運用プロセス別おすすめ広告ツール18選!種類別にツールの上手な選び方も詳しく解説

運用プロセス別おすすめ広告ツール18選!種類別にツールの上手な選び方も詳しく解説

広告運用をサポートする広告ツールは、広告運用を円滑にする、効率化する、精度を高めるなどの効果があります。適切なツールを利用すれば、大幅な効率化や改善が可能となりますが、ツール選びを誤ると期待した効果は得られません。

そこで今回こちらの記事では、運用プロセス別に広告ツールをご紹介します。ツールの選び方も併せて解説しますので、ぜひ広告運用の改善に役立ててみてください。

目次

広告ツールってどんな種類があるの?

まずは広告ツールの種類について見ていきましょう。広告ツールとはどのようなものなのか、どんな種類があるのかを解説します。

前提:そもそも広告ツールとは?

広告ツールとは、広告運用の一部またはほぼすべてを自動化する、運用の精度を高めることが可能なツールです。ツールによってその使い方や期待できる効果は異なります。

しかしどのツールも手動で同じ作業を行うのに比べ、効率良く作業を実施できます。

広告ツールの種類まとめ

広告ツールの種類のまとめです。広告ツールには、主に以下の5種類があります。

ツールの種類 特徴 代表的なツール
キーワードを探すためのツール 効果の高いキーワードを見つける キーワードプランナーなど
広告運用を助けるツール 広告運用を自動化する Shirofuneなど
広告効果を測定するツール サイトへのすべての流入の効果を可視化する アドエビスなど
広告レポートを効率的に作るためのツール 広告レポートを自動で作成する Databeat Exploreなど
サイトを改善するためのツール A/Bテストを実施可能 Google オプティマイズなど

広告ツールはそれぞれ違った特徴があり、利用するシーンもバラバラです。そのため、場合によっては複数のツールを同時に利用するケースもあります。

広告ツールを活用する上で重要なのは、ツールの特徴を理解し、必要な場面で必要なツールを選択することです。

種類1・広告出稿キーワードを探すためのツール

キーワードプランナー

引用元:キーワードプランナー

 特徴

広告出稿キーワードを探すためのツールは、関連キーワードを調査できるツールです。自社商品に関する一般キーワードを入力すると、関連キーワードを表示します。

この関連キーワードから、リスティング広告で出稿するキーワードを見つけるヒントを得られます。また、出稿したいキーワードの想定クリック単価など、実際に運用した場合の指標を予測する機能もあります。

こんな方にオススメ

広告出稿キーワードを探すためのツールは、リスティング広告を運用している方におすすめです。検索ボリュームと併せて関連キーワードを調査できるので、出稿するべきキーワード、出稿する必要のないキーワードを一覧で表示できます。

このデータを基に、高い効果が得られそうなキーワードを見つけ、出稿することが可能です。

※参考:リスティング広告の出稿方法について詳しく解説した記事はこちら
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種類2・広告運用を助けるツール

shirofune

引用元:Shirofune

 特徴

広告運用を助けるツールは、広告運用を自動化したり、運用に関するヒントを得られるツールです。運用データから効果の高い広告の出稿を強めたり、反対に効果のない広告の出稿を弱めたりします。

また、さらに効果を高めるための分析を行い、改善点を提案してくれるツールもあります。

こんな方にオススメ

広告運用を助けるツールは、広告運用に時間を割けない方、広告運用経験があまりない方におすすめです。広告運用を助けるツールを導入すれば、ほぼ自動で効果の出る広告運用を実施できるようになります。

ツール作成会社が持つノウハウや、AIによる分析を反映して、効果の高い広告運用も実現可能です。

※参考:広告運用自動化ツールについて詳しく解説した記事はこちら
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種類3・広告効果を測定するツール

AD EBiS

引用元:アドエビス

 特徴

広告効果を測定するツールは、広告のさまざまな指標を正確に測定できるツールです。広告単体の効果測定だけでなく、複数の広告の効果測定、さらに広告媒体ごとの比較が可能なツールもあります。

また、アトリビューション分析が可能なツールを利用すれば、広告の貢献度を測ることも可能となります。

こんな方にオススメ

広告効果を測定するツールは、複数の広告媒体の運用を同時に行っている方にオススメです。複数の広告を同時に運用していると、コンバージョンの重複などによって、媒体ごとの正確な効果を把握しにくくなる場面があります。

