簡単な操作でグラフィカルなレポートが作成できるGoogleデータポータル(現Looker Studio)。
広告の効果検証を行う上で、常に最新のデータをモニタリングし、分析結果を素早く把握しなければなりません。さまざまなデータを集計するときに、自動でキレイなレポートが作成できれば業務の効率化が図れます。
日頃、さまざまな広告の運用をしている方で、このような疑問や悩みをお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
「Google アナリティクスでわかりやすいレポートを作る方法を探している」
「Googleデータポータル(現Looker Studio)は便利だと知ってはいるが、使い方がわからない」
「日々のレポートに費やす時間がかかりすぎて作成を効率化する方法を知りたい」
今回はレポート作成でお困りの広告担当者、WEBマーケティング担当者の方に、見やすくてわかりやすいGoogleデータポータル(現Looker Studio)用テンプレートの使い方と、WEBマーケティングの現場ですぐに使えるおすすめの無料テンプレートをご紹介します。
- 1 広告運用担当者必見!Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できる3つのこと
- 2 Googleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートを使えば初心者でも簡単に分析可能!
- 3 Googleデータポータル(現Looker Studio)の「テンプレート」の使い方を5ステップで解説
- 4 今すぐ使えるGoogleデータポータル(現Looker Studio)無料テンプレート
- 4.1 Google アナリティクス(GA4対応版) アクセス解析テンプレート(light theme)
- 4.2 Google アナリティクス(UA対応版) アクセス解析テンプレート(light theme / dark theme)
- 4.3 Google サーチコンソール テンプレート(light theme / dark theme)
- 4.4 Google 広告 レポート テンプレート type A(light theme / dark theme)
- 4.5 Google 広告 レポート テンプレート type B(light theme / dark theme)
- 4.6 Google 広告 ダッシュボード テンプレート(light theme / dark theme)
- 4.7 Google 広告 & Googleアナリティクス(GA4対応版) サマリー テンプレート(light theme / dark theme)
- 4.8 Google 広告 & Googleアナリティクス(UA対応版) サマリー テンプレート(light theme / dark theme)
- 5 Looker Studioテンプレートに関する注意点
- 6 広告データをLooker Studioで出力するならDatabeat Explore
- 7 まとめ
広告運用担当者必見!Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できる3つのこと
広告の分析や配信結果をレポートするのは時間と手間がかかります。こういうときにはGoogleデータポータル(現Looker Studio)の利用がおすすめです。
Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できることを3つ紹介します。
- データを視覚化できる
- さまざまなデータと連携できる
- データをリアルタイムで確認できる
Googleデータポータル(現Looker Studio)とは?
Googleデータポータル(現Looker Studio)とは、Googleが提供するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。BIツールを使用すると、広告やマーケティングなどのデータ処理や分析を効率的に行えます。プログラミングや専門的な知識を必要とせずに、直観的に扱えるところも特徴です。
また、Googleデータポータル(現Looker Studio)はサイト解析で使われるGoogle アナリティクスやSearch Consoleとの相性も最高です。連携が簡単に行えるのでデータをGoogleデータポータル(現Looker Studio)で確認することができます。Googleデータポータル(現Looker Studio)の使用料は「無料」で、すべての機能を利用可能です。
特にグラフや表のが見やすさは抜群で、簡単な操作で複雑なデータを一目でわかりやすいレポートに仕上げてくれます。
引用: Google Analytics Acquisitions Overview
参考:Google データポータルは「Looker Studio」に名称変更しました
Google データポータルは、2022年10月に「Looker Studio」へ名称変更が行われました。変更は名称のみで、基本的な機能などはGoogle データポータルと変わりありません。
ただし、新たにリリースされた「Looker Studio Pro」はLooker Studioの有償版で、エンタープライズ向けのアクセス管理機能や技術サポート、SLA(サービス品質保証)などがあります。
