アドネットワークの費用がまるわかり!課金形態や種類別費用相場、代理店手数料まで詳しく解説

アドネットワークの費用がまるわかり!課金形態や種類別費用相場、代理店手数料まで詳しく解説

Web広告には様々な配信方法がありますが、中でも今注目されているのは「アドネットワーク」です。アドネットワークを利用することで、複数の配信先に効率よく広告配信を行えます。

アドネットワークを利用する際に気になってくるのが「費用」です。本記事ではアドネットワークを利用する際にかかる費用、課金形態、また代理店に運用代行を依頼する際の手数料まで詳細に解説していきます。

目次

まずは押さえておきたいアドネットワークの基本

まずはじめに、アドネットワークの基本事項について確認していきましょう。

アドネットワークとは?

アドネットワーク

アドネットワークとは、Webサイトやソーシャルメディア、ブログなど複数の広告媒体を集約して作られた広告配信ネットワークです。複数の広告媒体にまとめて広告を配信できる点が、アドネットワークの特徴になります。

通常、Web広告を配信する場合は広告媒体ごとに広告出稿を申請する必要があります。ただ、広告媒体ごとに課金方式や規定が異なったり、各種申請を行う必要があるため、広告主にとって負担が重くなってしまうことが多いです。

アドネットワークによって、広告媒体ごとに出稿申請を行う手間がなくなり、複数の広告媒体への出稿を楽に行えるようになりました。現在アドネットワークは広く普及しており、ネット広告において重要な地位を占めるようになっています。

 DSPとの違い

アドネットワークと混同しやすいのが「DSP」です。DSPは「Demand Side Platform」の略称で、広告効果の最適化を実現する広告プラットフォームになります。広告枠の買い付け、クリエイティブの分析、配信方法などを自動的に行って、広告効果の最適化を進めていく点が特徴です。

アドネットワークが広告配信ネットワークであるのに対して、DSPは「複数の広告配信をワンストップで管理するツール」になります。DSP自体が広告配信ネットワークではありません。あくまでも広告効果を最適化するためのツールですので、混同しないよう注意しましょう。

※参考:DSP広告について詳しく解説した記事はこちら
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アドネットワークが効果を発揮するシーン

アドネットワークは、傘下の広告媒体に一気に広告を配信することが可能です。ターゲット層が広かったり、商材を広く認知させたいときにアドネットワークは最適です。

また、アドネットワーク傘下のサイトがすでにカテゴリーごとに分かれているので、指定したカテゴリに合わせて配信先を決められます。

広範囲に、かつ条件に合った配信先に絞ることができるので、効率よく広告配信を行うことが可能です。

 

アドネットワークの掲載費用を課金方式別に詳しく解説

次にアドネットワークの掲載費用について詳細を確認していきます。

アドネットワークの掲載費用相場

アドネットワークの費用相場は、クリック課金型で「1クリック10円~数百円」、インプレッション方式で「1000impsあたり10円」となります。ただ、競合の数や入札状況によって費用は変動していきます。

また、掲載先の広告媒体によっても費用は変わってくるので、掲載前に確認しておくことが肝要です。

アドネットワークの主な課金方式の種類

アドネットワークでは、傘下の広告媒体によって課金方式が異なります。配信先の広告媒体がどの課金方式を採用しているか確認必須です。課金方式によって、どのタイミングで費用が発生するか変わってきます。

アドネットワークの主な課金方式として、下記の4種類が挙げられます。

  • クリック課金
  • インプレッション課金
  • 成果報酬課金
  • インストール課金

それぞれ詳細を確認していきましょう。

クリック課金

クリック課金とは、広告バナーがクリックされたタイミングで費用が発生する課金方式です。広告が表示されるのみでは費用は発生しません。ユーザーが広告をクリックするということは、その広告内容に対して何らかの興味・関心を抱いている可能性が高く、クリック後の成果反映にも直結しやすいです。クリック課金は費用対効果が高い課金方式であるといえます。

