広告クリエイティブ運用ツール「CRALY」とは?ツールの特徴やメリット、お試し利用の方法を詳しく解説

広告クリエイティブ運用ツール「CRALY」とは?ツールの特徴やメリット、お試し利用の方法を詳しく解説

新規ユーザの獲得に向けてデジタル広告を出稿する際に、複数の媒体に対していくつものクリエイティブを配信することがあります。媒体数やクリエイティブ数が増えると運用データを管理するための工数も増えてしまい、結果として工数負担により頭を抱えてしまう方もいらっしゃるかと思います。運用成果を向上させるには運用データの分析が必要となりますが、分析自体に工数がかかってしまうと、運用成果を向上させるための次の施策について考える余裕も無くなってしまいます。

本記事はそのような問題を解決するソリューションとして広告クリエイティブ運用ツールである「CRALY」について詳しくご紹介します。また、CRALYと並行して検討したいおすすめのその他のツールについても解説します。

目次

広告クリエイティブ特化のソリューションツール「CRALY」について詳しく解説

CRALYとはどんなツールなのか、また、CRALYが対応している媒体や運営会社について解説します。

広告クリエイティブ特化のソリューションツール「CRALY」とは?

CRALYについて

引用:CRALYについて

「CRALY」は、連携しているデジタル広告媒体から運用データを自動的に収集し、クリエイティブの運用成果を自動レポートで可視化するクラウドサービスです。

デジタル広告は媒体数が多くクリエイティブも各媒体毎に掲載されるため、運用データは各媒体に散らばっているのが実情です。散らばっている運用データを運用担当者がひとまとめに集約してレポートを作成するのは、工数がかかり非常に負担がかかります。更に、運用担当者はクリエイティブの運用成果をフォーマット、訴求軸、掲載期間、ターゲット等、様々な切り口で分析しなければなりません。

CRALYは各媒体と連携することで自動的に運用データを収集し、レポートを自動更新することで、運用担当者が抱えるこうした問題を解決します。CRALYが持つ豊富なフィルタリングとタグの機能を活用すると、媒体を横断したクリエイティブの運用成果、ターゲットの毎の運用成果等、知りたいデータをすぐに閲覧できるようになります。

クリエイティブの内容次第で運用成果が大きく左右されるデジタル広告において、CRALYはクリエイティブの制作から運用に関わる工数を大幅に削減しつつ、クリエイティブの生産性向上とクオリティ向上に貢献するツールです。

 参考:CRALYの運営会社

CRALYは株式会社FLINTERSが運営しています。株式会社FLINTERSは、Web広告に強い広告代理店である株式会社セプテーニのグループ会社で、データ・ソリューション領域に強みを持ちます。2014年に会社が設立され、DXでビジネスを成長させることを基軸に、Flinters Data Hub、Odd-AI、Precog For APP等のツールも提供しています。

CRALYが対応している主な媒体

CRALYが対応している媒体は、Facebook(Instagram)、Twitter、Google(YouTube)、Yahoo!、LINEの5媒体です。22年1月時点で、それ以外の媒体とCRALYは連携しておりません。

 

無料プランもあり!「CRALY」の料金

CRALYは全部で4つのプランがあります。初期費用と月額費用が0円で始められるFREEプランからプランが用意されています。ただし、FREEプランにおいては、対象となる運用データは先月分と当月分のみ、連携できる広告アカウント数は4つまで、導入サポート以外のサポートは受けられない、という制限があります。

STARTERプランから月額費用3万円が発生し、対象となる運用データの閲覧期間は無制限となります。STARTERプランでも連携できる広告アカウント数は4つまでですが、連携できる広告アカウント数はPREMIUMプランのみ無制限になります。

CRALYプラン一覧

引用:CRALYプラン一覧

プランはどうやって選べばいい?自分にあったプランを選ぶポイント

プランによって連携できる広告アカウント数に制限がありますので、その制限によって連携できない広告アカウントがあることは避けなければなりません。そのため、CRALYと連携したい広告アカウント数がいくつあるのか確認し、その数に適したプランを選択することをおすすめします。

広告アカウント数の数え方は、例えば広告アカウント3つの場合、商材AのTwitterアカウント、商材BのTwitterアカウント、商材CのFacebookアカウント、というようなカウント方法となります。

FREEプランは閲覧できる過去の運用データは最も古くて先月分までとなります。長期的に運用データを閲覧したい方はSTARTERプラン以上を選ぶことをおすすめします。

無料プランが向いている人とは?

