Instagramは「インスタ映え」など、使っていない人にも言葉が浸透するほど人気のSNSです。元々は写真を共有するための個人利用が多いSNSでしたが、幅広いユーザーに利用されるようになりビジネス目的の利用手段としても注目されています。
これからInstagram広告に参入しようと考えている企業の担当者も多いのではないでしょうか。ただし、Instagram広告で効果を上げるためには、広告の知識から運用方法まで幅広く把握しておく必要があります。
本記事では、Instagram広告の基礎知識から出稿・運用方法まで、総合的なInstagram広告ガイドとして、初心者の方にもわかりやすく解説します。
- 1 運用する前に押さえておきたい!Instagram広告の基礎知識
- 2 インスタ広告のやり方ガイド!出稿方法、設定方法チュートリアル
- 3 Instagram広告出稿にあたってのよくある疑問Q&A
- 4 Instagram広告を上手に運用する3つのポイント
- 5 Instagram広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめ
- 6 Instagram広告の運用代行おすすめ代理店3選
- 7 Instagram広告運用の効果を可視化するオススメの広告レポート自動化ツール
- 8 まとめ
運用する前に押さえておきたい!Instagram広告の基礎知識
まず、Instagram広告についての基礎知識を解説します。Instagram広告の特徴、種類、ターゲティング方法まで、全体像を把握しておきましょう。
Instagram広告とは?
Instagram広告とは、Instagram内に広告を配信するサービスです。画像を投稿できるSNSとして、2010年にリリースされました。2012年にFacebookが買収したことにより、現在はFacebookのサービスの1つとして運営されています。
他のSNSと違い、シェア機能がないところも特徴です。「フィード」や「ストーリーズ」などに広告を配信し、クリックすると広告のランディングページなどに遷移します。
Instagram広告の特徴、メリット
Instagram広告の特徴とメリットを3つに分けて紹介します。
Instagram利用者層の特徴、メリット
日本国内のアクティブユーザー数は3,300万人(2019年6月時点)、全世界の月間アクティブユーザー数は10億以上。国内の利用率は、毎年増加傾向で最新の調査では、Twitterに並び、LINEに次いで高い利用率の42.3%となっています。
これからますます成長が期待できるSNSだといえます。メインユーザーは20代~40代。男女別では女性の利用率が高く、4:6の割合です。若者向けのSNSというイメージがありますが、実際は10代よりも40代のほうが利用率が高いメディアです。
購買意欲が高い年齢層がメインのため、フォローした有名人や企業が勧める商品を買いやすく、購買行動を促せるメリットがあります。
データ元:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」
Instagram広告の掲載費用面での特徴、メリット
Instagram広告の課金方式は4つです。それぞれ、クリック、広告の1,000回表示、アプリのインストール、動画の再生時間ごとに費用が発生する仕組みです。課金方式は広告の目的を決定すると自動的に選択されます。
いずれの課金方式も100円から出稿可能で、比較的低コストで運用できるところがメリットです。ただし、企業広告の場合はある程度のまとまった金額を使わないと効果は見込めないでしょう。
Instagram広告は、画像や動画を中心とした広告により、インパクトのある訴求が可能な広告です。また、精度の高いターゲティングによって、ピンポイントで目的のユーザーへ広告が配信できるため、多くの企業が利用しています。 そんなInst[…]
その他Instagram広告の媒体の特徴、メリット
Instagram広告は写真や動画などが70%以上を占めるため、ビジュアルでの効果的なアプローチが得意です。また、Instagramは気になった商品や飲食店を探す情報検索ツールとして多く利用されているのも特徴です。
Instagramにはショッピング機能があり、投稿内で気に入った商品を購入できるため、商品購入の場としても使えるメリットがあります。Instagramの調査によれば、実際にユーザーの85%がInstagramを見て購買アクションを起こしています。
Instagram広告が効果を発揮するシーン
Instagramの強みは、3,300万人以上のアクティブユーザーと現在もユーザーが増加傾向にある成長性です。ユーザー層は20代~40代で女性が多いことから、ファッションやグルメ、コスメなどのビジュアルで興味を引きつつ、購買につなげる施策でも効果を発揮します。
