【特徴別】BIツールおすすめランキング!シェアの高い人気ツールから無料ツールまで比較表と共に解説

【特徴別】BIツールおすすめランキング!シェアの高い人気ツールから無料ツールまで比較表と共に解説

膨大な量のデータを効率よく集め、分析できるツールとしてBIツールは多くの企業で導入が進んでいます。社内のデータが整備されていない、データに基づく意思決定ができていないといった企業には、BIツールの導入をおすすめします。

しかし、実際にBIツールを導入するとなると、多くのツールがリリースされていることもあり、ツール選定が難しいと感じてしまう場面もあるかと思います。

そこで今回こちらの記事では、特徴別にオススメのBIツールをランキング形式で紹介します。ぜひ本記事を参考にして、自社に最適なBIツールを見つけてください。

目次

押えておきたい「BIツール」の基礎知識

はじめにBIツールの基礎知識から確認していきましょう。BIやBIツールとはどんなものなのか、ニーズが高まっている背景や機能、さらにメリット・デメリットまで解説します。

BIとは?

BIとは

引用元:IDCフロンティア

BIとは、「Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)」の頭文字を取ったもので、企業やビジネスにおける意思決定を行うための手法です。

ビジネスで正しい意思決定を行うには、データに基づく判断が必要です。そのためにまずはデータを収集・蓄積します。そのうえで分析を実施し、最後に可視化を行います。

この可視化されたデータをもとに、どのような意思決定をするか検討するのが、BIの流れです。

※参考:BI(ビジネス・インテリジェンス)について詳しく解説した記事はこちら
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BIツールとは?

BIツールとは

引用元:Looker Studio

前述したBIのプロセスを自動化できるツールです。BIでは社内のすべてのデータを利用するので、扱うデータ量が非常に多くなります。

そのため、データを手動で集めていてはリソースばかりかかってしまって非効率になります。こうした状況でBIツールを導入すれば、短時間で多くのデータを収集できるだけでなく、高度な分析も同時に行えるため、BIのプロセスを効率よく実施できるのです。

BIが注目される理由

近年BIが注目される理由は、企業のIT化やDX推進などが大きく影響しています。IT化によってどのような業種でもパソコンでデータを管理するようになりました。そのため、企業が扱うデータ量が急激に増えていったのです。

こうしたデータは顧客の傾向やビジネスの状況を把握するために役立つものですが、データ量が多いことによって、まとめきれていないケースが増えてきます。このような状況を改善するために活用されるのがBIツールなのです。

BIツールの市場規模は?

BIツールの市場規模は2019年で3,484億円、2020年には3,977億円までの成長が見込まれていると、ミック経済研究所が発表しています。さらに2025年には7,368億円までの成長が見込まれており、今後はさらなる市場拡大が想定されているのです。

参考:デロイト トーマツ ミック経済研究所

BIツールの主な機能

BIツールには、多くの機能が搭載されています。その中からこちらでは、主要となるものを3つピックアップして紹介します。

BIツールの機能

引用元:LaKeel BI

 データ収集

BIツールは、社内で利用しているすべてのデータソースから、データを自動的に収集します。企業におけるデータの取り扱いにおいて、一箇所にデータが集約されていない点が大きな問題となりますが、BIツールを使えばこの問題は解決できます。

BIツールによってバラバラになっているデータは一元化されますので、ビジネスの全体像が可視化しやすくなるのです。

 分析

集約されたデータは、BIツールが分析を行います。手動では扱いきれないような膨大なデータでも、短時間で処理できる能力を備えています。リアルタイムでデータを多角的に分析できるOLAP分析や、AIによってデータ同士の相関性を探索し、新たなインサイトを発見できるツールもあります。

※参考:BIとAIの違いやBIツールと共にAIを活用するメリットについて詳しく解説した記事はこちら
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 データの可視化

