Google広告のA/Bテスト完全ガイド!設定・実施方法から効果的な分析・活用のポイントまで詳しく解説

Google広告のA/Bテスト完全ガイド!設定・実施方法から効果的な分析・活用のポイントまで詳しく解説

A/Bテストは、自社にとって最適な「クリエイティブ」「LP」を把握するために欠かせない機能です。しかし、自社でA/Bテストを実施する上で、

「A/Bテストを実施するメリットが理解できない」

「実施方法が分からない」

「効果的な分析ポイントが知りたい」

上記のような課題が生じるかと思います。本記事では、企業広告担当者様へ向けて、Google広告A/Bテストの「設定方法」「実施方法」「効果的な分析ポイント」を解説しています。

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目次

Google広告のA/Bテストとは?

Google広告のA/Bテストとは?

はじめにA/Bテストの定義について理解しましょう。まだA/Bテストを実行したことがない方は、こちらの項目を確認してください。

【おさらい】そもそもA/Bテストとは?

A/Bテストは「クリエイティブ」「LP」等の要素を変更した複数の広告を同時に出稿し、パフォーマンスを比較するためのテストです。お互いのパフォーマンスを評価し、成果が出たものを採用することで広告運用改善に繋がります。

例えば、リスティング広告のテキスト要素を変更する場合であれば、

A=【限定クーポン配布中!】格安で旅行に行こう!

B=【空席残りわずか!】格安で旅行に行こう!

上記の様に2つの広告を出稿し、どちらのテキストがクリック率が多いかをテストするということです。

Google広告のA/Bテストは管理画面上で設定、実施できる!

Google広告のA/Bテストは管理画面上で設定、実施できる!

引用:Google Ads

Googleの「リスティング広告」「ディスプレイ広告」では、管理画面上で簡単にA/Bテストが実施できます。実施方法について見ていきましょう。

Google広告のA/Bテストの種類

Google広告のA/Bテストには、2つの実施方法があります。各特徴は下記の通りです。

下書きとテスト

下書きとテストは、既存のキャンペーンを下書きとして複製し、テストする要素を変更し、A/Bテストを実施する方法です。A/Bテスト用に新たにキャンペーン作成する必要がないので、初心者でも簡単に実施できるのが特徴となっています。

「リスティング広告」「ディスプレイ広告」の両方で実施できる方法です。

広告バリエーション

広告バリエーションは、広告テキスト文専用のA/Bテスト実施方法です。見出しやテキストのA/Bテストを実施する際は広告バリエーションを活用することで、各広告キャンペーンの広告文を簡単に紐づけることができます。

Google広告のA/Bテストが効果的なシーン

A/Bテストが効果的なシーンはさまざまです。リスティング広告であれば、訴求ポイントを変えるテストが有効です。代表的な訴求ポイントについて見ていきましょう。

訴求ポイント
価格 「今なら20%オフ!!」「業界最安値!20%off!」など価格をメインとした訴求メッセージ
メリット 「毎日が楽しくなる!」「思わず笑顔に!」などサービスを利用することで得られるメリットの訴求メッセージ
安全/信頼 「顧客満足度NO1」「累計販売実績○○個」などユーザーに安心と信頼を与える訴求メッセージ
恐怖 「もしもの時の備えは大丈夫?」「災害から家を守ろう」などユーザーの恐怖を煽る訴求メッセージ

例えば「価格」「メリット」の2つの訴求メッセージのリスティング広告を出稿し、クリック率やコンバージョン率を比較します。その結果から自社にとって、最適な訴求ポイントを把握することができます。

【参考】LPのA/Bテストを実施する際にはOptimize Nextがオススメ

Optimize Next

引用:Optimize Next

Optimize Nextは、2023年9月30日でサービス終了となったGoogleオプティマイズの代わりとして利用できるA/Bテストツールです。

利用料は無料で、ノーコードで操作できることから、非エンジニアの方でも使いやすいのが特徴です。

また、Optimize NextはGoogleオプティマイズのUIを可能な限り再現しているため、Googleオプティマイズを利用していた方でも移行しやすいでしょう。