インプレッション課金

インプレッション課金とは、広告が表示されるごとに費用が発生する課金方式になります。広告がクリックされたかどうかは関係ありません。一般的に一定数広告が表示されたタイミングで費用が発生します。広告が表示されたからといって、必ずしもユーザーが広告をクリックするとは限りません。そのため、インプレッション課金の方がクリック課金よりも費用が低く設定されているケースが多いです。

成果報酬課金

成果報酬課金とは、広告で宣伝した商材が実際に購入されたり、問い合わせが行われたタイミングで費用が発生する課金方式です。「成果」の概念は、各広告媒体の規定によって変わってきます。

実際に成果が生じたときのみに費用が発生するので、広告宣伝が失敗した際のダメージが少ないです。ただし、クリック課金、インプレッション課金と比べて費用単価が高くなるので、販売する商品・サービスの金額に合わせて利用を判断する必要があります。

インストール課金

インストール課金とは、アプリ商材を広告宣伝する際などに導入される課金方式で、インストールしたユーザー数に応じて広告料が発生する課金方式になります。成果報酬課金に近い課金方式であるため、広告配信で失敗した際の金銭的ダメージを抑えることができます。

クリック課金方式の場合のアドネットワーク費用相場

クリック課金方式におけるアドネットワークの費用相場は、「1クリック10円~数百円」ほどになります。リスティング広告など他の広告配信形式とほぼ同じ水準です。ただ、キーワードや広告配信先によって費用は変動してくるので注意してください。

インプレッション課金方式の場合のアドネットワーク費用相場

インプレッション課金方式の場合のアドネットワーク費用相場は、「1000impsあたり10円」になります。こちらもクリック課金方式と同様、配信先の広告媒体によって費用が変わってきます。全般的にクリック課金方式よりは費用相場が低くなるので、費用を抑えてアドネットワークを利用したい場合におすすめの課金方式です。

成果報酬方式の場合のアドネットワーク費用相場

成果報酬方式の場合、アドネットワークの費用相場は「1成果あたり数千円~数十万円」です。広告宣伝する商材の種類によって、広告費用が変動していきます。成果が発生した時点で広告費用が発生するので、無駄な広告費を支払わずに運用ができます。ただ、1成果あたりの費用が高い点がネックになり、商材によっては1成果あたりの費用が数十万円を超えるケースもあります。単価の高い商材や原価率の高い商材には相性がいいでしょう。

インストール課金方式の場合のアドネットワーク費用相場

インストール課金方式の場合のアドネットワーク費用相場は「1インストールあたり100~250円」となります。アドネットワーク広告を使って、広くアプリ広告の配信を行う場合にコストパフォーマンスの高い課金方式になります。

クリック課金型やインプレッション型よりもトータルの費用は高くなる可能性が高いですが、無駄な損失を出さない点、インストール課金方式の大きなメリットと言えるでしょう。

アドネットワークの最低出稿金額について

アドネットワークの最低出稿金額は、配信先の広告媒体ごとに設定されています。課金方式によっても最低出稿金額が異なってくるので、出稿前に確認しましょう。

 

主要なアドネットワークの種類・費用感

主要なアドネットワークの種類と費用感まとめ

アドネットワーク種別 課金方式 費用相場
Google Display Network(GDN)
  • クリック課金制
  • インプレッション課金制
  • 1クリック10円~数百円
  • 1000impsあたり10円ほど
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
  • クリック課金制
  • 1クリック数十円~数百円
Facebook Audience Network
  • クリック課金型
  • インプレッション課金制
  • 1クリック数十円~数百円
  • 1000impsあたり数十円ほど
i-mobile Ad Network
  • クリック課金型
  • 広告内容ごとに、入札単価が最適化される
nend
  • クリック課金型
  • インプレッション課金制
  • 要問い合わせ

Google Display Network(GDN)

(引用元:Google広告

Google Display Network(GDN)とは、Google広告で配信できるネットワークです。GmailやYouTubeなどGoogleサービス配信サイトや関連のWebサイトで広告配信することが可能になります。

