リスティング広告のコンバージョン完全ガイド!種類や平均CVR、運用ノウハウから計測方法まで詳しく解説

リスティング広告のコンバージョン完全ガイド!種類や平均CVR、運用ノウハウから計測方法まで詳しく解説

リスティング広告を始めようと考えている方であれば、「コンバージョン」はよく聞く単語ではないでしょうか。ただし、わかっているようで奥が深いのがコンバージョンです。

今回はリスティング広告のコンバージョン完全ガイドとして、コンバージョンの種類から設定方法、運用のノウハウまでを初心者にもわかりやすく解説します。

これからリスティング広告を出稿しようと考えている広告担当者や運用はしているけれど、コンバージョンの設定方法や運用方法がよくわからない方は、ぜひ参考にしてください。

目次

リスティング広告の「コンバージョン」に関する基礎知識

リスティング広告の「コンバージョン」に関する基礎知識

まずは、リスティング広告のコンバージョンの基礎知識を解説します。コンバージョンの全体像をしっかりとつかんでおきましょう。

※参考:リスティング広告の運用について詳しく解説した記事はこちら
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リスティング広告における「コンバージョン」とは?

コンバージョンとは、日本語では「転換」「転向」「転化」と訳しますが、インターネット用語では、広告主が設定した目的にユーザーが達したことを指します。「Conversion」の略称であるCVで表記されることも多数です。

コンバージョンの例としては、「商品購入」「資料請求」「アプリのインストール」「予約の申し込み」などがあります。他にもコンバージョンは広告主次第であらゆるものが定義されます。

ただし、あくまでも数値で計測できるものにすることが重要で、効果測定で結果を把握可能な内容にします。

リスティング広告の平均コンバージョン率(CVR)

リスティング広告のコンバージョン率とは、コンバージョンに達した広告クリック数の割合のことです。以下の計算式で算出します。

コンバージョン率=コンバージョン数÷広告のクリック数×100

平均的なコンバージョン率は、2~3%と言われています。とはいえ、媒体や業種などさまざまな要因で変化するため、あくまでも目安として覚えておくとよいでしょう。

参考:リスティング広告の平均クリック率(CTR)

リスティング広告の平均クリック率の目安は、テーマやキーワードによって大きな違いがあります。例えば、デートの話題などは6%を超えるのに対して、産業関連業界は2%台となっています。他には業界や広告の掲載時期や場所によってもクリック率は変動します。

ちなみにディスプレイ広告のクリック率は、0.46%とリスティング広告よりかなり低い数値です。閲覧したコンテンツ内に表示されるディスプレイ広告より、ユーザーの検索内容に合った広告を表示するリスティング広告のほうがクリック率が高くなります。

参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry

 

リスティング広告のコンバージョンの種類と意味・定義

ここではリスティング広告におけるコンバージョンの種類と意味を解説します。

リスティング広告のコンバージョンの種類まとめ

コンバージョンの種類 意味・定義
ユニークコンバージョン 同一人物のコンバージョンが複数発生しても、件数は1件として計測
総コンバージョン 発生したコンバージョンを全てカウントした総数
クリックスルーコンバージョン 広告をクリックしたユーザーが、訪問したサイトでそのままコンバーションした数
ビュースルーコンバージョン 広告を見たがクリックはしなかったユーザーが、別の方法でサイトを訪問した際にコンバージョンした数
直接コンバージョン 広告経由で自社サイトを訪れ、離脱せずにコンバージョンした数
間接コンバージョン 広告経由で自社サイトを訪れたがそこではコンバージョンせず、後で別の経路で再び自社サイトを訪れてコンバージョンした数

コンバージョンと一言で言っても、定義次第でさまざまな計測の方法があります。計測ツールや媒体によっても定義の仕方が違うので、自社が扱う広告媒体が設定している種類に従って選択することが大切です。