さらに、Optimize NextはGA4とのAPI連携に対応しており、A/Bテストの結果の確認はGA4で行うことが可能です。

無料でA/Bテストを実施してみたい、とりあえずA/Bテストを試してみたいという方に、Optimize Nextはおすすめできるツールです。

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Google広告のA/Bテストを行う3つのメリット

Google広告のA/Bテストを行う3つのメリット

Google広告のA/Bテストを行うメリットは下記3つです。下記メリットを理解した上でA/Bテストを検討してみましょう。

メリット1:ユーザーエンゲージメントの向上

A/Bテストを実行するとユーザーエンゲージメント向上が期待できます。A/Bテストで確認できる要素は「見出し」「テキスト」と様々です。これらの要素を比較することで、ユーザーに影響を与えた要素が簡単に比較できます。

各要素の比較により広告を最適化すれば、ユーザーエンゲージメント向上が可能です。

メリット2:コンバージョン率の向上

A/Bテストを実行するとコンバージョン率向上も期待できます。広告のA/Bテストであれば、どちらの広告の方がコンバージョンを見込みやすいユーザーに影響を与えているか比較できます。LPのA/Bテストであれば、ユーザーがコンバージョンしやすい導線の評価ができます。

メリット3:売上の増加

最終的にA/Bテストは売り上げ増加に繋がります。様々な要素のA/Bテストを実行することで、広告パフォーマンスが向上するためです。広告流入による売上げ増加を目指している方にとっては、A/Bテストで多くのメリットを得ることができます。

 

Google広告のA/Bテストを行う際にチェックすべき指標

Google広告のA/Bテストを行う際にチェックすべき指標を確認しておきましょう。

Google広告のA/Bテストを行う際にチェックすべき指標

①クリック率(CTR)

A/Bテストでは、クリック率(CTR)をチェックしましょう。クリック率はユーザーが広告をクリックした割合です。クリック率を比較することで、どちらの広告の方がユーザーに影響を与えているか判断できます。

②コンバージョン率(CVR)

A/Bテストでは、コンバージョン率(CVR)のチェックも欠かせません。コンバージョン率はクリック率と合わせて分析するのが一般的です。

例えば、A/Bテストで下記のような結果が出たとしましょう。

A=「コンバージョン率(1%)」「クリック率(2%)」

B=「コンバージョン率(2%)」「クリック率(1%)」

このような結果であれば、Bの方がパフォーマンスが高い広告であると判断ができます。しかし、クリック率が低いので更に広告成果を上げるためには、クリック率を改善する施策を考える必要があります。

③インプレッション数/リーチ数

インプレッション数/リーチ数は、ユーザーに対して広告がしっかり届けられているかの指標です。A/Bテストでは、インプレッション数/リーチ数とクリック数を合わせて比較します。

例えば、インプレッション数/リーチ数は多いのにクリック率が低い場合は「訴求ポイントのズレ」「ターゲットのズレ」などの原因が考えられます。A/Bテストにより、ズレを確認できれば、広告内容を改善することができ、コンバージョン獲得に繋がりやすくなります。

④クリック単価(CPC)

クリック単価(CPC)は、1クリックあたりの単価です。A/Bテストでは「コンバージョン数」「クリック数」と合わせて比較し、費用対効果を分析するのに活用します。例えば、下記のようなテスト結果があったとしましょう。

A=クリック数2000、クリック単価50円、コンバージョン8件

B=クリック数1250、クリック単価80円、コンバージョン12件

Aの方がクリック数も多く、クリック単価が安いですが、コンバージョン数が低いです。そうなると費用対効果の高い広告はBであると判断ができます。

クリック単価(CPC)は確かに重要な指標ですが、クリック単価だけを分析するのでなく、各指標を合わせて分析するようにしましょう。

⑤顧客獲得単価(CPA)

顧客獲得単価(CPA)は1つのコンバージョンを獲得するのにかかった単価です。これを比較することで、費用対効果の高い広告を判断することができます。しかし、顧客獲得単価(CPA)テストを実施する際は、あらかじめ自社の許容CPAを設定しておく必要があります。