 Google Display Network(GDN)の特徴

Google Display Networkでは、Google AdSenseを利用した個人ブログや企業サイトも広告配信対象としています。個人ブログ、企業サイトの数は膨大ですので、幅広い媒体で広告を配信できる点がGDNの特徴となります。また、Google AdSenseを導入しているアプリでも広告配信が可能です。

 Google Display Network(GDN)の費用

Google Display Networkの費用は、クリック課金制で「1クリック10円~数百円」、インプレッション課金制で「1000impsあたり10円ほど」となります。入札するキーワードや広告枠によって相場は変動してきます。広告予算に関しては基本的に広告主サイドで決められますが、相場と比べて安すぎる金額を設定してしまうと、十分な広告表示回数が得られないことがあるので注意してください。

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Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)

(引用元:Yahoo!広告

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)とは、Yahoo! JAPAN、Yahoo!ニュース、Yahoo!メールなどYahoo!関連のサービス・サイトに配信できる広告ネットワークです。Yahoo! JAPANは月間PVが500億PVを超える大型ポータルサイトですので、YDNを利用することで一気に商材の認知度を高めることが可能です。

 Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の特徴

Yahoo!ディスプレイアドネットワークの特徴として、食べログやライブドアニュース、朝日新聞デジタルなど有名サイトにも広告掲載できる点が挙げられます。YDNと提携しているサイトはほぼすべてが大型サイトです。個人サイトへの広告配信は行われていないので、掲載先の安心感をユーザーにアピールできます。

 Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の費用

Yahoo!ディスプレイアドネットワークはクリック課金制を採用しており、費用は「1クリックあたり数十円~数百円」ほどになります。インプレッション課金制は採用されておらず、広告表示されるのみでは料金は発生しません。

広告費は広告主が自由に設定可能で、1日の上限額を設定して運用することが可能です。

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YDN運用代行に強みをもつおすすめ代理店

Facebook Audience Network

(引用元:Faceook

Facebook Audience Networkとは、Facebook社が提携しているモバイルアプリに対して広告配信を行える広告ネットワークです。国内の配信先アプリとしては「グノシー」や「C CHANNEL」などのアプリが挙げられます。

 Facebook Audience Networkの特徴

Facebook Audience Networkの特徴として、Facebookに登録された個人データをもとにしてターゲットを絞り込める点が挙げられます。性別や年齢、住居、行動履歴などを使って効率よく広告配信できる点、Facebook Audience Networkの強みです。

 Facebook Audience Networkの費用

Facebook Audience Networkでは、クリック課金制とインプレッション課金制が採用されています。費用に関しては、クリック課金制が「数十円~数百円」、インプレッション課金制は「1000impsあたり数十円」ほどになります。

i-mobile Ad Network

(引用元:i-mobile

i-mobile Ad Networkは国内最大級の配信在庫を備えたアドネットワークです。PC・スマートフォンの両デバイスに対応しています。スマーフォンの領域では、アプリストアランキング上位のアプリで広告配信を行っており、効率よく認知度拡大を進められます。

 i-mobile Ad Networkの特徴

i-mobile Ad Networkでは、所属しているクリエイターが広告主のニーズに応じてクリエイティブを制作してくれます。静止画・動画ともに制作対応しており、クリエイティブの準備ができていない広告主も安心して利用可能です。

 i-mobile Ad Networkの費用

i-mobile Ad Networkではクリック課金型が採用さており、広告費は商材の内容に合わせて自動で最適化されます。具体的な費用に関する情報は公開されていませんが、他のアドネットワークとほぼ同水準の費用であると予想されます。

nend

(引用元:nend

nendはスマートフォンサイトやアプリ内で広告配信を行うアドネットワークです。2010年7月からサービスを開始しており、国内のアプリメディアではシェア上位となっています。nendを運営する「ファンコミュニケーションズ」は、大手アフィリエイト広告サービスの「A8.net」を運営していることでも有名です。広告配信ノウハウを蓄積した会社が運営している点が、nendの強みです。

 nendの特徴

nendでは、管理画面から広告の配信結果を細かくチェックすることが可能です。また、広告出稿の費用対効果が高い点で広告主から評価を得ていることもnendの特徴になります

 nendの費用

nendではクリック課金型・インプレッション課金型がそれぞれ採用されいます。費用に関してはホームページ上で掲載されていないため、利用前に要問い合わせです。ただ、他の大手アドネットワークと比べて極端に料金相場が異なることはないと考えられます。

