アドエビス(AD EBiS)は、広告のさまざまな指標や効果を測定できるツールです。
広告運用において効果計測を行うことはとても重要ですが、こうした広告効果測定ツールを活用することで、正確かつスムーズに広告の効果を計測できるようになります。
広告効果測定ツールにはさまざまなサービスがありますが、今回こちらの記事では「アドエビス(AD EBiS)」について、詳しく解説します。
現在広告を運用されている方や、これから運用開始予定の方はぜひ参考にご覧下さい。
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- 1 押さえておきたい「アドエビス(AD EBiS)」の基礎知識
- 2 アドエビスの主要な機能と実現できること
- 3 アドエビスとGoogleアナリティクス(GA4)の違い
- 4 アドエビスの導入事例を紹介
- 5 アドエビスに関するよくある質問Q&A
- 6 アドエビスと併用したい広告レポート自動化ツール3選
- 7 まとめ
押さえておきたい「アドエビス(AD EBiS)」の基礎知識
はじめに、アドエビスの概要や料金、利用するメリットなどアドエビスに関する基礎知識から見ていきましょう。
広告効果測定ツール「アドエビス(AD EBIS)」とは?
引用元:アドエビス(AD EBiS)
アドエビスとは、広告の効果測定に利用するツールです。
アドエビスはAPIを利用してさまざまな広告媒体と連携でき、中小企業や大手企業などこれまでに1万件以上の導入実績があります。アドエビスが他の広告ツールと違うのは、単に広告管理画面からデータを収集するだけのツールではない点にあります。
アドエビスでは、自社サイトへのすべての流入を正しく計測できます。また、コンバージョンまでの過程を可視化することで、直接コンバージョンが発生していない広告媒体の効果を把握することも可能です。
このように、アドエビスは広告の効果をさまざまな角度から分析し、PDCAをスムーズに回せるようにサポートしてくれるツールです。
※参考:WEB広告の効果測定ツールについて詳しく解説した記事はこちら
「広告効果測定ツール」は複数種類の広告を出稿している事業者にとって、利用価値のあるマーケティングツールです。 「広告効果測定ツール」を利用することで、費用対効果の分析や効果のある広告の特定などが正確かつ効率的に実施できるようになります[…]
アドエビスを利用する5つのメリット
メリット1:広告の正しい成果が理解できる
広告を運用していると、広告の管理画面上で発生しているコンバージョン数と、自社データベースで実際に販売された数に乖離が生じるケースがあります。特に複数の広告媒体を運用しているシーンでは、ユーザーが複数の媒体を経由したことによる重複コンバージョンの発生が原因で、このような現象が起こります。
アドエビスは、ユーザーが接触した複数の広告媒体についてユーザー単位で計測できるので、重複コンバージョンは発生することなく、正しいデータが計測できます。
メリット2:複数の広告媒体の比較・分析が簡単にできる
複数の広告媒体を利用している場合、効果の高い媒体と効果の低い媒体を把握し、改善を行っていきます。このとき、通常であれば各広告媒体の管理画面からそれぞれデータをエクスポートし、ひとつにまとめて比較や分析を行うため、手間がかかります。
しかしアドエビスなら、すべての広告媒体のデータを一画面で確認できるため、比較や分析をスムーズに実施できます。
メリット3:使い方が簡単でサポートも充実している
広告ツールには海外産のものも多く、うまく使いこなせないといったケースがあります。アドエビスは国産のツールで、一目で広告の進捗状況が把握できるデザインとなっているため、はじめて利用する方でも理解しやすいメリットがあります。
アドエビスの使い方はマニュアルでも理解できますが、顧客満足度92%と導入後のサポート体制も整っており、不明点などは丁寧なサポートが受けられるので安心です。
メリット4:プライバシーに配慮した「CNAMEトラッキング」「1st Party Cookieプログラム」が利用可能
アドエビスは、「CNAMEトラッキング」による計測が可能です。近年、プライバシー保護の観点からApple社などがトラッキング防止機能を実装しています。
こうした背景から、アドエビスでも2019年10月よりプライバシーに配慮しつつ正しい計測が可能な「CNAMEトラッキング」を提供しはじめました。
「CNAMEトラッキング」による計測は従来のcookieと異なり、ユーザーの行動履歴が勝手に第三者へ渡ることがありません。そのため、プライバシーを保護しながらユーザーの行動を把握することが可能です。
