Yahoo!広告のコンバージョン測定完全ガイド!タグの取得から設定方法まで詳しく解説

Yahoo!広告のコンバージョン測定完全ガイド!タグの取得から設定方法まで詳しく解説

Yahoo!JAPANの配信サービスであるYahoo!広告。Google広告と並んで利用はしているものの、いまいち効果が上がらないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は、Yahoo!広告の効果を把握する上でも重要な、コンバージョン測定について徹底的に解説します。正しく測定するためのタグの取得・設定方法や効果測定のポイントなどもわかりやすく説明します。

さらに、広告運用が不安な方のためにオススメの代理店や、便利な効果測定ツールについても紹介しているので、参考にしてみてください。

目次

Yahoo!広告の「コンバージョン」に関する基礎知識

Yahoo!広告の「コンバージョン」に関する基礎知識

Yahoo!広告の「コンバージョン」についての基本的な知識を紹介します。一般的なコンバージョンの定義に加え、Yahoo!広告ではどのようになるかを踏まえて解説していきます。

Yahoo!広告における「コンバージョン」とは?

コンバージョンとは、広告主が設定したビジネスの成果にユーザーが到達することを指します。コンバージョンの例としては、「商品の購入」・「有料会員登録の申し込み」・「アプリのダウンロード」・「資料請求」などです。

Yahoo!広告におけるコンバージョンで例えると、Yahoo!広告をクリックしたユーザーが商品を買ったときにコンバージョンがカウントされます。

Yahoo!広告の平均コンバージョン率(CVR)

Yahoo!広告をクリックしたユーザーが成果をあげた数を「コンバージョン数」と言います。さらにYahoo!広告をクリックした数のうち、コンバージョンまで到達した割合が「コンバージョン率」です

日常的な例でたとえてみましょう。

・チラシ(広告)を見た人が店舗(ウェブサイト)に入り商品を買いました(コンバージョン)。

・チラシを見て来店した10人のうち商品を買った人は2人でした。

この場合のコンバージョン率(CVR)は「20%」という計算になります。

コンバージョン数:商品購入などの契約が成立した数

コンバージョン率:コンバージョン数÷Yahoo!広告のクリック数

コンバージョン
引用:Yahoo!広告公式ラーニングポータル

コンバージョン率の平均は、一般的に2~3%と言われます。さらに業界や媒体によって大きく平均コンバージョン率は変わります。

Yahoo!広告で平均コンバージョン率の数値は公開していませんが、Google広告の業種別平均コンバージョン率は以下のとおりです。こちらを見ても業界でかなり数字に差があることが分かります。ぜひ、参考にしてみてください。

業種

平均コンバージョン率
(検索広告)

平均コンバージョン率
(ディスプレイ広告)

自動車 4.00% 0.60%
企業間取引 2.41% 0.46%
コンシューマーサービス 2.41% 0.51%
出会い 6.05% 0.72%
Eコマース 2.69% 0.51%
教育 3.78% 0.53%
人材サービス 2.42% 0.59%
金融と保険 2.91% 0.52%
健康と医療 3.27% 0.59%
家庭用品 2.44% 0.49%
工業サービス 2.61% 0.50%
法律 2.93% 0.59%
不動産 3.71% 1.08%
テクノロジー 2.09% 0.39%
旅行 4.68% 0.47%

引用:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

Yahoo!広告で計測できるコンバージョンの種類

Yahoo!広告で計測できるコンバージョン(検索広告)の種類は以下のとおりです。

  • ウェブページコンバージョン(検索広告経由)
  • 電話発信コンバージョン(電話発信用リンク経由)
  • アプリコンバージョン(Android アプリのインストール)
  • オフラインコンバージョン(電話・来店)

ディスプレイ広告は、ウェブページコンバージョン・アプリコンバージョンの2種類が計測できます。

 