 

自社にマッチするアドネットワークの上手な選び方

自社にマッチするアドネットワークの上手な選び方

アドネットワークと一口にいっても様々な種類がありますので、どのアドネットワークを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。自社にマッチするアドネットワークを選ぶために、下記のポイントを抑えて選ぶようにしましょう。

  1. 対象のターゲット層にリーチできるか
  2. 広告フォーマットやクリエイティブ作成が充実しているか
  3. 利用したい課金体系が採用されているか

POINT1. 対象のターゲット層にリーチできるか

アドネットワークを活用して、対象のターゲット層にリーチできるかは非常に重要です。アドネットワークによっては、幅広い層にリーチできるものもあれば、詳細にターゲティングしてリーチできるものもあります。

宣伝する商材に適したターゲット層に広告を配信できるよう、アドネットワークを選択しなければなりません。また、認知度拡大を目的にするのか、商品・サービスの購入催促を目的にするのかによっても、利用するべきアドネットワークが変わってきます。

各アドネットワークの配信先を考慮して、目的に合ったネットワークを利用するようにしましょう。

POINT2. 広告フォーマットやクリエイティブ作成が充実しているか

アドネットワークでは、広告フォーマットやクリエイティブ作成サービスを設けているところもあります。どれくらいサービスが充実しているかは、アドネットワークごとに異なります。

自社でフォーマット、クリエイティブを制作できない場合は、制作まで請け負ってくれるアドネットワークの利用がおすすめです。

POINT3. 利用したい課金体系が採用されているか

アドネットワークの大半はクリック課金型を導入していますが、インプレッション型課金など他の課金方式を採用しているかは、アドネットワークによって異なってきます。

課金体系は広告費の増減に直結してきます。自社で利用したい課金体型が採用されているかどうか、事前に確認するようにしましょう。

 

アドネットワークの費用対効果を最大化する3つのポイント

アドネットワークの費用対効果を最大化する3つのポイント

アドネットワークの費用対効果を最大化するために、下記の3つのポイント押さえるようにしてください。

  1. 広告文やクリエイティブにこだわる
  2. クリック率や購入回数などのデータ分析を徹底する
  3. 1日あたりの広告予算を設定する

POINT1. 広告文やクリエイティブにこだわる

アドネットワークで費用対効果を最大化するためには、掲載する広告文・クリエイティブにこだわるようにしましょう。適当に広告文やクリエイティブを制作するのではなく、実際に実績を出している商材・サービスの広告を参考にして制作すると、成果に繋げやすいです。

広告文やクリエイティブのパターンをいくつか用意して、コンバージョンを比較してみるのもおすすめです。

POINT2. クリック率や購入回数などのデータ分析を徹底する

アドネットワークで広告運用を行う際、クリック率や購入回数などのデータ分析を徹底して行うことが肝要です。広告運用は実際に行ってみないと、運用成果が分からない面もあります。

いくら予想をしても、実際の運用データがすべてです。クリック率などが芳しくない場合は、原因を分析して改善していかねばなりません。

POINT3. 1日あたりの広告予算を設定する

多くのアドネットワークでは1日あたりの広告予算を設定することが可能です。1日の広告予算を超えた時点で、広告配信を自動的にストップさせることができます。

費用対効果のバランスをとるためには、不要な広告配信を行わないことも大切です。1日の広告予算を設定しておけば、1ヵ月の広告予算の管理も楽に行えます。

 

費用対効果を最大化するならアドネットワークに強みを持つ代理店利用もおすすめ!

費用対効果を最大化するならアドネットワークに強みを持つ代理店利用もおすすめ!