集約・分析されたデータは、意思決定に役立てられるように可視化されます。リアルタイムでのデータ確認ならダッシュボード、データの推移や分析結果を見たい場合はレポートなどを活用します。

BIツールを導入する3つのメリット

さまざまな機能を備えているBIツールですが、具体的にどのようなメリットがあるのか紹介します。

  1. データ管理効率の向上
  2. データに基づく意思決定を可能にする
  3. 新たな施策を打ち出すヒントを得られる

 メリット1:データ管理効率の向上

企業やビジネスにおけるデータ管理の効率が向上します。BIツールを導入していない場合は、Excelなどを使ったデータ管理や分析が一般的です。

しかしExcelでは扱うことができるデータ量に限界がある、データを毎回手動で更新する手間がかかるなどのデメリットがあります。このようなシーンでBIツールを使えば、Excelよりはるかに多い量のデータを扱うことが可能となり、手動での更新も必要なくなるので、効率よくデータを管理できるようになります。

 メリット2:データに基づく意思決定を可能にする

データに基づく意思決定を可能にするメリットもあります。ビジネスを正しい方向へ導くためには、データに基づく判断が必須です。一部の経営陣によるトップダウンでの事業推進は、非常に大きなリスクを抱えることとなります。

BIツールを導入してデータを整理し、分析結果をもとに意思決定を行えば、このようなリスクもなく精度の高い判断が可能になります。

 メリット3:新たな施策を打ち出すヒントを得られる

すでに紹介しましたが、BIツールにはAIを用いた分析が可能なツールもあります。BIツールにAIを組み合わせて利用すると、膨大な量のデータの中からデータ同士の相関性を見つけ出すことが可能となります。

手動ではなかなか見つけられない相関性を発見できれば、思いも寄らない顧客の傾向などを知ることができるので、新たな施策を打ち出すヒントにもなります。

BIツールを導入する3つのデメリット

BIツールは非常に多機能であり、高性能なツールです。しかし、BIツールの導入はメリットばかりではありません。同時にデメリットがあることも理解した上で、本当に導入するべきか判断しましょう。

  1. 一定のコストが発生する
  2. 使い方を学習する必要がある
  3. 導入の手間・時間がかかる

 デメリット1:一定のコストが発生する

毎月一定のコストが発生します。どうしてもコストをかけずにBIツールを導入したい場合は、無料のツールという選択肢があります。しかし、無料のツールは有料のツールに比べて機能面など劣るケースが多く、企業での本格的な利用には不向きです。

そのため、BIツールの導入はツールのコストについても理解した上で、判断する必要があります。

 デメリット2:使い方を学習する必要がある

BIツールを使いこなすためには、ツールの使い方を学習しなくてはなりません。ある程度学習コストがかかることを理解しておきましょう。

ただし、ツールによっては専門的な知識を必要とするツールもあるため、自社でツールを利用するユーザーのスキルに合ったBIツールを選ばなくてはなりません。

 デメリット3:導入の手間・時間がかかる

導入に多少の手間と時間がかかります。場合によってはエンジニアのリソースを必要とすることもあります。また、導入を決めてから実際に導入するまでには、利用環境の確認や設定に時間を必要とするため、思っているよりも時間がかかるケースがあります。

そのため、必要なリソースの確保と余裕を持ったスケジューリングが必要です。なお、なるべくスピーディーに利用開始したい場合には、オンプレミス型よりもクラウド型BIツールの方がおすすめです。

BIツールはこんな方におすすめ!