許容CPAは自社で許容できるCPAです。例えば、1商品で1万円の利益がある商品を販売している場合は、1万円の利益の中から広告にかけられる費用を決めます。これが許容CPAとなります。

許容CPAが決まっていないと、そもそもの顧客獲得単価(CPA)が許容CPAを超えているといったケースも考えられるので、必ず設定した上でA/Bテストを実施しましょう。

 

Google広告のA/Bテスト設定・実施の全体像

Google広告のA/Bテスト設定・実施の全体像

Google広告のA/Bテスト設定・実施の全体像を紹介します。

STEP1:目的、目標、予算をシミュレーション設定する

はじめにA/Bテストを実施する「目的」「目標」「予算」を決定します。A/Bテストでは、この工程が一番重要といっても良いでしょう。「目的」をはっきりさせることで、A/Bテストの質が決まります。

STEP2:A/Bテストの設定、実施

目的が決まれば、Google広告上でA/Bテスト設定をします。テスト実施期間は短くて1週間程度、長くても1カ月程度です

STEP3:A/Bテスト結果の測定・分析

最後にA/Bテストの結果を分析します。ここで課題が見つかればA/Bテストを繰り返し実施します。

 

効果的なGoogle広告のA/Bテストを実現するための3つの準備すべきこと

効果的なGoogle広告のA/Bテストを実現するための3つの準備すべきこと

効果的なGoogle広告のA/Bテストを実現するために準備すべきことを紹介します。A/Bテストは実施前の準備が重要です。下記3つの準備が完了してからA/Bテストを実行しましょう。

1:A/Bテストを実施する目的を決める

はじめにA/Bテストを実施する目的を決めましょう。まずは自社の広告出稿の目的を明確にします。「認知」が目的なのか「コンバージョン獲得」が目的なのかで、この後、選定する項目や分析ポイントが大きく異なってくるためです。

2:A/Bテストの検証対象、目標・評価基準を決める

続いて評価基準を選定します。これは先ほどの目的により評価するポイントが変わってきます。認知であればインプレッション数/リーチ数を基準としますし、コンバージョン獲得が目的であればコンバージョン数やCPAを指標とするのが一般的です。

3:A/Bテストの予算を決める

最後に予算設定します。A/Bテストではより多くの予算が必要となります。コンバージョン数を基準とするのであれば、最低でも100近くのコンバージョンを獲得したいところです。

上記のようなケースであれば「現在のCPA×100(獲得予定コンバージョン)=A/Bテスト予算」で予算が明確となります。

 

Google広告【リスティング広告】のA/Bテストの設定、実施手順

Googleリスティング広告のA/Bテストの設定手順を紹介します。

手順1.下書きとテスト

手順1.下書きとテスト

引用:Google Ads

Google広告の全てのキャンペーンから「下書きとテスト」を選択します。

手順2.キャンペーン選択

手順2.キャンペーン選択

引用:Google Ads

A/Bテストを実行するキャンペーンを選択します。

手順3.テスト名と説明文

手順3.テスト名と説明文

引用:Google Ads

任意のテスト名と説明文を記載し保存します。

手順4.広告変更

手順4.広告変更

引用:Google Ads

下書きとテストが保存できたら、広告タグを選択して、作成した下書きにチェック入れて「広告変更」を選択します。

手順5.要素選択

手順5.要素選択

引用:Google Ads

「編集」にチェックを入れて、テストしたい要素を「URL」「見出し」「説明文」から選択します。

手順6.適用

手順6.適用

引用:Google Ads

テストしたい要素を追加し「適用」を選択します。

手順7.テスト作成

引用:Google Ads

変更が完了したらキャンペーン作成テストを作成します。「キャンペーンの作成テスト」を選択し「+」を選択します。

手順8.下書き選択

手順8.下書き選択

引用:Google Ads

先ほど作成した下書きをキャンペーンテストに反映させます。

手順9.テスト期間、テストの分配比率

手順8.下書き選択

引用:Google Ads

「テスト名」「テスト期間」「テストへの分配比率」を決定します。テスト期間は最低でも一週間以上、分配比率は50%が推奨されています。

手順10.確認

引用:Google Ads

広告グループにテスト内容が反映されていれば完了です。緑のフラスコマークがA/Bテストの印となります。審査完了後にA/Bテストが実行されます。

 