アドネットワークの運用で費用対効果を最大にしたい際は、アドネットワークの運用に強みを持つ広告代理店を利用するのもおすすめです。Web広告の代理店と聞くと、リスティング広告やSNS広告の運用代行をイメージしがちですが、アドネットワークの運用代行を行っている代理店も多くあります。

アドネットワークの中でも特に、GDNとYDNの運用代行を請け負ってくれる広告代理店が多いです。中には、アドネットワークの運用に特化した広告代理店もあります。

アドネットワークの運用を代理店に依頼する3つのメリット

①アドネットワーク運用をプロに依頼することができる

広告代理店に依頼することで、アドネットワーク運用のプロに広告運用を行ってもらえます。広告運用における各種データの分析から改善策の提案まで、運用業務全般を依頼することが可能です。

また、広告代理店を利用すれば自社で専任の広告運用担当者を雇う必要もなく、必要なリソースをすぐに確保することが可能です。人手が足りない中小企業やベンチャー企業でも、広告代理店に依頼することで、プロの手による精度の高いアドネットワークの運用を実現することができます。

②どのアドネットワークが自社に最適か判断してくれる

広告代理店に運用代行を依頼すれば、どのアドネットワークが自社に最適か判断してくれます。アドネットワークごとに広告配信先は異なるため、自社の商品・サービスに合った配信先を確保できるアドネットワークを選ぶことが肝要になります。

アドネットワークに精通した広告代理店であれば、各アドネットワークの配信先や特徴を詳細に把握し、広告主の業種、業態に合わせて最適な選択を実現してくれます。自社で数多くのアドネットワークに関する情報を集める必要もなく、本業に時間・リソースを集中させることが可能になります。

③アドネットワークのインハウス支援を行ってくれる

広告代理店の中には、アドネットワークのインハウス支援(自社内での広告運用支援)を行ってくれる代理店もあります。セミナーや勉強会という形で支援してくれる代理店もあれば、コンサルティングという形で実際の業務にまで踏み込んで指導してくれるところもあり、将来的に自前で運用できる体制を構築していきたい会社には最適です。

代理店の利用はこんな人におすすめ!

代理店の利用は「自社で広告運用のリソースが不足している」場合に特におすすめです。転職市場において、広告運用の人材は不足しており、中でもアドネットワークの運用ができる人材となると更に希少性が高まります。

仮に人材を確保できたとしても、自社の求めるレベルに合っているとは限りません。広告代理店を利用すれば、運用業務のリソース不足を確実に解消することができます。複数の広告代理店を比較して、自社にあった代理店を選ぶことも可能です。

 

アドネットワークの運用を代理店に依頼する際の費用

アドネットワークの運用を代理店に依頼する際の費用

アドネットワークの運用を代理店に依頼する場合、どれくらいの費用がかかるのか事前に把握した方が安心して代理店に依頼できます。

また、費用の相場を知っておけば、相場よりも異常に高い料金を設けている代理店を利用せずに済みます。本章では、アドネットワークの運用を代理店に依頼する際の費用構造、費用相場について詳細を確認していきます。

広告代理店を利用してアドネットワークを運用する場合の費用の構造

アドネットワークの運用代行を利用する場合、費用の構造は主に「初期費用」と「運用代行費用」で構成されることになります。

初期費用とは、アドネットワークのアカウント開設や各種申請にかかる費用になります。運用代行費用はその名の通り、アドネットワークの運用代行にかかる費用です。

どこまでのサービスが運用代行費用に含まれているかは、広告代理店によって異なります。レポート作成や各種データ分析をオプションとして設けている代理店もあるので、事前に確認するようにしてください。

広告代理店を利用してアドネットワークを運用する場合の費用の相場

アドネットワークの運用代行を広告代理店に依頼する際、費用の相場はおおむね「数十万円~数百万円」ほどになります。

まず初期費用として「5万円~20万円」ほどかかるケースが多いです。ただ、初期費用を無料としている代理店もあるので、全体の料金を抑えたい場合は初期費用無料の代理店を選ぶのもひとつの手です。

運用代行費用に関しては、「広告費の20%」としている代理店が大半です。運用代行費用の最低金額を設けている代理店もあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。

