Facebook広告のA/Bテスト完全ガイド!設定・実施方法から効果的な分析・活用のポイントまで詳しく解説

Facebook広告のA/Bテスト完全ガイド!設定・実施方法から効果的な分析・活用のポイントまで詳しく解説

A/Bテストは、バナーやウェブサイト、広告文などを最適化するために行うテストです。特定の要素が違うAパターンとBパターンの広告を用意して、同じ条件の元で配信することでその違いを見極めるときに使われます。

ウェブ広告の担当者であれば、一度はどこかで聞いたことがあるテストではないでしょうか。本記事のテーマであるFacebook広告を運用している事業者の中でも、実際にA/Bテストの実施を検討している企業も多いことでしょう。

しかし、Facebook広告のA/Bテストを行う上で、

「A/Bテストはどんなテストなのか?」

「A/Bテストの内容を知りたい」

「Facebook広告のA/Bテストを実施する方法が知りたい」

以上のような疑問をお持ちではありませんか?本記事ではFacebook広告のA/Bテストの設定・実施方法から分析などの活用ポイントまでを詳しく解説します。

目次

管理画面上で簡単に実施可能!Facebook広告のA/Bテストの特徴を詳しく解説

Facebook広告におけるA/Bテストとはどんなテストであるかについて、まずは特徴を把握していきましょう。

【おさらい】そもそもA/Bテストとは?

A/Bテストとは、比較をしたい広告を用意して、どちらの効果が高いかをテストをして比べることです。広告を制作している担当者の思い込みを排除し、ユーザーの反応をダイレクトに知ることができるため、改善施策に有用なデータとして多くの媒体で活用されています。

配信中の広告同士を比較すると配信する期間など条件に差が出てしまい、正しく比較することが難しくなります。そのために、A/Bテストを活用して、同じタイミングに配信して平等な条件下で広告を評価していきます。

Facebook広告のA/Bテストとは?

ABテスト

引用:Facebook Ads

Facebook広告の場合は、Aパターン(基準とする広告)の広告と内容を変更したBパターン(比較対象の広告)の広告を同時に配信して、効果に変化があるかどうかを検証します。Facebook広告の管理画面(Facebook広告マネージャ)から設定可能です。

A/Bテストのための広告を新規で作成する他、既存のキャンペーンの利用もできます。比較する内容は「変数」と呼ばれており、広告主の目的にあった変数を管理画面で選択します。

Facebook広告のA/Bテストで検証できること

Facebook広告においてのA/Bテストでは、基本的に比較する内容(変数)を1つだけ設定するようにます。比較が可能なパターンは全部で5つです。詳しく後述しますが、できる限りシンプルな比較をすることが大切です。

 クリエイティブのA/Bテスト

Facebook広告の画像やテキストなどのクリエイティブを比較します。見た目や表現が違ったクリエイティブの効果の違いを計測できます。画像やテキスト以外に動画のテストも可能です。

LPのコンバージョンのテストを行う場合などは、URLを変えることで反応を比較するなど、いろいろと使い道が幅広いテストです。

 オーディエンスのA/Bテスト

オーディエンスの設定の違いによって、どれくらいユーザーのリーチに違いが現れるかを見るテストです。例えば、オーディエンスに特定の地域の追加や削除をしたり、年齢増を変えたりすることでのパフォーマンスの違いが出るかなどを計測します。

 配信の最適化のA/Bテスト

配信の最適化では、広告効果の最適化やコンバージョンウィンドウによる効果の違いをテストします。キャンペーン予算の最適化がされている広告とされていない広告とを比べることで、ユーザー反応への影響を調べることができるテストです。

 配置のA/Bテスト

配信先を変えることで、パフォーマンスに変化があるかどうかをテストします。例えば、自分で設定した配置と自動的に配置された広告でどれくらい差が出るかなどを検証します。

 商品セットのA/Bテスト

商品マネージャのアセットで設定された、違った商品セット同士を比べます。アップデートによって広告セットレベルでのテストができるようになったため、測定可能となりました。

Facebook広告のA/Bテストを利用するために必要な予算

A/Bテストでは、ある程度の予算が必要です。確かな精度の結果が出る目安は設定画面上で確認できます。低予算では精度が低くテストの信頼度が下がってしまうので、A/Bテストを行うときは予算は多めに確保しておくことをおすすめします。

 

Facebook広告のA/Bテストを実施するメリットは?どんな人におすすめ?

Facebook広告のA/Bテストを実施するメリットは?どんな人におすすめ?

