日々のレポーティング業務に追われている広告代理店も多いのではないでしょうか。レポーティング業務に時間がかかりすぎると、施策立案などのコア業務に集中できなくなってしまいます。
このような課題を抱えている代理店は、レポーティング業務を自動化してくれるツールの導入を検討すると良いでしょう。
この記事では、レポート自動化ツール「アドレポ」の特徴やメリット、活用場面を紹介します。
「アドレポ」の類似サービスも紹介するので、広告運用にお悩みの方やレポーティング業務に課題を感じている方は必読です。
- 1 レポート自動化ツール「アドレポ」について詳しく解説
- 2 2週間無料トライアルが可能!月額3万円から使える「アドレポ」の料金
- 3 「アドレポ」の8つの主な機能と効果を発揮するシーン
- 4 レポート自動化ツール「アドレポ」を利用する3つのメリット
- 5 レポート自動化ツール「アドレポ」はこんな方におすすめ!
- 6 「アドレポ」に関するよくある疑問Q&A
- 7 アドレポと併せて比較検討したい広告レポート作成ツール5選
- 8 自社に合った広告レポート自動作成ツールを上手に選ぶ3つのポイント
- 9 まとめ
レポート自動化ツール「アドレポ」について詳しく解説
それでは、「アドレポ」について詳しく解説していきます。
レポート自動化ツール「アドレポ」とは?
引用元:アドレポ – 広告代理店のDX化を支援するレポート自動化ツール
アドレポは、Web広告やSNS広告の運用データを集計し、データ成形などのレポーティングまでを自動で行ってくれるレポート自動化ツールです。広告代理店の業務の中でも時間のかかるレポーティング業務を自動化し、工数を最大で75%削減することができます。
多くの広告代理店では、代行している各広告媒体の管理画面でデータをコピーしてExcelなどに貼り付け、データ内容を成形・考察し、レポートにまとめたものをクライアントに送付している、というケースが多いのではないでしょうか。このようなレポーティングは、レポーティング業務が重なる月末月初に作業が偏ったり、案件数が増えれば増えるほど工数が増えたり、データの転記ミスでクレームにつながったりとリスクが多い方法です。
「アドレポ」には、このような広告代理店の課題を解決する機能が搭載されています。
データの集計は、自動で行えます。そのため、データを貼り付ける作業は不要です。また、転記ミスなどのヒューマンエラーも防げます。API未対応の媒体からはCSVアップロードも可能なので、ほぼ全ての媒体からのデータ集計を効率的に行えます。
集計したデータは、Excel、Googleスプレッドシート、BigQueryなどに自動出力できます。レポートはテンプレート形式とカスタマイズ形式から選べるので、案件規模に応じて柔軟に対応できます。
「アドレポ」があれば、データ集計などの作業工数を削減し、データ分析や施策立案などのコア業務に集中することができます。
【参考】レポート自動化ツールとは?
