によってカートの最適化を行うことができるため、カート内での離脱率を下げたい場合に活用できます。
費用
SiTestは、以下の条件であれば無料で利用できます。
- 計測可能PV数:30,000PV
- ドメイン数:2ドメイン
- ゴール設定数:10個
- 利用可能ページ:無制限
- サブユーザー上限数:0
上記以上のプランを利用する場合は、公式サイトよりお問い合わせください。
URL
WEB広告運用初心者はまずは広告代理店利用がおすすめ!
WEB広告運用初心者は、まずは広告代理店の利用がおすすめです。A/Bテストを簡単に実施できるツールはありますが、ある程度の知識や経験が必要であり、なおかつ一定のリソースも必要となりますので、環境が整っていない場合に、無理に自社で実施することはおすすめしません。
WEB広告運用初心者に広告代理店利用がおすすめな理由
WEB広告運用初心者に広告代理店の利用がおすすめな理由は、A/Bテストをはじめとしたさまざまな効果検証が実施できるからです。また、効果検証による結果を広告運用に正しく反映させて、最適な広告運用を実現できるというメリットもあります。
これは、多数の広告運用を経験してきた代理店だからこそ行えることです。
広告代理店を利用する3つのメリット
広告代理店を利用するメリットを3つ解説します。
- 広告運用・効果測定に必要なリソースを確保できる
- 広告の効果が向上するA/Bテストが可能
- さまざまな施策を同時進行できる
広告運用・効果測定に必要なリソースを確保できる
代理店を利用すれば、広告の運用や効果測定に必要なリソースを確保できます。自社で広告運用と効果測定を実施する場合、多くのリソースを必要とするため、人員に余裕のない企業では、大きな負担となります。
場合によっては、他の業務に支障が出る恐れもないとは言い切れません。しかし代理店を利用すれば、広告運用から効果測定まで、すべての業務を任せることができるので、自社にかかるリソース負担は限りなく少ないものとなります。
広告の効果が向上するA/Bテストが可能
代理店なら、広告の効果が向上するA/Bテストが可能です。A/Bテストは2つの広告パターンを比較して、結果が良い方を採用するという非常にシンプルな手法です。しかし、どの項目からテストを実施するのか、どのようなパターンでテストするのかなどを考えなくてはなりません。
多数の広告運用を行っている代理店なら、その経験を活かして効果的な広告運用につながるA/Bテストが可能です。
さまざまな施策を同時進行できる
代理店では、さまざまな施策を同時進行することも可能です。WEB広告ならGoogle広告、Yahoo!広告、SNS広告などさまざまな媒体がありますが、これらを同時に運用することもできます。もちろんそれぞれの施策について、A/Bテストを行い効果を向上させられますので、ひとつの媒体にこだわらず、自社の利益を追求するWEB施策を実施できるのです。
WEB広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選
WEB広告運用代行に強みをもつおすすめの広告代理店を、3社紹介します。自社での広告運用が難しい場合は、以下の情報を基に代理店の利用を検討してみてください。
株式会社ニュートラルワークス
引用元:株式会社ニュートラルワークス
こんな方におすすめ!
- ランディングページ制作から広告運用まですべて依頼したい方
株式会社ニュートラルワークスの強み
株式会社ニュートラルワークスは、ECサイトの制作などメディア制作を行っている代理店です。システムの構築からデザイン、撮影まですべてこなします。また、SEOや広告運用にも強みを持っており、自社サイトは「ECサイト制作」で現在も上位表示されています。(2021年9月現在)
豊富な改善経験を持つWEBサイト改善コンサルティングサービスも提供していますので、効果の出るランディングページを制作したい方にもおすすめです。
株式会社ニュートラルワークスの概要
・対応可能な媒体:Google広告/Yahoo!広告/SNS広告
・会社名:株式会社ニュートラルワークス
・本社所在地:神奈川県茅ヶ崎市浜竹1-11-56
・URL:https://n-works.link/
株式会社アドプレックス
引用元:株式会社アドプレックス
こんな方におすすめ!