広告効果を測定するツールを使えば、媒体ごとの効果を正確に計測できます。アトリビューション分析を利用すれば、コンバージョンだけではない、媒体ごとの貢献度を知り、広告戦略に活かすことも可能です。

※参考:アトリビューション分析について詳しく解説した記事はこちら
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種類4・広告レポートを効率的に作るためのツール

Databeat Explore

引用元:Databeat Explore

 特徴

広告レポートを効率的に作るためのツールは、主に広告レポート作成の自動化が可能なツールです。広告を運用する場面では、レポート作成は欠かすことができない作業の一つです。

しかし、レポート作成にはデータの集計、表やグラフの作成など意外と多くの時間が必要となります。こうした作業は広告レポートを効率的に作るためのツールによって効率化できます。

こんな方にオススメ

広告レポートを効率的に作るためのツールは、複数の広告媒体を運用している方、レポート作成に時間を割けない方におすすめです。

広告レポートを効率的に作るためのツールは、広告媒体と連携させてしまえば、あとは自動でデータを収集して、レポートを生成します。

完成したレポートは、社内で共有する、データ分析に活用するといった使い方が可能です。

種類5・サイトを改善するためのツール

サイトを改善するためのツール

引用元:Googleオプティマイズ

 特徴

サイトを改善するためのツールは、サイトのどこを改善するべきかを示してくれるツールです。広告運用において、ランディングページを改善することは、コンバージョン率を向上させるための手段の一つです。

しかし、感覚で改修を行ってしまうと、どこをどう変えたことで、どのような効果があったのかを把握できなくなります。サイトを改善するためのツールを使えば、具体的に改善が必要な箇所を特定できたり、改善の結果を可視化することも可能です。

こんな方にオススメ

サイトを改善するためのツールは、ランディングページの改善にお悩みの方、コンバージョン率を向上させたい方におすすめです。

ランディングページは、コンバージョン率やコンバージョン数だけでなく、広告のクリック単価に影響を及ぼすこともあります。

よって、費用対効果の高い広告運用を目指す場合には、サイトを改善するためのツールを活用して、迅速に改善を実施する必要があります。

広告出稿キーワードを探すためのツールおすすめ4選

ここからは、広告出稿キーワードを探すためのツールおすすめ4選をご紹介します。リスティング広告を運用されている方は特に、キーワード探しが重要なポイントとなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

広告出稿キーワードを探すためのツールまとめ

広告出稿キーワードを探すためのツールは、以下の4つとなります。

ツール名 特徴 向いている人
キーワードプランナー 関連キーワードを見つけられる、効果を予測できる リスティング広告を運用している方
Yahoo!知恵袋 ユーザーのニーズを調査できる ユーザーニーズを広告に反映したい方
Googleトレンド トレンドキーワードを見つけられる 需要期や閑散期を見極めたい方
ラッコキーワード サジェストから知恵袋までリサーチできる 関連キーワードを一気に収集したい方

広告出稿キーワードを探すためのツールは、すべてキーワードに関する調査が可能です。しかし、切り口がそれぞれ異なりますので、具体的な活用方法が異なります。

そのため、リスティング広告を運用する場面などでは、上記の中から複数の広告ツールを組み合わせて利用するシーンも多く見受けられます。

広告出稿キーワードを探すためのツールを上手に選ぶ方法

広告出稿キーワードを探すためのツールを上手に選ぶためには、それぞれのツールで何ができるか、広告運用のどの部分に活用できるかを理解することです。

例えば出稿キーワードを追加した場合は、ラッコキーワードで一括取得できます。取得したキーワードで出稿した場合のクリック単価や効果を予測するには、キーワードプランナーがおすすめです。

さらに、ユーザーのニーズを知って、効果的な広告文を作成するならYahoo!知恵袋で、ユーザーの生の声を調査すると良いでしょう。

Googleトレンドは、キーワードの需要が高まる時期を、過去のデータを基に知ることができますので、広告を出稿するタイミングを決めるために活用できます。

1. キーワードプランナー

1. キーワードプランナー

引用元:キーワードプランナー

 特徴的な機能

キーワードプランナーは、指定したキーワードに関連性の高いキーワードを抽出できます。この中から、新たに出稿するキーワードを見つけることが可能です。

さらに、キーワードごとの検索ボリュームや競合性、想定クリック単価なども閲覧できますので、費用対効果も含めて出稿すべきかどうか、出稿した場合にどの程度の効果が得られるかといった情報を得られます。

