BIツールは多くの製品が出回っており、機能もさまざまです。企業におけるデータの有効活用を考える場合、BIツールは欠かすことのできないツールとなりつつありますが、いざ導入するとなるとどのツールを利用するべきか迷うことも多いでしょう。
そこで今回こちらの記事では、BIツールのトレンドや最新ツールの比較と共に、BIツールの選び方やおすすめツールを紹介します。
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- 1 【おさらい】BIツールに関する基礎知識
- 2 BIツールのトレンドや市場を詳しく解説
- 3 トレンドに乗った最新BIツールを導入するメリット
- 4 トレンドに乗った最新BIツールの活用はこんな方におすすめ!
- 5 自社に合ったBIツールを上手に選ぶ3つのポイント
- 6 最新BIツールおすすめ7選!トレンドに乗った7つのツールを比較
- 7 BIツールと一緒に使いたいオススメの広告レポート自動化ツール
- 8 まとめ
【おさらい】BIツールに関する基礎知識
まずはBIツールに関する基礎知識から見ていきましょう。BIツールがどのようなツールで、どんな機能を持っているのかおさらいします。
BIツールとは?
引用元:Looker Studio
BIツールは、企業のあらゆるデータを一箇所にまとめて可視化したり、分析を行うツールです。企業が扱うデータはIT化と共に増加を続けていますが、バラバラに管理されているなど、データを有効活用できていないといったシーンも少なくありません。
BIツールはこうした状況に置かれているデータを、自動で収集・蓄積して分析し、企業の意思決定を助けてくれます。
BIツールの代表的な機能
BIツールの代表的な機能を3つ紹介します。
データの集約
引用元:Tableau
BIツールは、企業内のデータを集約する機能を持っています。異なる場所で管理されているデータ、異なるデータソースのデータを、すべて自動で一箇所に集約します。BIツールはさまざまなデータソースとの連携機能がありますので、一度連携してしまえばあとはツールが自動でデータを更新し続けます。
分析
引用元:Tableau
BIツールは集約したデータを分析する機能があります。企業が持つ膨大な量のデータでも、スピーディーに分析が可能です。好みの切り口で分析ができ、分析結果はレポートとして社内外で共有できます。
可視化
引用元:Tableau
BIツールは、ダッシュボードを利用してデータの可視化が可能です。レポートとは別にダッシュボードという形で、現在の社内の最新のデータを閲覧できます。BIツールのダッシュボードは、ツールであらかじめ用意されているテンプレートのほか、ユーザーが利用しやすいように好みに合わせてカスタマイズできるツールもあります。
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BIツールのトレンドや市場を詳しく解説
BIツールのトレンドや市場についてみていきましょう。昨今のBIツールを取り巻く環境や、流行について解説します。
BIツールの市場規模と背景について
1990年代にBIツールが出現してから現在まで、市場はどんどん拡大しています。特に近年、BIツールを導入する企業は飛躍的に増加しているのです。なぜこのようにBIツールが普及し始めたかというと、企業のIT化、そしてDX推進による影響が大きいと考えられます。
現在はどの業種であってもパソコンを使ってデータを管理することが当たり前となり、それと共に企業が扱うデータが増加してきました。増加したデータは企業にとって非常に重要なものであり、正しく管理して有効活用するために、BIツールが利用されています。
BIツールにおける3つのトレンド
近年のBIツールのドレンドを3つのポイントに分けて紹介します。
- 誰でも簡単に利用できるツール
- AIの導入
- クラウド化
1.誰でも簡単に利用できるツール
以前のBIツールは、アナリストやエンジニアなどの専門家が利用するツールのイメージが強かったのですが、近年のBIツールはプログラミングなど専門的知識を持たないユーザーでも、簡単に利用できるツールが増えてきています。
全社ですべての社員がBIツールを活用するといったシーンも少なくありません。ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でカスタマイズできたり、データを活用できるツールが多く利用されている傾向にあります。
2.AIの導入
BIとAIは異なるものですが、最近のBIツールの中にはAIを導入したツールもあります。BIツールにAIを導入すると、さらに高度なデータ処理が可能となり、膨大なデータの中から相関関係を見つけて新たなニーズの発見にもつながります。
また、BIツールは企業の意思決定をサポートするツールであるのに対し、AIはこの意思決定を行うところまでが可能となりますので、より効率的であり属人的な要素を取り除いた経営や事業の運営を実現しやすくなります。
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3.クラウド化
BIツールには、企業側でサーバーを用意してインストールする「オンプレミス型」と、クラウドへアクセスして利用する「クラウド型」が存在しています。それぞれメリット・デメリットを持っていますが、近年需要が拡大してきているのは「クラウド型」のBIツールです。
BIツールの市場拡大についても、クラウド型BIツールによる影響が大きく、今後もオンプレミス型よりクラウド型のニーズが高まっていくことが想定されます。
