リスティング広告運用完全ガイド!種類や費用、効果、運用のコツをまとめて解説

リスティング広告運用完全ガイド!種類や費用、効果、運用のコツをまとめて解説

GoogleやYahoo!などの検索エンジンに出稿できるリスティング広告は、手軽に出稿でき、コストパフォーマンスも高いため、多くの企業が運用しています。しかし、リスティング広告運用を成功させるには、さまざまなスキルが必要です。

リスティング広告は、クリックが発生する度に課金される仕組みとなっているため、適切な運用ができないと、無駄な費用が発生するリスクもあります。

本記事では、リスティング広告運用担当者様へ向けて、リスティング広告の「基礎知識」「インハウス運用のコツ」「おすすめの代理店」を紹介しています。

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目次

押さえておきたい「リスティング広告」の基礎知識

はじめにリスティング広告の基礎知識として、リスティング広告の「定義」「仕組み」「SEOとの違い」を紹介します。

リスティング広告とは?

リスティング広告

引用:Google

リスティング広告は、検索エンジン上に出稿できるテキスト型広告です。検索結果の上部または下部に表示されて「広告」といった表記があります。

広告主は、リスティング広告の管理画面にて、キーワードを設定します。そのキーワードをユーザーが検索した時に広告が表示される仕組みです。

ユーザーが求めている情報を広告として表示できるので、ディスプレイ広告やSNS広告と比べて、コンバージョンが見込みやすいのもリスティング広告の特徴といえます。

リスティング広告が掲載される仕組み

リスティング広告では「キーワード」「上限クリック単価」を設定します。「上限クリック単価」とは1クリックあたりで支払うことができる限度額を決める設定です。

設定後、オークションにより広告掲載順位が決定します。オークションの結果によっては、検索結果の1ページに表示されることもあれば、2~3ページに表示される場合もあると覚えておきましょう。

広告掲載順位は広告ランクで決定します。広告ランクは「上限クリック単価×広告の品質+広告表示オプション」で決まる要素です。この広告ランクが高いほど広告掲載順位が高く表示される仕組みとなっています。

※参考:品質スコアについてより詳しく解説している記事はこちら

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 SEOとの違い、リスティング広告とどっちが優れている?

即効性 費用 特徴
リスティング広告 高額 自社の資産にならない
SEO × 安価 自社の資産になる

リスティング広告とSEOは検索エンジンの検索結果上に表示されることは一緒ですが、効果が出るまでの期間と費用が異なります。

リスティング広告は、広告出稿してすぐに検索エンジンに表示されるので、即効性があります。そのため、事業の立ち上げ時やキャンペーンなどのシーンに最適といえます。ただし、広告出稿をやめると、検索エンジンに表示されないので、自社の資産にはなりません。

一方、SEOは成果が出るまで、非常に多くの期間を必要としますが、一度検索エンジンに表示されれば一定期間は検索エンジンからの流入を獲得できます。

自社でSEO対策を実装すれば、費用もほとんどかかりません。イメージとしては、SEO施策は開業当初から実装し、成果が出るまでは、リスティング広告で集客するといった施策が一般的です。

 リスティング広告と相性のよい商材

リスティング広告は、顕在ユーザーにアプローチする商材が適しています。「商品購入」や「問い合わせ獲得」などを目的として、見込み客に絞ったアプローチを実施したい企業であればリスティング広告は向いています。

業界に関しては、ある程度メジャーな業界が向いています。リスティング広告は、検索エンジン上の広告となるので、検索ボリュームがある業界であれば効果を最大限発揮できます。

逆に、検索ボリュームがほとんどないニッチな業界の場合、リスティング広告は適していないといえるでしょう。

他の広告手段と比較した際のリスティング広告の3つの特徴

リスティング広告の「媒体の種類の特徴」「ターゲティングの特徴」「掲載費用面の特徴」について紹介します。3つの特徴を理解した上でリスティング広告出稿を検討しましょう。

 1.媒体の種類の特徴

リスティング広告の代表的な媒体は「Google」と「Yahoo!」です。各媒体の概要は下記の通りとなっています。

配信面の種類 概要
Google スマホユーザーが多い
Yahoo! PCユーザーが多い

「Google」と「Yahoo!」では、各種オプションなどの違いもありますが、一番の違いはメインターゲットが異なる点です。

Google」の場合、スマホユーザーが圧倒的に多いので、若年層をターゲットとした企業が多く参入している特徴があります。一方「Yahoo!」はPCユーザーが多いので「不動産」などの高額商材を扱う企業が多く参入しているといった違いがあります。