Facebook広告でA/Bテストを行うメリットと実際、どんな事業者にオススメかを紹介します。

Facebook広告のA/Bテストを実施する3つのメリット

Facebook広告のA/Bテストのメリットをしっかりと把握の上、A/Bテストの必要性を考えていきましょう。

  1. エンゲージメント率やコンバージョン率が高い広告を発見できる
  2. クリエイティブの改善施策が容易になる
  3. 定期的なレポートによるPDCAサイクルの確認

 1.エンゲージメント率やコンバージョン率が高い広告を発見できる

A/Bテストを実施すると、どんな広告がユーザーの反応を得られるかが分かるようになります。PDCAサイクルでA/Bテストを繰り返していけば、さらに精度も高まります。結果を改善施策に活かすことで、さらに反応のよい広告を制作することも可能となってきます。

 2.クリエイティブの改善施策が容易になる

A/Bテストでクリエイティブの反応を即座に把握することが可能になります。設定期間を短期間にすれば、PDCAの速度も上げることができます。製作者側の主観では理解しにくい点をA/Bテストで浮き彫りにすることで、短時間でクリエイティブの質を上げることも可能になります。

 3.パフォーマンスがよい広告を導き出すまでのステップが短くなる

A/Bテストを繰り返すことで、自社にとってパフォーマンスが高い広告がどういうものなのかというサンプルが分かってきます。A/Bテストはユーザーのダイレクトな反応なので、結果を的確に改善施策に活かしていけば、テストを行わないよりスピーディーに理想の広告パターンを把握できるようになります

Facebook広告のA/Bテストはこんな方におすすめ!

今までは、担当者の勘で広告の改善施策を行ってきたものの、イマイチ効果が上がらないと悩んでいる企業にA/Bテストをおすすめします。製作者の感覚と実際に広告を見るユーザーとの感覚には大きな違いがあることをA/Bテストは具体的な数値で示してくれます

ユーザーの選択を客観的に表示してくれるので、A/Bテストを根気よく繰り返して自社広告の最適解を導き出すことで、目的に達成する期間が短縮されるでしょう。

 

Facebook広告のA/Bテスト設定・実施の全体像

ここでは、Facebook広告でA/Bテストの設定と実施の全体像を大まかに紹介します。

STEP1:目的、目標、予算を設定する

A/Bテストを行う前に、テストの目的、目標、予算をそれぞれ設定する必要があります。「このテストで何を明らかにしたいのか」「テストしたい場所はどこか」「テストで効果を上げたい指標は何か」を決めておきましょう。

STEP2:A/Bテストの設定、実施

STEP1で設定した目的や目標を元に、実際の広告マネージャを利用してA/Bテストの内容を設定していきます。一般的に、テストの実施期間は4~10日くらいがよいでしょう。

STEP3:A/Bテスト結果の測定・分析

結果の確認や分析も広告マネージャ上で行えます。分析した結果を改善施策に反映させてPDCAを回していきます。このためA/Bテストは何度も繰り返すケースが多くなります。

 

効果的なFacebook広告のA/Bテストを実現するために3つの準備すべきこと

効果的なFacebook広告のA/Bテストを実現するために3つの準備すべきこと

効果的なFacebook広告のA/Bテストを実現するために必要な、3つの準備を紹介します。しっかり準備してからA/Bテストを始めるようにしていきましょう。

1:A/Bテストを実施する目的を決める

A/Bテストを実施する前に必ず目的を明確にしましょう。例えば、「商品の販売数を〇件増加させる」「広告のクリック率をアップさせる」などを決定します。

目的を決めることで、それに見合った検証対象や評価基準が定まります。まずは「なんのために広告を利用するのか」を決めることが大切です。

2:A/Bテストの検証対象、目標・評価基準を決める

目的を達成するために何をA/Bテストで検証するかを決めていきましょう。前述したA/Bテストで検証できる5つの中から選びます。

評価基準も事前に決めておく必要があります。例えば、目的がバナーのクリック率の向上であれば、バナーのクリエイティブが検証対象で評価基準がクリック率となります。

目標値は「改善する」「アップする」ではなく、5%上昇させるなど、具体的な数字を設定することが重要です。ゴールが不明瞭ではA/Bテストの評価を正しく施策に反映することが難しくなるので注意しましょう。

3:A/Bテストの予算を決める

A/Bテストの予算は、A/Bテストを設定していく中で「1日の予算」を入力して設定します。このとき、設定した予算とテスト期間から「テストの推定パワー」が表示されます。