クラウド型BIツールはオンプレミス型に比べて導入が早い、コストを抑えられるなどのメリットがあり、コロナ禍以降は特にリモートワークの増加とともにクラウド型が注目されています。
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トレンドに乗った最新BIツールを導入するメリット
トレンドに乗った最新BIツールを導入するメリットについてみていきましょう。最新のBIツールを導入することで、具体的にどのようなメリットが得られるのかを理解しつつ、ツール選びを進めてみてください。
- コストを抑えてBIツールを利用できる
- 高度な分析を活用できる
- 全社へ導入することによってデータをフル活用できる
メリット1:コストを抑えてBIツールを利用できる
最新のBIツールを導入すると、コストを抑えてツールを利用できます。最新のBIツールはオンプレミス型とクラウド型の両方を提供しているものが多くあります。ツールを利用する環境に合わせて選択することが第一ではありますが、それほど利用するユーザーが多くない場合などは、クラウド型を選択することで、導入費用やランニングコストを抑えられます。
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メリット2:高度な分析を活用できる
最新のBIツールなら、高度な分析を活用できるメリットがあります。AIが搭載されているツールやOLAP分析が可能なツールであれば、一般的なBIツールよりも多くのデータを短時間で処理できたり、データ同士の相関性の発見、リアルタイムでの分析を実現できます。
また、社内のデータを多くのユーザーが同時に分析することも可能になります。
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メリット3:全社へ導入することによってデータをフル活用できる
最新のBIツールは直感的に操作できるものが多く、誰でも簡単に利用できます。よって、BIツールを全社に導入することが可能です。全社にBIツールを導入すれば、社内にあらゆるデータをフル活用できるようになり、社内の状況を正確に把握したり、利益の最大化につなげられます。
トレンドに乗った最新BIツールの活用はこんな方におすすめ!
トレンドに乗った最新BIツールの活用は、以下のような方におすすめです。自社が当てはまるかどうか確認して、BIツールの選定に役立てましょう。
- 中小企業・ベンチャー企業の方
- 多くのデータを保有している企業の方
- 事業を大きく改善したい方
1.中小企業・ベンチャー企業の方
中小企業やベンチャー企業の方は、最新のBIツールの活用がおすすめです。中小企業やベンチャー企業は、大企業とは異なりBIツールを実際に利用するユーザー数がそれほど多くありません。
それであれば、最新のクラウド型BIツールを選択することで、コストを抑えつつデータ活用できる環境を整えられます。
2.多くのデータを保有している企業の方
顧客データや売上データ、WEB広告のデータなど多くのデータを取り扱っている企業にも、最新のBIツールがおすすめです。保有するデータが多くなると、それだけBIツールで処理する量も多くなります。
Excelよりも多くのデータを短時間で処理する機能を持っているBIツールですが、膨大な量のデータをリアルタイムでスピーディーに処理するのであれば、OLAP分析やAIが搭載されているツールが最適です。
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3.事業を大きく改善したい方
現在の事業を大きく改善したい方にも、最新のBIツールがおすすめです。既存事業を大きく改善するには、事業における意思決定の基準を変えたり、精度を高める必要があります。
一部の人間に依存した意思決定を続けていては大幅な改善は難しいケースもあるため、AI搭載のBIツールに分析から意思決定までを委ね、属人的な判断を排除することも効果的です。
自社に合ったBIツールを上手に選ぶ3つのポイント
自社に合ったBIツールを上手に選ぶポイントを3つ紹介します。これからBIツールの導入を考えている方は、以下のポイントを押さえてツールの選定を進めましょう。
- 自社に見合ったコストか
- 欲しい機能が搭載されているか
- 誰でも使えるツールか
1.自社に見合ったコストか
BIツール選定では、自社に見合ったコストであるかどうかが重要です。BIツールの利用にコストがかかりすぎてしまっては本末転倒です。BIツールは提供形態(オンプレミス型・クラウド型)とライセンス体系(ユーザーライセンス型・サーバーライセンス型)によって費用が変わってきます。
少人数での利用を想定している場合には、クラウド型でユーザーライセンス型のツールが比較的低コストで利用できるタイプとなります。
2.欲しい機能が搭載されているか
BIツールに欲しい機能が搭載されているかもチェックしましょう。BIツールは基本的な機能以外にも、ツールごとに特徴的な機能が搭載されているケースがあります。AIやOLAP分析が利用できるツールなら、単なるデータの可視化だけではなく、さらに一歩進んだ使い方ができるのでおすすめです。
また、機能面では連携可能なデータソースの確認も忘れないようにしましょう。自社で利用しているデータベースやDWHと連携できるツールかどうかが重要です。もし連携できないと、手動でデータのインポートを行わなくてはならず、十分な業務効率化が目指せないため注意が必要です。
3.誰でも使えるツールか