レポート自動化ツールとは、Google広告などのWeb広告やSNS広告のデータを自動で収集し、レポート化してくれるツールです。
レポート自動化ツールを使うことで、手作業で行うとヒューマンエラーの発生しやすい業務を自動化でき、Webマーケターやオペレーターがコア業務に集中する環境を整えることができます。
参考:アドレポの運営会社
「アドレポ」は、株式会社イルグルム(以下、イルグルム)が運営しています。
「アドレポ」はもともと株式会社EVERRISEという会社が運営していましたが、2018年にイルグルムが買収しました。(当時イルグルムは「ロックオン」という社名でしたが、2019年に現社名へと商号変更が行われています。)
イルグルムは東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場しており、マーケティングDX支援サービスの提供を強みとしています。
また、イルグルムではアドレポ以外に「アドエビス」という広告効果測定プラットフォームも提供しています。アドエビスは、cookieの仕組みを利用してWeb広告などの流入を計測するシステムです。
※参考:アドエビスについて詳しく解説している記事はこちら
アドエビス(AD EBiS)は、広告のさまざまな指標や効果を測定できるツールです。 広告運用において効果計測を行うことはとても重要ですが、こうした広告効果測定ツールを活用することで、正確かつスムーズに広告の効果を計測できるようになりま[…]
アドレポとアドエビスは連携が可能となっており、詳細は本記事の「主な機能8.アドエビスとの連携(代理店向け)」で解説していますので、そちらをご覧下さい。
アドレポが対応している主な広告媒体
アドレポが対応している媒体は20社以上あります。Google広告やYahoo!広告といったWeb広告はもちろん、Twitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTubeといった主要SNS広告にも対応しています。
- Google広告
- YouTube
- LINE広告
- Yahoo!広告
- ScaleOut
- FreakOut
- Bypass
- Logicad
- nend
- i-mobile
- DoubleClick Bid Manager
- ADMATRIX
- Criteo
- Google Analytics
- BigQuery
- AdCent
- Outbrain
- TikTok
- GA4
- Microsoft広告(2023年6月追加予定)
- SmartNews広告(2023年9月追加予定)
アドレポは、これらWeb広告やその他のデータを一元管理してレポートにより可視化してくれます。そのため、頻繁にチェックが必要な媒体を複数運用している場合でも、情報を見逃してしまうことを防いでくれます。
2週間無料トライアルが可能!月額3万円から使える「アドレポ」の料金
ここからは、アドレポの料金について紹介します。
アドレポは、月額費用30,000円からのサービスです。初期費用はかかりません。毎月の料金の中で、オンボーディング支援や電話サポートなどは無料で受けることができます。諸条件によって金額が変わることもあるので、詳細についてはお問い合わせする必要があります。
提供機能はダッシュボード、予算管理、出力スケジュール、グロス表示、オンライン公開、テンプレート使用、自動メール送信、Excel出力、Googleスプレッドシート出力、BigQuery連携、「アドレポデータポータル」「スマート考察機能」などです。
「アドレポデータポータル」と「スマート考察機能」については、後ほど詳しく紹介します。
アドレポは2週間無料トライアルも可能!
「アドレポ」には、2週間の無料トライアルがあります。無料トライアル中でも、媒体登録からレポート出力までの実際の操作感を体験しつつ、「アドレポ」のすべての機能が使えます。
本格導入前に、自社のニーズを満たせるか試してみることがオススメです。
2週間無料トライアルの申し込み方法
2週間無料トライアルへは、こちらのページから申し込めます。
https://go.ad-repo.com/adrepo/document/
フォームの「2週間トライアルを希望する」にチェックを入れて資料請求することで、無料トライアルに申し込むことができます。
「アドレポ」の8つの主な機能と効果を発揮するシーン
ここからは「アドレポ」の8つの主な機能と効果を発揮するシーンを紹介していきます。
主な機能1.データの自動集計・加工・出力
引用元:https://ad-repo.com/function/
「アドレポ」は、データを自動集計し、加工・出力までを行ってくれます。
