Facebook広告のシミュレーション入門ガイド!費用と効果の予測方法や費用対効果の高め方も紹介

Facebook広告出稿を検討する上で「事前にどの程度のトラフィックが獲得できるか知りたい」「どれくらいのユーザーにPRできるのか知りたい」といった課題が生じるかと思います。

Facebook広告のシミュレーションを活用すると上記課題を解決でき、費用対効果も高めることができます。

本記事ではFacebook広告の「シミュレーションに関する基礎知識」「シミュレーション作成手順」「運用結果とシミュレーションを比較・分析する方法」を紹介しています。

目次

Facebook広告のシミュレーションに関する基礎知識

まずはこのセクションで「Facebook広告のシミュレーションの定義」「シミュレーションを行うメリット」「シミュレーションを行うおすすめのタイミング」を紹介します。

Facebook広告のシミュレーションとは?

Facebook広告のシミュレーションとは?

引用元:Facebook Ads

Facebook広告のシミュレーションは、Facebook広告内に設けられている広告パフォーマンスを予測するツールです。シミュレーションを活用すると「どれくらいのユーザーにリーチできるか」「どれくらいクリックが見込めるか」が事前に確認できます。

無料で利用できるツールなので、これからFacebook広告出稿を検討している方は、ぜひ活用してみましょう。

Facebook広告でシミュレーションを行うメリット

Facebook広告のシミュレーションには下記3つのメリットがあります。

  1. パフォーマンスを事前に予測できる
  2. キャンペーン設定に問題がないか確認できる
  3. 自社の課題を見つけるヒントになる

 1.パフォーマンスを事前に予測できる

パフォーマンスを事前に予測できる点が、シミュレーションのメリットです。広告運用初心者の場合、Facebook広告を出稿してもどれくらいのユーザーに広告を見てもらえるか、まったく想像がつかないでしょう。

しかし、Facebook広告のシミュレーションを活用すると、リーチできるユーザー数の目安が数値として表示できます。

 2.キャンペーン設定に問題がないか確認できる

キャンペーン設定に問題がないか確認できるのも、シミュレーションのメリットです。シミュレーションは、キャンペーン作成時に入力した「予算」や「ターゲティング」から、「リーチ」「リンクのクリック」「オーディエンスサイズ」「コンバージョン」を予測します。

例えば設定した予算が相場よりも少ないと、シミュレーションの「リーチ」が大幅に減少するため、自社の予算設定に問題があると判断できます。

 3.自社の課題を見つけるヒントになる

シミュレーションは、自社の課題を見つけるヒントにもなります。シミュレーションの「リーチ」「リンクのクリック」「オーディエンスサイズ」「コンバージョン」を目標として設定しておき、広告パフォーマンスと比較すれば、どの指標に問題があるか特定できます。

これをもとに原因を深堀りして対策を考えれば、自社の広告運用の課題を改善できるでしょう。

Facebook広告のシミュレーションを行うおすすめのタイミング

Facebook広告のシミュレーションを行うおすすめのタイミングは下記3つです。

  1. はじめてFacebook広告を出稿するとき
  2. 予算の目安が知りたいとき
  3. 媒体を選定するとき

 1.はじめてFacebook広告を出稿するとき

はじめてFacebook広告を出稿するときは、シミュレーションを活用しましょう。「リーチ」「リンクのクリック」「オーディエンスサイズ」「コンバージョン」のシミュレーション結果を参考にすれば、自社にFacebook広告が合っているか確認できます。

 2.予算の目安が知りたいとき

予算の目安が知りたいときは、シミュレーションを活用しましょう。シミュレーションは予算を基にパフォーマンスを予測するので、ひと月あたりの予算目安を明確にできます。Facebook広告の予算感が把握できない場合は、シミュレーションを活用してみましょう。

 3.媒体を選定するとき

媒体を選定するときにも、シミュレーションの活用がおすすめです。例えば、複数の媒体への広告出稿を検討しているのであれば、それぞれの媒体で「オーディエンスサイズ」や「リーチ」を把握する方法も有効でしょう。

 