Yahoo!広告におけるコンバージョン計測の重要性

Yahoo!広告におけるコンバージョン計測の重要性

Yahoo!広告におけるコンバージョン計測の重要性を3つ紹介します。

1.Yahoo!広告が設定したゴールの達成にどれくらい寄与したかがわかる

広告の目的につながったアクションを具体的に数値化することで、広告の貢献度が把握しやすくなります。各広告の貢献度により、出稿する広告の選別も可能となるので、費用対効果のある広告を効率的に出稿していけるようになっていきます。

2.広告運用の改善施策を作る手がかりになる

広告は常にPDCAを回して改善していく必要があります。コンバージョンが良い広告は露出を上げる一方、コンバージョンが悪い広告は良い広告と比較することで、どこがダメなのかを見極められます。

コンバージョンが良かった・悪かった要因を分析することで、より効果の出やすい改善施策を考えられるようになります。

3.広告予算設定の判断材料になる

コンバージョンのパフォーマンスが良い広告は、広告予算を上げればもっと多くの顧客の獲得につながると判断できます。逆にコンバージョンのパフォーマンスが悪い場合は広告予算価格の削減や出稿停止など、広告予算を設定・変更するための大きな判断材料となります。

※参考:Yahoo!広告の予算について詳しく解説した記事はこちら
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Yahoo!広告のコンバージョン計測設定の手順全体像

まず、Yahoo!広告のコンバージョン計測設定の全体の流れを紹介します。詳細は次のセクションより、STEP別に詳しく解説していきます。まずは全体像を把握しましょう。

  1. コンバージョンタグの生成、設定
  2. コンバージョン計測の設定
  3. 測定結果の確認

STEP1:コンバージョンタグの生成、設定

Yahoo!広告の広告管理ツールでコンバージョンタグを生成します。手順に沿って測定したい内容を選択して設定を行ないます。

STEP2:コンバージョン計測の設定(コンバージョンタグの設置)

STEP1で生成したタグを計測したい場所へ設置します。コンバージョンタグを正しく設置することで、コンバージョンの計測が可能になります。Yahoo!広告の場合は、2種類のコンバージョンタグ設定方法があります。

STEP3:測定結果の確認

測定結果は、広告管理ツールの「ツール」「キャンペーン管理」「レポート」タブで確認できます。確認できる測定結果はタブにより異なるため、目的に合ったタブを選択します。

 

Yahoo!広告のCV計測時に必要な「コンバージョンタグ」の生成、設定方法

コンバージョン計測には、最初にコンバージョンタグの生成が必要です。今回は、検索広告(スポンサードサーチ)のウェブページの「コンバージョン測定タグ」の作成手順を解説します。

Yahoo!広告における「コンバージョンタグ」とは?

コンバージョンタグ

引用:Yahoo!広告公式ラーニングポータル

 

コンバージョン計測を行うには、「コンバージョンタグ」をサイトに設置する必要があります。コンバージョンタグとは、広告をクリックしてサイトに訪れたユーザーがコンバージョンしたかどうかを認識するための「印」のようなものです

この「印」がついているぺージの閲覧をコンバージョンとして認識します。上記の図でイメージがつかみやすくなるでしょう。例えば商品の購入をコンバージョンとしていた場合、購入完了ページにコンバージョンタグを設置すれば、コンバージョンを把握できます。

手順1.検索広告のコンバージョン測定を開く

タグ生成1

引用:Yahoo!広告ヘルプ

広告管理画面の「スポンサードサーチ」の「ツール」ー「コンバージョン測定」を選択します。

タグ生成2

引用:Yahoo!広告ヘルプ

または、「広告の配信設定に使用するツール」から「コンバージョン測定」を選んでも同様です。

手順2.コンバージョン測定画面を開く

タグ生成3

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「コンバージョン測定」タブを選択します。

タグ生成4

引用:Yahoo!広告ヘルプ

赤枠内の「コンバージョン測定の新規設定」をクリックします。

手順3.コンバージョン測定の内容を設定する

タグ生成5

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「1.コンバージョンの概要」「2.コンバージョンの設定情報」の各項目を設定します。赤い※印の項目は必須ですので、必ず選択または入力してください。

