ユーザーが検索エンジンで調べたキーワードに対して関連商品を表示するGoogleショッピング広告。Googleショッピング広告はリスティング広告に比べてクリック単価が安価なため、ECサイト運営者にとってはメリットが多い広告となりますが広告出稿を検討する上で、下記のようなお悩みはないでしょうか?
「Googleショッピング広告とは?」
「Googleショッピング広告の入稿方法が知りたい」
「Googleショッピング広告を上手に運用するコツが知りたい」
本記事ではこれからGoogleショッピング広告出稿を検討する担当者様へ向けて、Googleショッピング広告の「基本情報」「メリット・デメリット」「出稿方法」「運用を成功させるポイント」を紹介していますので、参考にしてください。
- 1 ECの強い味方「Googleショッピング広告」とは?
- 2 Googleショッピング広告の掲載費用に関して詳しく解説
- 3 Googleショッピング広告のメリット
- 4 Googleショッピング広告のデメリット
- 5 Googleショッピング広告スタートガイド!出稿方法、各種設定方法を詳しく解説
- 5.1 Googleショッピング広告の入稿STEPまとめ
- 5.2 STEP1:マーチャントセンターへ登録
- 5.3 STEP2:ツール確認
- 5.4 STEP3:利用規約同意
- 5.5 STEP4:アカウント開設完了
- 5.6 STEP5:ウェブサイト連携
- 5.7 STEP6:商品登録方法選定
- 5.8 STEP7:商品ページ
- 5.9 STEP8:商品登録完了
- 5.10 STEP9:Google広告とリンク
- 5.11 STEP10:アカウントID入力
- 5.12 STEP11:キャンペーン作成
- 5.13 STEP12:キャンペーンタイプの選定
- 5.14 STEP13:サブタイプの選定
- 5.15 STEP14:予算と配信期間の設定
- 5.16 STEP15:商品登録
- 5.17 STEP16:画像テキストを入力
- 5.18 Googleショッピング広告出稿上の注意点について
- 6 Googleショッピング広告を上手に運用する3つのポイント
- 7 Googleショッピング広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめ
- 8 Googleショッピング広告の運用代行おすすめ代理店3選
- 9 Googleショッピング広告運用の効果を可視化するオススメの広告効果測定ツール
- 10 まとめ
ECの強い味方「Googleショッピング広告」とは?
「Googleショッピング広告」について紹介します。Googleショッピング広告はECサイト運営者にとっても非常に有効な広告出稿方法となるので、まずは特徴や配信面について理解しましょう。
「Googleショッピング広告」とは?
引用元:Googleヘルプ
Googleショッピング広告は、Googleのサービス上に「商品画像」「価格」「店名」を表示させることができる広告です。
リスティング広告と同様で、商品を探しているユーザーがターゲットとなるため、購買意欲が高いユーザーに対してリーチが可能なECサイトに特化した運用型広告となります。
Googleショッピング広告の主要な配信面
Googleショッピング広告には、以下5つの配信面があります。それぞれの特徴を理解した上で自社に合った配信面を選定するようにしましょう。
- 検索画面
- ショッピング
- 画像検索
- YouTube
- Gmail
Googleショッピング広告の主要な配信面1.検索画面
引用元:Google
配信面1つ目は、Googleの検索結果です。PCの場合は、右側に表示され、スマホの場合は検索結果の上部に「商品画像」「価格」「店名」が表示されます。両者とも広告をクリックすると、店舗ページへ誘導可能です。
あくまで検索結果と同時に表示されるので「商品画像」「価格」「店名」のみで訴求が可能な商品向けと言えます。
Googleショッピング広告の主要な配信面2.ショッピング
引用元:Google
配信面2つ目は、Google検索タブの「ショッピング」に表示される配信面です。「商品画像」「価格」「店名」に加えて「在庫」「サイズ」などの詳細な情報を伝えられるのが特徴です。商品の機能面で訴求可能な商品向けと言えます。
Googleショッピング広告の主要な配信面3.画像検索
引用元:Google
配信面3つ目は、Google検索の画像タブに表示される配信面です。検索結果同様「商品画像」「価格」「店名」が表示されます。こちらは特に配信設定をしなくても表示される配信面となります。
Googleショッピング広告の主要な配信面4.YouTube
配信面4つ目は、YouTubeです。2019年11月5日より追加された配信面になっています。ユーザーの趣味趣向でターゲティングが行えるのが特徴です。