自動収集できる媒体が多岐にわたるので、複数媒体での運用結果をまとめて分析したい場合は重宝するでしょう。また、出力先も任意の形式を選べるため、現在使っているレポート形式に近づけることもできます。
特に効果を発揮するシーン
特に複数媒体で広告運用している場合は、「アドレポ」のデータの自動集計・加工・出力機能が力を発揮するでしょう。
例えば、Google広告とYahoo!広告を運用している場合、Google広告のデータはGoogleスプレッドシートに自動集計、Yahoo!広告のデータは手動集計など、データ収集を効率化しきれないケースもあります。
このような状況でも、「アドレポ」を使えば複数媒体のデータを自動集計できます。
主な機能2.レポートのカスタマイズ
引用元:https://ad-repo.com/function/
「アドレポ」はレポートのカスタマイズも柔軟に対応できます。レポートのテンプレートも追加費用なく利用可能なので、自社でフォーマットを作成する手間が省けます。
一方、既に利用しているフォーマットがあればそのまま自動化することも可能なので、レポーティング業務の工数削減につながります。
特に効果を発揮するシーン
多様な形式のレポートを作成する必要がある場合は、「アドレポ」のレポートカスタマイズ機能が役立つでしょう。
クライアントの要望に合わせて1つずつレポートフォーマットを作ると、膨大な工数が必要になります。「アドレポ」はクライアントに合わせたカスタマイズが可能なので、そのような業務の負担から解放されます。
主な機能3.スプレッドシートを含む豊富な出力先
引用元:https://ad-repo.com/function/
「アドレポ」はExcel以外にも、Googleスプレッドシートへデータを出力できます。また、BigQueryに出力し、Looker Studio(旧Googleデータポータル)などのBIツールへ連携することも可能です。
特に効果を発揮するシーン
リアルタイムで広告運用データ共有したい場合は、「アドレポ」を使ってBIツールでビジュアライズすることがオススメです。
BIツールを利用する場合、異なる媒体のデータを1つのデータソースにまとめることがネックになります。「アドレポ」を使えば、複数媒体のデータを統一した形式で出力できるので、BIツールを利用しやすくなります。
主な機能4.定期レポートの自動送信
引用元:https://ad-repo.com/function/
「アドレポ」には、レポートの自動送信機能もあります。送信日時と送付先を設定しておけば、自動的にレポートが送られます。
特に効果を発揮するシーン
クライアントに定期的にレポート送付を行っている場合は、自動送信機能を使うことでレポートの送付漏れを防ぐことができます。
担当クライアント数が多い場合、月末月初にレポート送付が重なり、レポート送付を忘れてしまうこともあります。そのようなヒューマンエラーを防ぐことで、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
主な機能5.データの一元管理と可視化
引用元:https://ad-repo.com/function/
データの一元管理と可視化できることも、「アドレポ」の強みの1つです。
媒体をまたいで予算や進捗率を管理できるので、それぞれの媒体の管理画面を行ったり来たりする作業から解放されます。
特に効果を発揮するシーン
複数媒体の同時並行で運用している場合、各媒体の情報を一元管理できることは工数削減につながります。
複数媒体で広告運用している場合、各メディアの広告予算が切れないように目視で確認してExcel等で管理しているケースもありますが、数値の転記ミスで予算切れを起こしてしまうこともあります。
「アドレポ」で情報を一元管理すれば、一目で情報を確認できるので、予算切れによる機会損失を防ぐこともできます。
主な機能6.スマート考察 (代理店向け)
引用元:https://ad-repo.com/blog/consideration/
「スマート考察機能」とは、アドレポに集約した広告データから自動的に分析コメントを作成してくれるオプション機能です。前月とのデータ比較や分析、今後に向けた改善アドバイスを自動で作成してくれるので、レポーティングの工数削減やレポートの品質均一化につながります。
特に効果を発揮するシーン
新入社員もレポーティング業務に携わる場合は、「アドレポ」のスマート考察機能は役立つでしょう。
スマート考察機能があれば、レポーティングに関する教育を行いやすくなるので、新入社員がクライアントワークの現場に出るまでの期間も短縮されるでしょう。
また、広告レポートに簡単な考察や所感を記載しなければならないといったシーンで活用すれば、作業を効率化することも可能です。
主な機能7.アドレポデータポータル(代理店向け)
引用元:https://ad-repo.com/blog/dataportal/