Facebook広告のシミュレーションで確認できる主な指標

Facebook広告のシミュレーションで確認できる主な指標

Facebook広告のシミュレーションで確認できる「リーチ」「リンクのクリック」「オーディエンスサイズ」「コンバージョン」について紹介します。

これらの指標は「オーディエンス」「広告予算」「掲載期間」の設定によって自動的に試算され変化すると覚えておきましょう。

指標1.リーチ

リーチはFacebook広告の到達率です。シミュレーションでは一日に広告を届けられる数をリーチ数と定義しています。

 この指標が重要である理由

リーチは、どれくらいのユーザーに広告を見てもらえるかの指標です。クリックやコンバージョンなどのユーザーアクションは、そもそもリーチがないと獲得できないので、リーチは一番に確認すべき指標といえるでしょう。

 リーチの平均値・目安

リーチの平均値は、ターゲットなどによって大きく変動します。目安を確認したい場合はこのあと紹介する「オーディエンスサイズ」を参考にしてください。

指標2.リンクのクリック

リンクのクリックは、ユーザーが広告をクリックする数です。

 この指標が重要である理由

リンクのクリックは「LPへの誘導数」「予算把握」この2点を把握するのに使用します。

広告をクリックしたユーザーは、LPへ誘導されます。そのため、クリック数が事前に予測できれば、どれくらいのトラフィックが獲得できるかを把握できるので「トラフィック獲得」が目的の場合は注目すべき指標です。

また、クリック課金(CPC)を採用している企業であれば、想定クリック数からある程度予算を予測することもできるため、リンクのクリックは重要といえます。

 クリック率の平均値・目安

業界によっても変動はありますが、Facebook広告のクリック率の平均値・目安は0.90%です。業界ごとの平均値は下記の通りとなります。

業界 平均クリック率
ビューティー 1.16%
ビジネス 0.78%
アパレル 1.24%
自動車 0.80%
消費者向けサービス 0.62%
教育関係 0.73%
産業サービス 0.71%
法律関係 1.61%
不動産・投資 0.99%
小売業 1.59%
技術 1.04%
旅行 0.90%
金融関係 0.56%
スポーツ 1.01%
リフォーム 0.70%
ヘルスケア 0.83%

引用元:Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]|WordStream

※参考:Facebook広告のクリック単価(CPC)について詳しく解説した記事はこちら
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指標3.オーディエンスサイズ

オーディエンスサイズは、ターゲット設定の基準に合うユーザー数の推定値です。ターゲット設定、広告配置、過去1か月のFacebookサービスに広告が表示された人数などに基づいて算出されています。

 この指標が重要である理由

オーディエンスサイズは、立ち上げたキャンペーンに対して、どれくらいの潜在ユーザーがいるかの指標です。リーチ数と混同しやすいので注意しましょう。

  • リーチ数=広告を見てもらえる可能性のあるユーザー数(一日)
  • オーディエンスサイズ=広告を見てもらえる可能性のあるユーザー数(すべて)

 オーディエンスサイズの平均値・目安

オーディエンスサイズは、「狭い~広い」といった形で表示されます。はじめて立ち上げるキャンペーンであれば「広い」オーディンスサイズを目安として広告出稿して、運用結果をもとに徐々に絞っていくのがおすすめです。

指標4.コンバージョン

コンバージョンは、過去の広告パフォーマンスや1日の推定リーチに基づいて算出されるコンバージョンの推定値です。Facebook広告キャンペーンにて「コンバージョン」の目的を設定したときだけ確認できます。

 この指標が重要である理由

コンバージョン獲得を目的としている場合、この指標は非常に重要です。シミュレーションでは「コンバージョン< 10」といったように1日の予想コンバージョンが算出されます。

自社で入力した一日の予算と推定コンバージョンがあれば、推定コンバージョン単価も算出できるので試してみましょう。

 コンバージョンの平均値・目安

業界によっても変動はありますが、Facebook広告のコンバージョン率の平均値・目安は9.21%です。業界ごとの平均値は下記の通りとなります。

業界 平均クリック率
ビューティー 7.10%
ビジネス 10.63%
アパレル 4.11%
自動車 5.11%
消費者向けサービス 9.96%
教育関係 13.58%
産業サービス 0.71%
法律関係 5.60%
不動産・投資 10.68%
小売業 3.26%
技術 2.31%
旅行 2.82%
金融関係 9.09%
スポーツ 14.29%
リフォーム 6.56%
ヘルスケア 11.00%