※参考:リスティング広告に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

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 2.ターゲティングの特徴

リスティング広告のターゲティングはキーワードだけではなく「地域」「時間帯」「デバイス」「ユーザー属性」なども設定できます。自社の目的によって、それぞれの要素を組み合わせていきます。

例えば、ローカルビジネスの場合は、一番大きなターゲティング要素として「地域」を絞り、その中で「キーワード」を選定します。

子持ちの世帯主がターゲットであれば「ユーザー属性」を一番大きなターゲティング要素として、その中で「キーワード」を選定するといった流れです。各ターゲティング要素を上手く組み合わせることで、適切なアプローチが実現可能です。

 3.掲載費用面の特徴

平均クリック単価 平均コンバージョン単価
リスティング広告(Google) 306円 5,573円
ディスプレイ広告(Google) 71円 8,595円

Googleの「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」の費用面の比較表は上記の通りです。「リスティング広告」は平均クリック率が他の運用型広告より高い傾向があります。

しかし、顕在ユーザーへのアプローチがメインとなるため、1つのコンバージョンを獲得するあたりの単価は、他の運用型広告よりも低い特徴があります。

※参考:リスティング広告の費用について詳しく解説された記事はこちら

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リスティング広告はこんな方におすすめ!

リスティング広告運用は下記のような方におすすめできます。

 1.Web集客に即効性を求める方

Web集客に即効性を求める方にリスティング広告はおすすめです。リスティング広告は運用型広告の中でも、即効性に優れています。すぐに広告出稿ができ、顕在ユーザーへのアプローチができるので、コンバージョンまでの期間が短いのが特徴です。

とにかく早く、成果が欲しい方にはピッタリといえるでしょう。

 2.見込み客に対してアプローチしたい方

見込み客に対してアプローチしたい方にリスティング広告はおすすめです。すでに自社商品の認知が済んでいる、または、競合他社の商品を検討しているといった見込み客がメインターゲットとなる場合は、リスティング広告を利用しましょう。

逆に、リスティング広告は、商品のブランディングや認知には向いていないので注意が必要です。

 3.はじめて広告出稿する方

はじめて広告出稿する方にもリスティング広告はおすすめです。リスティング広告は、誘導先のLPがあれば簡単に出稿できます。ディスプレイ広告やSNS広告のようにバナー作成も必要ないので、はじめて運用型広告に挑戦する方に最適です。

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リスティング広告の運用方法の種類とメリット・デメリット

リスティング広告の運用方法の種類とメリット・デメリット

リスティング広告の運用には「インハウス運用」と「代理店利用」の2つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

種類1.インハウス(自社)でリスティング広告を運用する

インハウス(自社)でリスティング広告を運用する場合は、下記タスクをすべて自社で実施します。

  • プランニング業務
  • 新規アカウントの構築業務
  • 日々のリスティング広告運用業務
  • 分析・レポーティング業務
  • 社内での報告業務

リスティング広告運用は、広告出稿後の分析業務が重要です。そのため、インハウスで広告運用する場合は、常に広告パフォーマンスを自社で分析し、改善していく必要があります。

 リスティング広告の運用をインハウスで行うメリット

インハウス運用のメリットは、代理店依頼に比べて費用がかからない点です。インハウスのみでリスティング広告が成功した場合、自社の利益率は高いといっても良いでしょう。

また、インハウス運用を実施することで、社員に広告運用スキルが身に付き、他のWeb施策にも応用できるメリットもあります。

 リスティング広告の運用をインハウスで行うデメリット

インハウス運用のデメリットは広告運用改善が難しいという点です。インハウス運用の場合、自社でパフォーマンスを分析して、常に広告運用を改善して行かなければいけません。しかし、運用スキルがないと広告運用の課題が発見できず、広告パフォーマンス向上が難しくなります。

運用スキルを身に着けるには、ある程度広告運用を続けていくしかありません。そのため、インハウス運用の場合、代理店利用よりも成果が出るまで時間がかかる場合があると覚えておきましょう。

種類2.リスティング広告の運用を代理店にアウトソースする

代理店を利用する場合、下記作業をすべて依頼できます。

  • プランニング業務
  • 新規アカウントの構築業務
  • 日々のリスティング広告運用業務
  • 分析・レポーティング業務

自社で発生するタスクとしては、下記の通りです。

  • 社内での報告業務
  • 代理店の比較
  • 別Web施策との分析

「社内での報告業務」に関しては、インハウス運用でも代理店利用、どちらでも発生します。複数の代理店を利用している場合は「代理店ごとのパフォーマンス」を比較して、継続の有無を判断する作業も発生します。