BIツールは操作が簡単であるかどうかも大切な選定ポイントです。高度な機能が利用できるBIツールも、ユーザーが利用できなければ意味がありません。また、手間のかかるツールも避けた方が良いでしょう。
使用に手間がかかるツールだと、ユーザーが積極的にツールを使用しなくなる恐れがあります。できるだけ誰でも簡単に使えるツールの利用が望ましいと言えます。
最新BIツールおすすめ7選!トレンドに乗った7つのツールを比較
最新BIツールの中から、トレンドに乗った7つのおすすめツールを比較していきます。それぞれのツールの特徴や機能を理解し、ツール選定の参考としてみてください。
最新BIツールおすすめ7選比較
ツール名 | 特徴 | 主な機能 | 価格 | こんな方におすすめ! |
Looker Studio(旧Googleデータポータル) |
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無料 ※テンプレートの購入、BigQuery接続時は別途費用が発生 |
Google広告を運用している方や自社サイトにGoogleアナリティクスを導入している方 |
Zoho Analytics |
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無料ツールでは物足りない方
BIツールにあまりコストをかけられない方 |
Tableau |
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BIツールによって社内のデータや事業全体の可視化を行いたい方 |
Yellowfin |
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|
お問い合わせ | シンプルなBIツールを利用したい方 |
Dr.SUM |
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お問い合わせ | 多くのデータを保有している企業の方 |
Pentaho |
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無料 | 高度な分析が可能なオープンソースツールを利用したい方 |
DOMO |
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お問い合わせ | データ管理と分析をとにかく効率化したい方 |
今回ピックアップしたBIツールには、OLAP分析やAIが搭載されているもの、アプリを作成できるものなど特徴的なツールもあります。また、処理能力にも差がありますので、自社でどのようにBIツールを活用するのかをしっかりシミュレーションした上で検討しましょう。
ただし、機能面だけではなくコストの負担についても同時に検討することがおすすめです。
Looker Studio(旧Googleデータポータル)
引用元:Looker Studio
Looker Studio(旧Googleデータポータル)は、Google社が開発したBIツールです。以前は「Googleデータスタジオ」という名称でした。
ツールの特徴
Looker Studioは、クラウド型BIツールでGoogle関連サービスとの連携に優れています。無料ツールでありながら、さまざまなBIツールとしての機能を活用できます。コストをかけずにBIツールを利用するのであれば、Looker Studio一択と言っても過言ではありません。
主な機能
- データの収集・統合
- レポート作成
- ダッシュボード
- データの共有
価格
Looker Studioは無料で利用できるBIツールですが、テンプレートの購入やBigQueryへの接続には別途費用が発生します。
こんな方におすすめ!
Looker Studioは、Google広告を運用している方や自社サイトにGoogleアナリティクスを導入している方、費用をかけずにBIツールを使ってみたい方におすすめです。Googleアカウントさえあれば利用でき、他のGoogleサービスとの相性もバッチリです。
基本的に無料で利用できるので、まずは無料ツールから利用してみるといったシーンにも最適です。
URL
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/
GoogleアナリティクスやGoogle広告を利用している方で、日々のレポーティングに手間がかかってお悩みの方はいらっしゃいませんか? Looker Studio(旧Googleデータポータル)は、BIツールの中でも特に初心者におすす[…]
Zoho Analytics
引用元:Zoho Analytics
Zoho Analyticsは、これまでに500,000社以上の企業が導入している有名なBIツールです。
ツールの特徴
Zoho Analyticsは、使いやすい操作性が魅力のBIツールです。ドラッグ&ドロップで簡単にレポートやダッシュボードを作成できます。レポートやダッシュボードのビジュアルにも定評があります。
また、ランニングコストも控えめの設定になっているため、BIツールに大きな予算を割くことが難しいシーンでもおすすめです。
主な機能
- データ連携・管理
- データの可視化
- データの分析
価格
料金プラン | 料金 |
ベーシック | 2,880円/月~ |
スタンダード | 5,760円/月~ |
プレミアム | 13,800円/月~ |
エンタープライズ | 54,600円/月~ |
こんな方におすすめ!