ユニークコンバージョン

ユニークコンバージョンでは、同じ人が複数回コンバージョンしてもコンバージョン数は1と数えます。つまり、商品購入や問い合わせなどを行った「人」をカウントします。

同じ人が3回商品を購入した場合は、コンバージョン数は1回で計測します。

総コンバージョン

総コンバージョンは、全てのコンバージョンを合計した数値です。同じ人が3回商品を購入した場合でも、コンバージョン数は3回で計測します。

クリックスルーコンバージョン

クリックスルーコンバージョンとは、広告をクリックしたユーザーが、訪問したサイトでそのままコンバーションした数値です

ユーザーが広告クリックによって訪れた先のサイトで、すぐ商品を購入した場合はクリックスルーコンバージョンとなります。

ビュースルーコンバージョン

ビュースルーコンバージョンとは、広告を見たもののクリックはしなかったユーザーが、検索など別の方法でサイトを訪れてコンバージョンした数です

Yahoo!広告を見たユーザーが、後日オーガニック検索経由で訪れて商品を買った場合は、ビュースルーコンバージョンとして計測します。

※参考:ビュースルーコンバージョンについて詳しく解説した記事はこちら
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直接コンバージョン

直接(ラストクリック)コンバージョンは、広告経由で自社サイトを訪れ、離脱せずにコンバージョンした数のことです。名前の通り、直接コンバージョンが発生した数をカウントします。

間接コンバージョン

間接(アシスト)コンバージョンは、広告経由で自社サイトを訪れたがそこではコンバージョンせず、後で別の経路で再び自社サイトを訪れてコンバージョンした数をカウントします。一般的にコンバージョンといえば直接コンバージョンを指しますが、広告の効果を知るために間接コンバージョンを計測することがあります。

※参考:間接コンバージョンの計測にはアトリビューション分析がおすすめです
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リスティング広告のコンバージョンを最大化するための5つの運用ポイント

リスティング広告のコンバージョンを最大化するための5つの運用ポイント

リスティング広告のコンバージョンを最大化するための運用ポイントを5つ紹介します。

  1. 目標をしっかりと定義する
  2. ターゲット設定を明確にする
  3. 最適なキーワードを選定する
  4. サイトのユーザビリティを最適化する
  5. ユーザーの動きを把握する

POINT1.目標をしっかりと定義する

何のための広告なのか、期待する成果は何かを配信前にしっかりと定義しておくことが重要です。最終目標としての数値を決定するのはもちろんのことですが、広告の結果を最大化するための短期目標も明確に立てておく必要があります。

目的によって選択するターゲットも変化するため、間違った目標を設定するとコンバージョンの成果に影響します。目標は担当者のみでなく上層部も含めて決定しておきましょう。

POINT2.ターゲット設定を明確にする

自社の広告を誰に配信したいのかを明確にすることで、コンバージョンの成果が大きく変わります。すでに広告を配信している場合は、コンバージョンしたユーザーの属性を洗い出すことで、最適なターゲット層を導きだせる場合もあります。

ターゲットの設定があいまいな場合は、広告の効果が半減してしまうため、試行錯誤をしながら柔軟に最適なターゲットを設定していきましょう。

POINT3.最適なキーワードを選定する

リスティング広告運用では、キーワードの選定がコンバージョンに大きな影響を与えます。キーワードは競争が多いレッドオーシャンではなく、比較的競争が少ないブルーオーシャンから選定するのがおすすめです。

競合分析やキーワードプランナーなどのツールを利用して、少ない広告費でより多くのコンバージョン数が取れるキーワードの選定に尽力するようにしましょう。

POINT4.サイトのユーザビリティを最適化する

コンバージョンを最大化するには、自社サイトのユーザビリティの最適化も必要です。コンバージョンに至るまでに離脱されてしまわないように、コンバージョンまでユーザーを誘導できているか、サイト内の導線も確認しましょう。

また、サイトの表示速度が遅い・スマホ対応になっていないなどもユーザーが離脱してしまう要因なので、問題があれば改善していきましょう。

POINT5.ユーザーの動きを把握する

コンバージョンを最大化するには、広告をクリックしてからのユーザーの動きも把握する必要があります。コンバージョンに至るまでにどのポイントで離脱が起こっているかを分析し、問題が見つかったらすぐに改善することがポイントです。

問い合わせや会員登録などをフォームで行っている場合は、フォーム入力で行き詰まっているなども把握できるので、フォームの改善なども行っていきましょう。

 