また、SEO対策やSNS運用など他のWeb施策を実装している場合は、リスティング広告のパフォーマンスと比較をして、予算調整する業務も発生します。

 リスティング広告の運用を代理店にアウトソースするメリット

リスティング広告の運用を代理店にアウトソースするメリットは、広告成果が見込みやすい点です。代理店には多くの実績とノウハウがあります。

リスティング広告には、キーワード選定、アカウント構成、入札単価調整など、さまざまな作業タスクが発生しますが、これをすべて実績豊富な代理店に依頼すれば、インハウス運用よりも広告成果が見込みやすくなります。

また、自社の作業タスクが軽減されることも大きなメリットといえるでしょう。

 リスティング広告の運用を代理店にアウトソースするデメリット

リスティング広告運用を代理店にアウトソースするデメリットは費用がかかる点です。通常、代理店を利用する場合、広告予算の約20%を手数料として支払います。

例えば、月あたりの広告費が100万円であれば、20万円を代理店に支払う必要があるということです。そのため、予算に余裕がない企業にとっては大きなデメリットとなります。

リスティング広告のインハウス運用が向いている方

マーケティングのノウハウを貯めたい方にはインハウス運用は向いています。インハウス運用を続けていると、ユーザーがコンバージョンに達するまでの流れを理解できます。

これを理解できると、他のWeb施策にも応用することができます。ただし、インハウス運用の成果が出るまで時間がかかるので、ある程度、期間に余裕がある方が適しているともいえます。

リスティング広告を代理店にアウトソースするのが向いている方

「日々の業務が忙しい」「早く成果を出したい」という方には、代理店利用はおすすめです。日々の業務が忙しく広告運用する時間が取れない場合は、現状と変わらない業務でリスティング広告を運用できます。

期間限定のキャンペーンなどで、早く確実に成果を出したい方は、代理店を利用することで、インハウス運用よりも高確率で成果を出すことができるでしょう。

※参考:リスティング広告の自社運用と代理店運用について詳しく解説した記事はこちら
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リスティング広告のインハウス運用で効果を最大化する7つのポイント

リスティング広告のインハウス運用で効果を最大化する7つのポイント

リスティング広告のインハウス運用で効果を最大化する7つのポイントを紹介します。

インハウス運用ではまず、リスティング広告の役割を理解した上で、「入札調整」や「キーワード選定」をする必要があります。各ポイントを詳しく解説しているので参考にしてください。

1.リスティング広告の役割を理解する

インハウス運用を成功させる大前提として、リスティング広告の役割を理解する必要があります。リスティング広告の役割を理解しないと的外れなアプローチとなり、コンバージョンは見込めません。ユーザーがコンバージョンを達成するまでの流れには簡単な決まりがあります。

ユーザーは商品をネット上で「認知」して「興味」を持ち検索エンジンで商品を調べます。そこから「比較・検討段階」に入り、口コミ等を確認して「購入」に至ります。

リスティング広告はこのコンバージョンに近い「検討段階ユーザー」向けの運用型広告です。そのため「認知」「興味」段階のユーザーには向いていないと理解してください。

一般的なWebマーケティングでは「ディスプレイ広告」と「リスティング広告」を上記図のように使い分けます。

商品の認知を「ディスプレイ広告」で実施します。その中で興味を持ったユーザーが自ら検索エンジンでキーワードを検索した時に「リスティング広告」が表示されるのが理想の流れです。

リスティング広告で「認知」することも可能ですが、リスティング広告はクリック単価が他運用型広告に比べて高いので、より多くのユーザーにリーチする「認知」には適していないということです。

※参考:リスティング広告のクリック単価について詳しく解説した記事はこちら
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2.顕在キーワードを理解する

インハウス運用を成功させるには顕在キーワードを理解する必要があります。顕在キーワードとは、コンバージョンに近いユーザーが検索するキーワードです。

この顕在キーワードを理解すれば、リスティング広告でコンバージョンに近いユーザーを多く獲得できます。キーワードは「顕在キーワード」「潜在キーワード」の2つに分類されています。

「ダイエットがしたい」というニーズを例に2つのキーワードの例を見てみましょう。

キーワード 詳細
顕在キーワード 「ダイエット商品名 最安値」「ダイエット商品名 購入先」など今すぐダイエット商品を購入しそうなユーザーが検索するキーワード
潜在キーワード 「ダイエット 簡単」「ダイエット 方法」ニーズは一緒だが、まだダイエット方法を探している段階のユーザーが検索するキーワード