アドネットワークを代理店に依頼する際に手数料を抑えるポイント

アドネットワークを代理店に依頼する際に手数料を抑えるには、「依頼前の交渉」がポイントになります。

1年以上の長期契約を結ぶ代わりに、運用代行手数料の割合を低くしてもらうなどの交渉を行うことが手数料を安くしてもらう上で重要になります。

もちろん、すべての広告代理店が交渉に応じてくれる訳ではありませんが、広告代理店の中には柔軟に対応してくれるところもあります。

複数の代理店の利用を比較検討している旨を伝えることで、手数料を他社より下げてくれるケースもあります。

 

費用を抑えたアドネットワーク運用が実現できるおすすめ代理店3選

次に、費用を抑えたアドネットワーク運用が実現できるおすすめの広告代理店を厳選して3社紹介していきます。

デジタルフィールド株式会社

(引用元:https://www.digitalfield.co.jp/

デジタルフィールド株式会社は、大阪市中央区に本社を置く広告代理店です。YDNとリスティング広告の運用代行を中心にサービスを提供しています。

こんな方におすすめ!

デジタルフィールド株式会社は、YDN運用の実績が充実しています。アドネットワークの中でYDNの利用を検討している方におすすめの広告代理店です。

デジタルフィールド株式会社の強み

デジタルフィールド株式会社は、YDNで出稿する広告の広告文やバナー作成などのクリエイティブ制作まで請け負ってくれます。

また、デジタルフィールド株式会社ではテキスト広告のみを扱う「YDNお手軽プラン」と、テキスト広告・バナー広告出稿を扱う「YDN本格プラン」の2プランを提供しています。

お手軽プランの最低契約期間は「3ヵ月」、本格プランの最低契約期間は「6ヵ月」に設定されており、依頼主のニーズに応じて選択することが可能です。

デジタルフィールド株式会社の概要

  • 料金体系:<YDNお手軽プラン>(初期費用)15,000円 (運用代行費用)広告費の20% <YDN本格プラン>(初期費用)20,000円 (運用代行費用)広告費の20%
  • 対応可能な媒体:YDN、リスティング広告
  • 会社名:デジタルフィールド株式会社
  • 本社所在地:大阪府大阪市中央区安堂寺町2-1-10安堂寺第17松屋ビル1F 110号
  • URL:https://www.digitalfield.co.jp/

株式会社プロモスト

(引用元:https://www.promost.co.jp/

株式会社プロモストは東京都中央区に本社を置く広告代理店です。GDN、YDNをはじめとした各種アドネットワークの広告運用を手掛けています。また、アドネットワーク以外にもMEO対策やWeb・動画制作のサービスも提供しています。

こんな方におすすめ!

株式会社プロモストは広告費が20万円以上の場合、運用手数料が「広告費の15%」になります。相場よりも低い手数料でアドネットワークの運用を依頼したい方におすすめの代理店です。

株式会社プロモストの強み

株式会社プロモストの強みとして、アドネットワークにおけるターゲティングや広告素材の作成など、アドネットワーク運用の業務を一括して請け負ってくれる点が挙げられます。

自社でアドネットワーク運用のリソースが不足している際、プロモストは心強いパートナーになってくれます。

株式会社プロモストの概要

  • 料金体系:(初期費用)要見積 (広告運用費用)広告費が5万円未満の場合「1万円」、20万円未満の場合「広告費の20%」、20万円以上の場合「広告費の15%以上」
  • 対応可能な媒体:GDN、YDN、SNS広告
  • 会社名:株式会社プロモスト
  • 本社所在地:東京都中央区銀座3-13-19東銀座313ビル 6F
  • URL:https://www.promost.co.jp/

株式会社ジェー・ピー・シー

(引用元:https://www.jpc-ltd.co.jp/

株式会社ジェー・ピー・シーは京都市下京区に本社を置く広告代理店・クリエイティブ制作会社です。GDN、YDNの運用代行に加えて、SNS広告、YouTube広告の運用、各種映像制作まで請け負ってくれます。

こんな方におすすめ!