Google広告【リスティング広告】広告バリエーションの設定、実施手順

広告バリエーションにて、Googleリスティング広告のA/Bテストを実行する場合は下記手順で進めましょう。

手順1.広告バリエーション

手順7.広告バリエーション

引用:Google Ads

広告バリエーションにてテストを実行する場合は、「広告バリエーション」タブを選択し「+」を選択します。

手順2.キャンペーン選択

手順8.キャンペーン選択

引用:Google Ads

A/Bテストを実施するキャンペーンを「すべてのキャンペーン」「キャンペーン選択」から選択します。

手順3.バリエーションタイプを選択

手順9.バリエーションタイプを選択

引用:Google Ads

次にバリエーションタイプを選択を選択します。選択できる項目は下記3つです。

バリエーションタイプ 詳細
検索と置換 広告内のテキストを、別テキストに変える
広告文を更新 広告テキスト内容変更
広告見出しを入れ替える 広告見出し1と2を入れ替える

手順4.完了

引用:Google Ads

最後にテスト期間とテスト分配比率を決めて「バリエーション作成」を選択すれば完了です。

Googleリスティング広告のA/Bテスト設定時の注意点

リスティング広告のA/Bテストでは、必ず比較する要素を1つに絞るようにしましょう。例えば、広告テキストと見出しの両方の要素を変更したA/Bテストをした場合、どちらが成果に繋がったかを判断するのが困難になるためです。

また「テキストをカタカナに変える」「!マークを付けたすだけ」等の仮説のないA/Bテストを控えるようにしましょう。

 

Google【ディスプレイ広告】のA/Bテストの設定、実施手順

続いて、Googleディスプレイ広告のA/Bテストの設定、実施手順を紹介します。

手順1.下書きとテスト

手順1.下書きとテスト

引用:Google Ads

Google広告の全てのキャンペーンから「下書きとテスト」を選択します。

手順2.キャンペーン選択

手順2.キャンペーン選択

引用:Google Ads

ディスプレイキャンペーンを選択し、任意の名前を記入し、保存を選択します。

手順3.広告を変更

手順3.広告を変更

引用:Google Ads

左側の広告タグをクリックし、編集から「広告を変更」を選択します。

手順4.要素決定

手順3.広告を変更

引用:Google Ads

変更したい要素を追加して、適用を選択します。

手順5.キャンペーンテスト作成

引用:Google Ads

次にキャンペーンテストを作成します。「キャンペーンのテスト」を選択して「新しいテスト」を作成しましょう。

手順6.下書き選択

引用:Google Ads

キャンペーン作成テストでは、先ほど作成した下書きのディスプレイ広告を選択します。

手順7.テスト期間設定

引用:Google Ads

「キャンペーンテスト」タグを開き、テスト期間を設定して保存します。

手順8.確認

引用:Google Ads

広告グループに先ほど作成したテストが反映されていれば完了です。審査後にテストが始まります。フラスコマークがA/Bテストの印になっています。

Googleディスプレイ広告のA/Bテスト設定時の注意点

Googleディスプレイ広告のA/Bテスト設定は、リスティング広告とほとんど変わりません。ディスプレイ広告を広告バリエーションで設定する場合は、リスティング広告と同じ手順で設定可能です。

 

Google広告のA/Bテスト結果の確認方法

続いて、Google広告のA/Bテスト結果確認方法を紹介します。

手順1.キャンペーンテスト

Google広告のA/Bテスト結果の確認方法

引用:Google Ads

該当するキャンペーン内に「キャンペーンテスト」を選択し、確認したいテスト名を確認します。

手順2.適用

手順2.適用

引用:Google Ads

テストデータが確認できます。要素変更を加えた方のキャンペーンの成果が良い場合は、右上の「適用」をクリックすることで、元にキャンペーンに変更内容を反映させることができます。