リスティング広告では、よりコンバージョンに近いユーザーにアプローチするので「顕在キーワード」にほとんどの予算を投入します。予算に余裕がある場合には「潜在キーワード」でも広告出稿するケースもあります。

このように顕在キーワードを理解できれば、見込み客のみにアプローチできるので、インハウス運用が成功しやすくなります。

3.First Page Bidを活用して上位表示を獲得する(Google広告)

リスティング広告を成功させる一番の近道は、検索結果の1ページ目に広告表示させることです。

検索結果の1ページ目に広告が表示されれば、より多くのユーザーにアプローチできます。Google広告であれば、検索結果の1ページ目を獲得するのに必要な入札単価を把握できる「First Page Bid」を利用します。

「First Page Bid」をGoogleの管理画面から確認して、入札単価を調整することで、検索結果の1ページ目を獲得しやすくなります。「First Page Bid」の利用手順は下記の通りです。

手順①:Google広告管理画面を立ち上げる

手順①:Google広告管理画面を立ち上げる

引用:Google Ads

Google広告の「検索キャンペーン」→「キーワード」を選択して右上の「表示項目」を選択してください。

手順②:属性変更

手順②:属性変更

引用:Google Ads

属性タブの中にある「推定入札単価(1ページ目)」にチェックを入れて適用を選択します。

手順③:完了

手順③:完了

引用:Google Ads

検索結果の1ページ目に広告表示するために必要な入札価格が表示されれば完了です。

4.アカウント設計をする

インハウス運用を成功させるには、リスティング広告のアカウント設計をしましょう。アカウント設計すると、予算管理が効率化でき、無駄のない広告運用が実現できます。まずは、リスティング広告のアカウント構成を理解しましょう。

要素 詳細
アカウント 一番大きな要素
キャンペーン 2番目に大きな要素「予算」「配信スケジュール」「入札戦略」等を設定できる
広告グループ 3番目に大きな要素「入札単価」「ターゲティング」を設定できる
広告・キーワード 一番小さな要素「広告文」「キーワード」「リンク」を設定できる

リスティング広告では、上記4つの要素を「提供するサービス」または「自社Webサイト」を元に設計する必要があります。

例えば、スキー用品を扱っているのであれば「スキー板」「スキーウェア」でキャンペーンを作成し、3番目に大きな要素の広告グループで「ブランド」「性別」を作成し、細分化します。

予算に関しては、自社の実店舗の売り上げを考慮して、需要が多い商品に予算を多く投入しましょう。こうすることで、予算管理を適切に行うことができるアカウントが設計できます。

5.ABテストを実施

リスティング広告を成功させるには、定期的にABテストを実施します。ABテストとは要素の異なる広告を出稿し、広告パフォーマンスを比較するテストです。リスティング広告であれば「広告文」「見出し」等の要素でテストをするのが一般的です。

ABテストでは、はじめに仮説を立てます。例えば「見出しに数字を含んだほうがクリック率が上がるのでは」という仮説を立てたとすれば「見出しに数字を含んだ広告」「数字を含まない広告」の2つを出稿します。

その後、それぞれの「クリック率」を比較します。仮に「見出しに数字を含んだ広告」のほうがクリック率が高ければ、それを採用します。この他にも「訴求ポイント」を変えたABテストなども有効なので、試してみましょう。

※参考:リスティング広告のABテストについて詳しく解説された記事はこちら

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6.一部のみのインハウス化

インハウス運用を成功させるには、一部のみをインハウス化する方法も有効です。インハウス運用のコストは低いですが多くの手間がかかります。

例えば、複数の広告をインハウス運用しているのであれば、一部は代理店に依頼し、残りを自社で運用する方法も有効です。

すべてをインハウス運用にすると、広告媒体の情報が入手しづらいなどのデメリットもあるので、自社の手が回る範囲の媒体は自社で対応すると、リスクを回避した広告運用が実現できます。

7.アドバイスができるパートナーを見つける

インハウス運用を成功させるには、アドバイスができるパートナーを見つけるのも有効です。代理店によっては広告運用の相談を受け付けている企業もあります。

自社でどうしても解決できない課題があったときに、代理店に丸投げするのではなく、代理店のアドバイスを元に自社で課題を解決できれば、自社のスキルアップにも繋がります。