例えば、YouTubeでサッカー動画を良く閲覧しているのであれば、サッカー関連のショッピング広告が表示される仕組みとなっています。
上記3つの配信面と異なり、ユーザーが商品を探しているわけではないので、潜在ニーズへのアプローチに向いている配信面と言えます。
Googleショッピング広告の主要な配信面5.Gmail
引用元:Googleヘルプ
配信面5つ目は、Gmailです。2020年から開始した新しい配信面となります。Gmailは全世界で約10億人のユーザーが利用するプラットフォームのため幅広いリーチが可能です。YouTube同様潜在ニーズ向けの配信面と言えます。
Googleショッピング広告が向いているECサイトとは
Googleショッピング広告は、基本的にどんな商材でも向いています。その中でも一番効果を発揮するのは取り扱う商品数が多い場合です。
例えば、SNS広告で商品の広告出稿する場合、複数の商品情報を掲載できるカルーセル広告が適していますが、出稿できる商品数はあくまで数品です。クリエイティブ制作にも手間がかかります。
しかし、Googleショッピング広告であれば商品情報を一括アップロードすれば、ECサイト上の商品1つ1つを広告化することができます。
他のGoogle広告との違い
続いて他の広告との違いについて紹介します。各媒体との違いを理解した上でGoogleショッピング広告の出稿を検討してみましょう。
Googleリスティング広告との違い
引用元:Google
リスティング広告とショッピング広告の最大の違いは画像の有無です。リスティング広告はテキスト型広告となるため画像での訴求はLPに移動した後です。
しかし、ショッピング広告はファーストビューから画像での訴求となるので、ユーザーのイメージが膨らみやすく、クリック率にも繋がります。そのため、ECサイト運営者ではショッピング広告の方が効果を見込みやすいということになります。
Googleリスティング広告は、数あるWEB広告の中でも、特に有名な手法の一つです。すでに、多くの企業が利用しており、さまざまな業種のマーケティングが実施されています。 これから新たにWEB広告を活用したマーケティングを検討されている[…]
Googleディスプレイ広告との違い
引用元:ライブドア
Googleディスプレイ広告とショッピング広告の違いは訴求ポイントです。ディスプレイ広告はWebサイト上に表示される広告のため「認知」に適しています。
一方ショッピング広告は、商品を探している顕在ユーザーに対しての訴求となります。各違いを考慮した上で広告出稿を検討してみましょう。
さまざまな配信面にてアプローチが可能なGDNですが、広告運用を検討する上で下記のようなお悩みはないでしょうか? 「GDNの配信面や特徴が知りたい」 「GDNの出稿方法が分からない」 「GDNを上手に運用するポイントが知[…]
Googleショッピング広告の掲載費用に関して詳しく解説
Googleショッピング広告の費用面について紹介します。費用面も理解した上で広告出稿を検討しましょう。
Googleショッピング広告の掲載費用の種類
Googleショッピング広告の費用面に関しては以下2つに分類されます。
- 有料掲載枠
- 無料掲載枠
有料掲載枠と無料掲載枠の違い
有料掲載枠と無料掲載枠の違いは広告が表示される場所と広告運用を最適化するためのツールの有無等の違いがあります。詳しくは下記にて紹介します。
Googleショッピング広告の有料掲載枠
引用元:shopping_free_listings.pdf
有料掲載枠は「検索結果」「ショッピング」「画像」等の各配信面で最上部に表示される枠です。キャンペーン設定時に入札単価を調整するなどの、広告運用にとって必要な機能を利用できるのが有料掲載枠の特徴です。
Googleショッピング広告の有料掲載枠の費用
Googleショッピング広告はクリック課金方式となります。商品のジャンルによって費用は異なります。2020年のWordStreamの調査によると平均クリック単価は120円となっています。業種別のクリック単価は下記の通りです。
■Googleショッピング広告平均CPC
業種 | 平均CPC |
---|---|
医療用品 | 69円 |
健康 | 96円 |
子供用品 | 39円 |
ペット用品 | 90円 |
アパレル | 76円 |
食品 | 46円 |
ホーム | 64円 |
PC用品 | 98円 |
引用元:Google Shopping Ads Benchmarks: Average CPC, CTR, Monthly Budget, & More
Googleショッピング広告の無料掲載枠
無料掲載枠は「ショッピングタグ」のみで広告表示が可能な枠です。ショッピングタグ内の有料枠の下部に広告が表示されます。