 費用

キーワードプランナーは、無料で利用できます。

向いているのは「キーワードの出稿可否を判断したい方」

キーワードプランナー独自の機能として、キーワードごとの検索ボリュームや、各指標の想定を閲覧できる点が挙げられます。

このことから、キーワードごとに広告を出稿すべきかどうかの判断を行う際に最適なツールと言えます。キーワードを抽出できるツールは他にもありますが、過去のGoogle広告のデータを基にした、想定クリック単価などの指標をチェックできるのは、キーワードプランナーです。

2. Yahoo!知恵袋

2. Yahoo!知恵袋

引用元:Yahoo!知恵袋

 特徴的な機能

Yahoo!知恵袋は、ユーザーが疑問に思うこと、知りたいことを実際の生の声として確認することが可能です。ユーザーがどんなことを知りたいのか、どんな悩みを解決したいのかなど、ユーザーの言葉で綴られていますので、ユーザーニーズを把握するのに最適なツールです。

 費用

Yahoo!知恵袋は、無料で利用できます。

向いているのは「キーワード探しと広告文の作成を行いたい方」

Yahoo!知恵袋には、ユーザーが実際に自分の言葉で悩みや疑問を投稿していますので、本当に需要があるキーワードを見つけることが可能です。

中には、サジェストなどには出てこないお宝キーワードを発見できるケースもあります。また、ユーザーの悩みに関する文章から、効果的な広告文を作成するヒントを得られる点も、Yahoo!知恵袋の特徴です。

3. Googleトレンド

3. Googleトレンド

引用元:Googleトレンド

 特徴的な機能

Googleトレンドは、指定したキーワードの検索ボリュームの推移を、過去にさかのぼって閲覧できるツールです。上の画像は、「ケーキ」というキーワードの検索ボリュームを、過去12ヶ月で見た場合の推移です。

「ケーキ」の検索ボリュームがピークを迎えているのは、年末あたりになっていることから、クリスマスシーズンにもっともケーキの需要が高まっていると想定できます。

 費用

Googleトレンドは、無料で利用できます。

向いているのは「需要期を把握したい方」

Googleトレンドは、キーワードの需要がいつ高まるか、いつ下降するかを過去の実際のデータを基に知ることが可能なツールです。

「ケーキ」や「おせち」のように、年末に需要が高まることが容易に想定できるキーワードには必要ありませんが、それ以外のキーワードの場合は、Googleトレンドによって正確な需要期や閑散期を把握するのがおすすめです。

需要期を把握した上で広告の準備を行えば、もっとも検索ボリュームが増えるタイミングで、高いパフォーマンスを発揮する広告運用を実施できます。

4.ラッコキーワード

ラッコキーワード

引用元:ラッコキーワード

 特徴的な機能

ラッコキーワードは、GoogleやYahoo!、Bingなどのサジェストキーワード、さらにYahoo!知恵袋などから、関連する情報を取得できるツールです。

サジェストキーワードを取得する場合、指定するキーワードを入力すれば、一括でさまざまな検索エンジンのキーワードを簡単に取得できます。

 費用

ラッコキーワードは、現在のところ無料で利用できます。

向いているのは「キーワード探しを効率化したい方」

ラッコキーワードは、Googleだけでなく、Yahoo!やBingなどのサジェストも同時に取得できます。キーワードプランナーやキーワードアドバイスツールのように、媒体別に分かれていないので、簡単に大量のキーワードを取得可能です。

また、Yahoo!知恵袋の情報も同時に取得できるため、キーワードや関連する情報を一気に取得するのに最適です。

 

広告運用を助けるツールおすすめ3選

次に、広告運用を助けるツールのおすすめをご紹介します。広告を運用する現場での効率化ができる実用的なツールとなります。

広告運用を助けるツールまとめ

広告運用を助けるツールは以下の3つです。

ツール名 特徴 向いている人
Shirofune 広告運用を自動化できる 広告運用に手が回らない方
ROBOMA AI SNS広告運用の自動化、SNSアカウント運用の自動化ができる SNS広告運用に力を入れたい方
ADflow クリエイティブ制作の管理が可能 自社で広告クリエイティブを制作している方