 

Google広告のA/Bテスト結果を効果的に分析・活用するポイント

Google広告のA/Bテスト結果を効果的に分析・活用するポイント

Google広告のA/Bテスト結果を効果的に分析・活用するポイントを5つ紹介します。

POINT1.影響力が強いキャンペーンからテストを実施する

A/Bテストでは、影響力が強いキャンペーンから優先的にテストを実施する必要があります。ボリュームが大きいキャンペーンの方が比較がしやすいためです。

例えば「月にコンバージョンを50件獲得しているキャンペーンA」と「月にコンバージョンを10件獲得しているキャンペーンB」があれば「キャンペーンA」からA/Bテストを実行すべきです。

POINT2.テスト条件は変えない

効果的なA/Bテストを実施する場合は、テスト中に条件を変えないようにしましょう。条件を変えてしまうと結果を分析するのが難しくなるためです。どうしても変更点を加えたい場合は、新たなA/Bテストを立ち上げるようにしてください。

POINT3.少ないデータで結論を出さない

A/Bテストでは、少ないデータで結論を出さないことが重要です。例えば、1週間のA/Bテストで下記のようなテスト結果があったと仮定しましょう。

■3日目A/Bテスト結果

A=40件(CV)2%(CTR)

B=30件(CV)1.5%(CTR)

この時点で、Aの方がコンバージョン、クリック率と共に優れているので、テストを終了しても良いかとも思いますが、以後下記のような変動がありました。

■7日目A/Bテスト結果

A=112件(CV)2.1%(CTR)

B=130件(CV)2.8%(CTR)

結果、7日目では、Bの結果が逆転しました。テスト期間中に結果が大きく変わることもあるので、最低一週間は経過を観察することをおすすめします。

POINT4.判断基準を変更しない

A/Bテストを実施する前に決めた判断基準は変更しないようにしましょう。コンバージョン率に特化したA/Bテストであれば、評価するのはコンバージョン率です。

ここでリーチ数やコンバージョン単価等の指標も評価してしまうと、あらかじめ設定した仮説とズレが生じ、テストが失敗に終わる可能性があります。

POINT5.A/Bテストを繰り返す

A/Bテストは繰り返し行うことが大切です。A/Bテストは全体の約3割ほどしか成功しないとも言われています。そのため、思った成果が出ずに悩む方も多いでしょう。

しかし、仮説通りにいかないのがA/Bテストであると認識し、テストを繰り返すことで、自社にあった広告改善が可能となります。

 

コンバージョンが正しく計測できていない場合はコンバージョンテストが必要

コンバージョンが正しく計測できていない場合はコンバージョンテストが必要

コンバージョンが正しく計測できていない場合はコンバージョンテストが必要です。A/Bテストでも重要となるコンバージョンテストについて見ていきましょう。

コンバージョンテストとは?

コンバージョンテストとは、LP上でのコンバージョンが正しく計測されているかをテストすることです。コンバージョンテストを実施しないと、自社広告データが正しく計測されているか判断ができないので、A/Bテストの結果にも影響が出ます。

コンバージョンが正しく計測できない場合にチェックするべきポイント

コンバージョンが正しく計測できない場合にチェックするべきポイントは下記の通りです。

 POINT1.タグの設置場所

コンバージョンテストでは、Google広告で発行したタグをLP上に設置する必要があります。コンバージョンテストが上手く行かない場合は、一度LPのHTMLファイルを確認しましょう。

計測タグは、HTMLファイルの冒頭の<head>タグ内に設置する必要があります。違う要素にタグが設置されている場合は、タグが稼働しない可能性もあるのでチェックしましょう。

 POINT2.タグ設置方法

手動でのタグ設置が上手く行かない、又は、HTMLファイルを自社で修正できない方は、Googleタグマネージャーでタグ設置をしましょう。GoogleタグマネージャーはHTMLファイルを修正することなく、タグ設置ができるツールです。