さらに、2022年末には「1st Party Cookieプログラム」をリリースしました。シンプルかつCookie規制に対応できる「1st Party Cookieプログラム」なら、プライバシーを保護しつつ高精度なトラッキングを実現できます。
メリット5:広告以外のマーケティングに必要なデータも集約できる
アドエビスが利用できるデータは、Web広告だけではありません。広告以外のWebマーケティングに必要なデータも、集約・管理できます。
広告とそれ以外のさまざまなデータを集約することで、マーケティング全体を理解・把握できるのが、アドエビスの大きな特徴でもあります。
アドエビスの料金
アドエビスは初期費用やサポート料金が無料です。必要なのは利用料金とオプション利用時のみとなります。
利用料金は基本料金+従量課金で、現在公式サイトでは詳細な料金が公表されていません。ただ過去に公開されていた料金プランでは、クリック数やPV数によるプランとなっていました。
詳細な料金については、アドエビスへ直接お問い合わせください。
アドエビスが連携できる主要な外部サービス
アドエビスは、広告効果測定プラットフォームとして単体で利用する以外に、外部サービスと連携する機能があります。他のサービスと連携することで、アドエビスが取得したデータを活用したり、データをもとにした広告配信なども可能になります。
用途 | 連携可能なサービス |
---|---|
広告 / SEO運用管理 | Google/Yahoo!/Meta/LINE広告/Gyro-n DFM/FEED STREAM |
DMP | Treasure Data CDP |
クラウドストレージ | Amazon S3/Google Cloud Strage |
BI / レポーティング | datorama/glu/DOMO/アドレポ |
MA / CRM / SFA | Salesforce/CustomerRings/Marketo/うちでのこづち/LTV-Lab/通販マーケッターEight! |
Web接客 | ChatPlus |
アドエビスの利用はこんな方におすすめ!
以下にあてはまる方は、アドエビスの利用がおすすめです。
1.複数の広告媒体を運用している方
複数の広告媒体を運用している方は、アドエビスの利用がおすすめです。
Google広告やYahoo!広告、SNS広告などいくつかの広告媒体を利用していると、すべての広告のデータを集計するだけでも時間がかかります。
一方、アドエビスを利用すれば、広告の運用状況をアドエビスひとつで簡単に把握できるようになります。レポートも作成できるので、レポート作成工数の削減にもおすすめです。
2.広告媒体ごとの効果を比較・分析したい方
広告媒体ごとの効果を比較・分析したい方にもアドエビスはおすすめです。広告の効果はCPAやコンバージョンなどを軸に分析するケースが多いですが、それだけでは不十分と言えます。
直接的にコンバージョンが発生していなくても、コンバージョンに貢献している広告媒体が存在しているからです。アドエビスなら、コンバージョンするまでにユーザーが接触した広告媒体と、接触した順番を可視化できます。
そのため、コンバージョンは発生していないけれど効果のある広告がどれなのか、明確に理解できます。
3.広告の費用対効果を高めたい方
広告の費用対効果を高めたい方にも、アドエビスはおすすめです。複数の広告を利用しているシーンにおいて、コンバージョン成果の悪い広告をストップしたことによって広告全体の成果が悪化すると言ったケースがあります。
アドエビスでは、広告のコンバージョンだけでなく接触頻度や認知を加味した上での広告成果を可視化できます。また、どの広告の予算をどれくらい削減するべきかをわかりやすくシミュレーションできるので、広告の成果を悪化させることなく予算の最適化が可能です。
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アドエビスの主要な機能と実現できること
アドエビスでは具体的に何ができるのか、主要な機能と実現できることを見ていきましょう。まずは主要な機能について一覧表にまとめ、そのあとで各機能について詳しく解説します。
アドエビスの主要な機能まとめ
機能 | 概要 | 実現できること |
---|---|---|
Webサイトへの全流入施策を計測 | すべての流入施策を計測できる | ・CVの重複計測を回避 ・施策同士の比較がしやすい |
誰でもわかるレポーティングで現状把握・成果予測 | 誰が見てもわかりやすいレポート、ダッシュボード | ・広告の管理工数削減 ・PDCAをスムーズにする |