- 広告運用の実績が確かな代理店に依頼したい方
株式会社アドプレックスの強み
株式会社アドプレックスは、WEB広告運用やオフライン広告などを取り扱っている代理店です。WEB広告においては、GoogleとYahoo!それぞれ認定パートナーとなっており、確かな実績が確認できます。
運用代行の料金プランは月額の固定制となっているため、一定のコストで運用代行の依頼が可能です。
株式会社アドプレックスの概要
・対応可能な媒体:Google広告/Yahoo!広告/Facebook広告/Instagram広告/Twitter広告/YouTube広告/LINE広告
・会社名:株式会社アドプレックス
・本社所在地:広島県広島市中区舟入南一丁目1-18
・URL:https://www.adplex.co.jp/
株式会社ネットビジネスエージェント
こんな方におすすめ!
- WEBマーケティング戦略から一緒に考えて欲しい方
株式会社ネットビジネスエージェントの強み
株式会社ネットビジネスエージェントは、WEB広告運用代行以外にWEB戦略策定支援、WEB戦略コンサルティングなども行っている代理店です。単に広告運用を任せるだけでなく、戦略を考えるところからサポートが可能です。
またWEB広告運用は、有資格者が費用対効果の高い運用を実現します。Google、Yahoo!の認定パートナーとなっているので、安心して依頼できます。
株式会社ネットビジネスエージェントの概要
・対応可能な媒体:Google広告/Yahoo!広告/Facebook広告/Instagram広告
・会社名:株式会社ネットビジネスエージェント
・本社所在地:長崎県長崎市泉2丁目19-3
・URL:https://nb-a.jp/
広告のA/Bテストの結果を可視化するオススメの自動レポートツール
広告のA/Bテストの結果や広告パフォーマンスを可視化する、おすすめの自動レポートツールを紹介します。こちらで紹介するツールを使えば、A/Bテスト実施後のデータ集計や比較を効率良く実施できます。
Databeat Explore
Databeat Exploreは、さまざまなWEB広告のデータを自動で集めてレポートを生成する、広告レポート自動化ツールです。もちろんA/Bテストを実施した際も、テスト運用の結果を自動で集計してレポート化できるので、手間をかけずに比較・分析ができます。
WEB広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント
WEB広告運用におけるDatabeat Exploreの活用ポイントには、以下のようなものがあります。こちらを参考に、Databeat Exploreの導入を検討してみてください。
- 広告の運用データを常に最新の状態で保持
- Databeat Exploreオリジナルのフォーマットでレポートを自動生成
- BIツールによる分析にも柔軟に対応
広告の運用データを常に最新の状態で保持
Databeat Exploreは、API連携によってWEB広告のデータを常時最新の状態に保持できます。わざわざGoogle広告やYahoo!広告などの管理画面にアクセスする必要はありません。A/Bテストを実施した後も、Databeat Exploreにアクセスすれば運用結果が一目で確認できますので、比較や分析もスムーズに実施できます。
Databeat Exploreオリジナルのフォーマットでレポートを自動生成
Databeat Exploreは、APIによって広告のデータを保持していますが、そのデータはDatabeat Exploreのオリジナルフォーマットによってレポート化まで自動で行います。データをExcelに貼り付けて表を作ったりグラフを作ったりといった作業は不要です。
BIツールによる分析にも柔軟に対応
Databeat Explore以外のBIツールで広告の分析を実施したい場合には、データのエクスポート機能が利用できます。利用するBIツールに合せてデータをエクスポートできますので、これまで利用してきたデータ分析環境をそのまま活用できるのです。
まとめ
広告のA/Bテストは、媒体によって管理画面に機能が実装されているものとそうでないものがあります。よって、媒体ごとに実施手順が異なりますが、広告の効果を確実に高めるためには重要な作業のひとつとなります。
また、A/Bテストを行う際は本記事で解説しましたように、目的や予算を決める、優先順位を決めて実施するといったいくつかのポイントもありますので、ぜひ記事の内容を参考にしながら実施してみてください。なお、A/Bテストツールを利用すれば、よりスムーズなテストの実施も実現できますが、A/Bテストや広告運用のリソースを確保できない、自社での実施に不安があるといった場合には、代理店への依頼も検討してみましょう。
自社でA/Bテストを行う場合には、データの計測や分析を効率良く行うために、広告レポート自動化ツール「Databeat Explore」の利用もおすすめです。