広告運用を助けるツールは、作業の効率化を目指すものが多くなります。これまでご紹介してきたツールとはやや異なり、実際の広告運用現場を円滑に動かすことに影響が大きなツールです。

広告運用を助けるツールを上手に選ぶ方法

広告運用を助けるツールを上手に選ぶには、現在広告運用のどこに課題があるか、そしてその課題を解決できるツールはどれかを見極めることです。

広告運用そのものに対するリソース不足が課題であれば、ShirofuneやROBOMA AIの自動化によって解決できます。広告クリエイティブの制作進捗管理が上手くいかない場合は、ADflowの活用がおすすめです。

1.Shirofune

shirofune

引用元:Shirofune

 特徴的な機能

Shirofuneは、Google広告・Yahoo!広告・Facebook広告・Twitter広告に対応した広告運用自動化ツールです。予算管理や入札の最適化、運用改善などを自動で実施します。

また、広告効果をレポートによって可視化する機能もあるので、Shirofuneひとつで運用からレポート作成までの一連の作業を自動化することが可能です。

 費用

Shirofuneの費用は以下のようになっています。

料金プラン 料金
セルフプラン 月額広告費×5%
サポートプラン 月額広告費×5%+月額10万円

向いているのは「広告運用リソースを確保できない方」

Shirofuneは、広告運用の作業工数を最大92%削減できるツールです。一人の担当者が運用できるアカウント数が2倍以上となった実績もあります。

そのため、広告運用に必要なリソースを捻出できない方におすすめです。また、自動で広告の最適化や改善も実施できるので、広告運用に関する知識があまりない方にもおすすめできます。

2.ROBOMA AI

ROBOMA AI

引用元:ROBOMA AI

 特徴的な機能

ROBOMA AIは、広告運用におけるコスト削減と収益アップを同時に実現できるツールです。SNS広告に特化したツールとなっており、Facebook広告・Instagram広告・Twitter広告に対応しています。

予算配分や効果の悪い広告の停止機能、さらにTwitter自動運用機能によって、Twitterアカウントの運用機能も備わっています。

 費用

ROBOMA AIの費用は以下のようになっています。

月間広告費 料金
20万円未満 1万円/月
20~500万円未満 5.0%
500~1,000万円未満 4.5%
1,000~3,000万円未満 4.0%
3,000~5,000万円未満 3.5%
5,000万円以上 3.0%

向いているのは「SNS広告運用に力を入れている方」

ROBOMA AIは、SNS広告に特化したツールです。SNS広告だけでなく、SNSアカウント運用機能もありますので、SNS広告と自社のSNSアカウントを活用して、マーケティングを進めていきたい方におすすめです。

効果の高い時間帯に予算をアップしたり、効果の悪いものを停止するなど、細かい調整機能があるのも特徴です。

2023年5月24日時点で、「ROBOMA AI」の公式サイトはアクセスできなくなっていました。そのため、サービス提供が終了している可能性があります。

3.ADflow

3.ADflow

引用元:ADflow

 特徴的な機能

ADflowは、クリエイティブ制作に特化したプロジェクト管理ツールです。クリエイティブ制作の進捗から、制作物の管理もすべてADflowで一元化できます。

実際に制作を行っている現場で、作業や管理を効率化するために開発されたツールなので、実用的なツールと言えます。導入後の不明点は、専任の担当者からの支援を受けられます。

 費用

ADflowの費用については、サービス提供元の株式会社クリエイターズマッチへお問い合わせ下さい。

向いているのは「自社で広告のクリエイティブ制作を行っている方」

ADflowは、自社で広告のクリエイティブ制作を行っている方におすすめです。広告クリエイティブは、広告効果を左右するとても重要なポイントとなります。

高品質が求められることはもちろんですが、時にはスピード感を求められるシーンもあります。ADflowによって制作工程を管理すれば、スケジュール通りにクリエイティブ制作を完了させて、広告運用をスムーズに進めることが可能となります。

広告効果を測定するツールおすすめ3選

次に広告効果を測定するツールのおすすめをご紹介します。広告効果の測定は、広告の問題の洗い出し、改善点のヒントを得るなど、非常に重要な役割を果たします。

広告効果を測定するツールまとめ

広告効果を測定するツールは以下の3つです。

ツール名 特徴 向いている人
AD EBiS 広告の貢献度を計測できる 複数の広告媒体を運用している方
Google Analytics 無料で高機能なアクセス解析が利用可能 Google広告をメインとして運用している方
Google Tag Manager タグ管理を効率化する 複数の広告媒体を運用している方