コンバージョンまでの施策の接触フロー可視化 | 広告に背色した順番がわかる | ・運用しているすべての施策の関係性を把握できる |
アトリビューション分析を用いた広告予算の最適化 | 「認知」「接触頻度」を加味して広告の効果を可視化 | ・CV発生していない広告の効果がわかる ・広告予算の最適化ができる |
Web上の成果と購買情報を紐付けて正しい施策評価 | 広告CVとCRMの購買情報を紐付けられる | ・定期購入型サービスのLTVを把握できる ・施策全体のROASを可視化 |
主に広告の効果を正しく可視化するための機能があります。そうした環境を整えた上で、広告同士を比較したり、間接効果を可視化することによってこれまで把握できていなかった、すべての施策の効果が理解できるようになります。
同じようなことをGoogleアナリティクスでも実施できますが、手間がかかること、そして実現する方法がやや複雑であることなどから、アドエビスを利用した方がスムーズです。
では、それぞれの機能についてさらに詳しく見ていきましょう。
1.Webサイトへの流入施策を計測
引用元:アドエビス(AD EBiS)
「どの施策から流入したか」「流入後どのような動きをしたか」「CVに関するデータ」をすべて計測できます。上記のように、Facebookから流入したユーザーがまず自社サイトのどのページを訪問し、その後どのページへ移動して最終的にCVに至ったのか、あるいは離脱したのかといった情報がわかります。
実現できること
この機能により、CVの重複計測を回避できます。ユーザーが複数の広告に接触してCVした場合に重複カウントされてしまうケースがありますが、アドエビスならそのような現象は起きません。
また、流入施策からCVまでの過程を明確にできるので、どの施策の効果が高いのか低いのかなども理解できるようになります。
2.誰でもわかるレポーティングで現状把握・成果予測
引用元:アドエビス(AD EBiS)
画面は誰が見てもわかりやすい設計になっています。リアルタイムでの進捗確認から、これまでの推移など自由にカスタマイズ可能です。上記のように、常に把握しておきたい重要な指標をトップに配置し、素早くチェックできるように設定できます。
実現できること
見やすいダッシュボードで運用中のすべての広告の進捗が確認できるため、広告ごとの管理画面にアクセスする手間を省きます。また、レポートも簡単に表示できるので、PDCAを回すためのデータ分析もスムーズになります。
3.コンバージョンまでの施策の接触フロー可視化
引用元:アドエビス(AD EBiS)
どの広告媒体からCVが発生したかだけでなく、「どの施策に」「どの順番で」接触したのかを可視化します。たとえばCVしたユーザーが最初にどの広告に接触したのか、最終的にCVした広告はどれか、といった情報が把握できます。
実現できること
ユーザーがCVするまでの流入経路を詳細に追うことができるため、展開している施策同士がどのように関わっているのかを把握できます。CVには直接繋がっていないものの、多くのユーザーがCVまでの過程において多く接触している広告があれば、CVに対して一定の効果が発揮されているものと理解できます。
4.アトリビューション分析を用いた広告予算の最適化
引用元:アドエビス(AD EBiS)
アドエビスにはアトリビューション分析の機能があり、広告の効果をラストクリックだけではなく、「認知」や「接触頻度」についても加味して可視化できます。
実現できること
広告の直接的な効果と間接的な効果を可視化することで、ラストクリックによるCVが発生していない広告媒体の効果を理解することができます。
また、これにより広告媒体ごとの予算最適化に関するシミュレーションを行い、どの広告の予算を増額するべきか、あるいは削減するべきかがわかりやすくなります。
5.Web上の成果と購買情報を紐付けて正しい施策評価
引用元:アドエビス(AD EBiS)
広告からのCVと、自社のCRMなどで管理している購買情報を紐付けることが可能です。
実現できること
広告のCVと購買情報を紐付けると、定期購入型サービスのLTVを把握できるようになります。
施策全体のROASを可視化することも可能です。
アドエビスとGoogleアナリティクス(GA4)の違い
ここまで解説してきたアドエビスですが、同じ広告の効果測定に利用される「Googleアナリティクス(GA4)」とはどのような違いがあるのでしょうか。
3つのポイントから、2つのツールの違いについて解説します。
アドエビスとGoogleアナリティクス(GA4)の違いまとめ
比較ポイント | アドエビス | Googleアナリティクス |
---|---|---|
費用面 | 従量課金制 | 無料 |