ここまでに紹介したBIツールのメリット・デメリットを踏まえて、どんな方にBIツールがおすすめなのかを解説していきます。

  1. 社内のデータが一元管理できていない
  2. データが多くて処理しきれていない
  3. 自信を持って意思決定できていない

 社内のデータが一元管理できていない

社内のデータが一元管理できていない場合にはBIツールの導入がおすすめです。データが一元管理できていないと、現在自社がどのような状態にあるかを把握できていないということになります。

これはビジネスにおいても、企業の経営においても非常に危険な状態です。まずはすべてのデータを集約して、いつでも現状把握ができるような状態を構築しましょう。

 データが多くて処理しきれていない

企業が扱うデータ量はどんどん増加しており、手動では管理・処理しきれないといったシーンがあります。こうした場合も、BIツールを導入することによって問題を解消できます。

BIツールは多くのデータを処理できる高い性能を備えていますので、データ収集から分析・可視化まで非常にスピーディーにこなすことができます。

 自信を持って意思決定できていない

ビジネスにおいて、自信を持って意思決定できていないのであれば、BIツールを活用しましょう。自信を持って意思決定できていないということは、判断の根拠がないことが原因と想定されます。

BIツールを使えば、膨大なデータの分析結果をもとに判断が可能となるので、自信を持って正しい意思決定を行えるようになります。

 

自社に合ったBIツールを上手に選定するためのチェックポイント

自社に合ったBIツールを上手に選定するためのチェックポイント

本記事後半では、数多くのBIツールを紹介していきます。その前に、自社に合ったBIツールを上手に選定するためのチェックポイントについて解説します。

  1. ユーザーに合ったレベルのツールか
  2. コストの負担に問題はないか
  3. 機能面で基準を満たしているか
  4. 自社が求める環境に適しているか
  5. 自社のデータソースと連携できるか

POINT1:ユーザーに合ったレベルのツールか

BIツールはそれぞれ使用するために必要な知識やスキルが異なっています。そのため、導入後に自社でBIツールを利用するユーザーレベルに合ったツールを選定する必要があります。

もし一般のユーザーが利用するにもかかわらず、エンジニアスキルが必要なBIツールを導入してしまうと、十分使いこなすことができず、コストの無駄になってしまう可能性があります。

ですから、必ずユーザーが問題なく使用できるツールであるかどうかを確認することです。また、使いやすいかどうかも重要であるため、無料トライアルを使って使用感をチェックするのもおすすめです。

POINT2:コストの負担に問題はないか

BIツールは無料ツールと有料ツールに分かれています。企業において本格的にBIツールを利用するシーンでは、有料ツールを導入することが基本となるため、コストの負担に問題はないかどうかもチェックしましょう。

BIツールにかかる費用はツールごとに大きく違いがあります。あまりにもBIツールの費用が高いと、導入して得られたメリットよりも費用負担のデメリットの方が勝ってしまいます。

なお、コストを抑えたいという理由で無料のBIツールを利用することも可能ですが、無料ツールは有料ツールほど機能面が充実していない、サポートを受けられないなどのデメリットがあるので、事前にツールの機能などを確認しておかなくてはなりません。

POINT3:機能面で基準を満たしているか

BIツール選定において、機能面で基準を満たしているかどうかはもっとも重要なポイントです。BIツールはすべてのツールが同様の機能を備えているわけではありませんので、導入を予定しているツールの機能は必ず把握しましょう。

機能不足のBIツールを導入してしまうと、足りない機能を手動の作業によって補うこととなり、BIツールを導入するメリットが薄れてしまいます。

POINT4:自社が求める環境に適しているか

BIツールが自社の求める環境に適しているかどうかを確認しましょう。自社の環境というのは、BIツールをどのような形で利用したいかという点です。

BIツールには自社でサーバーを用意してインストールするオンプレミス型、サーバーを用意する必要のないクラウド型、ソースコードが公開されており自由にカスタマイズできるOSS(オープンソースソフトウェア)型の3種類が存在しています。

セキュリティ面を重視する場合はオンプレミス型、導入スピードやコストを抑えたい場合はクラウド型、自社環境に合わせてエンジニアがカスタマイズしたければOSS型という選択肢が一般的です。