広告効果を測定するツールは、ツールによって計測できる指標、できない指標があります。また、Googleアナリティクスは無料で利用できる高機能なツールなので、多くの企業が利用しています。

広告効果を測定するツールを上手に選ぶ方法

広告効果を測定するツールを上手に選ぶには、「何を測定したいか」を明確にすることです。そして、測定したい指標を測定できるツールを導入しましょう。

特徴的なツールはAD EBiSです。アトリビューション分析が可能なツールは限られており、AD EBiSならすべての流入元を正確に測定できます。

1.AD EBiS

AD EBiS

引用元:AD EBiS

 特徴的な機能

AD EBiSは、自社サイトへのすべての流入元を測定可能なツールです。また、アトリビューション分析を活用すれば、広告ごとのコンバージョンへの貢献度を測定することも可能です。

コンバージョン数だけではなく、貢献度として広告の間接的な効果を可視化すれば、より深く広告の効果を把握できるようになります。

 費用

AD EBiSの費用は以下のようになっています。

料金プラン 料金
ライト(~50,000クリック数/月) お問い合わせ
スタンダード(~400,000クリック数/月、~3,000,000PV数/月) お問い合わせ
個別お見積もり(400,001~クリック数/月、3,000,001~PV数/月) お問い合わせ

向いているのは「複数の広告媒体を運用している方」

AD EBiSは、複数の広告媒体を運用している方におすすめです。AD EBiSの特徴的な機能であるアトリビューション分析を利用すると、広告媒体ごとのコンバージョンへの貢献度を数値化できます。

直接コンバージョンが発生していなくても、間接的にユーザーへ働きかけ、コンバージョンへ後押しする効果を理解できれば、広告媒体ごとの予算配分や、運用を停止するかどうかなどの判断指標となります。

2. Google Analytics

Googleアナリティクス

引用元:Googleアナリティクス

 特徴的な機能

Google Analyticsは、Googleが提供する無料で利用可能なツールです。自社サイトへの流入について、流入元やユーザー属性、サイト内でのユーザーの動きなどを把握できます。

流入元を判別することによって、広告流入なのかオーガニック検索からの流入なのかを判別することも可能です。さらに、どの流入元からコンバージョンに至ったかの確認も行えます。

 費用

Google Analyticsは無料で利用できます。

向いているのは「Google広告をメインとして運用している方」

Google Analyticsは、Google広告のみ運用している、もしくはGoogle広告をメインとして運用している方におすすめです。

Google Analyticsは無料で多くの機能が利用できるツールですが、Google広告以外の媒体を計測するには、若干手間がかかります。

Google広告との連携は非常にスムーズなので、Google Analyticsに関する知識があまり無い方でも、簡単に利用できます。

※参考:Google広告をGoogleアナリティクスで効果測定する方法方法について詳しく解説した記事はこちら
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3. Google Tag Manager

3. Google Tag Manager

引用元:Google Tag Manager

 特徴的な機能

Google Tag Managerは、タグを管理するツールです。広告効果測定ツールや広告などのタグを設置する際、通常は自社サイトのHTMLへ直接設置します。

Google Tag Managerを利用すると、タグは全てGoogle Tag Manager上で管理するため、HTMLを編集する必要がなくなり、タグの管理を効率化したり、思わぬミスによって自社サイトのレイアウト崩れや、表示されなくなってしまうといったトラブルを回避します。

 費用

Google Tag Managerは無料で利用できます。

向いているのは「複数の広告媒体を利用する方」

Google Tag Managerは、複数の広告媒体を利用する方におすすめです。広告媒体が増えると、自社サイトに設置するタグも増えます。

広告媒体を追加するたびにHTMLを編集すると、タグを誤って削除してしまうといったミスを誘発しかねません。また、タグの追加や編集を行う際、自社サイトのページ数が多いと、全てのページの編集を行う必要があるので、工数的な負担も増加します。

Google Tag Managerを設置してしまえば、タグの追加も編集も全てGoogle Tag Manager上で完結できますので、ミスの防止と効率化を実現できます。