また、代理店が定期的に開催するリスティング広告の運用セミナーなどに参加すれば、広告運用のプロからさまざまな知識を学ぶこともできるので、ぜひ活用してみましょう。

リスティング広告をインハウスで運用する際に注意すべきポイント

リスティング広告をインハウス運用する際は、必ずチューニングを実施するようにしてください。チューニングとは「入札単価調整」「キーワード調整」「ABテスト」などの作業です。リスティング広告ではこのチューニングがないと、パフォーマンスを向上させることはできません。

現状、競合他社がいないブルーオーシャンだったとしても、時間が立てば、新規企業の参入は避けられないためです。新規参入の脅威のためにも、リスティング広告では日頃からチューニングを実施する必要があります。

 

最適なリスティング広告のアウトソース先代理店を選定するポイント

最適なリスティング広告のアウトソース先代理店を選定するポイント

最適な広告代理店を選定する3つのポイントを紹介します。

1.資格を持った担当者が運用しているか

1つ目の選定ポイントは、資格を持った担当者が運用しているかという点です。Googleであれば「Google広告の検索広告認定資格」Yahoo!であれば「Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定」といった認定資格者が在籍している代理店に依頼しましょう。

各認定資格は、リスティング広告の理解度テストをパスした方だけが所持できる資格です。そのためリスティング広告運用における基本的なスキルを備えている証明になるためです。

2.認定代理店であるか

2つ目の選定ポイントは、認定代理店であるかという点です。認定代理店はGoogleやYahoo!が推奨しているアカウント設計を熟知しており、特別なセミナーへ参加している選ばれた代理店です。

認定代理店である場合は、必ず代理店の公式ホームページに記載があるので、こちらも加味して選定してみましょう。

3.依頼する範囲で決める

3つ目の選定ポイントは、依頼する範囲で決める点です。代理店によっては依頼できる範囲が異なるため、どこまでを代理店に任せるかで選定します。

例えば、自社でLPを作成しているのであれば、リスティング広告運用だけ依頼すれば良いですが、LP制作も依頼する場合は、広告運用とLP制作両方に対応している代理店を選定する必要があるということです。

他にも代理店によってはSNS運用代行などにも対応しているケースもあるので、まずは自社が依頼したい範囲を明確にすることからはじめましょう。

 

リスティング広告運用のアウトソースにおすすめの代理店3選

リスティング広告運用のアウトソースにおすすめの代理店3選を紹介します。

アナグラム株式会社

アナグラム株式会社

引用:アナグラム株式会社

こんな方におすすめ!

・インハウス支援を受けたい
・キャッシュフローの関係で、広告費の先払いが難しい

 アナグラム株式会社の強み

アナグラム株式会社は、運用型広告、インハウス支援、マーケティング支援の事業を展開する代理店です。運用型広告に関しては、リスティング広告運用を最も得意としており、ディスプレイ広告やSNS広告を組み合わせた横断的な広告運用にも対応しています。

運用方法に関しては、自社の広告アカウントで運用する従来の方法と、手数料の後払いが可能なアナグラムのアカウントで運用の2つから選択することも可能です。

また、広告代行だけはなく、リスティング広告運用のプロから直接アドバイスがもらえるインハウス支援も強みの1つです。

アナグラム株式会社の概要

・会社名:アナグラム株式会社
・本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目4-4 フィールド北参道 1F・2F (受付:1F)
・URL:https://anagrams.jp/

株式会社キーワードマーケティング

株式会社キーワードマーケティング

引用:株式会社キーワードマーケティング

こんな方におすすめ!

・ノウハウを学びながら広告運用を依頼したい
・Goolge広告やYahoo!プロモーション広告の正規広告代理に依頼したい

 株式会社キーワードマーケティングの強み

株式会社キーワードマーケティングは、広告運用やインハウス支援に力を入れている代理店です。広告運用に関しては300以上のアカウントを常に運用しているため、100を超える業種のノウハウを持っているのが最大の強みです。

また、最長運用年数は10年と長期で依頼する企業が多いのも特徴といえます。選定ポイントで紹介したGoogle広告やYahoo!プロモーション広告の正規広告代理店でもあるので、安心して依頼することができます。

株式会社キーワードマーケティングの概要

・会社名:株式会社キーワードマーケティング
・本社所在地:東京都中央区築地7-2-1 THE TERRACE TSUKIJI 2F
・URL:https://www.kwm.co.jp/

デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)

デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)

引用:デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)

こんな方におすすめ!