手順4.タグを表示する

タグ生成6

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「2.コンバージョンの設定情報」の中にある「コンバージョン設定タグ」のタグを表示(赤枠)をクリックすると設定したタグが表示されます。このタグをコピーしてサイトに設置します。

コンバージョンタグ生成の際の注意点

コンバージョンタグは、「従来版」と「リニューアル版」の2種類があります。リニューアル版の方がブラウザーなどの影響を受けにくい仕様になっています。従来版とリニューアル版の切り替えは、コンバージョン測定タグ画面の上部のボタンで選択します。

新しくタグを設定する場合は「リニューアル版」の使用を推奨します。すでに従来版で作成している場合は、そのまま継続して使えます。

タグ生成7

引用:Yahoo!広告ヘルプ

コンバージョンタグは、表示するまで時間がかかる場合があります。確認はしばらく時間がたってから行うことをおすすめします。

 

Yahoo!広告のコンバージョン計測方法の種類とメリット、デメリット

次にYahoo!広告のコンバージョン計測方法について紹介します。計測方法によるメリット・デメリットも合わせて解説していきます。

Yahoo!広告のコンバージョン計測の方法は2種類

大きく分けて手動かGoogleタグマネージャーというツールを利用する2種類から選べます。それぞれ長所と短所があるので、自身の環境に合わせて選択してください。

手法1:コンバージョンタグをサイトに直接設置した計測

Yahoo!広告で発行したコンバージョンタグを計測したいサイトに直接貼り付けます。サイトのHTMLに直接書いていく方法です。

手法2:GTM(Googleタグマネージャー)を使った計測

Googleのタグ管理ツールであるGTM(Googleタグマネージャー)を利用します。HTMLに手を加えることなく、GTM内にコンバージョンタグを貼り付けます。

手法1:コンバージョンタグをサイトに直接設置した計測

コピーしたコンバージョンタグを、サイトに直接記入する方法をご紹介します。HTMLに慣れている方であれば、簡単に行える方法です。

メリット

サイトのHTMLを開いて、所定の位置にコンバージョンタグをペーストするだけです。設置する箇所が少ない場合は、直接設定した方が作業時間がかかりません。

デメリット

HTMLがまったく分からない場合は、設置場所に迷う可能性があります。また、設置するページ数が多い場合は作業時間がかかるため効率的ではありません。どのページにどのタグを貼ったなど、情報管理も大変になります。多くのタグを扱う場合はおすすめできない方法だと言えます。

手法2:GTM(Googleタグマネージャー)を使った計測

Googleタグマネージャー(GTM)を利用した設定方法です。タグを一元管理できるので、多数のタグを管理するときに重宝します。

メリット

HTMLを変更することがないので、間違った記述でサイトの表示がおかしくなるリスクを避けられます。また、タグの変更などがあってもGTMでの設定を変更するだけなので、手間がかかりません。万が一トラブルが発生した際もバージョン管理をしているので、以前のバージョンに戻れます。

デメリット

GTMは多機能で便利なツールではあるものの、使用方法は簡単とは言えません。ある程度の知識がある人でないと、使いこなすためにGTMの勉強をする必要があるでしょう。もともとPCスキルに不安がある場合は、修得するまでに挫折してしまう可能性もあります。

 

Yahoo!広告のコンバージョンタグをサイトに直接設置する場合のCV計測設定方法

発行したYahoo!広告のコンバージョンタグを、サイトに手動で設置する手順を解説します。今回は、リニューアル版の設置方法を紹介します。

手順1.コンバージョン測定補完機能タグの利用を選ぶ

タグ貼り付け

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「コンバージョン測定補完機能タグ」を使用するかどうか、ラジオボタンで選択します。コンバージョン測定補完機能タグは、近頃のブラウザーのセキュリティ機能強化で、コンバージョン測定が正しく計測できなくなる対策として提供されている機能の1つです。

手順2.ソースコードをコピーして設置する

タグ貼り付け1

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「サイトジェネラルタグ・コンバージョン測定補完機能タグ」に書かれているコードをすべてコピーします。「ソースコードをクリップボードにコピー」をクリックすればコンバージョンタグ全体がコピーされます。