CRALYと連携したい広告アカウント数が4つまでで、広告運用期間が一ヶ月以内という比較的短期間の運用を想定している方はFREEプランで十分です。FREEプランでも、自動レポーティング、フィルタリング、タグ等の主要な機能は備わっていますので、CRALYを十分に有効活用することができます。

 

「CRALY」の4つの主な機能と効果を発揮するシーン

CRARYが提供する主要な4つの機能詳細と、その機能が効果を発揮する具体的なシーンについてご紹介します。

主な機能1.クリエイティブの自動分析機能

自動生成されるクリエイティブレポートにより、どのクリエイティブの広告成果が良かったのかが一目で分かります。CVR、CPA、imp等の各指標がクリエイティブ毎に一日一回自動生成されます。対応しているクリエイティブは、静止画、動画、カルーセル、テキストです。

レポートを自動集計

引用:「CRALY」レポートを自動集計

 特に効果を発揮するシーン

例えば、同じ媒体で同じクリエイティブフォーマットで訴求軸の異なる動画を複数掲載した際、どのクリエイティブの広告成果が良かったのかがレポートを一目見るだけで分かります。媒体管理画面へログインし、各クリエイティブのキャンペーンへアクセスし数値を確認しなければならないような手間を省くことができます。

主な機能2.媒体APIと連携したレポート集計

媒体APIとCRALYを連携するだけで広告運用データは自動的にCRALYに蓄積されレポート集計されます。対応している媒体は、Facebook(Instagram)、Twitter、Google(YouTube)、Yahoo!、LINEの5媒体です。

媒体APIと自動連携

引用:「CRALY」媒体APIと自動連携

 特に効果を発揮するシーン

媒体APIとCRALYを連携してしまえば、各媒体管理画面にログインして広告データを確認するような手間を削減することができます。CRALY単体で各媒体の広告運用データを見ることができますので、媒体を横断して広告成果を確認したい際に非常に便利です。

主な機能3.豊富なフィルタ・ソート機能による分析

任意の条件を設定することでレポートをフィルタリングすることができます。各クリエイティブにタグを設置することで、タグを利用したフィルタリングにも対応しています。

フィルタリング機能

引用:「CRALY」レポートをフィルタリング

 特に効果を発揮するシーン

媒体を横断した同一クライアント案件の運用成果、ターゲットに応じた運用成果、媒体を横断した同一クリエイティブの運用成果等、任意の条件でフィルタリングすることで運用担当者が欲しいデータを一早く確認することができます。

主な機能4.すべての情報を1カ所で管理

媒体APIとCRALYを連携することで運用データはCRALYに自動的に集約されます。これによって各媒体におけるクリエイティブ毎の運用成果が一ヶ所に集約されます。運用データはCSVとしてダウンロードしたり、メンバーにシェアすることもできます。

データを一ヶ所で管理

引用:「CRALY」データを一ヶ所に管理

 特に効果を発揮するシーン

CRALYを使用しない場合、各媒体の管理画面にログインしてCSVで運用データをダウンロードし、それを一つのエクセルにまとめる整形作業が必要になります。さらにクリエイティブのフォーマット、訴求軸、掲載期間等に応じたレポート集計も手動でやらなければならないため、運用担当者にとっては大きな工数負担となります。しかし、CRALYでは運用データは自動的に集約されレポートも自動集計に任せることができます。