無料枠のため広告最適化するには、ショッピング広告のポリシーを守り、必要なフィード属性を全て利用するなどの条件が必要です。
※参考:Googleショッピング広告の費用について詳しく解説した記事はこちら
「Googleショッピング広告にはどのような特徴がある?」 「Googleショッピング広告の掲載にかかる費用はどのくらい?」 「Googleショッピング広告を運用できるおすすめの代理店や、手数料の金額は?」 Googleショッピング広[…]
Googleショッピング広告のメリット
続いて、Googleショッピング広告のメリットについて紹介します。メリットは下記3つです。
- 購買意欲の高いユーザーが獲得できる
- 広告色が弱い
- 自社ECサイトへの集客が可能
1.購買意欲の高いユーザーが獲得できる
メリット1つ目は、購買意欲が高いユーザーが獲得できる点です。欲しい商品が見つかれば、検索エンジンで商品を検索するのがユーザーの購買行動となります。
検索エンジンで商品を探しているユーザーのファーストビューに表示される広告出稿ができるので、購買意欲の高いユーザーが獲得できる可能性が高いということです。
2.広告色が弱い
メリット2つ目は、広告色が弱い点です。ショッピング広告は画像での請求となるので他広告媒体と比べて広告色がないため、クリックされやすいのもメリットといえます。
ちなみにGoogleディスプレイ広告の平均クリック率が「0.46%」なのに対してショッピング広告は「0.86%」と倍以上の平均クリック率を誇っています。
参照元:Google Shopping Ads Benchmarks: Average CPC, CTR, Monthly Budget, & More
3.自社ECサイトへの集客が可能
メリット3つ目は、自社ECサイトへの集客が可能な点です。Googleショッピング広告ではECサイトのリンクを貼れるため集客の効果もあります。
Amazonや楽天などの広告の場合は、モール内への誘導しかできませんが、Googleショッピング広告でECサイトへの誘導ができるので、販売手数料も掛からずに利益を確保できるといったメリットがあります。
Googleショッピング広告のデメリット
続いて、Googleショッピング広告のデメリットについて紹介します。各デメリットの対応策も合わせて紹介します。
1.広告最適化の方法が公開されていない
Googleショッピング広告では、リスティング広告の広告スコアの様に広告最適化の具体的な方法が公開されていません。そのためGoogleヘルプなどを見ながら、広告最適化のために思考錯誤をしていく必要があります。
対応策
Googleショッピング広告を最適化するには「入札単価の調整」「商品情報の更新」「フィード属性の記入」などの対策が必要です。また、商品登録数も最適化に関係するとも言われているので、必要に応じて商品数を増やしてみるも良いでしょう。
2.広告出稿までの工数が多い
Googleショッピング広告は、リスティング広告やSNS広告の様にアカウント開設して広告出稿といったように簡単に広告出稿をすることができません。マーチャントセンターのアカウントを開設し、事前に商品登録等をする必要があります。
対応策
自社での広告出稿が難しい場合は、広告代理店を利用をおすすめします。広告代理店であればアカウント作成から広告出稿までを丸投げすることが可能です。
3.競合が参入した場合成果が見込めなくなる可能性がある
Googleショッピング広告は、まだ活用している企業も多くないため、費用対効果が高い運用型広告となりますが、大手企業などがGoogleショッピング広告に多数参入した場合、ライバルが多くなり広告効果が見込めなくなる可能性があります。
対応策
対応策としては、Googleショッピング広告のみに依存をしないことです。SNS広告、リターケティング広告などの他媒体も上手に活用していく必要があります。
Googleショッピング広告スタートガイド!出稿方法、各種設定方法を詳しく解説
続いて、Googleショッピング広告の出稿方法と各種設定方法について紹介します。
Googleショッピング広告の入稿STEPまとめ
入稿手順は下記の通りです。
- マーチャントセンターへ登録
- ツール確認
- 利用規約同意
- アカウント開設完了
- ウェブサイト連携
- 商品登録方法選定
- 商品ページ
- 商品登録完了
- Google広告とリンク
- アカウントID入力
- キャンペーン作成
- キャンペーンタイプの選定
- サブタイプの選定
- 予算と配信期間の設定
- 商品登録
- 画像テキストを入力
STEP1:マーチャントセンターへ登録
こちらにアクセスしマーチャントセンターへ登録を行います。「始める」をタップしてビジネス名、店舗の国、タイムゾーンを記入してください。
STEP2:ツール確認