そのため、写真や動画などのクリエイティブのクオリティーが広告の成果を大きく左右します。Instagram広告では、他媒体の広告以上にクリエイティブの質の向上に気を配る必要があります。
Instagram広告の主な配信面の種類
Instagram広告の配信面は主に3つです。配信面の特徴と種類について解説します。
フィード
フィードは、ユーザーが通常見ている投稿画面に表示される広告です。フィードにはフォローしたユーザーの投稿が表示されていますが、フィード広告は通常の投稿に混ざって表示されます。そのため広告色がなく自然な形でユーザーに見てもらえるメリットがあります。
写真や動画でアピールすれば、ユーザーの興味を刺激して購買や閲覧につながります。
ストーリーズ
ストーリーズへの配信広告は、一般ユーザーの投稿と並んで表示されます。ストーリーズの広告は通常のストーリーズと同じく全画面に表示されるため、ユーザーへのインパクトも強く印象にも残りやすいのが特徴です。
広告画面を上にスワイプすれば、特定ページへの誘導なども行えます。
発見タブ
発見タブは、画面の下にある虫眼鏡のマークをクリックすると現れる画面です。ユーザーの興味や関心に基づいてパーソナライズされ、フォローしていないアカウントの投稿が表示されます。
この中で興味を持った投稿をユーザーがクリック後、スライドすることでフィード投稿に似た形で広告が表示されます。発見タブはユーザーの興味・関心のある内容の投稿のみが表示されるので、クリックされやすいのが特徴です。
発見タブを利用してさらに細かいターゲティングを行えます。
Instagram広告の種類一覧
Instagram広告の種類をご紹介します。
Instagram広告の種類 |
イメージ | 概要 |
写真広告 |
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1枚の画像とテキストで構成される、シンプルでもっとも頻繁に使われる広告フォーマットです。「詳しくはこちら」「予約する」など、ユーザーに行ってほしいアクションボタンや外部サイトに誘導する「コールトゥアクションボタン」を設定して、アクションを喚起します。 |
動画広告 |
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動画を使用した広告フォーマットです。動きと音が加わることで、静止画では伝えきれない情報を提供できます。 |
ストーリーズ広告 |
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ストーリーズに配信できる全画面表示の広告フォーマットです。一般のストーリーズに並んで表示されるため、自然な形でユーザーにアピールできます。 |
カルーセル広告 |
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写真や動画を1つの広告につき最大10個まで表示できる広告フォーマットです。個別にリンクを設定できるので、複数の商品の紹介などにも向いています。 |
コレクション広告 |
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大きなカバー画像と複数の小さな画像を同時に表示できる広告フォーマットです。商品カタログなどでもよく利用されています。 |
発見タブ広告 |
![]() |
Instagramの検索画面である、発見タブに表示する広告フォーマットです。出稿形式はフィードと同様ですが、新規顧客の獲得などに有効です。 |
Instagram広告の主なターゲティング方法
Instagram広告は、Instagramに登録したユーザーのプロフィールと行動を基にしたターゲティングが可能です。Instagram広告のターゲティング方法は、大きく分けて以下の3種類があります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
コアオーディエンス
コアオーディエンスとは、ユーザーデータや興味関心などを条件にしてターゲティングを行う方法です。具体的には、ユーザーの地域や年齢・性別、興味や関心を持っていること、SNSで起こした行動などを基にターゲティングをします。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、広告主が任意で作成したオーディエンスを条件にしてターゲティングを行う方法です。ターゲティングの対象は、FacebookのユーザーIDやメールアドレス・携帯番号などを基にして絞り込みます。
類似オーディエンス