※参考:GTMを使用したGA4の設定方法について詳しく解説した記事はこちら
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広告レポートを効率的に作るためのツールおすすめ5選

広告レポートを効率的に作るためのツールをご紹介します。レポート作成にかかる時間を短縮できるツールは、広告運用の現場で非常に便利なツールです。

広告レポートを効率的に作るためのツールまとめ

広告レポートを効率的に作るためのツールは5つあります。

ツール名 特徴 向いている人
Databeat Explore データ集計からレポート作成まですべて自動化 レポート作成に時間を使えない方
Lisket レポート作成と予算管理を自動化 レポート作成と予算の管理も同時に行いたい方
アドレポ レポート作成+考察機能 考察機能を活用したい方
racooon レポートを自動送信 レポートの共有先が多い方
glu カスタマイズ性が特徴のレポート 自由にレポートをカスタマイズしたい方

広告レポートを効率的に作るためのツールはすべてに共通しているのは、レポートを自動で作成できる機能です。レポートは、ただ数字を並べるだけではなく、内容が誰にでも伝わるように作成しなければなりません。

また、広告媒体の数が多いと、データを集めるだけでも時間がかかります。こうした作業を自動化できるため、広告レポートを効率的に作るためのツールによる作業の効率化は、非常にメリットがあります。

広告レポートを効率的に作るためのツールを上手に選ぶ方法

広告レポートを効率的に作るためのツールを上手に選ぶには、まず運用している広告媒体に対応したツールかどうかを確認します。

できれば、現在運用していない広告媒体にも対応しているツールが望ましいでしょう。先々運用する媒体を増やした際、ツールが対応していないと、その媒体だけ手動でレポートを作成する、ツールを乗り換えるといった手間が発生します。

ですから、できるかぎり幅広く対応できるツールを選ぶのがおすすめです。

※レポートツールを選ぶ際に見比べるべき観点で主要広告レポートツールを比較した表を配布しています。是非ご覧ください。

1. Databeat Explore

Databeat Explore

引用元:Databeat Explore

 特徴的な機能

Databeat Exploreは、あらゆる広告媒体に対応できる広告レポート自動化ツールです。広告データの収集からレポート作成まで、すべてを自動化できます。

レポートは複数のテンプレートが用意されており、さまざまな切り口でのレポートを作成可能です。さらに、Looker Studio(旧Googleデータポータル)等のBIツールなどに対応したフォーマットでのデータ出力もできますので、分析は別のツールで行いたいという方にもおすすめです。

Databeatサービスサイト

 費用

Databeat Exploreの費用は以下のようになっています。

料金プラン 料金
アカウント数課金プラン 広告アカウント数×300円
広告費課金プラン 広告費×0.3%

向いているのは「レポート作成に時間を使えない方」

Databeat Exploreは、自動で広告データを収集・更新してレポートを作成するため、レポート作成にかかる時間を限りなく削減できます。

特に複数の広告媒体を運用するシーンでは、広告の管理画面へアクセスしてデータを集める必要もなくなりますので、大幅な効率化を実現できます。

異なる媒体の指標を統一して比較することも可能なので、広告媒体を比較した効果検証もスムーズに実施できます。

※主要広告レポート自動化ツールを様々な観点から比較した資料を配布しています。是非ご覧下さい。

2. Lisket(リスケット)

Lisket

引用元:Lisket

 特徴的な機能

Lisketは、リスティング広告・SNS広告・動画広告のレポート作成と、予算管理を自動化できるツールです。広告データは毎晩取得するため、朝には最新のデータを閲覧できます。

10種類以上のレポートテンプレート、7種類の管理画面で、広告媒体ごとの運用状況や予算を確認可能です。

 費用

Lisketの費用は以下のようになっています。

広告アカウント上限数 月額料金
100 2万円/月
200 4万円/月

向いているのは「レポート作成自動化と予算管理を併せて利用したい方」

Lisketは、レポート作成自動化だけではなく、予算管理にも活用できるツールです。予算管理ツールを利用すると、すべての広告媒体の広告費、予算の進捗状況を確認できます。

レポートツールとしてだけではなく、予算管理としてしっかりと予算をチェックして行きたい場合におすすめです。

3.アドレポ

アドレポ

引用元:アドレポ

 特徴的な機能

アドレポは、運用型広告のレポート自動作成ツールです。対応媒体は20社以上と幅広く利用できます。また、レポートはメディア別レポート・日別推移レポート・時間別レポート・キーワード別レポートなど多彩な切り口でのレポートを出力可能です。