ですから、まずはBIツールを自社でどんな風に使いたいのかを明確にして、ツール選定を進めましょう。

POINT5:自社のデータソースと連携できるか

BIツールの基本的な機能であるデータ抽出は、ツールによって連携可能なデータソースが異なります。もし自社で使用しているデータソースと連携できない場合、そのデータのみ手動でインポートしなくてはならず、業務効率化の妨げとなるので注意が必要です。

データソースに関しては、将来的に増える可能性も考慮して、なるべく多くのコネクタを持つBIツールを選ぶのがおすすめです。

 

BIツールおすすめランキング12選比較まとめ表

BIツールおすすめランキング12選比較まとめ表

ツール名 特徴 費用 こんな方におすすめ
Zoho Analytics ・500,000社以上の導入実績
・データのビジュアライズに長けている
・ベーシック:2,880円/月~
・スタンダード:5,760円/月~
・プレミアム:13,800円/月~
・エンタープライズ:54,600円/月~
・もっともシェアの高いBIツールを利用したい方
・費用の安いBIツールを利用したい方
Tableau ・70,000社以上の導入実績
・ガートナー社より9年連続でマジック・クアドラントにおける「リーダー」として評価
・Creator:8,400円/月
・Explorer:5,040円/月
・Viewer:1,800円/月
・レポートやダッシュボードなどデータの可視化を重視する方
Fine Report ・15,000社以上の導入実績
・帳票作成を得意とする
・お問い合わせ ・帳票作成に特化した機能を利用したい方
Looker Studio(旧Googleデータポータル) ・Googleアカウントがあればすぐに使い始められ
・Googleが提供するサービスと連携しやすい
・無料
※BigQueryとの接続、テンプレート購入は有料
・Googleのサービスを利用している方
Pentaho ・自由にカスタマイズできる ・お問い合わせ ・低コストでありながら高度な機能が搭載されているBIツールを利用したい方
Microsoft Power BI ・無料の試用版は個人利用の範囲 ・試用版:無料
・Power BI Pro:1,,250円/月(1ユーザー)
・Power BI Premium:2,500円/月(1ユーザー)624,380円/月(容量)
・現在Excelでデータ管理をしている方
・Excelの使用に慣れている方
Metabase ・ビジュアライゼーションに強みを持ったBIツール
・インターフェイスの操作方法が簡単
・無料 ・社内のデータをリアルタイムでダッシュボードに反映して、全社で活用したい方
Grafana ・多数のプラグインによって必要な機能を拡張できる ・無料
・Grafana Cloud Pro:49ドル/月
・ダッシュボード機能を使ってデータをリアルタイムで監視したい方
Kibana ・Elasticsearchを使用 ・無料トライアル:無料
・スタンダード:95ドル/月
・ゴールド:109ドル/月
・プラチナ:125ドル/月
・エンタープライズ:175ドル/月
・ビジネスユーザーによる時系列データの取り扱いが多い方
InetSoft ・アドホック分析が可能 ・お問い合わせ ・ビッグデータを活用したい方
Yellowfin ・29,000社以上の導入実績
・シグナル機能
・自動分析機能
・お問い合わせ ・継続的にデータを監視したい方、データの分析をスムーズに実施したい方
MicroStrategy ・シンプルなインターフェイス
・データの可視化に強み
・機械学習を利用した予測シミュレーション
・お問い合わせ ・BIツールを全社で活用したい方
・予測シミュレーション機能を意思決定に役立てたい方

今回紹介するBIツールは、特に機能面で特徴が分かれています。ですから、まずは機能面に注目して、必要な機能や使ってみたい機能が搭載されているツールをピックアップしてみましょう。

その上で、コストなども加味しながら自社に合ったツールを選定するのがおすすめです。このあとそれぞれのツールについて詳しく解説していきますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