「アドレポデータポータル」は、アドレポ上で取得した運用データを、表やグラフでビジュアライズできるBIツールです。通常のBIツールのような細かな設定が不要で、分かりやすいレポートを簡単に作れるので、BIツール初心者でも安心して使うことができます。
ビジュアライズしたレポートはそのままクライアントとブラウザ上で共有できるので、レポートを送付する工数削減につながります。
特に効果を発揮するシーン
クライアントとリアルタイムで情報を共有したい場合、アドレポデータポータルは役立ちます。
クライアントに分かりやすく運用数値を報告するためには、データを見やすく成形する必要があります。しかし、頻繁にデータ成形を行うことは、通常業務を圧迫することにもなります。
アドレポデータポータルを使えば、人の手でデータをビジュアライズする必要がないので、工数を削減しつつクライアントとの連携を強めることができます。
主な機能8.アドエビスとの連携(代理店向け)
引用元:https://go.ad-repo.com/adrepo/adebis/
「アドレポ」には、広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」との連携機能もあります。連携機能を使うと、アドエビスの計測データと媒体データの自動取得・紐づけ集計を日次で行えます。
特に効果を発揮するシーン
アドエビスも利用している場合は、アドレポと連携させることで、アドエビスで取得したデータをレポーティングしやすくなります。
アドエビスで集計したデータのレポーティング工数を削減できるので、人手が足りない代理店は重宝するでしょう。
レポート自動化ツール「アドレポ」を利用する3つのメリット
- レポーティング業務の工数を削減できる
- サービス品質を担保できる
- データを一元管理できる
これまで紹介した機能や特徴を踏まえ、レポート自動化ツール「アドレポ」を利用する3つのメリットを紹介します。
メリット1.レポーティング業務の工数を削減できる
一番大きなメリットは、レポーティング業務の工数を削減できることです。
アドレポでレポーティングを自動化することで、施策の立案などのコア業務に集中できるようになります。
コア業務に費やす時間が増えることでサービス内容も向上し、顧客の満足度も高くなるでしょう。
メリット2.サービス品質を担保できる
サービス品質を担保できるようになることも、「アドレポ」を使うメリットです。
「スマート考察機能」を使うことで、担当者ごとのレポート内容の差を均一化できます。サービス品質が一定の基準になることで、特定のスタッフに依存するようなこともなくなるので、企業としてのリスクヘッジにもなります。
メリット3.データを一元管理できる
広告代理店が「アドレポ」を使う場合、データを一元管理できることも大きなメリットです。
クライアント数や運用先媒体が増えてくると、それぞれの管理画面を行ったり来たりする手間が増えます。また、クライアントごとの情報が多くなることで、情報が散逸してしまうこともあります。
「アドレポ」を使ってデータを一元管理することで、あらゆる情報へアクセスしやすくなります。
レポート自動化ツール「アドレポ」はこんな方におすすめ!
続いて、どんな人に「アドレポ」がオススメなのか紹介します。
レポーティング業務に追われている広告代理店
レポーティング業務に追われている広告代理店は、「アドレポ」を使うことがオススメです。
「アドレポ」を使ってレポーティングを自動化することで、レポート作成にかける時間を短縮することができます。月末月初にレポーティング業務が重なり、残業が多くなってしまっている場合などは、残業代の削減にもつながります。
社員数が少ない広告代理店
社員数が少ない広告代理店も、「アドレポ」導入がオススメです。
レポート作成やクライアントへのレポート送付にかける工数を削減できれば、1人の社員が対応できるクライアント数を増やすことができます。
クライアントとの情報共有に課題のある広告代理店
クライアントとの情報共有に課題のある広告代理店も、「アドレポ」を使えば解決できます。
「アドレポ」を使えば、リアルタイムでの情報共有がしやすくなります。情報共有を密にすることで、クライアントとの関係を構築できます。
また、レポートの自動送付機能を使うことで、送付忘れ等のヒューマンエラーを防ぐこともできます。クライアントとの関係を良好に保ちたい場合は、「アドレポ」の導入を検討してみると良いでしょう。
「アドレポ」に関するよくある疑問Q&A
アドレポは申し込んだらすぐ使える?
アドレポは、申し込みから最短1~2営業日でアカウントの開設が可能です。その後、初期設定に約2週間~1か月かかるケースが多いです。
初期設定の操作方法は、基本的なPCスキルがあれば対応できます。
アドレポのマニュアルは存在する?