さらにアドレポの特徴的な機能として、「考察機能」があります。考察機能は、広告データを集計してレポートを作成したあと、ツールの分析によって、広告の傾向に関する考察まで出力してくれる機能です。

 費用

アドレポの費用は、月額30,000円からとなっています。

向いているのは「考察機能を利用したい方」

アドレポは、考察機能を利用したい方におすすめです。広告レポートの自動作成ツールは多数ありますが、考察機能は他のツールにはない、アドレポの特徴的な機能です。

広告データを集計して分析し、考察を作成するところまで自動化できれば、あとはその考察に対して改善策を実施するのみとなりますので、広告運用の効率化に大きな効果を発揮します。

4. racooon

racooon

引用元:racooon

 特徴的な機能

racooonは、広告の運用結果に関するレポートを自動で作成するだけでなく、自動送信まで可能なツールです。送信するレポートは、ExcelまたはPDFから選択できます。

媒体はGoogle広告・Yahoo!広告から各種SNS広告まで対応しています。

 費用

racooonの費用は以下のようになっています。

API連携するアカウント数 料金
~10 11,000円
30 22,000円
60 44,000円
120 88,000円
121 お問い合わせ

向いているのは「レポートの共有先が多い方」

racooonは、レポートの自動送信サービスです。レポートを共有する先が多い方は、自動送信の設定を行うことで、共有する手間を省くことが可能となります。

また、レポートをチェックする時間があまりない方にもおすすめできます。racooonのレポートはExcelやPDF形式で自動送信されますので、受け取ったタイミングで目を通せば、レポートチェックを失念するといったこともありません。

2023年5月24日時点で、「racooon」の公式サイトはアクセスできなくなっていました。そのため、サービス提供が終了している可能性があります。

5.glu

glu

引用元:glu

 特徴的な機能

gluは、運用型広告レポート作成支援システムです。レポート作成に関する手作業をゼロにすることを支援するツールで、幅広い広告媒体との連携が可能となっています。

また、レポートに盛り込みたい指標に対応できるカスタマイズ性が特徴でもあり、自由なフォーマットでのレポート作成を実現できます。

 費用

gluの費用は、サービス提供元であるアタラ合同会社へお問い合わせ下さい。

向いているのは「自由にレポートをカスタマイズしたい方」

広告レポート自動化ツールの多くは、複数のレポートテンプレートを活用して、さまざまな切り口でのレポートを表示できます。

gluは、さらに自由にカスタマイズが可能なレポートツールであり、こだわりを持った自由度の高いレポートフォーマットを利用したい方におすすめです。

サイトを改善するためのツールおすすめ3選

最後に、サイトを改善するためのおすすめツールをご紹介します。コンバージョン率のアップには、ランディングページの改善が欠かせません。

こちらでご紹介するツールを活用して、ユーザービリティの高いランディングページ制作を目指しましょう。

サイトを改善するためのツールまとめ

サイトを改善するためのツールは3つあります。

ツール名 特徴 向いている人
ミエルカヒートマップ 無料でも利用できるシンプルなヒートマップツール はじめてヒートマップを利用する方
Ptengine Insight アクセス解析ツールとしても利用可能 アクセス解析も併せて利用したい方
Google オプティマイズ 無料でA/Bテストを実施可能 ユーザーの反応を見ながらLPOを進めたい方

サイトを改善するためのツールは、「ヒートマップツール」と「A/Bテストツール」に分かれます。ヒートマップツールは、ランディングページに対するユーザーの反応を細かくチェックしながら、LPOを実施できます。

一方A/Bテストツールは、ひとつずつユーザーの反応を確認しながら、LPOを進めていくツールです。LPの全体をチェックする場合はヒートマップツールが向いていますが、例えば購入ボタンのデザインや位置など、ピンポイントでの改善を実施するには、A/Bテストがおすすめです。

サイトを改善するためのツールを上手に選ぶ方法

サイトを改善するためのツールを上手に選ぶには、目的を明確にすることです。サイト改善と言ってもいろいろな改善方法があります。

ヒートマップツールは、ランディングページ上のユーザーの動きを細かく把握できます。どこを熟読しているか、クリックできない箇所を誤ってクリックしていないかといった確認が可能です。