Googleデータポータル(現Looker Studio)はこんな方におすすめ
Googleデータポータル(現Looker Studio)は、広告運用や自社サイトの分析など、さまざまなシーンで業務効率化や工数削減に役立ちます。具体的には、以下のような方におすすめです。
毎日のデータ集計や進捗状況の確認を自動化したい方
マーケティングを担当している方は、毎日のデータ集計や進捗状況の確認に多くの時間を割いているのではないでしょうか。Googleデータポータル(現Looker Studio)を利用すれば、データ集計を自動化できます。
また、進捗状況の確認もGoogleデータポータル(現Looker Studio)が自動でデータ取得したレポートを活用できるため、業務を効率化したい方におすすめです。
レポート作成にかかる工数や時間を短縮したい方
広告運用状況や自社サイトのアクセス状況などを、日次や週次・月次でレポート作成している場合も、Googleデータポータル(現Looker Studio)の利用がおすすめできます。
Google広告やGoogleアナリティクス、サーチコンソールはGoogleデータポータル(現Looker Studio)と連携が可能なため、データの取得からレポート化まで自動化が可能です。また、手動で各データソースから集計した際の入力ミスなどを防ぐ効果も期待できます。
社内・社外へのレポート共有を自動化したい方
自社のマーケティングを担当している方はもちろん、クライアントの広告運用やWeb施策を担当している方は、社内外へ定期的にレポートを送信・共有しているのではないでしょうか。
Excelなどでレポートを作成していると、関数の調整やファイルの管理などが煩雑になりがちです。保存しているデータ量が増えてくるとファイルが重くなり、操作や共有にも時間がかかってしまいます。
そのような場合にGoogleデータポータル(現Looker Studio)を利用すれば、社内のメンバーやクライアントに都度データを送信する必要はなくなります。URLで共有が可能なため、直接Googleデータポータル(現Looker Studio)を閲覧してもらうだけで、レポートの共有が完了します。
Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できること「1.データを視覚化できる」
Googleデータポータル(現Looker Studio)は、各種グラフ(棒、線、円、面など)や表、ピボットテーブルなどを使ってデータを視覚化できます。さらに色やフォントなどの見た目の調節もできるので、格段に見やすいレポートを作成可能です。
分析内容にあったグラフや表を使用すれば、数字を正しく素早く把握する手助けになるでしょう。
引用:Google Analytics Behaviors Overview
Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できること「2.さまざまなデータと連携できる」
Googleデータポータル(現Looker Studio)はGoogle製品との連携が簡単に行えます。Google アナリティクスの他にもGoogle 広告、Search Console 、Google スプレッドシート、Youtube アナリティクスなどが用意されています。その他にもSNSやデータべースなど、パートナーのコネクターを含めると全部で800個以上のデータと連携できます。
Googleデータポータル(現Looker Studio)で実現できること「3.データをリアルタイムで確認できる」
Googleデータポータル(現Looker Studio)は、連携したデータソースの最新情報を常に表示してくれます。数値の流れを常時監視することで、わずかな数値の動きにも即座に対応することが可能になります。Googleデータポータル(現Looker Studio)でレポートを作成しておけば、あとは自動でデータが更新されます。また、日付やフィルタなどを設定しておけば、レポートを見た人がそれぞれ自分に必要なデータを見ることもできるので便利です。
Googleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートを使えば初心者でも簡単に分析可能!
Googleデータポータル(現Looker Studio)は「テンプレート」を利用することで、さらに効率よくレポートが作成できます。テンプレートはLooker Studioのギャラリーから利用できますが、こちらはすべて英語版となっているため、初心者向きではありません。
本記事で紹介しているテンプレートはすべて日本語対応となっており、Googleデータポータル(現Looker Studio)初心者の方でも扱いやすいのでおすすめです。
Googleデータポータル(現Looker Studio)の「テンプレート」を利用するメリット
Googleデータポータル(現Looker Studio)は、ドラッグ&ドロップの簡単操作で自由に表やグラフを作成できるところが魅力です。ただし、他のGoogle提供のツールと同じく、サポートがないため独学で使用方法を習得する必要があります。関連書籍なども少ないため、初心者はとまどうことがあるかもしれません。