リスティング広告の効果的な運用にはコンバージョン測定がおすすめ

リスティング広告の効果的な運用にはコンバージョン測定がおすすめ

リスティング広告を効果的に運用するには、コンバージョン測定がおすすめです。コンバージョン測定によって得られるメリットを3つ紹介します。

リスティング広告のコンバージョン測定の3つのメリット

リスティング広告のコンバージョン測定の3つのメリットは以下のとおりです。

  1. 広告の問題点を発見できる
  2. 費用対効果の向上が図れる
  3. 広告がアプローチできた層を把握できる

 メリット1.広告の問題点を発見できる

コンバージョン測定を行うことで、広告から流入したユーザーがどれくらいコンバージョンをしたかを把握できます。目標達成のために不可欠な数値であると同時に、現状の問題点の把握にも役立ちます

コンバージョン率が低い場合、その原因を探っていけば広告の問題点が発見できます。問題点に対応した改善施策を行うことで広告の質があがり、効果アップが望めます。

 メリット2.費用対効果の向上が図れる

リスティング広告は、CPA(1コンバージョンあたりの単価)を目安にして広告運用を行います。費用対効果を考えることは広告運用にとっても必須条件なので、CPAが悪かった要因を把握して改善していけば、費用対効果の向上につながります。

 メリット3.広告がアプローチできた層を把握できる

コンバージョン測定をすると、どのようなユーザーが目的に到達したかがわかります。コンバージョン測定の結果が想定ターゲットと違った場合、ターゲットを見直す手がかりとなります。

また、コンバージョンに至らなかったユーザーを把握することで、問題点は広告かサイト自体のどちらか、また両方にあるかなどの分析のヒントとしても有効です。

 

【Google広告】リスティング広告のコンバージョン計測方法

Google広告のコンバージョン計測方法は、「Google広告でコンバージョンアクションの設定」「コンバージョンタグの設置」と大きく分けて2つの工程が必要です

コンバージョンアクションとは、コンバージョン名とそれに伴う項目設定をいくつか行います。コンバージョンアクションの設定後は、タグを発行して計測したいサイトに設置します。

今回はコンバージョンアクションの設定から手動でタグを貼り付けるまでの方法を解説します。

STEP1.Google広告を立ち上げる

設定手順1.コンバージョン

引用元:Google広告

Google広告アカウントを立ち上げて「ツールと設定」ー「コンバージョン」を選択します。コンバージョンアクションの画面で「+」(赤枠内)をクリックします。

STEP2.コンバージョンの種類を選択する

設定手順2.トラッキングの種類

引用元:Google広告

トラッキングをしたいコンバージョンの種類を選択します。今回はウェブサイトを選択した前提で進めていきます。

STEP3.コンバージョンアクションを設定する

設定手順3.アクションの設定

引用元:Google広告

次にコンバージョンアクションについて各種設定をしていきます。「コンバージョン名」の他に「値」「カウント方法」なども設定します。

詳しい設定内容については、Google広告のヘルプページをご参照ください。

STEP4.タグ設置方法を選択する

設定手順4.タグ設置方法

引用元:Google広告

タグの設置方法を選択します。「タグを自分で追加する」を選択してください。

STEP5.タグ発行を設置する

設定手順5.タグ発行と設置

引用元:Google広告

グローバルサイトタグとイベントスニペットが発行されます。2種類のタグをコピーしてグローバルサイトタグを計測したい全てのウェブページに、イベントスニペットをコンバージョン後のページの <head>内に設置します。

タグの設置についてはGoogleタグマネージャー(GTM)を使った方法もあります。当サイトでGTMを使った方法を詳しく解説しています。

※参考:Google広告のコンバージョン設定についての詳しい情報は以下のページをご参照ください。
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【Google広告】リスティング広告のコンバージョン計測結果の確認手順

リスティング広告のコンバージョン計測結果の確認の手順を見ていきましょう。

STEP1.Google広告を立ち上げる

Google広告画面

引用元:Google広告

Google広告を立ち上げ、画面右上の「ツールと設定」-「コンバージョン」をクリックします。

STEP2.コンバージョンを確認する

手順2.コンバージョン確認

引用元:Google広告

「コンバージョンアクション」の画面が立ち上がり、こちらからコンバージョンの各種数値を確認できます。

 