Zoho Analyticsは、無料ツールでは物足りないけれど、BIツールにあまりコストをかけられない方におすすめです。低コストで利用できるZoho Analyticsですが、AIを搭載しており大量のデータ処理や分析も問題なく実施できます。
操作も簡単なので、全社で導入したいシーンでも活用できます。
URL
https://www.zoho.com/jp/analytics/
Tableau
引用元:Tableau
Tableauは、これまでに70,000社以上が導入しており、BIツール市場を牽引する存在です。
ツールの特徴
TableauはBIツールの中でも、特に有名なツールで、多くの導入実績があります。操作も直感的でわかりやすく、データのビジュアライゼーション技術が強みでもあります。
導入する企業の環境に応じて、オンプレミス型とクラウド形から選択して利用可能となります。
主な機能
- ダッシュボード
- 高度なビジュアライゼーション
- 豊富な接続先
- データの自動更新
価格
料金プラン | 料金 |
Creator | 8,400円/月 |
Explorer | 5,040円/月 |
Viewer | 1,800円/月 |
こんな方におすすめ!
Tableauは、BIツールによって社内のデータや事業全体の可視化を行いたい方におすすめです。ユーザーの手によって、好みの形でダッシュボードやレポートを作成できます。接続できるデータソースも豊富なので、多くの業種で活用できるツールです。
URL
データ管理業務の効率化や、事業における意思決定を補佐する役割を果たすBIツールは、近年導入する企業が増加してきています。企業は多くのデータを扱う傾向があるため、今後もBIツールのニーズは高まっていくことが予想されます。 そんなBIツー[…]
Yellowfin
引用元:Yellowfin
Yellowfinは、シンプルな操作が人気で世界50カ国以上、300万人以上の方が利用しているBIツールです。
ツールの特徴
Yellowfinは、データ分析をワンクリックで行ったり、ドラッグ&ドロップで直感的な操作が可能なツールです。自動インサイト機能は、自社の課題をただ可視化するだけではなく、なぜ起きたのかをわかりやすく解説してくれます。
主な機能
- データ自動分析
- 自動インサイト機能
- ダッシュボード
- 分析結果とコメントの共有
価格
Yellowfinの価格は公開されていませんので、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ!
Yellowfinは、シンプルなBIツールを利用したい方におすすめです。ドラッグ&ドロップでレポート作成を行ったり、ワンクリックでデータ分析が可能なため、導入後はスムーズな活用が期待できます。
全社レベルでの管理ができるので、セキュリティ面でのコストや不安もありません。
URL
Dr.SUM
引用元:Dr.SUM
Dr.SUMは、導入実績6,000社以上で国内シェア率14%を誇るBIツールです。
ツールの特徴
Dr.SUMにはインメモリエンジンが搭載されています。このインメモリエンジンは、大量のデータをスピーディーに処理する能力があります。ノーコードで操作できるツールなので、導入における学習や習得のための時間コストも抑えられます。
また、サーバーライセンス型ツールなので、利用するユーザー数が増えても費用の追加は不要です。
主な機能
- データベース管理
- 高速集計
- 複雑なデータの取り込み
- Pythonスクリプトの実行
価格
Dr.SUMの価格は公開されていませんので、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ!
Dr.SUMは、多くのデータを保有している企業の方におすすめです。扱うデータ量が増えてもDr.SUMなら、インメモリエンジンによって高速処理を実現できます。またサーバーライセンス型なので、BIツールを利用するユーザー数が多いことが想定される方にもおすすめです。
URL
https://www.wingarc.com/product/dr_sum/
Pentaho
引用元:Pentaho
Pentahoは、2,000社以上が導入しているOSS(オープンソース)のBIツールです。
ツールの特徴
Pentahoは、ドラッグ&ドロップによる操作で処理の流れを視覚的に確認しながら実行できるツールです。接続先も豊富ですが、オープンソースツールであるため、自社の環境に合わせたカスタマイズができるのも大きな特徴です。
また、OLAP分析やデータマイニング機能も利用できるので、既存のデータ集計や分析から、新たなニーズ発見も可能です。
主な機能
- ETL
- 豊富な接続先
- OLAP分析
- ダッシュボード
価格
Pentahoはオープンソースツールのため、無料で利用できます。
こんな方におすすめ!