類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスと似ているユーザーをターゲットとする方法です。カスタムオーディエンスにどれくらい似ているかのパーセンテージを1~10%で設定します。通常、1%から始めて様子を見ながらパーセンテージを変更していきます。
インスタ広告のやり方ガイド!出稿方法、設定方法チュートリアル
Instagram広告の出稿方法を図を用いながら解説していきます。出稿の設定はPCでFacebookの広告マネージャーを使用します。
出稿前に確認しておきたいInstagramの広告審査基準について
Instagram広告は、Facebookの広告ポリシーに基づいて審査されます。審査完了までの時間はおよそ24時間だといわれています。ただし正確な日数をFacebookは公表していないので、あくまでも目安として考えておきましょう。
さらに時間がかかる場合もあるので、広告配信スケジュールは余裕をもって考えておくことをおすすめします。
出稿前にはFacebookの広告ポリシー(要Facebookログイン)をしっかり読んでおくことが大切です。例えば「タバコ」「性的コンテンツ」「個人的な特徴を断定する表現」などはすべてNGです。広告ポリシーで禁止されている事項や制限コンテンツなどさまざまな規定があります。
他には、Instagramのコミュニティガイドラインに準拠していることも必須です。審査に何回も落ちるとアカウント停止の恐れもあります。広告ポリシー・コミュニティガイドラインをしっかり確認して、ポリシー違反のない広告を作成していきましょう。
Facebookページなしでもインスタ広告は出稿できる?
前述したとおり、InstagramのサービスはFacebookが運営しています。そのため、Instagram広告を出稿する場合はFacebookのページが必要です。Instagramのアプリから広告を配信するには、「プロアカウント」(ビジネスアカウント)へ切り替える必要があります。
これまでは、プロアカウントに切り替える際、Facebookのページをあらかじめ作成しておく必要がありました。現在は、Facebookのページがなくてもプロアカウントへの切り替えが可能です。Facebookのページはアカウントを切り替える段階で自動的に生成されます。
ただし、スマホのInstagramアプリからは過去の投稿の再利用のみ配信可能で、新規の広告配信の設定はできません。新規の広告を作成する場合は、PCでFacebook広告マネージャーを使う必要があります。
インスタで広告を出す手順まとめ
Instagram広告を出すためには、あらかじめFacebookのページ(ビジネス用)とInstagramのアカウントが必要です。まだの場合は先に進む前に用意しておきましょう。
InstagramのアカウントはなくてもInstagram広告を配信可能ですが、用意していたほうが便利に運用できるため、作っておくことをおすすめします。大まかな流れとしては、以下の手順となります。
- FacebookのページとInstagramのアカウントを連携する
- 広告の設定(1.広告の目的を決定する)
- 広告の設定(2.名前と目標を決定する)
- 広告の設定(3.予算と掲載期間を設定する)
- 広告の設定(4.ターゲットを設定する)
- 広告の設定(5.クリエイティブを設定する)
- 最終確認・広告の配信開始
STEP1:FacebookのページとInstagramのアカウントを連携する
まず、FacebookとInstagramを連携します。FacebookとInstagramのどちらからでも操作が可能です。
Facebookで設定する場合
Facebookのホームページを開きます。
引用元:Facebook
左側のバーで「ページ設定」を開き、「Instagram」を選択します。
引用元:Facebook
「Instagramにリンク」の画面が上がってきたら、「アカウントをリンク」を押して、Instagramのアカウントにログインします。
Instagramで設定する場合
引用元:Instagram
上の図の左⇒右の順で操作します。スマホのInstagramアカウントから「設定」を選び、「アカウント」-「リンク済みのアカウント」-「Facebook」を選択しましょう。
Facebookのログイン画面が立ち上がるので、連携するFacebookアカウントのIDとパスワードを入れてログインします。
STEP2:広告の目的を設定する
引用元:Facebook Ads
ここからInstagramの広告の設定に入ります。Facebookの広告マネージャーを立ち上げ、左上の「作成」ボタンを押します。
引用元:Facebook Ads