・HP制作も依頼したい
・サポートが徹底した代理店に依頼したい

 デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)の強み

デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)は、リスティング広告運用代行、HP制作、Webコンサル事業を展開する代理店です。中でもサポート面に力を入れているのが強みです。

通常、代理店の担当者は案件を1人で担当するケースが多いですが、株式会社リスティングプラスでは、1つの案件に対して1チームが担当します。チームでの運用代行となるため、さまざまサポートを受けることができます。

デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)の概要

・会社名:デジタルアスリート株式会社(旧株式会社リスティングプラス)
・本社所在地:東京都新宿区西新宿6-24-1西新宿三井ビルディング4階
・URL:https://ppc-master.jp/

※参考:リスティング広告の運用代行に特化した代理店を紹介した記事はこちら
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リスティング広告の運用効果を上手に検証、分析する3つのポイント

リスティング広告の運用効果を上手に検証、分析する3つのポイントを紹介します。下記ポイントを参考にリスティング広告運用を成功させましょう。

POINT1.目標を明確にする

リスティング広告を上手に検証・分析するには、目標を明確にしてください。目標が明確でないと改善点も見つけにくくなり広告パフォーマンス向上も期待できません。

目標はなるべく具体的な数値で設定するようにしてください。例えば、月にコンバージョンを100件獲得する、コンバージョン単価を1万円以下に抑えるなどです。この目標と実際の広告結果を比較することで、自社が実施すべき改善策も明確になります。

POINT2.コンバージョンタグを設置する

リスティング広告を上手に検証・分析するには、コンバージョンタグ設置が必須です。コンバージョンタグとはコンバージョンを計測するために必要な設置タグです。

LPのサンクスページにタグを設置することで、Web広告から誘導したユーザーがコンバージョンを達成したかを計測できます。

コンバージョンタグを設置しないと、Web広告によってどれほど成果があったか確認できないので、運用初期段階から必ず実施してください。

※参考:リスティング広告のコンバージョンについては下記の記事で詳しく解説しています。

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POINT3.ツールの利用

リスティング広告を上手に検証・分析するには、分析ツールの利用もおすすめです。リスティング広告の場合、管理画面からレポートを作成して分析できますが、どうしても手動での操作が発生します。

しかし、広告レポート作成を自動化するツールなどを活用すれば、分析業務にかかる時間が軽減されるメリットがあります。

 

リスティング広告の運用効果検証におすすめの広告レポート自動化ツール

リスティング広告の運用効果検証には、広告レポート自動化ツールを活用しましょう。広告レポート自動化ツールを活用すると、レポート作成業務の負担が軽減でき、スムーズなリスティング広告の運用効果検証が実現できます。

Databeat Explore

Tableau Databeat Explore

Databeat Exploreは、マーケティングデータを可視化、分析できるツールです。「リスティング広告」をはじめ、さまざまなプラットフォームからデータを自動で収集し、必要な項目だけ抽出してレポートを作成できます。

リスティング広告運用における「Databeat Explore」の活用ポイント

 豊富なプラットフォームに対応

「リスティング広告」だけではなく「Facebook」「Instagram」「Twitter」「LINE」などの広告データを一括で管理できます。プラットフォームごとに意味が異なる指標を自動で統一する機能も搭載しています。

 データ共有

収集した広告データは自動でBIツールやGoogleスプレッドシートに出力されるため、担当者は管理画面からデータを手動で共有フォルダにアップロードする必要はありません。担当者はいつでも最新の広告データを閲覧できます。

 

まとめ

リスティング広告運用について紹介しました。リスティング広告は、検索エンジン上に出稿できるテキスト型広告です。ユーザーが求めている情報を広告として表示できるので、ディスプレイ広告やSNS広告と比べてコンバージョンが見込みやすいのが特徴です。

リスティング広告は「Web集客に即効性を求める方」「見込み客に対してアプローチしたい方」「はじめて広告出稿する方」に向いています。このケースに当てはまる方は広告出稿を検討してみましょう。

リスティング広告の運用には「インハウス運用」と「代理店利用」の2つの方法があります。インハウス運用は、代理店依頼に比べて費用がかからない点がメリットです。代理店利用は広告成果が見込みやすいメリットがありますが、費用がかかる点がデメリットです。

インハウス運用が難しいと感じた方は、代理店の利用もおすすめです。代理店を選定するときは「資格を持った担当者が運用しているか」「認定代理店であるか」「依頼する範囲で決める」がポイントになります。

また、リスティング広告の運用効果検証には、広告レポート自動化ツールの活用も有効です。

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