このようなデータから、ユーザーがどこに強く興味を持っているのか、どこが離脱ポイントとなっているのかといったことを理解した上で、LPOを実施できます。

A/Bテストツールは、ひとつのポイントに対して、どちらの方がユーザーの反応がよいかを判別するツールです。ページ内全体の動きなどは把握できませんが、一部分を改善する際は、正確なデータを基に根拠のある改善を実施できます。

1. ミエルカヒートマップ

1. ミエルカヒートマップ

引用元:ミエルカヒートマップ

 特徴的な機能

ミエルカヒートマップは、月間3,000PVまでなら無料で利用可能なヒートマップツールです。ユーザーの離脱ポイントを特定するスクロールヒートマップ、ページのクリックポイントを把握できるクリックヒートマップ、ページ内の読まれている箇所がわかるアテンションヒートマップなどの機能があります。

 費用

ミエルカヒートマップの費用は以下のようになっています。

料金プラン 料金
無料 0円
ミニマム 10,780円/月
ビジネス 21,780円/月
ファースト 54,780円/月
エキスパート 109,780円/月
スーパー 164,780円/月

向いているのは「はじめてヒートマップツールを利用する方」

ミエルカヒートマップは、はじめてヒートマップツールを利用する方におすすめのツールです。1サイト1URLなら、月間3,000PVまで無料で利用できます。

まずはヒートマップツールがどのようなものか無料で試して見て、本格的に導入するタイミングで、有料プランへ切り替えるといった使い方が可能です。

2. Ptengine Insight

2. Ptengine Insight

引用元:Ptengine Insight

 特徴的な機能

Ptengine Insightは、自社サイト内でのユーザー行動を、自動でトラッキングして可視化できるツールです。Ptengine Insightを利用してサイト改善を行ったことにより、CVRが最大6倍に改善された例もあります。

ノーコードでトラッキングできる手軽さと、23種類の詳細なセグメントが利用できる特徴を持っています。

 費用

Ptengine Insightの費用は以下のようになっています。

料金プラン 料金
無料 無料
Growth 4,980円/月
Premium 従量課金

向いているのは「ヒートマップとアクセス解析を一緒に利用したい方」

Ptengine Insightは、単なるヒートマップツールではありません。アクセス解析やセグメント分析、ファネル分析、イベント分析なども実施できます。

ヒートマップツールとしての機能ももちろん使いたいけれど、アクセス解析やその他の機能も同時に利用したい方に、Ptengine Insightはおすすめです。

3. Google オプティマイズ

3. Google オプティマイズ

引用元:Google オプティマイズ

 特徴的な機能

Googleオプティマイズは、Googleが無料で提供しているサービスのひとつで、A/Bテストを実施するツールです。LPOを実施する際にGoogleオプティマイズを使えば、費用をかけずにA/Bテストを行い、サイト改善が可能となります。

他にもリダイレクトテストや多変量テストを実施したり、Googleアナリティクスと連携して自社サイトの最適化が必要な箇所を見つけることもできます。

 費用

Googleオプティマイズは無料で利用できます。

向いているのは「ユーザーの反応を見ながらLPOを進めたい方」

Googleオプティマイズは、A/Bテストでユーザーの反応を見ながら、LPOを進めたい方に最適なツールです。自社サイトの特定の部分について、実際のユーザーの反応を根拠として改善できますので、リスクのないLPOを実施できます。

Googleオプティマイズは、2023年9月30日でGoogleのサポートが終了となります。

Google オプティマイズのサポート終了|Optimizeヘルプ

Googleアナリティクスと以下のツールが連携できるため、A/Bテストはいずれかのツールの利用を検討しましょう。

AB Tasty
Optimizely
VWO

まとめ

広告ツールは、広告運用を円滑にしたり、施策の精度を高めてくれるなどさまざまなメリットがあります。自社で広告運用を行っている場合は、いろいろな課題に直面するシーンも多くなりますので、ぜひ今回ご紹介したツールを活用してみてください。

高機能なツールは有料となるものが多いですが、中には無料で利用できるものや、トライアル利用ができるツールもあります。

ツールで広告運用を効率化して、あまったリソースを別施策に回せば、事業拡大を進めることも可能となるでしょう。

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