しかし、Googleデータポータル(現Looker Studio)の「テンプレート」を使用すれば、プロが作った美しいレポートの雛形をそのまま利用できます。ゼロから作る手間もなく、簡単な操作で、すぐにレポートを使いこなせます。
Googleデータポータル(現Looker Studio)の「テンプレート」の使い方を5ステップで解説
実際にGoogleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートの使用方法を解説します。
※下準備:テンプレートをダウンロード
- Googleデータポータル(現Looker Studio)にアクセスする
- Google アナリティクスのデータソースを作成する
- テンプレートをコピーする
- 使用するデータソースを選ぶ
- テンプレートのコピーを完了する
事例:Google アナリティクスでのアクセス解析テンプレートを使用する場合
今回は使用する場面が多いGoogle アナリティクスと連携する方法を紹介していきます。データソースにGoogle アナリティクスのデータを使用してGoogleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートと接続してみましょう。
下準備:テンプレートのダウンロード
まずは、下準備として、今回使用するテンプレートをダウンロードしておきましょう。
▼今回使用するテンプレート(サンプルURL):Google Analytics(UA) – 無料テンプレート / light theme
※Googleデータポータル(現Looker Studio)用テンプレートは下記のチュートリアルで使用するので、上記の「無料テンプレートダウンロード」ボタンより手続きを進めてください。
STEP1:Googleデータポータル(現Looker Studio)にアクセスする
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
Googleデータポータル(現Looker Studio)にアクセスします。
初めて利用する場合はレポートの作成と表記され、すでに作成済みのレポートがあれば、レポート名のリストが表示されます。
STEP2:Google アナリティクスのデータソースを作成する
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
画面左上の「作成ボタン」を押し、出てきたリストの「データソース」を選択します。
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
接続可能なコネクタの一覧が表示されます。最上段左端にある「Google アナリティクス」をクリックしてください。
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
データソースとして使用したいソースを選択します。「アカウント」-「プロパティ」-「表示」の順にそれぞれ選んでいきましょう。
選択が終わったら、画面右上の「接続」ボタンをクリックします。画面の左上、赤枠内はデーターソースの名前となるので、必ず変更しましょう。
例:「すべてのウェブサイトのデータ」→「GAテスト」
STEP3:テンプレートをコピーする
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
下準備でダウンロードしたテンプレートの画面右上にある四角いマーク「このレポートのコピーを作成」をクリックします。テンプレートのコピーが作成されるので、こちらを使用します。
STEP4:新しいデータソースから「STEP2」で作成したデータソースを選ぶ
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
コピーしたレポートで使いたいデータソースを選択します。今回はSTEP2で作ったデータソースを選んでください。他にもデータソースがある場合は、画像のようにリストで出てきます。
STEP5:テンプレートのコピーを完了する
引用:Googleデータポータル(現Looker Studio)
「新しいデータソース」を決定したら「レポートをコピー」ボタンをクリックして完了です。
コピーしたテンプレートは、カスタマイズも行えます。慣れてきてさらに自分に合ったレポートにしたい場合は編集してみてください。
次にGoogle データポータルを開くとSTEP1の画面でコピーしたテンプレートの名前が表示されるようになります。
参考:Googleデータポータル(現Looker Studio)を共有する方法
Googleデータポータル(現Looker Studio)を社内外へ共有する場合、2つの方法があります。
- Googleデータポータルをそのまま共有
- PDFでダウンロードして共有
どちらの方法にするのかは、利用シーンに合わせて選択してください。
Googleデータポータル(現Looker Studio)をそのまま共有(他のユーザーを招待)
Googleデータポータル(現Looker Studio)をそのまま共有する場合、共有したい相手にアクセス権を付与します。
引用元:Looker Studio
画面右上にある「共有」の隣の「▼」をクリックするとメニューが表示されるので、「他のユーザーを招待」を選択します。
引用元:Looker Studio