「アドレポ」には、各種操作方法が掲載されたサポートサイトがあります。
サポートサイトを見ても分からない場合は、契約者専用窓口に問い合わせることもできます。
また、アドレポの公式YouTube動画も公開されています。
アドレポはスプレッドシートにレポートを出力できる?
「アドレポ」はGoogleスプレッドシートへデータ出力できます。
アドレポはBigQueryに出力できる?
「アドレポ」はBigQueryにも出力可能です。
アドレポの実際の評判は?
アドレポの評判について、いくつか紹介します。
レポート考察の作成には、工数的にどの程度かかっていましたか?
布施様 :
すべてのお客様に同じ時間がかかっているわけではないですが、1つのクライアントにお伝えする考察内容をまとめるのに約30分〜1時間くらいでしょうか。それがスマート考察の導入によって、体感的にはどれくらい効率化できたと思われますか?
布施様 :
導入後は、出力される考察を一通り見るくらいの作業になったので、考察にかける時間としては半分以下くらいになっていると思います。
最初の設定こそ時間がかかりましたけど、一回設定してしまえばその後は必要ないですし。
アドレポ導入以前は、業務にどのような課題がありましたか?
井形様 :
以前は、日次の予算進捗をまとめるのに6時間くらいかけていたと思います。毎日管理画面からダウンロードし、レポート作成するため、工数がかかっていました。ミスも多かったです。6時間も!それは確かに、他にほとんど何もできないですね…。当時と今の、一日の流れを簡単にお教えください。
井形様 :
やっていること自体はあまり変わりません。ただ以前だと、レポートの作成とチェックで午前中終わってしまっていまして、あと調整ですね。午後からは入稿と調整、あとは日報以外の週報や月報といった定期的なレポートの作成をやっていました。アドレポを導入した今はレポート作成に時間をかけることがなくなったので、出社してから前日のコスト推移の確認と調整を1時間くらい。それからクライアントからのメールチェックと対応を午前中に終えて、午後から入稿と日報以外のレポート作成、クライアントとのミーティングなどです。
アドレポ導入で業務時間を圧縮できたぶん、スタッフが担当できる案件数が増えました。私の場合は以前と比べて、ざっと3倍くらいには増えたと思います。
アドレポを導入したことで作業工数が削減したり、工数を削減することで担当できる案件数が増えたりするといった評判が多く見られます。
アドレポで注意するべき点は?
「アドレポ」の導入にあたって注意するべき点をいくつか紹介します。
1.新入社員のスキルが向上しない可能性がある
まず、新入社員のレポーティングスキルが向上しない可能性があります。
「スマート考察機能」は便利な機能ですが、新入社員が依存しすぎると、自力でのデータ考察ができなくなる可能性があります。
「スマート考察機能」を使う時は、なぜこの考察が出力されたのかという根拠も考えるようにすると良いでしょう。
2.スマート考察機能では対応できない場合もある
「スマート考察機能」は便利な機能ですが、あらゆる場面で使えるとは限りません。
データの揺らぎが大きい場合などは、「スマート考察機能」で出力された内容はあくまで運用上のヒントの1つと捉えることも重要です。
3.無料トライアル期間は2週間
「アドレポ」の無料トライアル期間は2週間です。トライアル期間が始まる前に、確認したいポイントをある程度洗い出しておくことがオススメです。
アドレポと併せて比較検討したい広告レポート作成ツール5選
ここからは、アドレポと併せて比較検討したい広告レポート作成ツールを5つ紹介します。
アドレポと併せて比較検討したい広告レポート作成ツールまとめ
ツール名 | 特徴 | こんな方におすすめ |
---|---|---|
Databeat Explore | 広告クリエイティブの検証もできる | 限られた広告予算でも結果を出したい人 |
Lisket | 広告配信の知識がなくても安心 | 広告運用の初心者 |
glu | 充実したサポート体制 | ITリテラシーに自信がない人 |
Shirofune | 広告運用も自動化できる | 広告運用業務も効率化したい人 |
ATOM | 157種類のレポートフォーマットを標準で利用可能 | いろいろなレポートフォーマットを使いたい方 |
上記の3つのツールは全て、レポートの自動作成には対応しています。レポートの自動作成に加えて、どのポイントに注力したいかで選ぶべきツールが異なります。
Databeat Explore
「Databeat Explore」は、様々な広告レポートをオリジナルフォーマットで自動化してくれるツールです。
特徴
「Databeat Explore」もデータを自動収集してくれるので、異なるチャネルのデータを一元管理できます。データは常に最新の状態が保持されるため、各媒体の管理画面にログインする必要はありません。
データの出力先もGoogleスプレッドシートやExcelなど、柔軟に対応できます。また、Googleアナリティクスに広告費用のデータを自動でインポートしてくれる機能もあるので、広告費用データとアクセスデータを統合して分析できることも特徴です。
アドレポとの違い
「Databeat Explore」は、広告クリエイティブの分析も簡単に行えます。サムネイル画像も自動出力できるので、クリエイティブの検証も行いたい時は重宝するでしょう。
こんな方におすすめ!