 POINT3.トラッキングステータスを確認

POINT3.トラッキングステータスを確認

引用:Google Ads

「ツール設定」→「コンバージョン」→「コンバージョンアクション」からトラッキングステータスを確認しましょう。こちらが「コンバージョンを記録中」となっていれば、問題なくコンバージョン計測は出来ています。

その他ステータスになっている場合は、もう一度タグ設置方法を見直しを実施しましょう。

※参考:下記の記事では、Google広告のコンバージョン設定について詳しく解説しています。

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Google広告運用初心者はまずは代理店利用がおすすめ!

Google広告運用初心者はまずは代理店利用がおすすめ!

A/Bテストをインハウスで実施するのが難しいと感じた方は、代理店利用がおすすめです。下記内容を参考に代理店利用も検討してみましょう。

広告代理店を利用する3つのメリット

広告代理店を利用する3つのメリット

広告代理店を利用する3つのメリットは下記の通りです。

 1.広告改善が容易になる

広告代理店を活用すると広告改善が容易になります。インハウス運用の場合、課題を見つけて改善していくには、スキルも必要ですし、時間もかかります。

しかし広告代理店には多くの実績とノウハウがあるため、インハウス運用よりも早く課題を見つけ、広告運用を改善することが可能です。

2.本業に集中できる

広告代理店を活用すると本業に集中することができます。広告運用は「クリエイティブ作成」「分析業務」など多くの作業が発生しますが、広告代理店を活用すれば、これらの業務を丸投げすることが可能です。

3.質の高いA/Bテストが実施できる

広告代理店に依頼をすることで、質の高いA/Bテストを実施できます。A/Bテストは「目的選定」「仮説検証」「テスト実施」「分析」などの作業が発生します。インハウスの場合「仮説検証」がしっかりしていないと、A/Bテストを実施しても有益な情報は得られません。

しかし、広告代理店を活用すれば、実績を元にアドバイスをもらうことができるので、質の高いA/Bテストを実施できます。

 

Google広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選

Google広告運用代行に強みをもつおすすめ広告代理店3選を紹介します。

株式会社グラッドキューブ

株式会社グラッドキューブ

引用:株式会社グラッドキューブ

こんな方におすすめ

・複数の広告媒体の運用を依頼したい
・LP制作も依頼したい

 株式会社グラッドキューブの強み

株式会社グラッドキューブは広告運用やLP制作の事業展開を行う広告代理店です。特にGoogleリスティング広告を得意としており、広告主が運用状況を常に把握できるようにレポートを毎日更新・共有します。

また、社員全員がGoogleの広告運用・解析・タグマネジメントの資格を持っているのも強みです。

株式会社グラッドキューブの概要

・対応可能な媒体:Google広告/SNS広告/DSP広告/Amazon広告
・会社名:株式会社グラッドキューブ
・本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7
・URL:https://corp.glad-cube.com/

ヴァンテージマネジメント株式会社

ヴァンテージマネジメント株式会社

引用:ヴァンテージマネジメント株式会社

こんな方におすすめ

・Web集客を見直したい
・実績のある代理店に依頼したい

 ヴァンテージマネジメント株式会社の強み

ヴァンテージマネジメント株式会社は、Web集客コンサルを得意としている広告代理店です。中でもGoogleリスティング広告に力を入れており、日本でわずか40社しかないGoogle Premier Partnerに認定されています。

その他、コンテンツマーケティングやSNS運用コンサルも可能なので、Web集客を見直したい企業におすすめの代理店です。

ヴァンテージマネジメント株式会社の概要

・対応可能な媒体:リスティング広告
・会社名:ヴァンテージマネジメント株式会社
・本社所在地:東京都中央区築地2-3-4 築地第一長岡ビル7階
・URL:https://www.vantage.jp/