広告ごとの貢献度分析 | 可能 | 可能だが設定等が難しく手間がかかる |
サポート | あり | なし |
アドエビスとGoogleアナリティクス(GA4)のもっとも大きな違いは、「費用面」です。
アドエビスは費用がかかりますが、Googleアナリティクスは無料です。ただし、アドエビスははじめから広告の効果検証に必要な機能が備わっており、サポートも利用できるなどのメリットがあります。
1.費用面
アドエビスはプランによって料金は異なるものの、利用するには必ず費用が発生します。
一方Googleアナリティクス(GA4)は、すべての機能を無料で利用することが可能です。
2.広告ごとの貢献度分析
広告ごとの貢献度分析を行うには、アトリビューション分析が必要です。アドエビスはアトリビューション分析が可能なツールであり、ユーザーの流入経路すべてが可視化できるようになっています。
実はGoogleアナリティクス(GA4)もアドエビスと同様に、アトリビューション分析の機能が備わっています。ただし、デフォルトのままでは利用できないため、事前に自分の手でアトリビューション分析のための設定を行う必要があります。
アドエビスは、はじめからアトリビューション分析によるデータがわかりやすく表示される仕様ですが、Googleアナリティクス(GA4)は設定にやや手間がかかる、やや難しいといった違いがあります。
3.サポート
アドエビスのサポートは、顧客満足度92%と非常に好評です。アドエビスの操作方法や活用方法についてわからない点があれば、直接サポートを受けられます。追加費用などはかかりません。
しかしGoogleアナリティクス(GA4)にはサポート対応がありません。そのため、わからないことはインターネットで検索するか、知識のある方に直接聞く以外に方法はありません。
Googleアナリティクスは、WEBサイトのアクセス数などを計測するためのツールとして、広く利用されています。そしてこのGoogleアナリティクスは、アクセス数の計測だけではなく、広告流入を計測することも可能です。 Googleアナリ[…]
アドエビスの導入事例を紹介
ここからは、アドエビス公式サイトで公開されている導入事例より、実際にアドエビスを導入した企業の事例を3つ紹介します。どのような課題に対して、アドエビスがどんな効果を発揮できたのか、自社の状況と照らし合わせて参考にしてみてください。
事例1:トランスコスモス株式会社
一つ目は、広告代理店のトランスコスモス株式会社の導入事例です。トランスコスモス株式会社では、BPOやWEB制作、広告運用などさまざまなWEB施策を実施しています。
企業が抱える課題
- Cookie規制が強化される中でいかに正確なデータ計測を行うか
- 複数の広告媒体を利用している際のコンバージョンの重複
- 間接コンバージョンの評価方法
アドエビスの導入効果
アドエビスを利用してオフラインからのコンバージョンを紐付けてみた結果、これまで閑散期と思われていた時期が費用対効果の高い時期であることが判明しました。
そして、広告費を増やして運用したところ、大幅にコンバージョン数を伸ばすことに成功しました。
事例2:株式会社デジタルアイデンティティ
二つ目は、株式会社デジタルアイデンティティの導入事例です。株式会社デジタルアイデンティティでは、SEOや広告運用、WEB制作などの事業を展開しています。
企業が抱える課題
- クライアントが出稿する媒体が増加したことにより、正確な効果測定の難易度が上がった
- Googleアナリティクスの使い勝手が悪い
- 煩雑になる分析をスムーズに実施したい
アドエビスの導入効果
アドエビスのアトリビューション分析を利用することで、分析がスムーズになりました。また、アドエビス導入によってクライアントの総CV数115%増や、CV数が前年比120%増という大きな効果が発揮できました。
事例3:株式会社マウスコンピューター
三つ目は、株式会社マウスコンピューターの導入事例です。株式会社マウスコンピューターは、受注生産によるBTO(Build To Order)パソコンの販売を行う企業です。
企業が抱える課題
- ターゲティング広告が売上げに繋がっていない
- ユーザーの検討期間が長いため広告の効果測定に時間がかかる
- 広告同士の比較を行いたい
アドエビスの導入効果
効果のない広告を選別して予算を削減、余った広告費を他の広告に投入することで、TCPAが20%改善するという効果が得られました。
アドエビスに関するよくある質問Q&A
アドエビスの導入を検討している方が気になる、アドエビスに関するよくある質問について、Q&A形式で紹介します。
アドエビスの計測の仕組みは?