テストの推定パワーは80%以上だとテストの精度が上がります。この数値を目安に期間と組み合わせながら適切な予算を決めていきましょう。

 

Facebook広告のA/Bテストの設定、実施手順

Facebook広告マネージャを利用して、実際のA/Bテストの設定する方法をステップで解説します。

手順1.テスト対象のキャンペーンを作成する

ABテスト1

引用:Facebook Ads

A/Bテストはキャンペーンの他、広告セット単位でも行うことが可能です。今回は、広告セットでテストを準備する方法を例にあげます。

Facebookの広告マネージャで「広告セット」を選び、上のメニューにある「A/Bテスト」をクリックします。

手順2.テストの変数を設定する

ABテスト2

引用:Facebook Ads

A/Bテストの内容を設定していきます。「新しいバージョンを作成」する場合と「既存のキャンペーンを比較」するのいずれかを選びましょう。

新しいバージョンを作成する場合は、バージョンAにあたるキャンペーンを設定します。

ドロップダウンリストから、テストをする変数を選択します。

ABテスト3

引用:Facebook Ads

変数を選ぶと、さらにメニューが続きます。比較する「バージョンB」について変数を設定します。その後、右下の「次へ」ボタンをクリックします。

手順3.予算やテストの期間を設定する

ABテスト4

引用:Facebook Ads

「1日の合計金額」や「テスト期間」など、赤枠内の情報を設定します。完了したら、右下の「テストを確認」をクリックします。

手順3.テストの内容を確認する

ABテスト5

引用:Facebook Ads

今まで行ってきた設定が、一覧で表示されます。これでA/Bテストを行ってもよいかしっかり確認しましょう。変更したい場合は、「前へ」ボタンを押せば設定画面に戻れます。

すべてOKなら、「テストを作成」ボタンを押せばA/Bテストが開始されます。

参考:テストメニューから設定するには

テスト

引用:Facebook Ads

上記で紹介した他に、「テスト」からもA/Bテストの設定が可能です。ショートカットなどから「テスト」を選びます。

テスト2

引用:Facebook Ads

メニューにある「A/Bテスト」の「スタート」を押します。

テスト3

引用:Facebook Ads

先ほどの手順のように広告セット単位で設定する場合は、テスト詳細で「広告セット」をチェックしましょう。

その後はインターフェイスは違いますが、設定していく内容は同じです。最後に設定内容を確認してテストを作成します。

ご自身のお好きな方法で作成をしてみてください。

Facebook広告のA/Bテスト設定時の注意点

準備編で解説した目的や評価基準からズレない設定をすることが重要です。予算もテストの推定パワーを確認しながら水準以上の%が出ているかどうか、必ず確認してください。とりあえず複数の広告をテストしてみようというスタンスでテストを行うのはやめましょう。

結果を見ても理由が分からないような設定は、無駄にテストの回数を増やす原因となり正しい効果を把握できません。

 

Facebook広告のA/Bテスト結果の確認方法

行ったA/Bテスト結果を確認してみましょう。方法は以下のとおりです。

手順1.テストを選択する

広告マネージャメニュー

引用:Facebook Ads

広告マネージャで「FACEBOOK」の右側にある「三」をクリックすると、メニューが現れます。

その中のテスト(赤枠)を選択します。

手順2.結果を確認する

ABテスト結果

引用:Facebook Ads

サイドメニューから「結果」を選ぶと、A/Bテストの結果を確認することができます。

Facebook広告のA/Bテスト結果分析時に必ず見るべき3つのポイント

A/Bテストの結果を分析する際に、必ず見ておくべきポイントを3つあげます。

 1.分析する変数は1つにする

テストする変数は1つにして、変数以外は同じ内容で広告を統一することが重要です。こうすることで、1つの変数を的確に分析することができます。分析は1つの変数にフォーカスして深掘りしましょう。

同時の2つ以上の変数をテストして比較することはできませんが、変数が違ったたキャンペーンを作成するのもやめておきましょう。同じターゲットに別のキャンペーンを配信すると、配信対象が重複して正しい結果が得られなくなる可能性があります。

 2.仮説にあった結果であったかどうかを確認する

テストを行う前に結果の仮説を立てておくことも大切です。このとき、テスト結果で検証可能な仮説にすることがポイントです。こうすることで、A/Bテストの結果が仮説どおりであったかどうかを確認できます。