特定のユーザーにのみ共有したい場合は、①にGoogleアカウント、またはGoogleアカウントに紐付くメールアドレスを入力して、権限の種類を選択して送信すれば共有が完了します。
または、②のリンク設定を限定公開にして、そのままGoogleデータポータル(現Looker Studio)のURLを共有することも可能です。
PDFでダウンロードして共有
引用元:Looker Studio
PDFで共有する場合は、さきほどと同じように右上の「共有」から「レポートをダウンロード」を選択します。
引用元:Looker Studio
すべてのページ、またはページを選択して「ダウンロード」をクリックすれば、PDF形式でのダウンロードが完了します。
今すぐ使えるGoogleデータポータル(現Looker Studio)無料テンプレート
無料で使える美しいGoogleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートを紹介します。レポートの用途によって6種類、背景色はlightとdarkの2タイプがあります。各テンプレートの特徴を参考に、目的にあったテンプレートを使ってみてください。
Google アナリティクス(GA4対応版) アクセス解析テンプレート(light theme)
GoogleアナリティクスのGA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)をデータソースに使用した、アクセス解析のテンプレートです。これまでのGoogleアナリティクス(UA)は、2023年7月1日でGoogleのサポートが終了します。
そのため、今後GoogleアナリティクスはGA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)を利用することになります。現在UA(ユニバーサルアナリティクス)を利用している方は、2023年7月1日以降データの更新や閲覧ができなくなるおそれがあるので、準備が整ったタイミングでGA4へ移行するのがおすすめです。
アクセス解析ツールとして真っ先に思いつく人気ツールでもある「Googleアナリティクス」。ユニバーサルアナリティクスの次世代版として発表されたGA4は、利用者の間ではニュースとなりました。しかし、現行のGAとかなり仕様が違うので、お困りの担[…]
こちらのテンプレートでは、GA4で取得できるデータの全体を把握できるサマリー以外にも、ユーザーの行動や集客状況を可視化できるものや、月別・日別で分析しやすいテンプレートが揃っています。
このテンプレートの3つの特徴
- GA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)に対応したテンプレート
- アクセス状況の全体像を把握しやすい
- ユーザーの行動やチャネル別の集客状況などを細かくチェックできる
このテンプレートの使い方
- STEP1:全体的に把握したいときはサマリーを見る(サマリー・サマリー02)
- STEP2:中分類で見たいときは(集客・行動・コンバージョン)サマリーをチェックする
- STEP3:見たい切り口のレポートで目的のデータの詳細を確認する
(日時別、ユーザー属性、参照元/メディアやランディングページとの組み合わせなど)
※参考:GA4対応版Looker Studioテンプレートの導入手順について詳しく解説した記事はこちら
広告レポート自動化ツール「Databeat Explore」では、弊社サービスをご利用されているお客様以外にも、UA(ユニバーサルアナリティクス)のデータを簡単に可視化できるLooker Studio(旧Googleデータポータル)を配布し[…]
Google アナリティクス(UA対応版) アクセス解析テンプレート(light theme / dark theme)
GoogleアナリティクスのUA(ユニバーサルアナリティクス)をデータソースに使用した、アクセス解析のテンプレートです。Google アナリティクスに関する各種レポートを網羅しています。レポートの種類は29個と多岐に渡るので、必要なデータをピックアップしてみるのもよいでしょう。
Google アナリティクスのレポートを視覚的にわかりやすく把握したい、カスタムレポートの作り方がわからない方にもおすすめです。テンプレートの上から下いくにつれてデータの分かれ方が細かくなるので、目的に合わせて使い分けてみてください。
このテンプレートの3つの特徴
- Google アナリティクスの基本指標からカスタムレポートで対応するデータまで網羅
- eコマースのデータにも対応
- 使用頻度の高いレポートを視覚化した上でさらに細かく見ることができる
このテンプレートの使い方
- STEP1:全体的に把握したいときはサマリーを見る(サマリー・サマリー02)
- STEP2:中分類で見たいときは(集客・行動・コンバージョン)サマリーをチェックする
- STEP3:見たい切り口のレポートで目的のデータの詳細を確認する
(日時別、ユーザー属性、参照元/メディアやランディングページとの組み合わせなど)
Google サーチコンソール テンプレート(light theme / dark theme)
Google サーチコンソールをデータソースに使用したテンプレートです。サーチコンソール自体のレポート画面よりもグラフィカルでわかりやすく設計されています。1ページでデータを確認できるので、サーチコンソールの画面が使いにくいと感じる方にもおすすめです。