アドエビスは、Cookieによる計測の仕組みを利用しています。Webサイトへあらかじめタグを設置することで、ユーザーがどこから流入してきたのかを判別できるようになります。
アドエビスの実際の評判・口コミは?
アドエビスに関する評判や口コミを調べてみた結果、以下のような内容がありました。
直接効果の分析のほかに、間接効果(アトリビューション)の分析も行えるため、どのような広告にどれほどの効果があったのかが把握しやすくなります。 導入当初や、担当者の変更時でも立ち上げまでをサポートがフォローしてくれるので、専門用語などが苦手な方でも安心して導入いただけます。
引用元:起業ログ
計測タグをカスタマイズする場合の作業が少しわかりづらいようです。電話や対面などの サポートを利用すると良いでしょう。
引用元:起業ログ
直接効果、間接効果を全ての出稿しているWEB広告を管理画面に登録し一元管理が可能になる。これまでは媒体側の管理画面のCV数字が多すぎると思っていたりCV計上のタイミングが媒体に癖があるのがエビスで一元管理することで無くなって公平な判断ができるようになる。
引用元:ITreview
導入のサポートはかなり手厚いのですが、やはりGTMの設定でトリガーなど細かく発火を調整する必要があり、専門知識が高い必要があるのでもっと初心者でも利用できるようにできると良いと感じます。
引用元:ITreview
良い面としては、アドエビスのアトリビューション分析を利用することで、広告の直接効果と間接効果がわかりやすくなる、多くの広告を一元管理できるといった点がありました。
また、タグの設定についてやや難しいと感じる方もいらっしゃるようですが、サポートを利用すれば概ね解決できるようです。
NSレコードを利用したトラッキングは可能?
iOSのCookie保存期間はCNAME計測を利用しても7日間までとなっています。しかしアドエビスではNSレコードを利用したトラッキングは可能なため、期間無制限でCookieを保存可能となります。
クロスドメインの設定は可能?
クロスドメインの設定は可能です。設定することにより、Safariを利用するユーザーであっても複数のドメインをまたいだ計測が可能となります。
アドエビスはITP対応はできている?
アドエビスでは、ITP機能の影響を受けずに計測を行うための方法として、CNAMEを利用した新トラッキング方式を提供しています。
詳細についてはアドエビス公式サイトをご覧下さい。
アドエビスは他のツールのパラメータが入っていても対応できる?
入稿用のURLに他のツールのパラメータが入っていても、アドエビスは問題なく計測できます。
アドエビスには広告代理店向けのパートナープログラムはある?
アドエビスは、すでに400社以上の代理店契約があります。現在は契約数などに応じてパートナーランクが付与され、ランクに応じた販売手数料が適用されています。
アドエビスのパートナープログラムについては、公式サイトをご確認ください。
アドエビスの注意点(デメリット)を挙げるとしたらどんな点?
アドエビスを利用する際は、まず料金について確認を行いましょう。従量制課金となっているため、導入予定のサイトのクリック数やPV数をある程度把握した上で、見積もりを依頼するのがおすすめです。
また、同じ広告媒体のアカウントを複数アドエビスに登録することはできません。導入後に問題とならないよう、現在の運用状況などを踏まえて導入の相談を行ってみてください。
アドエビスの代表的な競合サービスは?