【Yahoo!広告】リスティング広告のコンバージョン計測方法をわかりやすく解説

Yahoo!広告のコンバージョン計測のステップは、「コンバージョンタグを生成」「コンバージョンタグの設置」の2つに分かれます。

検索広告(スポンサードサーチ)でウェブページの「コンバージョン測定タグ」を作成した後、タグをコピーして貼り付けていく設置手順について解説します。

STEP1.コンバージョン測定を開く

タグ生成1

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

広告管理ツール画面を開き、「検索広告」のタブをクリックして「スポンサードサーチ」の「ツール」ー「コンバージョン測定」を選びます。

タグ生成2

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

または、ツールタブにある「広告の配信設定に使用するツール」から「コンバージョン測定」を選ぶ方法もOKです。慣れていて使いやすい方法で行いましょう。

STEP2.新規のコンバージョン測定を作成する

タグ生成3

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「コンバージョン測定」タブをクリックします。

タグ生成4

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「コンバージョン測定の新規設定」(赤い四角で表示)をクリックします。

STEP3.測定項目を設定する

タグ生成5

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「1.コンバージョンの概要」「2.コンバージョンの設定情報」の各項目をそれぞれ設定します。赤い「*」マークが付いている項目は必須ですので、必ず記入や選択を行いましょう。

STEP4.コンバージョンタグを表示する

タグ生成6

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「2.コンバージョンの設定情報」の中にある「コンバージョン設定タグ」のタグを表示(赤い四角で表示)をクリックすると設定したタグが表示されます。

このタグをコピーして計測するサイトに設置していきましょう。

STEP5.サイトジェネラルタグを設置する

タグ貼り付け

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

今回は「リニューアル版」の設定を行います。「リニューアル版」のボタンを選択します。

「コンバージョン測定補完機能タグ」を使用するかどうか、ラジオボタンで選択します。「利用する」を選ぶと「コンバージョン測定補完機能」が表示されるようになります。

タグ貼り付け1

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「サイトジェネラルタグ・コンバージョン測定補完機能タグ」内のソースコードを全てコピーします。コード右下にある「ソースコードをクリップボードにコピー」をクリックすれば、ワンクリックでソースコードをコピーができるので便利です。

「コンバージョン測定補完機能」の利用の有無でソースコードの内容が変化します。コピーしたサイトジェネラルタグは、計測したい全てのウェブページのHTMLの<head>直後に貼り付けます。

STEP6.コンバージョン測定タグを設置する

タグ貼り付け3

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

サイトジェネラルタグと同じ方法で「コンバージョン測定タグ」もコピーします。貼り付け場所は、STEP2で設置したサイトジェネラルタグよりも必ず後になります

コンバージョン測定タグの設置イメージは以下のとおりです。<head>と<body>どちらの要素に貼り付けても問題ありません

設置場所

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

Google広告と同じく、Yahoo!広告もGoogleタグマネージャー(GTM)を使った設置が可能です。こちらの詳しい方法も当サイト内で詳しく解説した記事を用意しています。

※参考:Yahoo!広告のコンバージョン設定についての詳しい情報は以下のページをご参照ください。
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Yahoo!広告のコンバージョン測定完全ガイド!タグの取得から設定方法まで詳しく解説

 

【Yahoo!広告】リスティング広告のコンバージョン計測結果の確認手順をわかりやすく解説

Yahoo!広告のコンバージョン測定結果の確認方法を解説します。広告管理ツールで選択したタブによって確認できるデータが変化します。今回は、コンバージョン設定タグごとのパフォーマンスを確認する方法を紹介します。

STEP1.広告管理のコンバージョン測定を開く

測定結果1

引用:Yahoo!広告ヘルプ

広告管理ツールの「検索広告」から、「ツール」-「コンバージョン測定」をクリックします。

測定結果2

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「ツール」の「ツール一覧」画面から「コンバージョン測定」を選んでも同様です。使い勝手のよいほうで行ってみましょう。