ECサイトがShopifyで構築されている場合は、チェックを入れて下さい。ツールは随時追加されるとのことです。
STEP3:利用規約同意
利用規約を良く読み、問題がなければ同意を選択して「アカウント作成」を選択します。
STEP4:アカウント開設完了
アカウントが開設できたら、はじめにリンク先のURLの設定を行います。「ウェブサイト」をクリックします。
STEP5:ウェブサイト連携
自社ECサイトのURLを入力してください。
STEP6:商品登録方法選定
リンク先のECサイトとの連携が完了したら商品タブをクリックしてください。商品の登録方法を選択します。複数の商品がある場合はAPIツールで一括登録も可能です。今回は単一での登録を選択します。
STEP7:商品ページ
商品情報を記入していきます。記入する内容は下記の通りです。
記入項目 | 詳細 |
---|---|
商品 ID | GTIN、UPC、EAN、JAN 、 ISBN |
商品名 | 150文字まで |
ブランド | 70文字まで |
説明 | 5000文字まで |
LPページへのリンク | URLを記入 |
商品画像リンク | ドロップも可能 |
STEP8:商品登録完了
商品登録が完了すると、審査が始まるので審査結果を待ちましょう。
STEP9:Google広告とリンク
次に、Google広告との連携作業を行います。上部設定の中の「リンクアカウント」を選択します。
STEP10:アカウントID入力
下部のアカウントリンクを選択し、自身のGoogle広告アカウントIDを入力してください。リンクリクエストを送信すれば連携完了です。Google広告アカウントIDは、Google広告ログイン画面の右上に表示されている番号です。
STEP11:キャンペーン作成
引用元:Google広告
アカウントリンクが完了したら、Google広告へ移動してショッピング広告用のキャンペーンを作成します。
STEP12:キャンペーンタイプの選定
引用元:Google広告
キャンペーンの目標を選択し、キャンペーンタイプでショッピング広告を選択します。
STEP13:サブタイプの選定
引用元:Google広告
キャンペーンのサブタイプを選定します。詳細は下記の通りです。
サブタイプ | 詳細 |
---|---|
スマートショッピングキャンペーン | DNS上に広告出稿しCVを最大化する |
通常ショッピングキャンペーン | 商品、予算、ターゲティングを自身で選択するキャンペーンです。 |
こちらで選択したサブタイプは、後から変更できないので慎重に選定して下さい。
STEP14:予算と配信期間の設定
引用元:Google広告
ショッピング広告の予算を配信期間の設定を行います。
STEP15:商品登録
引用元:Google広告
冒頭で登録して商品がこちらに反映されているので、ショッピング広告に出稿したい商品を選択します。
STEP16:画像テキストを入力
引用元:Google広告
ショッピング広告に掲載する、ロゴ、テキスト、広告見出し、説明文を入力し「保存」をクリックすればすべての工程が完了です。
Googleショッピング広告出稿上の注意点について
Googleショッピング広告では下記内容が禁止コンテンツとされているため広告出稿ができません。出稿前に確認しておくようにしましょう。
禁止コンテンツ一覧 | 詳細 |
---|---|
偽造品 | 偽ブランドやコピー商品 |
不正行為を可能にする商品 | ハッキング用ソフト等 |
危険度の高い商品 | ドラッグハーブなど |
成人向けコンテンツ | アダルトグッズなど |
ヘルスケア商品 | 市販薬 サプリメント |
Googleショッピング広告を上手に運用する3つのポイント
続いて、Googleショッピング広告の運用ポイントを3つ紹介します。下記3つのポイントを考慮して運用してみましょう。
POINT1:適切な入札戦略を選択する
Googleショッピング広告では、適切な入札戦略を選択する必要があります。
入札戦略については、定期的にアップデートもされることもあるので、自社にとって最適な戦略を選定するようにしてください。戦略のアップデートはGoogleヘルプページで確認できます。
POINT2:除外キーワードの設定
Googleショッピング広告では、除外キーワードの設定が可能です。リスティング広告よりも検索ワードの幅が広くなるため、広告がリーチされてもユーザーニーズマッチしないこともあります。
そのためにも除外キーワード設定が重要となります。競合などの比較しながら慎重にキーワード選定するようにしましょう。
POINT3:Googleアナリティクスと連携する
Googleショッピング広告とアナリティクスを連携し、正確な効果測定を行うのもポイントです。Googleショッピング広告はサードパーティと認識されてしまうので、正確な効果測定はGoogleアナリティクスの方が適しているためです。