アドエビスの代表的な競合となるサービスは、本記事で紹介した「Googleアナリティクス(GA4)」となるでしょう。アドエビスに比べ無料で使用することができますが、設定の難易度がやや高いことや、サポートを受けられないデメリットがあります。
アドエビスと併用したい広告レポート自動化ツール3選
ここからは、広告運用者であれば、アドエビスと併用したい広告レポート自動化ツールを3つ紹介します。アドエビス以外にも広告運用をスムーズにしてくれるツールはありますので、以下を参考に検討してみてください。
アドエビスと併用したい広告レポート自動化ツールまとめ
ツール名 | 主な機能と特徴 | 費用 | こんな方におすすめ! |
Databeat | ・39の広告サービスと連携が可能 ・テンプレートを用いて見やすいレポートを自動生成 ・エンジニアスキル不要で利用できる |
・初期費用:0円 ・広告アカウント数連動プラン:広告アカウント数×500円/月 ・広告運用金額連動プラン:広告費×0.5%/月 |
広告運用を主軸に事業を展開しており、複数の広告を運用している方 |
アドレポ | ・レポートフォーマットを追加費用なしでカスタマイズ ・考察を自動で出力する「スマート考察」 |
・初期費用:0円 ・月額30,000円~ |
広告レポートの自動化に合わせてスマート考察機能も利用したい方 |
Lisket | ・広告レポート作成の自動化 ・複数の広告媒体の予算進捗を管理 |
・初期費用:0円 ・100アカウント:20,000円 ・200アカウント:40,000円 |
広告のレポート作成と予算管理の2つの機能をメインに利用したい方 |
今回取り上げた3つのツールは、主に広告レポート作成の自動化がメインの機能となります。アドエビスにはレポート機能以外にもさまざまな分析機能が備わっている点が、これら3つのツールと異なる点です。
ただし、多くの機能を持っている分、アドエビスの方がランニングコストは高くなる傾向がありますので、どのような機能が必要なのか、ツールにどこまで予算をかけられるのかなどを考慮した上で、ツールの選定を行いましょう。
自社に合った広告レポート自動化ツールを選ぶ3つのポイント
POINT1:導入費用
ツールを選定する際は、導入費用について必ず比較しましょう。ツールの費用はそれぞれ異なっており、ランニングコストだけでなく、初期費用が発生するケースもあります。
また、ランニングコストも定額制のものもあれば、従量課金制のものもあるので、実際に導入した場合にいくらかかるのかもシミュレーションしておくのがおすすめです。
POINT2:連携できる広告媒体
連携できる広告媒体も、ツールを選ぶ際の重要なポイントとなります。当然ながら、現在自社で運用している広告媒体とツールが連携できなければ意味がありません。
さらに、今後利用する可能性のある広告媒体などがあれば、それらとも連携可能かどうかチェックしましょう。
POINT3:機能面
広告レポート自動化ツールには、レポート作成以外にもさまざまな機能を備えているものがあります。ですから、まずはそれぞれのツールの機能を理解した上で、自社にとって必要な機能を備えているツールを選びましょう。
1.Databeat
Databeatは、アジト株式会社が開発・提供する広告レポート自動化ツールです。
主な機能と特徴
Databeatは、国内最大級となる39の広告サービスと連携が可能なため、広告データの収集からレポート作成までの作業工数をゼロにすることが可能です。
また、収集した広告データは指標名を自動で整形したうえでBigQueryに蓄積するので、安全に管理しつつ活用しやすいデータ環境を構築できます。
加えて、ExcelやLooker Studioの豊富なレポートテンプレートが提供されており、自動収集した広告データを用いたわかりやすいレポートを簡単に作成できるのも大きな特徴です。
そのほか、初期費用無料で月額費用55,000円(税込)から利用できるコスパの良さ、専門的な知識不要で利用できる利便性、手厚いサポート体制など、初めて広告レポート自動化ツールを利用する方にも、他のツールから乗り換える方にもDatabeatはおすすめできます。
費用
- 初期費用:0円
- 広告アカウント数連動プラン:広告アカウント数×500円/月
- 広告運用金額連動プラン:広告費×0.5%/月
こんな方におすすめ!
Databeatは、広告運用を主軸に事業を展開しており、複数の広告媒体を利用している方におすすめです。データ収集やレポート作成を自動化することで、分析などの業務に比重を置くことが可能になります。
豊富なレポートテンプレートで簡単にレポートを作成できるほか、広告データとGA4の計測データを掛け合わせたレポートを作成する機能もあり、より正確な媒体間の比較分析も行えます。
2週間の無料トライアルも可能
株式会社グラッドキューブ様は、広告レポートツールの費用(ランニングコスト)の見直しをきっかけに、Databeatを導入いただきました。また、費用面だけではなく広告レポート作成工数の削減も実現できました。
Databeat導入の効果
- 他社ツールからDatabeatに乗り換えてLooker Studioを使えるようになったため、レポート作成工数削減&レポートの質が向上した
- レポートツールの利用にかかる費用を削減できた
- チーム内の全アカウントの配信進捗をDatabeatからGoogleスプレッドシートへ出力して、社内の進捗管理ができるようになった
株式会社グラッドキューブ様の導入事例は以下のページで紹介しておりますのでご覧ください。
【Databeat導入事例】包括的なデジタルマーケティングを提供するグラッドキューブ社がDatabeatの導入で実現した工数削減とコストダウン事例>>
2.アドレポ
引用元:アドレポ
アドレポは、本記事で紹介したアドエビスと同じ、 株式会社イルグルムが提供する広告レポート自動化ツールです。
主な機能と特徴
アドレポは、広告データをAPIによって収集し、レポートやExcelなどに出力します。レポートのフォーマットは追加費用なしでカスタマイズが可能で、定期レポートを作成して自動送信することも可能です。
また、過去のデータと比較した考察を自動で出力する「スマート考察」も利用できます。もちろんアドエビスとの連携にも対応しています。
費用
- 初期費用:0円
- 月額30,000円~
こんな方におすすめ!