シェアの高いBIツールおすすめランキング3選

まずは市場シェアの高いBIツールを3つ紹介します。有名なツール、多くの企業での導入実績を持つツールを利用したい方は、こちらのツールがおすすめです。

Zoho Analytics

Zoho Analytics

引用元:Zoho Analytics

 ツールの特徴

Zoho Analyticsは、500,000社以上の導入実績を持つツールで、BIツールの中でも特にシェアが高いツールとして知られています。これほど多くのシェアを獲得しているのは、Zoho Analyticsは簡単な操作で利用できる点や、データのビジュアライズに長けている点、そして低コストで利用できる点などが挙げられます。

また、スマート分析アシスタント「Zia」は質問形式でのデータ探索が可能なため、簡単にデータ分析を実行できるメリットもあります。

 費用

Zoho Analyticsには、4つの料金プランがあります。

料金プラン 料金
ベーシック 2,880円/月~
スタンダード 5,760円/月~
プレミアム 13,800円/月~
エンタープライズ 54,600円/月~

こんな方におすすめ!

Zoho Analyticsは、もっともシェアの高いBIツールを利用したい方、費用の安いBIツールを利用したい方におすすめです。2,700円というリーズナブルな価格で利用できるZoho Analyticsですが、データ分析や可視化能力は高く、しかも簡単な操作で利用できるため、価格以上の価値があるツールと言えます。

https://www.zoho.com/jp/analytics/

Tableau

Tableau

引用元:Tableau

 ツールの特徴

Tableauは70,000社以上の導入実績を持つBIツールです。ガートナー社より9年連続でマジック・クアドラントにおける「リーダー」として選出されており、市場を牽引するツールとして有名です。

高度な分析機能を持つTableauですが、エンジニアスキルを使わずに操作できて、データのビジュアライゼーション技術に強みを持っています。ダッシュボードやレポートが非常に見やすいと評判のツールでもあります。

 費用

Tableauは、以下3種類のライセンスで構成されています。

料金プラン 料金
Creator 8,400円/月
Explorer 5,040円/月
Viewer 1,800円/月

こんな方におすすめ!

Tableauは、レポートやダッシュボードなどデータの可視化を重視する方におすすめです。Tableauでチャートを作成する際は、用意されているテンプレートを使って簡単に作成できます。そしてそれらのチャートは、ドラッグ&ドロップの操作によってダッシュボードの作成に利用できます。

https://www.tableau.com/ja-jp

Fine Report

FineReport

引用元:Fine Report

 ツールの特徴

15,000社以上の導入実績を持つFine Reportは、帳票作成を得意とするBIツールです。請求書や契約書、発注書などを作成するシーンで活躍します。また、操作画面はExcelライクな仕様となっているので、Excelが使えるユーザーであれば、誰でも簡単に活用できます。

 費用

Fine Reportの費用は直接お問い合わせください。

こんな方におすすめ!

Fine Reportは、帳票作成に特化した機能を利用したい方におすすめです。もちろん帳票作成以外にも、BIツールとしての基本的な機能は搭載しているので、企業におけるデータ管理の効率化、そして分析から可視化までしっかりと活用できるツールです。

https://www.finereport.com/jp/

※参考:市場シェアの高い人気BIツールについて詳しく解説した記事はこちら
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コストを抑えて利用できる無料BIツールおすすめランキング3選

次に、コストを抑えて利用できる無料BIツールのおすすめランキングを紹介します。有料ツールに劣る点はありますが、利用する環境次第では無料ツールでも十分というケースがあります。その場合は、こちらのツールがおすすめとなります。

Looker Studio(旧Googleデータポータル)

Looker Studio

引用元:Looker Studio

 ツールの特徴

Looker Studioは、無料BIツールの中でも特に有名なツールです。もともとはGoogleデータスタジオという名前のツールでしたが、リニューアルを経て現在の名称になりました。

Looker Studioはクラウド型ツールなので、Googleアカウントがあればすぐに使い始められます。同じGoogleが提供するサービスのGoogle広告やGoogleアナリティクスなどとの連携がしやすいツールです。

 費用

Looker Studioは無料で利用できますが、有料テンプレートを購入したり、BigQueryと接続する場合には費用が発生します。

こんな方におすすめ!