Googleショッピング広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめ
インハウスでのGoogleショッピング広告運用が難しい場合は、代理店に依頼することをおすすめします。代理店に依頼することで様々なメリットがあるためです。
Googleショッピング広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット
代理店に依頼する主なメリットは下記3つです。
メリット1:EC業務に集中できる
代理店に依頼をするとEC業務に集中することができます。ECサイトでは「出品」「仕入れ」「在庫管理」「配送」など多くの業務が必要です。
これに合わせてショッピング広告を出稿するとなると、更に負担が増えてしまいますが、代理店に依頼をすれば広告運用業務を丸投げできるので、EC業務に集中することができます。
メリット2:ECサイトの利益が増える
代理店に依頼をするECサイトの利益を増やすことができます。代理店利用には、当然費用が掛かりますが、その分成果が見込みやすい広告運用が可能です。
代理店利用は、インハウス運用よりも確実にECサイト売上は見込めるといっても良いでしょう。トータルで考えた時に、代理店に依頼した方が利益が増えるケースは十分にあるということです。
メリット3:出稿手続きを丸投げできる
代理店に依頼すると出稿手続きを丸投げできます。Googleショッピング広告は、先ほど紹介したように広告出稿まで多くのステップが必要となります。
特に広告運用経験がない方にとってはハードルが高い運用型広告となりますが、代理店に依頼すれば出稿手続きを丸投げすることが可能です。
Googleショッピング広告の代理店を上手に選ぶ3つのチェックポイント
続いて、Googleショッピング広告の代理店を上手に選ぶポイントを3つ紹介します。代理店利用を検討している方は下記ポイントを参考に選定してみましょう。
POINT1:認定資格で選ぶ
Googleショッピング広告には、ショッピング広告認定資格が設けられているので、この資格を所持している代理店から選定する方法がおすすめです。
ショッピング広告認定を所持しているという事は、必要最低限の広告運用スキルがあるという証明にもなるためです。まずは、代理店の公式HP等で認定資格を確認してみましょう。
POINT2:取り扱いの広告媒体で選定
代理店が取り扱う広告媒体で選定する方法も有効です。代理店によって対応可能な広告媒体は様々です。
自社ECサイトにて既に運用している媒体やこれから出稿を検討している媒体があれば、それを取り扱っている代理店に依頼をすれば、将来的に広告運用も一括で運用してもらうことも可能です。
ショッピング広告以外にも広告運用を検討している方は、取り扱い媒体についても確認しておくようにしましょう。
POINT3:費用面で選定
代理店の費用面で選定する方法も有効です。代理店の費用は「広告の20%を手数料とする」「成果報酬型」「月額定額制」と様々です。
例えば、全体の広告費用が低い場合、月額制だと割高になる傾向がありますし、CV達成が困難な商品の場合は成果報酬型は割高になります。このように自社の商品やCVの難易度と費用体系を比較した上で、代理店を選定すると良いでしょう。
Googleショッピング広告の運用代行おすすめ代理店3選
Googleショッピング広告のおすすめ代理店を3社紹介します。代理店選定にお悩みの方は下記3社から選定することをおすすめします。
コンサルロケッツ株式会社
引用元:コンサルロケッツ株式会社
こんな方におすすめ!
- ECサイトのコンサルを依頼したい
- 通常のEC業務も代行したい
コンサルロケッツ株式会社の強み
コンサルロケッツはEC運営に関わる業務を全て代行するコンサルティング会社です。Googleショッピング広告出稿だけではなく、ECサイト上での商品登録やメルマガの配信等も実施します。
商品ページ制作に関してもスタッフが実際に商品を体験して上でページ作成してくれます。広告運用だけではなくECサイト全体のコンサルを検討している方には、おすすめの代理店となります。
コンサルロケッツ株式会社の概要
- 料金体系:【HB-M(ほぼ丸投げ)プラン】初期費用10万円/月額費用30万円〜【KS-N(コンサルのみ)プラン】初期費用5万円/月額費用5万円〜【KO-F(複数ECサイト広告代行)プラン】初期費用10万円/月額費用10万円〜【ES-L(ECサイト立ち上げ)プラン】費用30万円〜
- 会社名:コンサルロケッツ株式会社
- 本社所在地:神戸市中央区磯辺通4-1-38 ザ・シティ神戸三宮3F
- URL:https://c-rocketz.com/
株式会社グラッドキューブ
引用元:株式会社グラッドキューブ
こんな方におすすめ!