引用元:Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry [Data]|WordStream

※参考:Facebook広告で見るべき指標について詳しく解説した記事はこちら
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Facebook広告のシミュレーション作成手順全体像

Facebook広告のシミュレーション作成手順の全体像をみていきましょう。Facebook広告のシミュレーションは以下3STEPで実行します。

STEP1:シミュレーションの準備

準備段階では、広告の目的や目標選定、自社が広告を届けたいターゲットを明確にします。どの情報もシミュレーションの結果に影響してくるので、時間をかけて計画を練りましょう。

STEP2:シミュレーションを作成

「STEP1」で立てた計画を基に、シミュレーションを作成していきます。シミュレーション作成には、特別な操作は必要ありません。通常の広告出稿と同じ手順で実施できます。

STEP3:運用結果とシミュレーションを比較・分析する

シミュレーションの結果と実際の広告パフォーマンスを比較します。そこから課題を見つけて、改善を繰り返します。

 

Facebook広告のシミュレーションの準備

シミュレーションの準備は以下の手順で進めます。

手順1.広告の目的を明確にする

広告出稿の目的を明確にしましょう。Facebook広告の目的は下記3つに分類されます。

目的 詳細
認知 自社商品やサービスに関心を持ってもらう
検討 ユーザーにもっと詳しく、自社商品やサービスを知ってもらう
コンバージョン 商品購入などのアクションを獲得する

はじめて広告出稿する方は「認知」または「検討」を選択することをおすすめします。

手順2.ターゲティングに必要な要素を決める

まず「地域」「年齢」「性別」「言語」といった基本的な属性を決めます。そのあとに「利用者層」「趣味・関心」「行動」も決めていきましょう。はじめからターゲットを絞り過ぎないようにするのがポイントです。

手順3.目標値を設定する

続いて目標値を設定します。トラフィック獲得が目的であれば「月に○○○件のトラフィックを獲得する」といったように、数値で設定するようにしてください。

Facebook広告のシミュレーションの準備の注意点

Facebook広告のシミュレーションの準備はとにかく時間をかけて取り組んでください。時間をかけるほど、シミュレーションの精度も上がり、今後の広告運用に役立つデータを入手できるようになります。間違っても、準備をせずにシミュレーションを作成するといった行為はやめましょう。

 

Facebook広告のシミュレーションを作成する方法

続いて、Facebook広告のシミュレーションを作成する方法を紹介します。下記手順に従ってシミュレーションを作成してみましょう。

参考:広告マネージャとは?

広告マネージャ【Facebook広告・Instagram広告】

引用元:Facebook Ads

広告マネージャは、Facebookキャンペーンの作成や分析ができる広告管理ツールです。広告マネージャを使用すると、次のことができます。

  • Facebookの広告キャンペーン設定
  • 新しい広告セットと広告を作成
  • Facebook広告キャンペーンのA/Bテスト
  • Facebookの広告入札と予算を管理
  • キャンペーンのパフォーマンスを追跡

これらを、1つのツールで行えるため、非常に優れたツールといえます。

※参考:Facebook広告のA/Bテストについて詳しく解説した記事はこちら
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手順1.キャンペーン作成

手順1.キャンペーン作成

引用元:Facebook Ads

広告マネージャから新しいキャンペーンを作成します。

手順2.基本情報入力

手順2.基本情報に入力

引用元:Facebook Ads

「キャンペーン名」「キャンペーン詳細」「A/Bテスト」「キャンペーン予算の最適化」「広告カテゴリ」などの基本情報を入力します。

手順3.広告セット

手順3.広告セット

引用元:Facebook Ads

「予算と掲載期間」「オーディエンス」「配置」を記入します。この各項目によって「シミュレーションの値」が変わってくるので、慎重に選定しましょう。

Facebook広告のシミュレーションを作成する際の注意点

Facebook広告のシミュレーションは選択するキャンペーンの目的によって表示内容が異なるので注意が必要です。違いは下記の通りとなります。

キャンペーンの目的 表示されるシミュレーション
認知 推定オーディエンスサイズ/リーチ
検討 推定オーディエンスサイズ/リーチ/リンクのクリック
コンバージョン 推定オーディエンスサイズ/リーチ/コンバージョン