 

広告クリエイティブ特化のソリューションツール「CRALY」を利用する3つのメリット

広告クリエイティブ特化のソリューションツール「CRALY」を利用する3つのメリット

CRALYを活用するメリットについて大きく3つに絞りご紹介します。

メリット1.複数媒体の運用データを一つに集約

各媒体の管理画面に散らばっている運用データはCRALY一つに集約されます。各媒体から運用データをかき集めて一つのファイルにまとめるのは工数がかかりミスも発生しやすいです。CRALYは各媒体からのデータ収集を自動的に行うため、こうした問題を簡単に解決します。

メリット2.自動的にレポート化

CRALYはデータを集約するだけではなく自動的にレポート化してくれます。CVR、CPA、imp等の指標は媒体やクリエイティブを横断して横串で可視化されるため、媒体間、クリエイティブ間におけるパフォーマンスの比較が簡単に行えます。

メリット3.クリエイティブ毎のパフォーマンスを可視化

各クリエイティブのパフォーマンスをフォーマット(例:静止画、動画)、訴求軸(例:価格訴求、機能訴求)、ターゲット、CTAあるなし等の側面で可視化します。これによってクリエイティブ毎の運用成果の良し悪しが明確になるため、ファクトベースでクリエイティブ改善に向けたアクションを取ることができます。

参考:現代の広告運用でクリエイティブが大切な理由とは?

ここでは参考として、クリエイティブが広告運用において特に重要な理由について解説します。

 クリエイティブ内容により運用成果が左右される

広告を運用したことのある方なら既知の事実ですが、同じターゲットに広告配信したとしても、クリエイティブ内容によってはCVR、CPA等の運用成果が全く異なってきます。限られた広告予算でパフォーマンスを最大化させるには、クリエイティブ内容の調整や改善が鍵となります。

 成功パターンは日々構築しなければならない

クリエイティブの勝ちパターンを見つけたとしても、ユーザの広告慣れや媒体自体の変化によって、その勝ちパターンが長続きするとは限りません。日々の運用レポートを分析しながら、クリエイティブの勝ちパターンを発掘することが重要です。

 増大する広告出稿の中で勝たなければならない

他社競合も様々なクリエイティブを広告配信しユーザ獲得に勤しんでいます。限られた広告予算の中で広告配信を通じて競合他社よりも多くのユーザを獲得するには、日々広告配信の運用成果を注視しつつクリエイティブの開発に余念なく力を注ぐことが必要です。

 

広告クリエイティブ特化のソリューションツール「CRALY」はこんな方におすすめ!

どのような方がCRALYを活用することでどのような成果を得られるかについて解説します。

レポート集計にかける工数を削減したい方

CRALYは連携している媒体から自動的に運用データを抽出し、自動的にレポート集計してくれます。レポート集計は毎朝午前10時に自動反映されます。運用担当者はレポート集計を手動で行う手間から解放されるので、レポートから見えてくる問題点と課題点の抽出という広告運用にとって、より重要な業務に集中できます。

クリエイティブの運用成果を媒体横串で可視化したい方

例えば、CRALYを使用しないで異なる媒体に掲載している同じクリエイティブの運用成果を見たい場合、媒体毎に管理画面を立ち上げてデータをダウンロードし集計しなければなりません。しかし、CRALYであれば、媒体を横断して同じクリエイティブの運用成果を見ることができます。複数媒体に広告を配信しているケースにおいて、この機能は非常に便利です。

クリエイティブの回転数を上げたい方

CRALYはフィルタリングやタグの機能を活用することで、各クリエイティブにフォーカスして運用成果を見ることができます。クリエイティブの数が増えるほど、この機能を使うことでクリエイティブを分類し整理しやすくなり、且つクリエイティブ毎の運用成果を把握しやすくなります。クリエイティブのPDCAサイクルを早めて運用成果を向上させたい現場において、この機能は大変役に立ちます。

※参考:クリエイティブ管理やレポーティングができるAdFlowについて詳しく解説した記事はこちら
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「CRALY」に関するよくある疑問Q&A

「CRALY」に関するよくある疑問Q&A

CRALYの導入にあたり、よくある質問について回答します。

CRALYは申し込んだらすぐ使える?