株式会社ユニアド

株式会社ユニアド

引用:株式会社ユニアド

こんな方におすすめ

・低価格な代理店を探している
・中小企業に強い代理店に依頼したい

 株式会社ユニアドの強み

株式会社ユニアドは、インターネット広告事業を展開する企業で、Google広告の少額コンサルティングに力を入れています。月額25,000円(税込)でGoogle広告のコンサルが受けれるので、予算が限られている中小企業におすすめできる広告代理店です。

株式会社ユニアドの概要

・対応可能な媒体:Google広告/SNS広告
・会社名:株式会社ユニアド
・本社所在地:東京都港区赤坂7-2-3 赤坂ジートルンクビル 2F
・URL:https://www.uniad.co.jp/

※参考:Google広告の運用に強みを持つ代理店を特集した下記の記事も併せてご覧ください。

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Google広告のA/Bテストや広告効果検証におすすめのツール

最後にGoogle広告のA/Bテストや広告効果検証におすすめのツールを紹介します。

Databeat

Databeat

Databeatは、アジト株式会社が開発・提供している広告レポート自動化ツールです。

Google広告を含む39の広告媒体と連携が可能で、毎日自動でデータを収集します。

収集したデータはBigQueryに蓄積し、GoogleスプレッドシートやExcel・Looker Studioへ出力してレポートを作成できます。

データ収集やレポート作成を自動化できるため、A/Bテストの結果の確認や、広告効果の計測にもおすすめです。

Google広告における「Databeat」の3つの活用ポイント

Google広告における「Databeat」の3つの活用ポイント

Google広告における「Databeat」の3つの活用ポイントは下記の通りです。

 Google広告やその他広告媒体のデータ収集・レポート作成を自動化して業務を効率化できる

Databeatは、Google広告やYahoo!広告、Meta広告(Facebook・Instagram)など合計39の広告媒体と連携が可能です。

連携している広告媒体から直接広告データを自動で収集してBigQueryに蓄積、さらにレポート作成まで自動化できます。

そのため、Google広告とYahoo!広告など複数の広告媒体を利用している方の、日々の広告運用業務を大幅に効率化できるのが特徴です。

また、月額5万円から利用できるコスパの良さも、Databeatをおすすめできるポイントです。

Databeatによってデータ収集やレポート作成工数がゼロになれば、A/Bテストや広告効果の検証、新たな施策の準備に多くの時間を投下できるでしょう。

 広告指標を整形・統一してデータ蓄積・レポート作成できるから媒体間の効果比較が容易になる

Databeatには、収集した広告データを蓄積する際に、指標を自動で整形・統一する機能があります。

広告の効果を分析する際に必要な指標(クリック数や表示回数など)は、広告媒体の種類によって表記が異なるケースがあるため、複数媒体の比較を行う際は、指標を整形・統一する作業が発生します。

しかし、Databeatには指標の自動整形機能があるので余計な工数が発生することはなく、すぐにレポート上で媒体間の効果比較を実施できます。

 見やすいレポートが自動で作成できるのでA/Bテストの効果比較にも便利

Databeatには、ExcelやLooker Studioのレポートテンプレートが豊富に揃っています。

さまざまな広告媒体のデータを、さまざまな粒度(期間別・キャンペーン別・キーワード別など)で可視化できるレポートページがあるので、レポート作成が苦手な方や、レポートのフォーマットを一から作成する時間がないという方にもおすすめです。

また、広告のA/Bテストを実施する際も、Databeatがあればすぐに配信結果を見やすいレポート上で確認できるので、効率の良いテスト環境を構築できます。

※Databeatに関するさらに詳しい情報は以下のページでご紹介していますのでご覧ください。

>>広告代理店の方はこちら

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【Databeat導入事例】包括的なデジタルマーケティングを提供するグラッドキューブ社がDatabeatの導入で実現した工数削減とコストダウン事例>>

広告の効果測定ツールをお探しの方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
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まとめ

Google広告のA/Bテストについて紹介しました。A/Bテストを実施する際は目的と仮説をしっかり立てた上で実行しましょう。自社でのA/Bテストが難しい場合は、代理店の活用も検討してみましょう。

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