Looker Studioは、Googleのサービスを利用している方におすすめです。WEB広告としてGoogle広告を運用している方、ランディングページにGoogleアナリティクスを設置している方は、簡単にLooker Studioと連携してデータの管理や分析が可能です。

Googleスプレッドシートによるデータのインポートにも対応しています。

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/

※参考:GoogleのBIツール「Looker Studio(旧Googleデータポータル)」について詳しく解説した記事はこちら
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Pentaho

Pentaho

引用元:Pentaho

 ツールの特徴

Pentahoは、OSS(オープンソースソフトウェア)のBIツールです。OSSのBIツールは、ツールのソースコードが公開されており、自由にカスタマイズできるのが特徴です。そして、ツールを使用するのに費用も発生しないので、コストをかけずに利用できるBIツールとなります。

ただし、OSSのBIツールは有料ツールのように丁寧なサポートを受けることができません。よって、ある程度BIツールに関する知識のある方や、エンジニアリソースを使える方でないと、本格的な導入は難しいでしょう。

 費用

Pentahoの料金については直接お問い合わせください。

こんな方におすすめ!

Pentahoは、低コストでありながら高度な機能が搭載されているBIツールを利用したい方におすすめです。PentahoはETL機能やOLAP分析、データマイニング機能も搭載されているため、有料ツールと比べても遜色のないパフォーマンスを発揮します。

https://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/platform/pentaho/index.html

Microsoft Power BI

Microsoft Power BI

引用元:Microsoft Power BI

 ツールの特徴

マイクロソフト社が提供するMicrosoft Power BIは、ユーザー自らデータ分析や可視化を簡単に行うことが可能なセルフサービスBIです。無料で利用できるのは試用版となるため、個人での利用に範囲が限られてしまいますが、それでも問題なければ多くの機能が利用できます。

もし多くのユーザーで利用したい場合は有料版となりますが、Microsoft Power BIは1ユーザー月額1,090円からと非常にリーズナブルなので、それほど大きな負担になることはありません。

 費用

料金プラン 料金
試用版 無料
Power BI Pro 1,,250円/月(1ユーザー)
Power BI Premium 2,500円/月(1ユーザー)624,380円/月(容量)

こんな方におすすめ!

Microsoft Power BIは、現在Excelでデータ管理をしている方、Excelの使用に慣れている方におすすめです。Microsoft Power BIの操作はExcelと似ており、それ以外の専門的な知識がなくても扱いやすいツールとなっています。

https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/

※参考:安いBIツールについて詳しく解説した記事はこちら
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BIツールの導入を進める際、いくつかのツールを比べる場面があります。そこで比較検討されるポイントのひとつが、BIツールの費用です。BIツールは毎月ランニングコストが発生するため、自社の予算に見合ったツールを選ぶこととなりますが、当然ながら費[…]

low-cost-bi

 

OSSのBIツールおすすめランキング3選

次にOSSのBIツールから、おすすめランキングを紹介します。OSSのBIツールは他のツールに比べて難易度があがります。しかし、その分コストを抑えて利用できる、自由にカスタマイズできるなどのメリットを持っています。

Metabase

Metabase

引用元:Metabase

 ツールの特徴

Metabaseは、データのビジュアライゼーションに強みを持ったBIツールです。専門的な知識がなくても、ツールにあらかじめ用意されているテンプレートを使えば、最適なグラフを用いたレポートを作成できます。

インターフェイスの操作方法も簡単で、多くのユーザーが利用しやすい仕様となっています。

 費用

Metabaseは無料で利用できます。

こんな方におすすめ!