 

運用結果とシミュレーションを比較・分析する方法

運用結果とシミュレーションを比較・分析する方法

運用結果とシミュレーションを比較・分析する手順は下記の通りです。参考例として、コンバージョン率(CVR)が想定より悪かった場合のPDCAの考え方も記載しているので、参考にしてください。

手順1.運用結果と事前に作成したシミュレーションの数値を比較

実際に広告パフォーマンスとシミュレーションの数値を比較します。下記図を参考に、自社の目的に合った指標を中心に比較してください。

目的 比較する指標
認知 リーチ数
検討 クリック数/クリック率
コンバージョン コンバージョン数/コンバージョン率

シミュレーションを下回った指標があればリストアップしておきましょう。

手順2.主にシミュレーションを下回った指標のPDCAを回す

シミュレーションを下回った指標があれば、その原因を追求して改善策を考えます。例えば、クリック率が低いのであれば「リーチ数は十分あるか」などの確認も必要です。

リーチが足りない原因が予算だった場合は、一日の予算を増やす、ターゲットが狭いのであればターゲットを広くするといった施策が有効です。決定した施策を実行し、再度分析作業を実施します。

【参考】コンバージョン率(CVR)が想定より悪かった場合のPDCAの考え方

コンバージョン率が想定よりも悪かったときの考え方を参考例として紹介します。

 PLAN.原因追求~施策立案

まず、コンバージョン率が悪い原因が「広告なのか」「LPなのか」を判断してください。広告が原因の場合「そもそもクリックが獲得できていない」「ターゲットが間違っている」といった可能性があるので、別の指標も確認して原因を探ります。

LPが原因の場合は「LP表示速度に問題はないか」「広告との関連性」「導線は分かりやすいか」などを確認しましょう。コンバージョン率が悪い原因は1つとは限らないので、考えられる原因をピックアップして、それぞれの改善策を考えます。

 DO.施策実行

分析から発見した施策を実行します。「原因追求」でいくつかの原因が見つかり改善策を複数考えた場合は、1つずつ実行してください。複数の施策を同時に実行すると、どこに原因があったのか答え合わせができないためです。

 CHECK.原因が改善されたか確認

「施策実行」によって課題が解決されたか確認します。数値だけの評価だと確認が難しいので、グラフなどに可視化してチェックするようにしましょう。

 ACTION.引き続きPDCAを回す

原因が改善されたのであれば、さらに広告パフォーマンスを向上させる施策を練りましょう。原因が改善できなかった場合は、再度コンバージョン率が悪い原因を追求し、引き続きPDCAを回します。

運用結果とシミュレーションを比較・分析する際の注意点

PDCAを回すときはスピードを重視しましょう。広告パフォーマンスに影響するユーザーニーズは常に変化しています。これについていくには、原因追求から施策実行までのスピードを高める必要があります。

原因追求に多くの時間をかけてしまっていると、変わりゆくニーズの変化に対応できず、計画した施策が機能しない可能性も考えられるので注意が必要です。

 

費用対効果の高いFacebook広告運用を実現するための3つのポイント

費用対効果の高いFacebook広告運用を実現するための3つのポイント

費用対効果の高いFacebook広告運用を実現するための3つのポイントを紹介します。下記内容を実行して、Facebook広告の費用対効果を高めましょう。

  1. より具体的なオーディエンスをターゲットにする
  2. オーディエンスの重複を削除
  3. Facebookピクセル

POINT1.より具体的なオーディエンスをターゲットにする

Facebook広告で費用対効果を高めるには、より具体的なオーディエンスをターゲットにしましょう。ターゲットを絞り込むことで、興味を持ってくれそうなユーザーを中心にアプローチできるためです。