CRALYは申し込んだらすぐに使用することはできません。利用登録すると2営業日後にログイン用のアカウントが発行されます。そのアカウントでログインするとCRALYを利用することができます。実際に運用レポートを閲覧できるのは、CRALYと広告媒体をAPI連携し運用データをCRALYに自動入力できるようになってからになります。

CRALYの実際の評判は?

・株式会社メディックスの事例

株式会社メディックスでは、営業部から共有してもらう運用レポートの入手に時間がかかり、クリエイティブ開発のスピードが落ちているという問題がありました。CRALYを導入することで運用レポートをクリエイティブ部が閲覧できるようになり、その結果、制作本数が1年で3倍の案件も出るようになりました。

以前は依頼があってから動き出す事が多かったのに対し、CRALY導入後はB-SOKU(※クリエイティブ部)から働きかけて、クリエイティブの改善やPDCAサイクルのプランニングを提案できるようになったのは、非常に大きな変化です。※引用:株式会社メディックスの事例

・ポノス株式会社の事例

複数の媒体に広告を同時出稿しているため、媒体毎に管理画面から運用データをダウンロード・集計する作業で月に数十時間の工数をかけていたという問題がありました。そのため、運用成果を見てからクリエイティブに反映させるまでの期間が長く、クリエイティブの運用成果が落ちていることに気づくまでに時間がかかるという弊害も発生していました。CRALYを導入することで集計時間を70%削減できるようになり、データを根拠としたクリエイティブ改善提案が手軽にできるようになりました。

制作の担当者に媒体の管理画面の操作方法を教えようかと考えたこともあるんですが、媒体によって操作方法違いますし、分析とかが未経験な方も多いので、断念していました。でも、CRALYなら1個のツールの使い方を教えれば媒体横断でクリエイティブの成績が見られるのがいいなと思いました。※引用:ポノス株式会社の事例

CRALYで注意するべき点は?

 1.連携している広告媒体に限りがある

対応している媒体は、Facebook(Instagram)、Twitter、Google(YouTube)、Yahoo!、LINEの5媒体です。これ以外の媒体とは連携していないため注意が必要です。CRALYと連携していない媒体の運用データはその媒体の管理画面へログインして確認する必要があります。

 2.データ更新は毎朝午前10時の一日一回のみ

CRALYにおけるデータ更新は毎朝午前10時の一日一回のみとなります。リアルタイムで常に最新の運用データをCRALYで確認できませんので、翌朝の午前10時まで待つか、又は媒体自体が提供する管理画面で最新の運用データを確認しなければなりません。

 3.3rd Paryツールと連携していない

Googleアナリティクス、Looker Studio(旧Googleデータポータル)、Tableau等の外部3rd PartyツールとCRALYは連携していません。CRALYは5つのデジタル広告媒体の広告運用を効率化することにフォーカスしているツールです。既に社内で外部3rd Partyツールを利用していて、それらとCRALYを連携することを想定しようとしていたら注意が必要です。

 