測定結果3

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

「コンバージョン測定」タブをクリックします。

STEP2.期間を設定してダウンロードする

測定結果4

引用元:Yahoo!広告ヘルプ

画面の右上で表示期間の設定が可能です。レポートが欲しい期間をリストから選ぶか、日付を選択すれば任意の日程を設定することもできます。レポート期間の設定が完了したら、画面の中央にある「コンバージョン一覧をダウンロード(CSV)」ボタンをクリックするとダウンロードできます。

ダウンロードしたデータをExcelなどで加工して、効果測定や分析に使用しましょう。

 

リスティング広告におけるコンバージョン測定結果の分析のポイント

リスティング広告におけるコンバージョン測定結果の分析のポイント

リスティング広告におけるコンバージョン測定結果の分析のポイントを解説します。

  1. CPAを考慮しながら行う
  2. ユーザー属性別の分析を行う
  3. サイトの分析と並行して分析する

POINT1:CPAを考慮しながら分析を行う

コンバージョン分析を行う際は、コンバージョンコスト(CPA)を意識した分析を行いましょう。CPAは1つのコンバージョンにかかった費用です。CPAは、総コストをコンバージョン数の合計で割って算出します。

CPAの最大金額を設定しておき、CPA最大金額を超えることがないように運用してくことで、費用対効果の低い割高な広告を出稿するリスクを回避できます。

※参考:リスティング広告のCPAについて詳しく解説した記事はこちら
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POINT2:ユーザー属性別の分析を行う

ターゲット設定が重要であることは前述しましたが、分析の際はコンバージョンしたユーザーの情報別の分析をしてみましょう。細かいターゲットに分けていきなり分析を始めるのではなく、ユーザー属性やデバイス別など大きな分類で俯瞰した分析をすることがポイントです

それぞれのCPAを算出してCPAが高くなっているグループがないか確認します。問題があったグループについてはターゲットを見直しましょう。

POINT3:サイトの分析と並行して分析する

コンバージョン分析を行う際は、サイト全体の分析と並行して行うようにしましょう。コンバージョンは、広告とウェブサイト双方の測定結果を判断しないと適切な改善施策が打ち出せないためです

広告が原因ではなく、サイトの導線やコンテンツが原因でコンバージョンが伸びないケースもよくあります。常に広告とサイト両方の観点から分析するクセをつけておくことをおすすめします。

 

リスティング広告初心者は広告代理店に設定、運用依頼するのもおすすめ

リスティング広告の運用を成功させるには、ある程度の経験と運用スキルが必要です。効率良く費用対効果の高い広告を配信するのは、リスティング広告初心者にとっては少々ハードルが高くなります。

そのため広告代理店のプロに運用をお任せするのも、選択肢としておすすめです。

リスティング広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット

リスティング広告の運用代行を代理店に依頼するメリットについて3つ紹介します。

  1. 社内リソースを割かなくてもよい
  2. プロの知見で運用できる
  3. 素早くPDCAを回せる

 メリット1.社内リソースを割かなくてもよい

リスティング広告運用でネックになってくるのが、社内のリソースです。日々モニタリングの必要があるリスティング広告運用は、他の業務との兼務が難しいケースがあります。レポーティングなども随時発生するので、リスティング広告専用の担当者を置けない場合、社員の負担になる可能性もあります。

広告代理店に運用を依頼すれば、リスティング広告の運用業務を全て担当してくれるので、社内リソースの心配をする必要がなくなります。

 メリット2.プロの知見で運用できる

リスティング広告の運用を行っている代理店の多くは、Google広告、Yahoo!広告やSNSなどの公認パートナーになっています。これは一定水準以上の運用実績を公式に認められた証拠です。公認を受けている代理店は、プロの知見をもって効果的な広告運用を行います。

実績数が多い代理店なら、運用を通したノウハウの蓄積も多いので、プロならではの運用で効率的に結果を出せる可能性が高いです。

 メリット3.素早くPDCAを回せる

リスティング広告の運用は、常にPDCAを回して広告を改善していく必要があります。PDCAサイクルを高速に回して、さらに費用対効果が高い広告を配信するには、ノウハウとスキルが必須です。

リスティング広告の実績が豊富な代理店は、PDCAサイクルの回し方にも独自のノウハウを築いているので、素早くリスティング広告の最適化に対応可能です。

 

リスティング広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店

リスティング広告運用代行に強みをもつ、おすすめの大手広告代理店をご紹介します。

アナグラム株式会社

アナグラム株式会社

引用元:アナグラム株式会社

こんな方におすすめ!