 3.テスト結果の信頼度に注目する

FacebookのA/Bテストでは、「信頼度」が分かります。信頼度とは、また同じテストを行ったときに、同じ結果になる確率を表しています。つまり、信頼度が高いテストほど精度を評価できると言えます。目安としては、70%以上あるとよいでしょう。

信頼度が低い結果が出た場合は、変数を変えてもう一度テストを行ってみましょう。何度もテストをして経験値をあげて、うまく信頼度を活用できるようにしていきましょう。

 

Facebook広告のA/Bテストを効果的に実施するための5つのTIPS

Facebook広告のA/Bテストを効果的に実施するための5つのTIPS

A/Bテストは、やみくもにテストを続けても意味がありません。A/Bテストの効果をあげるために覚えておいていただきたい、5のポイントを解説します。

1.テストパターンを増やしすぎない

1つのA/Bテストにつき、5パターンまで検証できますが、増やしすぎるのは逆効果になります。パターンが多いと配信が分散されてしまい、効果的な結果が出にくくなってしまいます。有用なテスト結果を得るためには、テストパターンは少なめにしておくのが、おすすめです。

2.一定のテスト期間を設ける

A/Bテストを行う期間は、3~14日で設定できます。例えば、コンバージョンのテストを行いたいときは、クリックしてからコンバージョンするまでに5日間必要だとします。この場合は、データが反映されるまで、最低5日間必要になります。

コンバージョンを計測する場合など、測定したい結果が数日かかる場合はそれを考慮した期間を設定する必要があります。

3.事前に仮説をしっかり立てておく

目的や目標を決めたら、一緒に仮説も立てておきましょう。仮説がないとテスト結果を考察・分析する材料が不足して、本来のパフォーマンスが発揮できない可能性があります。テスト結果が仮説のとおりであったかを見極め、予想外だった場合はその原因を調査するなど分析の幅が広がります。

4.十分な予算を確保する

予算については、前述したとおり正しいテスト結果を出すために必要な要素の1つです。精度の高い結果を出すためにはテストの推定パワーが下がらないくらいの予算が必須です。予算の低いテストを繰り返すより、潤沢な予算のテストを1回行った方が、得られる気づきは大きくなるでしょう。

5.テストを繰り返す

テストの結果が出たら、内容を活かして広告を改善し、再度A/Bテストをするというサイクルを繰り返します。数回のテストで結果が伴わなくても、心配はいりません。何度テストを繰り返しても状況が改善されない場合は、「この方法では数値がよくならなかった」という気づきが得られたことになります。

そのためにも今まで解説した効果的なテストを行う方法を踏まえて、1つでも多くの改善への気づきを積み重ねていくことが大切です。

 

A/Bテストと一緒に検討したいFacebook広告の効果改善に効くおすすめ施策

A/Bテストに加えて、一緒に行うとFacebook広告の効果があがるおすすめの方法を3つご紹介します。

1.広告ライブラリを利用する

Facebook広告を運用していくにあたり、自社広告のA/Bテストだけでなく、競合他社などの広告も比較している企業が多いことでしょう。担当者が地道に気になる広告をストックしていく方法もありますが、Facebookの「広告ライブラリ」を利用すれば、掲載中の広告を見ることができます。

検索フォームに企業名やキーワードを入れて自由に検索できます。ただし、掲載が終わってしまうとヒットしなくなるので、気になる広告を見つけたら別途保存することをおすすめします。

自社の広告と世界中の広告を比較すれば、気づく点がいろいろと出てくるはずです。ぜひ活用してみてください。

広告ライブラリ

引用:Facebook 広告ライブラリ

2.ハイセンスな画像を無料で利用する

A/Bテストの結果、クリエイティブに問題があると判明したときに、代替画像を自社で用意するのが難しいケースも多々あります。例えば、社内に作成するリソースがない、外注する予算がない場合は、フリー素材が選択肢となってきます。

Facebook広告は、Shutterstockというフォトサービスの数百万の画像を無料で利用できます

Shutterstock

引用:Shutterstock

ShutterstockはFacebook広告とAPIを統合しているため、広告マネージャで簡単に画像を選べます。詳しい方法は、Shutterstockの公式サイトに載っているので、確認してみてください。

広告にふさわしい画像を入れたら、再びA/Bテストを行って効果を確認することも大切です。

3.リターゲティングを活用する

Facebook広告もGoogle広告と同じようにリターゲティング用のタグを入れることができます。ユーザーの訪問履歴を把握できれば、広告のターゲット設定を訪問履歴に変更するなどして、効果を高めることが可能です。リターゲティング用のタグは「Facobookピクセル」と呼ばれています。

A/Bテストでターゲットに問題があった場合は、リターゲティングで訪れるユーザーの傾向を分析し、それに合わせたターゲットに設定しなおす方法を試してみるとよいでしょう。

※参考:Facebook広告のリターゲティングについて詳しく解説している記事はこちら。

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※参考:Facebook広告の運用改善方法については以下の記事でも詳しく解説しています
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Facebook広告の効果改善に強みを持つ代理店に運用代行を依頼するのもおすすめ!