株式会社ジェー・ピー・シーはバナー広告、インフィード広告、アプリ広告など様々な広告媒体での運用に対応しています。自社の商材に合った広告媒体を選定してもらいたい方におすすめの広告代理店です。

株式会社ジェー・ピー・シーの強み

株式会社ジェー・ピー・シーの強みとして、選任の運用アドバイザーがアドネットワークによる集客を徹底サポートしてくれる点が挙げられます。

運用成果のレポートを毎月作成してくれるので、どの点を改善すべきか明確に把握することが可能です。所属している運用アドバイザーはGoogleが認定している上級資格の保有者ですので、GDNの領域で特に強みを発揮してくれます。

株式会社ジェー・ピー・シーの概要

  • 料金体系:(初期設定費用)50,000円 (運用代行費用)広告費の20%
  • 対応可能な媒体:GDN、YDN、リスティング広告、SNS広告
  • 会社名:株式会社ジェー・ピー・シー
  • 本社所在地:京都府京都市下京区恵美須屋町193
  • URL:https://www.jpc-ltd.co.jp/
※参考:アドネットワーク広告の運用に強みを持つ代理店を特集した記事も併せてご覧ください。
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アドネットワークの効果測定におすすめのツール

アドネットワークを自社で運用する場合、広告運用の効果測定を自前で行う必要があります。リソースが限られている会社の場合、なるべく効果測定の負担を軽くして効率的に進めることが肝要です。

そこでおすすめしたいツールが「Databeat Explore」です。

アドネットワーク運用を可視化する「Databeat Explore」

データビートロゴ
Databeat Exploreでは、アドネットワーク運用における各種広告データを可視化することが可能です。データを自動で取得して、グラフや数値データとして集計してくれます。

手作業でデータを入力する必要がなくなるので、広告運用のリソースが限られている会社に打って付けのツールです。

アドネットワーク運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント

アドネットワーク運用におけるDatabeat Exploreの活用ポイントとして、下記の3点が挙げられます。

  1. アドネットワークのデータをリアルタイムで管理可能
  2. 取得したデータを外部ツールに出力できる
  3. アドネットワークの運用レポートを自動で作成

アドネットワークのデータをリアルタイムで管理可能

Databeat Exploreをアドネットワークに導入することで、広告運用データをリアルタイムで管理することができます。取得したデータは常に最新の状態で保持されるため、管理画面に移って手動で情報を更新する必要もありません。

広告運用担当者の数が限られている場合でも、無理なくアドネットワークの広告運用データを管理することが可能です。

取得したデータを外部ツールに出力できる

Databeat Exploreで取得したデータをGoogle AnalyticsやGoogle Data Portalなど外部ツールに出力することができます。アドネットワークのデータを運用担当者間や他部署間で共有する際、手間をかけずに運用データを送ることが可能です。

これまで利用してきたツールと並行してDatabeat Exploreを活用できます。

アドネットワークの運用レポートを自動で作成

アドネットワークの運用データをもとにして、自動で運用レポートを作成してくれます。運用レポートの作成は、慣れている運用経験者でないと非常に重い負担になります。

Databeat Exploreを使えば、手作業で運用レポートを作成する必要がなくなり、効率よく運用レポートを作成することが可能です。

まとめ

アドネットワークは、複数の広告媒体に一気に広告配信可能な広告ネットワークです。個別に広告出稿する手間も省けるので、商材の認知度を効率よく高めていきたい際におすすめの配信手法になります。

自社で広告運用のリソースが足りていない場合は、広告代理店を利用してアドネットワークの運用を行うことがおすすめです。広告代理店に依頼すれば、アドネットワーク運用のプロが広告運用を代行してくれます。

自社でアドネットワークの運用を行う際は、記事の最後で紹介した「Databeat Explore」を利用することをおすすめします。広告運用データを自動的に収集してくれるツールで、広告運用リソースの不足を補ってくれます。

アドネットワークを活用して、自社商材の宣伝・販売をより効率的に行っていきましょう。

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