CRALYと併せて比較検討したい広告レポート作成ツール3選

CRALY以外に国内で利用できる代表的な広告レポート作成ツールを3つに絞ってご紹介します。

CRALYと併せて比較検討したい広告レポート作成ツールまとめ

ツール名 特徴 こんな方におすすめ
Databeat Explore 36サービスにわたるデジタル広告の運用データやWebアクセス等の1st Partyデータと連携できます。レポートは常にリアルタイムで更新されます。Looker Studio(旧Googleデータポータル)やTableau等の外部分析ツールとの連携もサポートしています。  あらゆるデジタル広告の運用データを一元管理したい方におすすめです。外部分析ツールを活用し、より柔軟で高度なデータ分析したい方にもおすすめです。
Lisket 9つのデジタル広告媒体と連携しています。Lisket上で媒体を横断したレポートの作成や予算進捗管理が行えます。  各媒体の管理画面で運用データのダウンロードや予算進捗管理にかけていた工数をとにかくシンプルに削減したいという方におすすめです。
glu 十数サービスのデジタル広告と連携し自動的に日々の運用データをレポートとして出力します。Tableau等の外部ツールと連携することでより高度なデータ分析をサポートします。 複数のデジタル広告の運用データを一元管理し柔軟な切り口でレポートを自動作成したいという方におすすめです。

ツールによって連携している広告媒体が異なります。出力できるレポートの内容も、ツールによってはクリエイティブ制作担当者寄りであったり運用担当者寄りであったりします。CRM等の自社ツールやLooker Studio(旧Googleデータポータル)等の3rd Partyツールとの連携も、ツールによってはできないものがありますので注意が必要です。

Databeat Explore

Databeat Exploreはアジト株式会社が提供するデータプラットフォームです。Databeat Exploreを活用することで、デジタル広告等の様々なデータをDatabeat Exploreに一元集約し、Databeat Exploreと連携したBIツールやLooker Studio(旧Googleデータポータル)等の外部ツールへ出力すること可能とします。

Databeat-Explore

引用:Databeat Explore

 特徴

Webアクセスや自社CRMデータ等の1st Partyデータやデジタル広告等の3rd Partyデータを自動抽出し、Looker Studio(旧Googleデータポータル)等の外部ツールへ自動出力します。レポートも自動更新が可能なため、常に最新のデータを見たい時に閲覧することが可能です。

 CRALYとの違い

CRALYは連携しているデジタル広告媒体が5つに制限されますが、Databeat Exploreは23年5月現在、36サービスのデジタル広告媒体と連携しています。CRALYにおける運用レポートはCRALY内で閲覧しますが、Databeat ExploreはLooker Studio(旧Googleデータポータル)、Tableau等の外部ツールとも連携できるため、企業のニーズに応じたより柔軟で高度なデータ分析を可能とします。

 こんな方におすすめ!

CRALYと連携しておらずDatabeat Exploreで連携しているデジタル広告の運用データも一元管理したい方や1st Partyのデータもデジタル広告の運用データと合わせて一元管理したい方におすすめです。Databeat Exploreは、連携できるデータのチャンネルが豊富にあり、Looker Studio(旧Googleデータポータル)等の外部分析ツールとも連携できるため、マーケッターにとってより柔軟なデータ分析と可能とします。

 

Databeatサービスサイト

 

Lisket(リスケット)

Lisketは、デジタル広告の運用代行を主な事業内容とする株式会社カルテットコミュニケーションズが提供するWeb広告運用サポートツールです。Twitter広告やInstagram広告等のデジタル広告の運用データをLisketが提供する管理画面で一元集約することで、レポート作成や予算管理にかける工数を削減します。

Lisket

引用:Lisket

 特徴

デジタル広告の運用サポートにフォーカスしたツールです。連携している媒体はGoogle(YouTube)、Facebook(Instagram)、Twitter、Yahoo!、LINE、SmartNews、TikTokです。Lisketとこれらのデジタル広告を連携することで運用データは自動的にLisketに集約されます。運用担当者はLisket上で必要な項目を選択するだけでExcelのレポート作成が可能です。予算管理も媒体を横断してLisket管理画面から日々進捗の追いながら確認することができます。

 CRALYとの違い

CRALYにあるようなフィルタリングやタグ機能によってクリエイティブ毎のパフォーマンスを詳細に見る機能がLisketにはありません。

 こんな方におすすめ!