Facebook広告の効果改善に強みを持つ代理店に運用代行を依頼するのもおすすめ!

A/Bテストはもちろん、Facebook広告の運用自体に慣れていない担当者は、代理店に運用代行を依頼するのもおすすめです。

Facebook広告の効果改善に強みを持つ代理店を利用する3つのメリット

Facebook広告の運用を専門代理店に頼むメリットを紹介します。主なメリットは3つですので、代理店に依頼した方がよいかの目安にしてください。

 1.Facebookのプロに運用を任せられる

代理店に運用を任せると、Facebook広告に精通したプロフェッショナルが運用を代行します。専門家がいない自社で運営をするよりも、効果が現れるまでのスピードや成果の大きさにかなりの違いがあるでしょう。特にFacebook広告の認定代理店を選べば、さらに豊富や知識や経験を持ったスタッフに運用を依頼することが可能です。

 2.Facebook広告の最新情報に基づいた運用が可能になる

Facebook広告に限らず、ウェブ広告の世界は常にアップデートが行われています。その情報を常にキャッチをして最大限の成果を上げて続けるのは、自社ではかなりハードルが高くなります。

Facebook広告専門の広告代理店なら、情報のキャッチからアップデートへの対応までプロが確実に行ってくれます。常に最新の状態でFacebook広告の運用をしていきたいなら、代理店に依頼する方が確実と言えるでしょう。

 3.PDCAサイクルを確実に素早く回せる

Facebook広告でA/Bテスト行った後は、PDCAサイクルを回していくことが大切だと解説してきました。A/Bテストを通じて素早く改善点を発見して、施策に反映させることが重要です。この業務を自社で行うとかなりの人件費と作業時間がかかります。

広告代理店ならば、一連の作業をまとめて代行してもらえます。さらに運用結果を分かりやすいレポートとして報告してくれるので、社内の状況把握もしやすくなります。また、改善施策のアドバイスをしてくれる代理店も多いので、プロ意見を聞きながら社内で検討していくことも可能です。

代理店によるFacebook広告の運用代行の利用はこんな人におすすめ!

自社でFacebook広告を運用しているものの、Facebookに詳しい人材がいないことで、よい改善施策が行えない場合は、代理店への依頼がおすすめです。ある程度自社で運用している場合でも、施策改善のアドバイスやサポートが欲しい場合も一度広告代理店に相談してみるとよいでしょう。

いずれにしても、Facebook広告を運用するリソースが社内で不足していると感じるのであれば、代理店の運用代行はおすすめできる選択肢です。

 

Facebook広告運用代行に強みを持つおすすめ広告代理店3選

Facebook広告運用代行に長けている、広告代理店を3社紹介します。気になった代理店があれば、一度連絡をして詳細を問い合わせみてはいかがでしょうか。

株式会社グラッドキューブ

GladCube引用元:株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブは、大阪が本社の広告運用代理店です。Facebook広告の認定資格を持った専門チームが豊富な知識と経験を活かしてFacebook広告を運用します。

こんな方におすすめ!

株式会社グラッドキューブは、Facebook以外の広告も幅広く運用しています。複数媒体を運用していて他の媒体もまとめて依頼できる代理店を探している企業におすすめです。

 株式会社グラッドキューブの強み

株式会社グラッドキューブの強みは、Facebookだけではなく、Yahooの認定パートナー・Twitterの正規代理店でもあり確かな実績を証明されているところです。さらにウェブコンサルティングも行っているので、ウェブに関する業務を一括してお任せすることができます。

株式会社グラッドキューブの概要

  • 料金体系:広告費の20%・25万以上
  • 対応可能な媒体:リスティング広告、Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告、動画広告、DSP広告
  • 会社名:株式会社グラッドキューブ
  • 本社所在地:〒541-0048大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7新瓦町ビル8F
  • URL:https://corp.glad-cube.com/

株式会社ユニアド

ユニアド

引用元:株式会社ユニアド

株式会社ユニアドは東京都港区を本社とする広告代理店です。Facebook広告の他に、リスティング広告やGoogle広告のコンサルティングなども行っています。

こんな方におすすめ!