Pentahoは、高度な分析が可能なオープンソースツールを利用したい方におすすめです。OLAP分析やデータマイニング機能によってさまざまな分析実行できる上、オープンソースなのでカスタマイズ性も高く、コストも抑えられる非常におすすめのBIツールです。
URL
https://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/platform/pentaho/index.html
DOMO
引用元:DOMO
DOMOは、1,000社以上の導入実績を持つツールで、スタートアップから政府機関まで広く利用されています。
ツールの特徴
DOMOはデータ分析に特化したクラウド型BIツールです。1,000を超えるコネクターによりスムーズなデータ統合を実現します。データは既存システムに残したままクエリを実行しますので、データを移動する必要がありません。
組織全体のトレンドの把握、アラート機能などによって、組織全体の状況をいち早く理解できます。また、インテリジェントAppフレームワークを使えば、即時アクションを実行できる独自のアプリも作成可能です。
主な機能
- データ統合
- データ分析
- ダッシュボード
- インテリジェントAPP
価格
DOMOの価格は公開されていませんので、直接お問い合わせください。
こんな方におすすめ!
DOMOは、データ管理と分析をとにかく効率化したい方におすすめです。DOMOにはAIが搭載されているので、多くのデータを瞬時に処理することが可能です。さらに、インテリジェントAppによってアプリを作成すれば、よりスムーズにインサイトをキャッチできるようになります。
URL
BIツールと一緒に使いたいオススメの広告レポート自動化ツール
今回紹介してきたおすすめのBIツールと一緒に使うことをおすすめする、広告レポート自動化ツールについて解説します。
Databeat
今回おすすめする広告レポート自動化ツールは「Databeat」です。広告レポート自動化ツールとは、主にWEB広告のデータを集計し、可視化するツールです。
Databeatが収集した広告データは、そのままBIツールへ連携することが可能です。Excelなどを使ったデータ管理に比べて効率よく、正確にデータを管理できるのが特徴です。
Databeatを利用する3つのメリット
Databeatを利用するメリットを紹介します。
- 広告データを自動で集計・更新する
- 広告運用状況をレポートとダッシュボードで可視化
- BIツールへデータを連携できる
1.広告データを自動で集計・更新する
Databeatは、広告のデータを自動で集計・更新できます。Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告などそれぞれの管理画面へログインしてデータをダウンロードするといった手間が必要ありません。
毎日最新のデータをDatabeatが収集してくれるので、広告運用管理の効率がアップします。
2.広告運用状況をレポートとダッシュボードで可視化
予算消化状況やコンバージョン獲得、クリック数など広告運用で重要な指標を、レポートとダッシュボードで可視化します。レポートはテンプレートがあり、収集したデータを基に自動で作成します。
ダッシュボードには連携している媒体の情報が一覧表示されますので、毎日のデータチェックに最適です。
3.BIツールへデータを連携できる
Databeatが集めたデータは、レポートやダッシュボードで確認する以外に、BIツールにも連携できます。Looker Studio(旧Googleデータポータル)やTableauにデータを連携すれば、BIツール側でさらに詳細な分析が実施可能です。
Databeatはこんな人にオススメ!
Databeatは、Looker Studio(旧Googleデータポータル)やTableauへデータを連携可能です。この連携機能を活用すれば、BIツール初心者の方でも実際のデータを活用しつつ、BIツールの使い方を身につけられます。
Databeatは導入から操作まで簡単なので、はじめて扱う方でも安心して利用できます。
まとめ
BIツールは、企業のデータ管理をスムーズにし、インサイトの発見につながります。最新のBIツールは、機能が向上し低コストで利用できるので、特に多くのデータを扱う企業にはおすすめできます。
ただし、BIツールはどれでもよいということはなく、それぞれの特徴や機能を理解した上で、自社に合ったツールを導入しなくてはなりません。費用もツールごとに異なりますので、費用対効果も含めて検討する必要があります。
また、WEB広告を運用していてはじめてBIツールを導入するのであれば、最後に紹介した広告レポート自動化ツール「Databeat」の併用も検討してみてください。Databeatは広告のデータ管理を効率化できるツールです。
BIツールと連携も可能なので、WEB広告運用の効率化と効果最大化におすすめできるツールです。
【無料】Databeatサービス紹介資料
広告レポート自動化ツール「Databeat」のサービス紹介資料です。
・Web広告のレポート作成工数を削減したい
・Looker Studioと連携できるレポートツールを探している
・低価格でレポート作成を自動化したい
上記のような課題をお持ちの方は、以下のフォームに必要な項目を入力のうえ、送信してください。
Databeatの詳細な資料をご覧いただけます。