幅広いオーディエンスをターゲットにした場合は、リーチは良好になりますが、クリック率とコンバージョン率が低くなる傾向があるため、本当にリーチしたいオーディエンスのみをターゲットにしましょう。

ただし、運用当初から具体的なオーディエンスをターゲットにするのはリスクがあるので、時間をかけて徐々に絞っていくのがポイントです。

POINT2.オーディエンスの重複を削除

POINT2.オーディエンスの重複を削除

引用元:ビジネスヘルプセンター

Facebook広告で費用対効果を高めるには、オーディエンスの重複を削除します。Facebookオーディエンスオーバーラップツールを使用すると、オーディエンスの重複度の分析が可能です。

ツールには「重複しているユーザー数」と「オーディエンスの重複率(%)]」が表示されます。広告マネージャの「オーディエンス」から利用できるので、このデータを基に、重複しているユーザーを排除して費用対効果を高めましょう。

POINT3.Facebookピクセル

Facebook広告で費用対効果を高めるには、Facebookピクセルの設定も欠かせません。Facebookピクセルとは、コンバージョンを追跡し、ユーザーに関するデータを収集するためのコードです。

LPへの訪問者が誰であるかを追跡できるだけでなく、下記データも収集します。

  • ユーザーは何に興味を持っているか
  • ユーザーの在住地
  • ユーザーの家族構成
  • ユーザーの年収
  • ユーザーの購入動向

このようなデータが収集できれば、コンバージョンが見込みやすいユーザーをターゲットにできるので、結果として費用対効果が高くなります。

また、Facebookピクセルをさらに活用すれば「LPにアクセスしたユーザーに広告表示する」「ECサイトでカート追加したが購入を完了しなかったユーザーに広告表示する」といった施策も実現可能です。

※参考:Facebook広告の費用対効果について詳しく解説した記事はこちら
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Facebook広告初心者は代理店にシミュレーション、運用依頼するのもおすすめ

Facebook広告初心者は代理店にシミュレーション、運用依頼するのもおすすめ

Facebook広告初心者の場合は、シミュレーションや運用を代理店に依頼するのもおすすめです。Facebook広告の運用代行を代理店に依頼するメリットについてみていきましょう。

Facebook広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット

Facebook広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリットは下記の通りです。

  1. シミュレーションや運用を代行してもらえる
  2. 正しいPDCAサイクルが実現できる
  3. 自社の苦手分野をカバーできる

 メリット1.シミュレーションや運用を代行してもらえる

代理店を利用すると、シミュレーションや運用を代行してもらえるメリットがあります。冒頭でも紹介したように、自社でシミュレーションを実施するとなると「シミュレーションの準備」「シミュレーション作成」「運用結果とシミュレーションを比較・分析」といった業務が発生します。

しかし代理店に依頼すれば、これらの業務を代行してくれるだけではなく、通常の広告運用業務も対応してくれるので、時間がない企業には大きなメリットでしょう。

 メリット2.正しいPDCAサイクルが実現できる

代理店を利用すると、正しいPDCAサイクルが実現できます。代理店の多くは、改善策立案や分析業務を得意としているので、PDCAの回し方も熟知しています。自社対応よりも、広告パフォーマンス向上が期待できるでしょう。

 メリット3.自社の苦手分野をカバーできる

代理店を利用すると、自社の苦手分野をカバーできるメリットがあります。Facebook広告運用では「LP制作」「分析作業」「クリエイティブ制作」などの工程が発生しますが、この工程の中で苦手な分野があると広告パフォーマンスに悪い影響を与える可能性があります。

しかし、代理店はFacebook広告におけるすべての工程を熟知しているため、自社の苦手分野をカバーしてくれるでしょう。

 

Facebook広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選

Facebook広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選を紹介します。どんな代理店に依頼していい分からない方は、下記内容を参考に選定してみましょう。

株式会社ニュートラルワークス(Neutral Works inc.)

株式会社ニュートラルワークス

引用元:株式会社ニュートラルワークス

こんな方におすすめ!