アドレポは、広告レポートの自動化に合わせてスマート考察機能も利用したい方におすすめです。アドレポの特徴的な機能であるスマート考察を使えば、数字だけのレポートではなく改善提案内容を含めたものが、自動で作成できます。
公式サイト
日々のレポーティング業務に追われている広告代理店も多いのではないでしょうか。レポーティング業務に時間がかかりすぎると、施策立案などのコア業務に集中できなくなってしまいます。 このような課題を抱えている代理店は、レポーティング業務を自動[…]
3.Lisket
引用元:Lisket
Lisketは、広告運用を代行する代理店である株式会社カルテットコミュニケーションズが提供する広告レポート自動化ツールです。
主な機能と特徴
Lisketは、広告レポート作成の自動化に加えて、複数の広告媒体の予算進捗を管理できます。複数の広告媒体を利用している場合、それぞれの予算進捗と全体の予算進捗を把握しながら、日々運用しなくてはなりません。
このようなシーンでLisketなら、ひとつの画面上にすべての広告媒体の予算状況を表示できるので、一目で進捗を把握できます。また、出力できるレポートは非常にシンプルなビジュアルで余計なロゴなども入っていないので、社内での利用はもちろんですが、クライアントへのレポートとしても活用できます。
費用
- 初期費用:0円
- 100アカウント:20,000円
- 200アカウント:40,000円
こんな方におすすめ!
Lisketは、広告のレポート作成と予算管理の2つの機能をメインに利用したい方におすすめです。複雑な機能はありませんが、レポート作成に費やす時間をなくし、いつでも予算進捗を確認できます。
公式サイト
WEB広告の運用を行うにあたっては、さまざまな作業が発生します。広告の成果を最大化させるには、さらに多くの手間がかかるため、複数の広告媒体を利用するシーンでは、自社のリソース不足に悩まされるといったことも少なくありません。 しかしそう[…]
まとめ
アドエビスは、広告の効果を可視化するさまざまな機能が備わったツールです。クリック数やコンバージョン数はもちろん、どの施策から流入したユーザーがどの順番で広告に接触したのか、コンバージョンするまでにどの広告に接触したのかといった情報が、簡単に手に入ります。
Googleアナリティクス(GA4)のような無料ツールでも同様のデータは手に入りますが、タグの設定など自らカスタマイズしなくてはならず、サポートなども受けられないため、やや難易度が高い作業となります。
アドエビスであれば、はじめからアトリビューション分析ができるので、広告運用初心者の方でも簡単に利用できます。またわからないことがあれば、いつでもアドエビスのサポートを利用できるメリットもあります。
大手企業でも多数導入されているツールなので、自社のWEB施策、特に広告運用に力を入れている企業においては、ぜひ導入の検討を進めてみてください。
アドエビスよりもシンプルなツールを求めている場合には、広告レポート自動化ツールもおすすめです。広告レポート自動化ツールなら、広告のデータ収集やレポート作成時間を短縮できますので、業務効率化が実現できます。
月額5万円から広告レポートを自動化!!
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【無料】Databeatサービス紹介資料
広告レポート自動化ツール「Databeat」のサービス紹介資料です。
・Web広告のレポート作成工数を削減したい
・Looker Studioと連携できるレポートツールを探している
・低価格でレポート作成を自動化したい
上記のような課題をお持ちの方は、以下のフォームに必要な項目を入力のうえ、送信してください。
Databeatの詳細な資料をご覧いただけます。