「コンバージョン測定補完機能」の利用の有無でソースコードの内容が変化します。コピーしたタグは、すべてのウェブページのHTMLの<head>の直後にペーストします。

手順3.コンバージョンタグをコピーして設置する

タグ貼り付け3

引用:Yahoo!広告ヘルプ

同様に「コンバージョン測定タグ」もコピーします。手順2で設置したサイトジェネラルタグよりも必ず後に設置してください

設置場所

引用:Yahoo!広告ヘルプ

コンバージョン測定タグの設置イメージは上記のとおりです。<head>と<body>どちらに設置してもかまいません。

コンバージョンタグをサイトに直接設置する場合の注意点

リニューアル版の場合、サイトジェネラルタグの設定が必須です。コンバージョンタグのみでは計測できないので注意してください。すでに従来版を設置している場合は、リニューアル版への変更は任意です。もしリニューアル版に差し替える場合は、従来版は削除することを推奨します。

コンバージョンタグを設定したウェブページには、1×1ピクセルの透明なgif画像が表示されます。デザインなどがずれることのないように設置しましょう。

 

GTM(Googleタグマネージャー)を使った場合のCV計測設定方法

GTM(Googleタグマネージャー)を使用したコンバージョンタグ設定手順を解説します。

GTM(Googleタグマネージャー)とは?

GTM

引用元:Googleタグマネージャー

GTM(Googleタグマネージャー)とは、さまざまなタグを一元管理できるツールです。HTMLを書き換えずにGTM内でタグの管理ができるので、利用者が多いところも特徴。機能は非常に豊富ですがほとんど制限なく無料で利用できます。

手順1.サイトジェネラルタグの設定をする

GTM1

引用元:Googleタグマネージャー

まず、サイトジェネラルタグを設定します。GTMを開き、左側で「タグ」を選択し、「新規」ボタンをクリックします。

GTM2

引用元:Googleタグマネージャー

「タグの設定」の赤枠あたりをクリックします。

GTM3

 

引用元:Googleタグマネージャー

右側のメニューからタグタイプを選択します。今回は「カスタムHTML」を選択します。

GTM4

引用元:Googleタグマネージャー

上部にタグの名前を記入して、HTMLの欄にコピーした「サイトジェネラルタグ・コンバージョン測定補完機能タグ」を貼り付けます。

「document.writeをサポートする」のチェックボックスをオンにして、下のトリガーをクリックします。

GTM5

引用元:Googleタグマネージャー

トリガーの選択では「All Pages」を選択します。

ここまでが、サイトジェネラルタグの設定です。

手順2.コンバージョンタグの設定をする

GTM7

引用元:Googleタグマネージャー

次にコンバージョンタグの設定を行います。手順1のサイトジェネラルタグと手順は同じです。カスタムHTMLにコピーしたコンバージョンタグを貼り付けましょう。

「document.writeをサポートする」の下にある「詳細設定」をクリックすると、詳細が下に表示されます。ここで「タグの順序付け」のチェックボックスをチェックし、設定タグは手順1で設定したサイトジェネラルタグを選択します。

トリガーは「All Pages」ではなく、コンバージョン計測のページを作成しておきそのページを選択します。今回は「サンクスぺージ」というトリガーを作成しました。

コンバージョン完成

引用元:Googleタグマネージャー

以上の設定まで終了すると、コンバージョンタグは上記のような設定画面になります。

コンバージョンタグの設定も以上で完了です。

手順3.公開をして計測する

公開

引用元:Googleタグマネージャー

最初の画面に戻ると、作成したタグが2つ追加されているはずです。画面の右上の「公開」ボタンを押せば計測が開始されます。

GTMを使った計測の際の注意点

設定後は公開ボタンを押すことを忘れないようにしましょう。また、公開ボタンの隣にあるプレビューボタンを押せば、タグの発火の確認ができます。広告をクリックしてタグが無事の発火しているかチェックしてみましょう。

発火しない場合は、GTMの設定に何かしら問題があります。設定のもれがないかもう一度確認をしてみてください。

 