広告クリエイティブの検証もしっかり行いたい場合は、「Databeat Explore」がオススメです。
広告クリエイティブの良し悪しは、CPCやCPMに直結する重要な要素です。そのため、Web広告やSNS広告を効果的に運用するためには、クリエイティブの改善が不可欠です。
限られた予算の中で結果を出したいと考えている人は、「Databeat Explore」でクリエイティブの効果検証をしてみると良いでしょう。
Lisket
「Lisket」は、毎月自動でExcel形式のレポートを作成してくれるツールです。
特徴
広告配信の知識がなくてもデータ比較できるレポートを、Excel形式で出力してくれます。
アドレポとの違い
「Lisket」では、アドレポのようにレポートの出力を柔軟に対応することはできません。基本的な出力先はExcelになるので、やや柔軟性に欠けると言えるでしょう。
現在使っているフォーマットがGoogleスプレッドシートなどの場合は注意が必要です。
こんな方におすすめ!
月額の費用を抑えたい場合は、「Lisket」を検討すると良いでしょう。月額費用は20,000円からなので、他のレポーティングツールと比較すると毎月のコストを抑えることができます。
URL
※参考:Lisketについて詳しく解説した記事はこちら
WEB広告の運用を行うにあたっては、さまざまな作業が発生します。広告の成果を最大化させるには、さらに多くの手間がかかるため、複数の広告媒体を利用するシーンでは、自社のリソース不足に悩まされるといったことも少なくありません。 しかしそう[…]
glu
「glu」は、アタラ合同会社が提供する広告レポート作成支援システムです。
特徴
「glu」の特徴は、レポートフォーマットや集計方法の自由度の高さと、カスタマイズ性が高いことです。
現在利用しているExcelレポートを、そのまま自動生成に対応させることも可能です。
アドレポとの違い
「glu」は、導入時のサポートが手厚いことが特徴です。
営業担当者や技術サポートチーム等が、導入前から導入初期段階、導入後までサポートしてくれます。
こんな方におすすめ!
自社だけでツールを使いこなす自信がない人には、「glu」がオススメです。
社員のITリテラシーに不安がある場合や、過去にツールを導入した際に失敗したことがある場合などは、「glu」のサポートを頼ることもいいでしょう。
URL
※参考:gluについて詳しく解説した記事はこちら
WEB広告は、自社商品の認知や販売に大きく貢献できる手法のひとつです。インターネットが普及した現在では、企業のマーケティングにおける重要な手法となっています。しかし、WEB広告を運用するにあたっては、運用リソースの不足や思うような成果が得ら[…]
Shirofune(シロフネ)
「Shirofune」は、レポート作成も自動化できる広告運用自動化ツールです。広告運用自動化ツール市場では特にシェアの高いツールとして知られています。
特徴
「Shirofune」の特徴は、レポート作成から広告運用まですべて自動化できる点です。
広告出稿の初期設定から予算管理や最適化、レポート作成、分析までを自動化できます。
アドレポとの違い
「Shirofune」とアドレポの違いは、広告運用作業を自動化できるところです。
広告運用未経験者の方でも、簡単な操作で広告運用できます。また、広告アカウント無料診断では客観的な広告運用状況の診断ができるため、データをもとにした明確なアクションが可能になります。
ただし、アドレポにはない広告運用自動化機能があるため、Shirofuneは料金が高くなる可能性があるので、その点には注意しましょう。
こんな方におすすめ!