- Google認定の代理店に依頼したい
- 他社からの乗り換え検討をしている
株式会社グラッドキューブの強み
株式会社グラッドキューブは、Google認定代理店の5年連続で選ばれている代理店です。日本トップクラスの運用スキルだけではなく、独自のサイト改善ツールを使用することでCVを最適化するのが特徴となっています。
株式会社グラッドキューブ概要
- 料金体系:広告費25万円以上=広告費の20%(手数料)広告費25万円未満=5万円(初期費用)】3.5万円(手数料)
- 会社名:株式会社グラッドキューブ
- 本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
- URL:https://www.glad-cube.com/
株式会社コスモブレインズ
引用元:株式会社コスモブレインズ
こんな方におすすめ!
- HP制作も依頼したい
- 生産財、建材業界の企業である
株式会社コスモブレインズの強み
コスモブレインズは、広告運用、Webサイト制作、アクセス分析を行う代理店です。生産財、建材業界向けに特化したWebマーケティング支援をメインに行っています。
コスモブレインズには、多くのGoogle個人認定資格者が在籍しているのが特徴です。リスティング広告認定資格者は13名、ショッピング広告認定資格に関しては7名が資格を取得しているため、安心してショッピング広告運用を依頼することができます。
株式会社コスモブレインズの概要
- 料金体系:15万円~(月額料金)6万円(設置費)
- 会社名:株式会社コスモブレインズ
- 本社所在地:東京都新宿区高田馬場2-14-2 新陽ビル205
- URL:https://www.webplus-listing.com/
※参考:EC事業に適した様々な広告を下記の記事では特集しています。こちらもご覧ください。
ECサイトの運営をしていると、どうすれば売り上げを上げられるかといった課題に直面することがあると思います。 その際、もっとも有効と考えられる方法のひとつが「WEB広告」の利用です。ただ、一口にWEB広告と言ってもたくさんの種類がありま[…]
Googleショッピング広告運用の効果を可視化するオススメの広告効果測定ツール
最後にGoogleショッピング広告運用の効果を可視化するオススメの広告効果測定ツールを紹介します。Googleショッピング広告運用では、効果測定をし常に改善をしていく必要があります。
しかし、複数の広告媒体を運用していた場合は、この作業は非常に困難となります。そんな時に役立つのが「Databeat Explore」という広告効果測定ツールです。
Databeat Explore
Databeat Exploreは、アジト株式会社が提供する広告効果測定ツールです。Googleショッピング広告や各広告媒体の効果を可視化することで、クオリティの高いマーケティング施策が可能となるツールになっています。
Googleショッピング広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント
「Databeat Explore」の活用ポイントは下記3つです。
広告運用業務の負担軽減
Databeat Exploreを活用することで、広告運用業務の負担を軽減することが可能です。複数の広告媒体運用をしている場合、各管理画面から効果測定をする必要がありますが、Databeat Exploreであれば1画面で各広告媒体の効果測定が可能となります。
各広告媒体の正確な評価が可能
Databeat Exploreを活用すると各広告媒体評価が正確となります。
運用型広告は、それぞれ異なる指標を用いているため、正確に効果を比較することが難しいですが、Databeat Exploreはそれぞれの指標を同じ意味に統一することが可能なため、各広告媒体の正確な評価が可能となります。
レポートのリアルタイム共有
Databeat Exploreを活用すると、広告効果レポートをリアルタイムで共有することが可能です。Databeat ExploreではGoogleスプレッドシート等のフォーマットへの出力を自動で行うため、マーケターは常に最新のレポートを社内で共有することができます。
まとめ
Googleショッピング広告について紹介しました。Googleショッピング広告はECサイト運営者向けの運用型広告で購買意欲が高いユーザーにアプローチが可能でありながら、費用対効果の高い広告となります。
しかし「広告最適化の方法が公開されていない」「広告出稿までの工数が多い」というデメリットがあるため、初心者は少しハードルが高いとも言えます。
インハウスでの運用が困難な場合は、Googleショッピング広告の認定資格を取得している代理店への依頼も検討してみると良いでしょう。