・マーケティング戦略の立案も依頼したい
・クリエイティブ制作が追い付かない

 株式会社ニュートラルワークスの強み

株式会社ニュートラルワークスは、マーケティング戦略の立案、WEBサイトやシステム構築から、Web広告運用までを手掛ける代理店です。Web広告運用の中では、Facebook広告を得意としています。

ニュートラルワークスの最大の強みは、考え抜かれたクリエイティブ戦略です。

Facebook広告のクリエイティブは疲弊が早く、配信後すぐに広告スコアが下がってしまうのを考慮して、7~10日に一度はクリエイティブを差し替える広告運用を実施します。自社にてクリエイティブ制作が追い付かないといった課題を抱えている企業にはピッタリです。

株式会社ニュートラルワークスの概要

・料金体系
広告費用50万円〜、初期費用5万円、運用費用は広告費の18%
・会社名:株式会社ニュートラルワークス
・本社所在地:神奈川県茅ヶ崎市浜竹1-11-56
・URL:https://n-works.link/

株式会社シェアコト

株式会社シェアコト

引用元:株式会社シェアコト

こんな方におすすめ!

・他のSNS広告出稿も検討している
・SNS集客も視野に入れている

 株式会社シェアコトの強み

株式会社シェアコトはSNSのプロモーション事業を展開する代理店です。広告運用代行では「Facebook」「Instagram」「Twitter」「LINE」など、幅広いプラットフォームに対応しています。

Facebook広告運用以外にも、「Facebookページ運用代行サービス」「グローバルFacebookページ運用代行」の依頼も可能です。

Facebook広告運用では、ターゲティングから広告出稿・管理までをワンストップでサポートします。Facebook広告運用だけではなく、SNS集客も視野に入れている企業にはピッタリです。

株式会社シェアコトの概要

・料金体系:10万円(初期設定)別途手数料発生(広告予算50万円/月〜)
・会社名:株式会社シェアコト
・本社所在地:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー29F
・URL:https://www.sharecoto.co.jp/

株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブ

引用元:株式会社グラッドキューブ

こんな方におすすめ!

・クリエイティブ制作も依頼したい
・LPの最適化も依頼したい

 株式会社グラッドキューブの強み

株式会社グラッドキューブは、広告運用代行やLP制作などの事業を展開する代理店です。Facebook広告運用に関しては、専門のチームが対応します。

中でも、データに基づいたクリエイティブ制作が特徴です。グラッドキューブが培ってきたデータに基づいてクリエイティブを制作してくれるので、パフォーマンス向上が期待できます。また、自社開発の解析・改善ツールを活用した、LPの最適化にも対応しています。

株式会社グラッドキューブの概要

・料金体系:5万円(広告費が25万円未満)
・会社名:株式会社グラッドキューブ
・本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
・URL:https://www.glad-cube.com/

※参考:Facebook広告運用代行おすすめ代理店について詳しく解説した記事はこちら
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Facebook広告運用の効果を可視化するオススメの広告レポート自動化ツール

最後に、Facebook広告運用の効果を可視化するオススメの広告レポート自動化ツールを紹介します。

Databeat Explore

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Facebook広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント

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  2. リアルタイムの予算管理を実現
  3. データの一元管理

 広告データの可視化を自動化

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 リアルタイムの予算管理を実現

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 データの一元管理

Databeat Exploreは、自社が保有するデータだけではなく、特定のパートナー企業から得ることができる外部データの収集も可能です。そのため、自社のWeb施策に必要なデータを一元で管理できます。

 

まとめ

Facebook広告のシミュレーション入門ガイドを紹介しました。シミュレーションには「パフォーマンスを事前に予測できる」「キャンペーン設定に問題がないか確認できる」「自社の課題を見つけるヒントになる」といったメリットがあります。

シミュレーションするベストタイミングは「はじめてFacebook広告を出稿するとき」「予算の目安が知りたいとき」「媒体を選定するとき」の3点です。自社でのシミュレーション作成が難しい場合は、代理店への依頼もおすすめです。

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