  • リスティング広告以外の広告の運用も任せたい
  • 業種やエリアを問わず対応してほしい
  • 最新の情報を取り入れた運用をしたい

 アナグラム株式会社の強み

アナグラム株式会社は、運用型広告からビジネスやマーケットの支援まで行う代理店です。Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告、LINE広告の正規代理店でもあり、確かなスキルをもった専門チームで運用を行っています。

多言語にも対応(日本語、英語、ドイツ語)しているため、国外に向けたプロモーションも依頼できます。

アナグラム株式会社の概要

・対応可能な媒体:Google、Yahoo!、Facebook、Instagram、Twitter、LINE
・会社名:アナグラム株式会社
・本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目4-4 フィールド北参道 1・2F(受付1F)
・URL:https://anagrams.jp/

株式会社セプテーニ

セプテーニ

引用元:株式会社セプテーニ

こんな方におすすめ!

  • 海外展開を考えているのでコンサルティングを受けたい
  • ブランド認知を高めたい
  • デジタルマーケティングの相談もしたい

 株式会社セプテーニの強み

株式会社セプテーニは、世界8か国に拠点を展開する株式会社セプテーニ・ホールディングスの子会社です。Google広告、Yahoo!広告、Twitter広告、Facebook広告、LINE広告の認定パートナーで豊富な実績と運用スキルで広告運用を行います。

多数の海外拠点をもっているため、グローバル展開を支援する体制も備えており、海外展開を目指している企業におすすめです。

株式会社セプテーニの概要

・対応可能な媒体:Google、Yahoo!、Facebook、Twitter、LINE
・会社名:株式会社セプテーニ
・本社所在地:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー28F
・URL:https://www.septeni.co.jp/

※参考:リスティング広告の代理店選びについて詳しく解説した記事はこちら
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リスティング広告代理店選び完全ガイド〜上手な選び方や手数料の仕組み詳しく解説〜

 

リスティング広告運用の効果を可視化するおすすめの広告レポート自動化ツール

リスティング広告運用の効果を可視化するための、おすすめの広告レポート自動化ツールを紹介します。

Databeat Explore

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Databeat Exploreは、デジタルマーケティングをサポートする広告レポート自動化ツールです。広告担当者が日々行っている運用業務をDatabeat Exploreが行うことにより、効率のよい広告運用を実現します。

リスティング広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント

リスティング広告運用におけるDatabeat Exploreの活用ポイントを3つ紹介します。

  1. 広告データを一元管理できる
  2. さまざまなデータ形式で出力できる
  3. ダッシュボードで可視化できる

 1.広告データを一元管理できる

Databeat Exploreは、複数の広告媒体のデータを一元管理します。各媒体の管理画面を開く必要がなくなり、Databeat Exploreのみで運用できます。さらにデータの収集や更新も自動で行うため、日々のデータを更新作業からも解放されます。

 2.さまざまなデータ形式で出力できる

分析・効果測定をしたデータを、GoogleアナリティクスやLooker Studio(旧Googleデータポータル)をはじめ、ExcelやBIツールなど豊富なデータ形式で出力できます。レポートも自動で出力できるので、簡単な設定でいつでもグラフィカルなレポートを誰でも出力可能です。

 3.ダッシュボードで可視化できる

Databeat Exploreで収集したデータは、ダッシュボードで可視化できます。広告運用担当者が効果測定や予算管理を行う際は、すぐにダッシュボードでいつでも最新の情報をチェックできます。

 

 

まとめ

今回はリスティング広告のコンバージョン完全ガイドを紹介しました。基礎知識やリスティング広告でよく使われるGoogle広告とYahoo!広告の設定方法もステップ別で解説していますので、初めての方も記事の内容を参考に設定してみてください。

リスティング広告の運用については、ある程度の経験と知識が必要になってくるので、自社リソースが厳しい場合は専門の広告代理店にお任せするのもおすすめです。自社で行う場合は、Databeat Exploreのような専用ツールがあると、日々の運用が格段に楽になるので、試してみてはいかがでしょうか。

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