自社で広告運用をしている企業や広告代理店など、工数を削減したい方に「Shirofune」はおすすめです。
高い効果が見込めるキーワードの選定や広告運用の改善案提示など、広告運用社が行うべき作業をShirofuneが代わりに行ってくれます。もちろんレポート作成もボタンひとつでできるので、いつでも見たい時にレポートを作成できます。
URL
ATOM
引用元:https://www.atom.tools/top/
「ATOM」は、累計600社以上の広告会社が利用する広告レポート自動化ツールです。
特徴
「ATOM」の特徴は、157種類のレポートフォーマットを利用できる点です。
また、レポートフォーマットはカスタマイズも可能なので、自社に合ったレポートを作成できます。
アドレポとの違い
「ATOM」とアドレポの大きな違いは、特徴でも解説した通り標準のレポートフォーマットの豊富さにあります。
ATOMもアドレポもフォーマットのカスタマイズは可能ですが、標準フォーマットが豊富であるATOMなら、最適なレポートフォーマットの作成方法について考える必要がありません。
レポート作成が苦手な方でも、すぐに利用できます。
こんな方におすすめ!
いろいろなレポートフォーマットを試してみたい方に、「ATOM」はオススメです。
さまざまなフォーマットを利用することで、これまで自社にはなかった視点で広告運用状況を客観的に分析することが可能です。
URL
※参考:下記の記事では、上記以外の広告レポート自動化ツールを紹介しています。是非ご覧ください。
現在Web広告の業務に関わる方は、「広告レポート自動化ツール」を取り入れることがベストです。 広告レポート自動化ツールは、Web広告のデータ収集・レポーティング業務を効率化する上で大きな威力を発揮します。 そして、業務効率化以外[…]
自社に合った広告レポート自動作成ツールを上手に選ぶ3つのポイント
- 現在の業務の課題を洗い出す
- コスト対パフォーマンスを考える
- 運営会社のサポート体制を確認する
最後に、自社に合った広告レポート自動作成ツールを上手に選ぶためのポイントを3つ紹介します。
POINT1:現在の業務の課題を洗い出す
レポート自動作成ツールを選ぶ際には、現状の課題を洗い出すことから始めましょう。
解決するべき課題がレポーティング業務の工数なのか、レポートのクオリティなのか、煩雑な管理業務なのかによって、選ぶべきツールが変わってきます。
POINT2:コスト対パフォーマンスを考える
ツール導入のコスト対パフォーマンスを考えることも重要です。
レポーティング業務に追われ残業代がかさんでいる場合などは、「レポート自動作成ツールの月額費用」と「導入後に削減できる残業代」とを比較すると分かりやすいでしょう。
POINT3:運営会社のサポート体制を確認する
最後に、運営会社のサポート体制を確認することも必要です。
レポーティング業務は、広告代理店の業務の要でもあります。ツールの使い方に不明点があった際や、ツールのトラブル発生時などに、どれだけサポートしてもらえるのか、サポートに追加費用がかかるのかということは確認しておきましょう。
まとめ
「アドレポ」について紹介してきました。
アドレポはレポーティング業務を自動化するだけではなく、分析コメントの自動出力や、ビジュアライズしたレポートをクライアントと共有することもできます。
そのため、広告代理店向けの機能が豊富なレポート自動化ツールと言えるでしょう。
業務改善を考えている広告代理店は、一度「アドレポ」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。