Yahoo!広告のコンバージョン測定結果の確認方法

Yahoo!広告のコンバージョン測定結果の確認方法を解説します。広告管理ツールのどのタブで確認するかで確認できるデータが変わります。

タブ別の確認できるデータ内容は以下のとおりです。

タブの名前 確認できるデータ内容
ツール コンバージョン測定タグごとのパフォーマンスデータ
キャンペーン管理 キーワード・広告・広告グループ・キャンペーン単位のデータ
レポート レポートの種類、表示項目、集計期間などの設定により、広告主のニーズに合わせてカスタマイズ可能

引用:Yahoo!広告ヘルプ

今回は、コンバージョン測定タグごとに測定結果が確認できる、検索広告の「ツール」タブの確認手順を紹介します。

手順1.広告管理ツールでコンバージョン測定を選ぶ

測定結果1

引用:Yahoo!広告ヘルプ

広告管理ツールの「検索広告」から、「ツール」-「コンバージョン測定」を選択します。

測定結果2

引用:Yahoo!広告ヘルプ

または、「ツール」の「ツール一覧」画面から「コンバージョン測定」を選んでもOKです。

手順2.コンバージョン設定タブを選ぶ

測定結果3

引用:Yahoo!広告ヘルプ

さらに「コンバージョン設定」タブを選びます。

手順3.日付を設定してダウンロードする

測定結果4

引用:Yahoo!広告ヘルプ

画面の右上で表示期間の選択ができるので、レポートが欲しい期間を選択します。任意の日程を設定したい場合は、リスト上部の「日付を選択」から日付を選びます。または、カレンダーアイコンからカレンダーをクリックしても設定可能です。

日付の設定が完了したら、画面の中央にある「コンバージョン一覧をダウンロード(CSV)」ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。

参考:ディスプレイ広告の場合

ディスプレイ広告のコンバージョン測定画面は、検索広告と異なります。検索広告とダウンロードまでのステップはほぼ同じですが、ボタン配置や見た目は違います。

測定結果5

引用:Yahoo!広告ヘルプ

赤枠内の「ツール」ボタンをクリック

測定結果6

引用:Yahoo!広告ヘルプ

「共有ライブラリー」から「コンバージョン測定」を選択

測定結果7

引用:Yahoo!広告ヘルプ

レポート期間は画面右上で設定し、期間設定下にある「ダウンロード」ボタンからダウンロードします。

 

Yahoo!広告におけるコンバージョン測定結果の分析のポイント

Yahoo!広告におけるコンバージョン測定結果の分析のポイント

Yahoo!広告におけるコンバージョン効果測定を分析するポイントを5つ解説します。

POINT1:改善の効果が高そうな施策にポイントをしぼる

コンバージョンが悪かった場合、あらゆる指標を見てコンバージョンを上げようとしがちです。しかし、コンバージョンの測定結果を活かすには、効果が高い施策から順番に行う方が効率的です

まずはコンバージョンにつながらないクリック数を減らしていき、コンバージョン率を上げるところから始めていきましょう。

POINT2:コンバージョンできない広告はターゲット設定を見直す

クリック数が多いのにコンバージョンせずに離脱してしまう場合は、ターゲットの設定を見直してみましょう。どんなによい内容でもターゲットがずれていたら、コンバージョンできる可能性は低くなります。クリエイティブもターゲットに合っていなければ、変更する必要がでてきます。

POINT3:そもそも露出が少ないなら、表示回数を増やしてみる

コンバージョンが良い場合は、広告自体の表示回数を増やすことでコンバージョン数をあげましょう。入札単価を上げる・広告掲載面を広げる・ターゲットをもう少し広くするなどで表示回数を増やせます。ターゲットがあまり広すぎると逆効果になるので、急に広げすぎないように注意してください。

POINT4:コストパフォーマンスの最適化はまずCPAの改善から

コストパフォーマンスの最適化は広告運用では必ず抑えるべき施策です。まずは、CPA(1コンバージョンにかかるコスト)を下げる対策を考えていきましょう。コンバージョン率を上げつつ、広告コストを下げていくことが理想です。