Metabaseは、社内のデータをリアルタイムでダッシュボードに反映して、全社で活用したい方におすすめです。データの可視化に強みを持つMetabaseなので、レポートやダッシュボードをメインに使用する方に向いています。

また、アクセス権限の管理ができるので、利用するユーザーが増えた場合に管理しやすいのも特徴です。

https://www.metabase.com/

Grafana

Grafana

引用元:Grafana

 ツールの特徴

Grafanaは、多数のプラグインによって必要な機能を拡張できるBIツールです。操作は直感的なマウス操作が基本となっており、難しい知識などがなくても利用しやすいツールと言えます。

ユーザー単位またはグループ単位でのアクセス権限管理ができるので、部署ごとや全社員で利用することを想定しても問題ありません。

 費用

Grafanaは無料で利用できます。月額49ドルの有料プラン「Grafana Cloud Pro」なら、さらに多くの機能を利用できます。

こんな方におすすめ!

Grafanaは、ダッシュボード機能を使ってデータをリアルタイムで監視したい方におすすめです。Grafanaのダッシュボードは直感的に作成しやすく、アラート機能を設定すれば、データの異常を素早く察知することが可能です。

https://grafana.com/

Kibana

Kibana

引用元:Kibana

 ツールの特徴

Kibanaは、Elasticsearchという検索エンジンにデータを格納し、検索や分析を行うBIツールです。Elasticsearchを利用することで、スピーディーなデータ検索を実現します。大規模なデータ処理にも対応できる性能を持っているので、扱うデータ量が多い場合でも安心して利用できます。

 費用

料金プラン 料金
無料トライアル 無料
スタンダード 95ドル/月〜
ゴールド 109ドル/月〜
プラチナ 125ドル/月〜
エンタープライズ 175ドル/月〜

こんな方におすすめ!

Kibanaは、ビジネスユーザーによる時系列データの取り扱いが多い方におすすめです。Elasticsearchで検索を行えば、単なるデータ検索だけなく時間軸分析も可能です。シンプルなダッシュボードは、専門的な知識を持っていないユーザーでも簡単に操作できます。

https://www.elastic.co/jp/kibana/

※参考:OSS(オープンソースソフトウェア)のBIツールについて詳しく解説した記事はこちら
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Macで利用できるBIツールおすすめランキング3選

最後に、Macで利用できるBIツールのおすすめランキングを紹介します。

InetSoft

InetSoft

引用元:InetSoft

 ツールの特徴

InetSoftは、高度な分析が可能なMac対応のBIツールです。アドホック分析によって、ビッグデータの処理もスピーディーに実施できます。また、レポーティングやダッシュボードへのリアルタイムなデータ反映も可能です。

サポート体制が充実したBIツールとしても知られています。

 費用

InetSoftの費用については、直接お問い合わせ下さい。

こんな方におすすめ!

InetSoftは、ビッグデータを活用したい方におすすめです。アドホック分析が可能であるInetSoftなら、ビッグデータも短時間で分析ができます。また、サポート体制が良好なので、不明点をすぐに解消できるのも、InetSoftのおすすめポイントとなります。

https://www.inetsoft.com/

Yellowfin

Yellowfin

引用元:Yellowfin

 ツールの特徴

Yellowfinは、29,000社以上の導入実績を持つ、人気のBIツールです。操作はドラッグ&ドロップなどの簡単なもので、データ分析もワンクリックで実施できます。シグナル機能によるデータ異常の感知、自動分析機能によるデータ変化の要因特定など、特徴的な機能も多いツールです。

 費用

Yellowfinの費用については、直接お問い合わせください。

こんな方におすすめ!

Yellowfinは、継続的にデータを監視したい方、データの分析をスムーズに実施したい方におすすめです。シグナル機能を使えば、常時ツールに張り付いていなくても、異常発生時には素早く感知できます。

また、その原因もYellowfinが瞬時に分析できるため、スピーディーな対策が可能です。

https://yellowfin.co.jp/

MicroStrategy

MicroStrategy

引用元:MicroStrategy

 ツールの特徴

MicroStrategyは、シンプルなインターフェイスで使いやすいBIツールです。データの可視化に強みを持っており、機械学習を利用した予測シミュレーションも可能です。

エンタープライズ向けのツールとなっており、グループを指定してのレポート送信機能などもあります。また、モバイルアプリがあるので、パソコンを利用できないシーンでもスムーズにデータへアクセスできます。

 費用

MicroStrategyの費用については直接お問い合わせください。

こんな方におすすめ!