各レポートのタイトルは、サーチコンソール内の項目と同じなので、とまどうことなく目的のデータを見ることができます。サマリーで検索パフォーマンスについてひと目で把握できるようになっているので、データのチェック時間の短縮にもなり重宝します。
このテンプレートの3つの特徴
- 検索パフォーマンスの結果をグラフでわかりやすく視覚化
- 指標(表示回数・クリック数・CTRなど)が別々のグラフで表示されていてわかりやすい
- 月別・日別・曜日別でデータを見ることができる
このテンプレートの使い方
- STEP1:サマリーで検索パフォーマンスの概要を把握する
- STEP2:クエリ・ページ・デバイス・国で必要項目の各種指標をチェックする
- STEP3:日時を切り口にして分析したい場合は、月・日・曜日別のレポートを活用する
Google 広告 レポート テンプレート type A(light theme / dark theme)
Google 広告をデータソースに使用したテンプレートです。広告の詳細を把握したいときに使います。レポートの種類は15個。typeAのレポート形式は横型なので、縦バージョンのtypeBと比べてお好きなテンプレートを利用してみてください。
Google 広告を利用している方にはメインで利用することが多いテンプレートです。広告全体の把握からキーワードや検索クエリなど細かいところまでをカバーしています。Google 広告のダッシュボードよりもさらに視覚化することでわかりやすいレポートとなっています。
各レポートにはセレクタがついており、「キャンペーン」「広告グループ」「デバイス」でさらにフィルタをかけて分析することも可能です。
このテンプレートの3つの特徴
- Google 広告のダッシュボードを上回る視覚化でわかりやすい
- 指標別にグラフが分かれているので、個々の指標の動きを把握しやすい
- 横型のすっきりとしたレイアウトで、シンプルなレポートが好みの人に向いている
このテンプレートの使い方
- STEP1:サマリ01と02を使用してGoogle 広告全体の状況を把握する
- STEP2:日時別の動きを把握したい場合は月・日・曜日別のレポートで各指標をチェック
→時間単位のレポートもあるので、さらに詳細を知りたい場合でも対応OK - STEP3:キャンペーン・広告グループ・年齢・性別などの項目別のレポートを確認する
Google 広告 レポート テンプレート type B(light theme / dark theme)
Google 広告をデータソースに使用したテンプレートです。typeBは広告詳細レポートの縦長タイプ。レポートの種類は15個でtypeAの横バージョンと同じです。扱っているレポートもtypeAと似ていますが、1ページに入っているグラフの量がtypeBの方が多くなっています。
シンプルに必要なデータの把握に使いたい方はtypeA、詳細までグラフで確認しておきたい方はtypeBと使い分けるとよいでしょう。視覚的に見やすいのはどちらも同じですが、typeBは円グラフや面グラフなども利用してさらにグラフィカルなレポートになっています。
このテンプレートの3つの特徴
- 縦長のフォーマットを活かし、グラフの数と種類が充実している
- typeAよりもさらに表示している指標の数を増やし、それぞれをグラフ化
- データは多めに見ておきたい人に向いている、1枚に情報を多く組み入れた詳細タイプ
このテンプレートの使い方
- STEP1:サマリーで全体を把握する。情報が詳しいので基本指標はほぼ把握できる
- STEP2:日時別を把握する
→日別についてはデータとグラフが別々なので、グラフのみで概要を理解してもOK - STEP3:目的にあった切り口のレポートを確認していく。表の部分もtypeBの方が詳しい
→表のデータはExcelやcsvにダウンロードできるので、さらなる分析に利用することも可能
Google 広告 ダッシュボード テンプレート(light theme / dark theme)
Google 広告をデータソースに使用した、ダッシュボードのテンプレートです。Google データポータルのならではの見やすさは抜群。数値そのものを確認するよりひと目で状況を把握したいときに使用します。
ダッシュボードなので、構造もシンプル。「コスト」「コンバージョン」「CPA」の数値が目に止まるように強調されています。上層部やクライアントに成果を第一に報告したいケースなどでは、こちらのダッシュボードタイプを共有しておくのもよいでしょう。
月別や日別のダッシュボードもグラフで数値を把握できるようにしたデザインになっています。時間のないときはダッシュボード、じっくり数値を把握したいときは、広告レポートテンプレートと複数利用する使い方がおすすめです。
このテンプレートの3つの特徴
- 視覚に訴えた、見るだけで状況がわかりやすいレイアウト
- グラフ表示に特化し、カラフルな色彩で重要な数値だけをしっかり把握しやすい
- レポートの種類も4種類と必要最低限のデータにフォーカス
このテンプレートの使い方
- STEP1:サマリーで重要な数字を把握。リアルタイムで短時間でのチェック用にも向いている
- STEP2:もう少し詳しく見たいときは、キャンペーンレポートを利用する
- STEP3:月別と日別はグラフでチェック。個々の数字は時間がある時に別レポートで確認する