POINT5:コンバージョン率を一定に保っていくことが大切

CPAを下げることで起こりがちなのが、CPAが下がったもののコンバージョンも減ってしまうケースです。コンバージョン率はある程度の水準を保ったまま、CPAを下げること意識することが大事です。コンバージョン測定の結果を注意深く分析して、CPAとの相関を常に意識しておきましょう。

 

Yahoo!広告のコンバージョン計測に関するQ&A

Yahoo!広告のコンバージョン計測に関するQ&A

Yahoo!広告のコンバージョン計測でよくでるQ&Aをまとめました。気になる項目があれば、ぜひチェックしてみてください。

Q.Yahoo!広告の検索広告とディスプレイ広告で計測方法は異なる?

Yahoo!広告の検索広告とディスプレイ広告のアカウントが別になります。コンバージョン計測はアカウントごとに行うので、同じコンバージョンタグの使用はできません。検索広告とディスプレイ広告は別々に計測する必要があります

Q.GoogleアナリティクスでもYahoo!広告のCV測定結果を確認することは可能?

デフォルトの状態ではGoogleアナリティクスでYahoo!広告のコンバージョンの計測はできません。しかし、GoogleアナリティクスにYahoo!広告から流入したものであると認識させる設定をすれば、計測可能になります

設定方法は、Yahoo!広告に貼るリンク先のURLの末尾にパラメータを付与します。パラメータは手動やCampaign URL Builderというツールを利用して付けることができます。

※参考:GoogleアナリティクスでYahoo!広告を計測する方法について詳しく解説した記事はこちら
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Q.Yahoo!広告のコンバージョンをテストする方法は?

広告主が自身で広告をクリックすることでテストが可能です。クリック後、広告管理ツールでコンバージョンが発生しているかどうかをチェックします。もし自身でチェックができない場合は、実際にコンバージョンが発生するまで待つ必要があります。データが表示するまで一定の時間がかかります。

コンバージョンを発生させるためには、同じブラウザでテストを行います。また、クリックとコンバージョン発生のクッキーが違う場合、有効なコンバージョンとしてカウントされないことがあるため、テスト時はクッキーの設定も注意してください。

Q.Yahoo!広告のコンバージョンタグを複数設置することは可能?

Yahoo!広告のコンバージョンタグは、複数設置することが可能です。検索広告では、ウェブページ・電話発信・アプリダウンロードの3種類の合計1,000件まで設置することができます。

Q.Yahoo!広告で電話コンバージョンを測定する方法は?

検索広告のツールタブから設定が可能です。新規で作成する場合は、コンバージョン種別を「電話発信」に設定します。検索広告の電話コンバージョンと他社の電話コンバージョンは同一ページで併用できます。ただし、検索広告の電話コンバージョンタグは同一ページ内に1つのみしか設置できないので注意が必要です。

 

Yahoo!広告初心者は代理店に設定、運用依頼するのもおすすめ

Yahoo!広告初心者は代理店に設定、運用依頼するのもおすすめ

Yahoo!広告の初心者で、自社で運用をしていくのが不安は場合は、専門の広告代理店に運用をお任せするのもおすすめです。

Yahoo!広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット

専門の代理店に運用を代行してもらうメリットを3つ紹介します。

 メリット1.プロによる的確な運用で早い効果が期待できる

Yahoo!広告に不慣れな場合、独自の考えで施策に取り組んでも思ったような効果が得られないことも多いです。そのために無駄な広告費用を使ってしまう可能性もあります。

日頃のレポート作成やモニタリングなど以外に、社内のリソースが取られる作業も発生します。パワーのかかる広告運用業務を代理店に一任することで、社内のリソースも使わずに結果を出せます

また、Yahoo!広告で難しいとされるターゲティングなども、自社で行うより高い精度で設定してもらえます。こちらの目的を伝えれば、適切なターゲティングと配信設定を組んでくれるので安心です。

 メリット2.豊富な知識と経験に基づく分析を任せられる

専門の代理店は、多くの企業のYahoo!広告運用を行ってきているため、知識やノウハウを豊富に持っています。効果がアップする方法を熟知しているので、効果測定の分析も的確です