MicroStrategyは、BIツールを全社で活用したい方、予測シミュレーション機能を意思決定に役立てたい方におすすめです。さまざまなデバイスからのアクセスが可能なので、外出先からデータを確認するユーザーが多い場合に最適です。

また、予測シミュレーションを活用して事業の方向性に関する判断の精度を高めたいと言ったシーンにもおすすめです。

https://www.microstrategy.com/ja

※参考:Macで利用できるBIツールについて詳しく解説した記事はこちら
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BIツールと一緒に使いたいオススメの広告レポート自動化ツール

ここまで数多くのBIツールを紹介してきました。これらのBIツールと一緒に使うことをおすすめする広告レポート自動化ツールを紹介します。

Databeat Explore

Databeat Exploreのご紹介

Databeat Exploreは、BIツールとの併用がおすすめの広告レポート自動化ツールです。WEB広告のデータ集約からレポート作成を自動化して、業務効率化を目指します。WEB広告以外のマーケティングに関するデータも、インポートが可能となっています。

BIツールと一緒にDatabeat Exploreを利用する3つのメリット

BIツールと一緒にDatabeat Exploreを利用するメリットには、以下のようなものがあります。

  1. 広告のデータ管理を自動化・一元化できる
  2. 手間をかけることなく美しいレポートを作成できる
  3. BIツールへ広告データを連携できる

 広告のデータ管理を自動化・一元化できる

Databeat Exploreは、広告のデータ管理を自動化・一元化できるメリットがあります。さまざまなWEB広告媒体と連携することで、自動的にデータをDatabeat Exploreへ集約できます。

広告媒体の管理画面へアクセスし、データを手動で集める必要がないので、広告運用に関する業務を短縮することが可能となります。

 手間をかけることなく美しいレポートを作成できる

Databeat Exploreによって一元管理されているWEB広告のデータは、自動でレポートとして生成されます。この時、Databeat Exploreにあるレポート用のテンプレートが利用されるため、データの配置やグラフのレイアウトなどを考える必要もありません。

自動で美しいレポートが生成されるので、レポート作成に費やす時間も短縮できます。

 BIツールへ広告データを連携できる

Databeat ExploreはBIツールへの広告データ連携にも対応しています。自動で集約した広告データは、そのままBIツールへ連携できるので、その他のマーケティングデータと合わせて管理したり、分析することが可能となります。

また、Databeat ExploreからBIツールへ連携する前に、媒体によって異なる同じ意味を示す指標は整形されるので、改めてBIツールで整形を行う必要もありません。

 

まとめ

今後ますますニーズが高まり、導入する企業が増えて行くことが予想されるBIツールは、現代のビジネスにおいて欠かすことのできない存在となりつつあります。自社のデータをうまく活用できていないといった課題をお持ちの場合は、ぜひBIツールを使ってデータを整理し、ビジネスの意思決定にお役立てください。

非常に多くのBIツールを紹介しましたが、これ以外にもまだまだ多くのBIツールが存在しています。ツールのコストや機能面などチェックするべきポイントを確認した上で、最適なツールを選定してみましょう。

また、事業においてWEB広告を運用なさっている方には、最後に紹介したDatabeat ExploreをBIツールと一緒に使うのもおすすめです。Databeat Exploreを利用すれば、WEB広告のデータ管理、レポート作成、そしてBIツールへのデータ連携が実施できますので、効率よくBIツールを活用できるようになります。

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Databeat Exploreは、WEB広告データの見える化を実現するサービスです。
様々な広告データを抽出・統合・一元化し、見たいデータを見たい時に見たい場所で見ることができます。

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