Google 広告 & Googleアナリティクス(GA4対応版) サマリー テンプレート(light theme / dark theme)
Google アナリティクス(GA4)とGoogle 広告をデータソースに使用したテンプレートです。Google アナリティクス(GA4)とGoogle 広告の全体像を把握するのに役立ちます。
日々の進捗状況を確認するシーンでは、概要がまとめてチェックできるこのサマリーテンプレートがおすすめです。グラフなどを用いて視覚的に見やすいため、そのままレポートとして活用するのもよいでしょう
このテンプレートの3つの特徴
- アクセス解析(GA4)と広告を同時にチェックできる
- 重要な指標がまとまっているので全体像を把握しやすい
- 期間別・チャネル別の集客状況がわかりやすい
このテンプレートの使い方
- STEP1:Google広告・アクセス解析(GA4)の必要な情報のサマリーを確認する
- STEP2:アクセス解析(GA4)でさらに集客や行動なども知りたい場合は続けてチェック
- STEP3:改善点を洗い出し、月別・日別推移を見ながらPDCAを回す
Google 広告 & Googleアナリティクス(UA対応版) サマリー テンプレート(light theme / dark theme)
Google アナリティクスとGoogle 広告をデータソースに使用したテンプレートです。Google アナリティクス(UA)とGoogle 広告のサマリーをピックアップ。サマリーのみをまとめて把握したいときに便利です。
アクセス解析と広告両方のサマリーを一度でチェックできるので、どちらも常に動向を把握しておきたいときに重宝します。各ツール内のレポートより視覚的にも見やすくなっているので、数字をじっくり読めない場面でも直感的に把握することが可能です。
ひとつのレポートで管理できるので、それぞれのツールを立ち上げる手間も省けます。
このテンプレートの3つの特徴
- アクセス解析と広告両方のまとめを一緒に把握できる
- 重要な指標をしっかりカバーしているので概要の理解に役立つ
- eコマースの商品サマリーまで対応
このテンプレートの使い方
- STEP1:広告・アクセス解析の必要な情報のサマリーを確認する
- STEP2:アクセス解析でさらに集客や行動なども知りたい場合は続けてチェック
- STEP3:コンバージョンを確認し、eコマースを行っていればすべてに目をとおす
Looker Studioテンプレートに関する注意点
Googleアナリティクス(GA4)をデータソースとしてGoogleデータポータル(現Looker Studio)テンプレートを使用する場合、APIの割当制限により正常にデータを反映できない場合があります。
これは、2022年11月からGoogle Analytics Data APIに割当制限が適用されることとなったためです。この割当制限を回避する手段として、GA4とBigQueryを連携する方法があります。
GA4のデータをBigQueryにエクスポートして、BigQueryからLooker Studioへデータを読み込ませれば、割当制限の影響を受けずにデータを可視化できます。
※参考:GA4とBigQueryの連携方法について詳しく解説した記事はこちら
2020年10月にリリースされたGoogleアナリティクスの新しい規格である、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)。GA4は、BigQueryと連携することで活用の幅を大きく広げることができます。 また、UA(ユニバーサル[…]
広告データをLooker Studioで出力するならDatabeat Explore
Google広告やYahoo!広告などの広告データをLooker Studioで出力する際おすすめなのが、Databeat Exploreです。Databeat Exploreは合計35(※)の広告サービスと連携が可能な、広告レポート作成自動化ツールです。
※2022年12月8日現在
複数の広告データをDatabeat Exploreが最新の状態で保持し、Looker StudioやGoogleスプレッドシート、Excelなどへ出力します。媒体ごとに異なる指標もDatabeat Exploreが整形するので、媒体同士の比較も簡単に行えます。
広告データの管理やレポート作成工数に課題を感じている方は、ぜひDatabeat Exploreの導入をご検討ください。
まとめ
今回は、Googleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートの活用方法を紹介しました。操作がしやすいとはいえ、初心者には難しく感じるもの。テンプレートを利用すればさらに簡単にわかりやすいレポートを作成できます。
Googleデータポータル(現Looker Studio)は、データの視覚化の他にもさまざまなメリットがあります。一度作ったデータは常に最新の状態でチェックが可能になるので、忙しい担当者でも都合のよい時間で確認できます。
Google アナリティクスをはじめ、連携可能なデータソースの数が豊富なのも特徴です。本記事を参考にぜひGoogleデータポータル(現Looker Studio)のテンプレートを使って、レポート業務の効率化をしてみてください。