株式会社ユニアドは、SNS中心の広告運用代行の他にインハウスの支援サービスも行っています。自社にノウハウを蓄積して将来的には自社運用を考えている企業におすすめです。

 株式会社ユニアドの強み

株式会社ユニアドは、Facebook広告運用の効果改善で確かな実績を残しています。InstagramやAudience NetworkなどのFacebook以外のサービスにも広告を配信できるので、複数媒体での運用を希望する企業にもおすすめです。

株式会社ユニアドの概要

  • 料金体系:月額広告費の20%+初期費用5万円
  • 対応可能な媒体:リスティング広告、Facebook広告、Google広告、Instagram広告、LINE広告、Youtube広告
  • 会社名:株式会社ユニアド
  • 本社所在地:〒107-0052東京都港区赤坂7-2-3赤坂ジートルンクビル2F
  • URL:https://www.uniad.co.jp/

株式会社イーナ

イーナ

引用元:株式会社イーナ

株式会社イーナは大阪を本社とする広告代理店です。実力成果主義のコンサルティングをモットーとして、SNSの広告代行からウェブサイトの構築まで幅広い分野をカバーしています。

こんな方におすすめ!

株式会社イーナはFacebook広告をはじめとするSNS広告運用の他に、リスティング広告運用も得意です。Yahoo!リスティング広告やGoogle広告の認定代理店でもあるので、SNS広告と併せてリスティング広告も運用したい企業におすすめです。

 株式会社イーナの強み

株式会社イーナは、ホームぺージ制作にも多くの実績があります。サイト制作から広告の運用・マーケティングまでトータルでサポートしてもらうことが可能です。

株式会社イーナの概要

  • 料金体系:月額広告費の20%
  • 対応可能な媒体:リスティング広告、ディスプレイ広告、Facebook広告、Instagram広告、LINE広告
  • 会社名:株式会社イーナ
  • 本社所在地:〒541-0051大阪府大阪市中央区備後町3-4-9 輸出繊維会館2F
  • URL:https://www.e-n-a.jp/

※参考:下記の記事では、Facebook広告の運用に強みを持つ代理店を特集しています。併せてご覧ください。

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Facebook広告の効果的なPDCAを助けるおすすめの広告効果検証ツール

Facebook広告の運用を自社で行う場合は、広告用の効果測定ツールを利用するとよいでしょう。今回は、おすすめの広告効果検証ツールを紹介します。

Databeat Explore

Databeat Explore

Databeat Exploreは、アジト株式会社が提供する広告効果検証ツールです。手動で行う必要があった「データ抽出」「更新」「集計」「可視化」を自動で行います。Databeat Exploreは、広告運用を効率的に行うためのさまざまな機能で、円滑な広告運用をサポートしてくれます。

Facebook広告における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント

 1:クリエイティブごとにデータを出力可能

Databeat Exploreは、クリエイティブごとにデータを出力できます。クリエイティブのA/Bテストを行う機会が多いFacebook広告にとって、とても便利な機能です。A/Bテストの結果と併用してクリエイティブごとにデータを把握すれば、さらに詳細なクリエイティブ改善施策が出しやすくなるでしょう。

 2:予算や目標値をリアルタイムで管理できる

Databeat Exploreを利用すれば、A/Bテストの事前準備でも重要な予算な目標値をリアルタイムで管理できます。各種データは自動的に最新バージョンで保持されるので、最新の情報を元に予算や目標値を設定できます。

Databeat Exploreで取得したデータは、Google AnalyticsやLooker Studio(旧Google Data Portal)、BIツールなど外部ツールに出力することができます。必要な場所にオンラインでデータを移動できるので、データを別の外部デバイスに移す必要もありません。

 3:誰でもグラフィカルなレポートが作成・共有できる

Databeat Exploreは、難しい知識いらずで広告効果測定の結果をグラフィカルなレポートで可視化できます。自社に詳しい人材がいなくても、簡単な操作で分析レポートを作成・出力できるので、レポート作成の時間の短縮や結果の共有が可能になります。

 

Databeatサービスサイト

まとめ

この記事では、Facebook広告のA/Bテストの設定方法から分析のポイントまでを紹介しました。今まで、改善施策の効果を感じていない場合は、A/Bテストの実施を検討してみてください。自社での実施が難しい場合は、専門の広告代理店の利用もおすすめです。

記事の内容を活用してぜひFacebook広告でもA/Bテストを行ってみてください。

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