 メリット3.Yahoo!広告に関わる疑問点を広く相談できる

Yahoo!広告の仕様変更やアップデートなど、最新の情報に対応しながら運用していくことが大切です。しかし、自社ではそこまでカバーするのは難しいことも多いでしょう。代理店なら最新情報を素早くキャッチして運用するので安心です

日常でYahoo!広告を扱っていると、使い方からレポートの見方まで疑問点がいろいろ出てきます。代理店ならそういうサポートも手厚く行ってくれます。効果測定結果の活用方法などもアドバイスしてもらえるので、今後の広告運用の方向性を社内で議論する際にも力になってくれるでしょう。

 

Yahoo!広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店

Yahoo!広告運用代行に強い、おすすめの広告代理店紹介します。

GMOコマース

GMO2引用元:https://www.gmo-c.jp/listing_ad/

 GMOコマースの強み

GMOコマースは、東京と宮崎にオフィスを構える広告代理店。東証一部上場のGMOインターネットのグループ企業です。Yahoo!プロモーション広告の正規代理店・Googleアドワーズのプレミアムパートナーでもあり信頼度が高い企業です。

Yahoo!プロモーション広告の出稿・運用の設定・作業などをすべて代行してもらえます。コンバージョン測定では、無駄な出稿を減らして効率的な出稿を行います。

GMOコマースの概要

  • 会社名:GMOコマース株式会社
  • 本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス13階
  • URL:https://www.gmo-c.jp/
※参考Yahoo!広告運用代行におすすめの代理店について詳しく解説した記事はこちら
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Yahoo!広告運用代行ならここ!おすすめ正規代理店5選と上手な選び方

Yahoo!広告の効果を可視化するオススメの広告効果測定ツール

Yahoo!広告の効果を可視化できる、おすすめの効果測定ツールもご紹介します。代理店の依頼までは考えておらず、自社で運用を行いたい方はぜひ参考にしてみてください。

Databeat Explore

Databeat Explore
Databeat Exploreは、Yahoo!広告の効果をはじめあらゆるデータの可視化ができるツールです。アジト株式会社が提供しており、Yahoo!広告も簡単な設定で使うことができます。

Yahoo!広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント

Databeat Exploreの主な活用ポイントを3つご紹介します。

 データを自動で収集・更新できる

Databeat Exploreは、Yahoo!広告をはじめ、他の媒体のデータを自動で収集。常に最新のデータが維持されるので、日々のデータ更新作業の必要がなくなります。

 出力のフォーマットが豊富

Databeat Exploreは、GoogleアナリティクスやLooker Studio(旧Googleデータポータル)などのGoogle製品の他、さまざまなフォーマットに出力可能です。簡単な操作で美しいレポートを自動で作成できます。PCが苦手な担当者もYahoo!広告の測定結果をいつでも確認できます。

また、複数の媒体同士の広告データの比較も可能。媒体によって違う指標を統一して変換します。そのため、Yahoo!広告と他媒体の広告を比べて評価することもできます。

 クリエイティブも効果測定で評価できる

Databeat Exploreは、広告のサムネイル画像の出力まで対応。クリエイティブを比較することで、クリエイティブの効果測定の効率が格段に違います。サムネイルのチェックが簡単に行えるので、クリエイティブを改善したいときにも重宝します。

 

広告レポート自動化ツールについては、以下の記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
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まとめ

今回は、Yahoo!広告のコンバージョン測定についてを解説しました。広告を出稿する目的を達成した数値であるコンバージョンは、効果測定では避けて通れない重要な指標です。

Yahoo!広告で費用対効果が高い広告を運用するには、コンバージョン計測結果を活かした施策を考えることが大切です。まずは正しいコンバージョン測定が行えるよう、今回紹介した設定方法を覚えておくとよいでしょう。

さらに専門の広告代理店の活用法や便利な効果測定ツールもご紹介しました。自社のリソースや予算に合った運用方法を見つけて、Yahoo!広告を運用していきましょう。

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