Lisketが連携できる広告媒体の運用データをシンプルに一元管理したいという方におすすめです。各媒体管理画面で行っていた運用データのダウンロードや予算進捗管理をLisket単体で行えますので、そのような作業工数をとにかく削減したいという方に特に向いているツールです。

https://lisket.jp/

※参考:Lisketについて詳しく解説した記事はこちら

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glu(グルー)

gluは運用型広告の支援を主な事業内容とするアタラ合同会社が提供する運用型広告レポート作成支援システムです。gluはデジタル広告の運用データを自動的に収集し、レポートを自動作成することで、運用担当者の工数を大幅に削減することを実現します。

glu

引用:glu

 特徴

様々なデジタル広告の運用データを自動的に収集し、目的に応じたフォーマットや集計方法でレポートを自動的に作成することを可能とします。連携しているデジタル広告媒体はGoogle(YouTube)、Facebook(Instagram)、Twitter等、十数サービスにわたります。目標KPIに達成したら自動的にメール通知するサービスやレポートを完全自動化するサービスもオプションとして提供しています。gluは、TableauやLooker Studio(旧Googleデータポータル)等の外部分析ツールとの連携もサポートしているため、より高度なデータ分析を可能とします。

 CRALYとの違い

CRALYにあるようなフィルタリングとタグを活用したクリエイティブにフォーカスした分析機能はありません。アカウント構成単位やクライアント案件単位(例:業種別、サービス別)のような運用担当者と営業担当者寄りの運用データ分析を得意とします。

 こんな方におすすめ!

CRALYと連携していない広告媒体の運用データを一元管理することによって、レポート作成にかける時間を削減し運用自体に工数をかけたいという方におすすめのツールです。広告の運用データをTableau等の外部ツールと連携してより高度な分析を実現したい方にもおすすめです。

https://glu.atara.co.jp/

※参考:gluについて詳しく解説した記事はこちら

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自社に合った広告レポート作成ツールを上手に選ぶ3つのポイント

自社に合った広告レポート作成ツールを上手に選ぶ3つのポイント

複数ある広告レポート作成ツールの中から自社に最適なツールを選択するには何を考慮に入れればいいのでしょうか。ここではツールを選択するにあたって押さえておきたい重要なポイントを3つ解説します。

POINT1:連携したいデータを見極める

これまでご紹介しましたように、広告レポート作成ツールによって連携している広告媒体が異なりますので注意が必要です。自社が運用している広告媒体が広告レポート作成ツールと連携されているかどうか、導入検討時にしっかりと確認するようにしましょう。

POINT2:レポートの活用主体を明確にする

例えば、CRALYはクリエイティブ単位で運用データ分析ができるレポート機能があるため、クリエイティブ制作担当者自身がCRALYを活用できます。一方で、Lisketはそこまでの機能がなく広告運用担当者が理解できるレベルのレポートを出力できます。広告レポート作成ツールが出力するレポートを誰が閲覧し分析するのかについて、予め活用主体を社内で協議することが重要です。

POINT3:拡張性を見据える

広告レポート作成ツールによっては、Webアクセス等の1st PartyデータやLooker Studio(旧Googleデータポータル)等の3rd Partyデータと連携できます。自社が保持しているデータや使用している3rd Partyツールを広告レポート作成ツールと連携すると、データを有効活用しより高度なデータ分析が行えるようになります。その意味で、将来を見据えて長期的な視点でデータ活用の拡張性を必要とするかどうかも検討するようにしましょう。

※参考:おすすめの広告レポートツールや選び方についてより詳しく解説した記事はこちら

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まとめ

媒体毎に管理画面へログインして運用データを収集する時代は過去のものになりつつあります。本記事でご紹介したような広告レポート作成ツールを使用することで、レポート作成にかけていた工数を削減するだけでなく、広告運用の効率化やクリエイティブの向上を図ることができます。ツールによっては無料トライアルや無料プランを提供していますので、膨大なクリエイティブ運用に工数が取られている方は、まずはそのようなサービスを積極的に活用して導入検討してみることをおすすめします。

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