広告の目的をはじめに決定します。自社の目的に合った項目のラジオボタンにチェックを入れましょう。目的を決定すると、その後の項目が目的に合ったものに変更されます。
STEP3:名前と広告の目標を設定する
引用元:Facebook Ads
「キャンペーン名」を設定します。後から見ても何の広告かすぐにわかるような名前を任意でつけましょう。
引用元:Facebook Ads
同じように「広告セット名」もつけましょう。「トラフィック」は、自社の目的に合った場所を選択します。
STEP4:予算と掲載期間を設定する
引用元:Facebook Ads
予算は「1日の予算」「通算予算」が選択できます。スケジュールは「開始日時」「終了日(任意)」が設定できます。
STEP5:ターゲットを設定する
引用元:Facebook Ads
ターゲットの項目と設定できる内容は以下のとおりです。
項目名 | 内容 |
---|---|
カスタムオーディエンス | 自分のソース・Facebookのソースで何かしらの行動を起こした人から任意に設定できる |
地域 | 住んでいる地域・都道府県・市区町村・郵便番号・住所からターゲットを指定できる |
年齢 | 年齢からターゲットを指定できる |
性別 | すべて・男性・女性から選択できる |
詳細ターゲット設定 | 利用者層、興味・関心、行動をドロップリストから選択できる |
言語 | 使用している言語を設定できる |
引用元:Facebook Ads
設定したターゲティングによって、オーディエンスの潜在リーチを視覚的に把握できます。こちらを見ながら多すぎず少なすぎないボリュームのターゲティングを設定していきましょう。
STEP6:クリエイティブを設定する
引用元:Facebook Ads
「広告に表示する名前」の項目の「Instagramアカウント」には、STEP1で連携したInstagramアカウント名が選択できていればOKです。
「広告設定」では、目的に合ったフォーマットを選択します。「Instagram広告の種類一覧」で解説した内容を基に効果的なフォーマットを選んでみましょう。
引用元:Facebook Ads
別途掲載したいクリエイティブを用意していれば、この画面でメディアを選択し、必要であれば見出しや説明などのテキストも入力します。右側では広告画面のプレビューが表示されます。
プレビューをよく見ながら、最適なクリエイティブの設定を行うことが大切です。
STEP7:最終確認・広告配信
引用元:Facebook Ads
すべての設定が終了したら、今まで設定してきた内容を一覧で確認できます。修正したい箇所があれば、「戻る」ボタンで戻って設定しなおします。問題なければ「公開する」ボタンを押して、審査結果を待ちましょう。
審査が通過して広告が承認されると広告の配信が始まります。配信後、状況を見ながら広告マネージャーから適宜予算や期間などを再設定していくとよいでしょう。
Instagram広告出稿にあたってのよくある疑問Q&A
Instagram広告出稿にあたり、よくある疑問点をピックアップしました。Q&A形式でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
インスタ広告を途中でやめると料金はどうなる?
Instagram広告を途中でやめた場合は、やめるまでにかかった金額のみを支払います。課金方式がクリックした、見られた、インストールされたなどユーザーのアクションを受けて料金が発生するため、停止して表示されなくなった広告に対しての料金は発生しません。
インスタ広告は無料で利用できる?
Instagram広告は無料で配信することはできません。最低100円の出稿金額が必要です。とはいえ、広告ではありませんが、Instagramの投稿を活用して費用をかけずに無料で宣伝する方法があります。
Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替えると「投稿の宣伝」という機能が使えます。投稿の宣伝は過去に投稿した写真を再利用して宣伝することが可能です。「購入する」などのアクションボタンも追加できるので、今までの投稿を無料で有効活用するにはぴったりです。
ビジネスアカウントの切り替えも投稿の宣伝も無料で利用できます。広告コストをできる限り抑えたい場合は活用してみるとよいでしょう。
インスタ広告は個人でも出稿できる?
Instagram広告は個人でも出稿できます。ただし、アカウントをプロアカウント(ビジネスアカウント)に切り替える必要があります。ビジネスアカウントといえども、企業専用アカウントということではありません。
個人でもビジネスアカウントへの切り替えが可能です。また、プロアカウントはいつでも個人アカウントに戻せます。個人でInstagram広告を試したい場合は、100円から出稿可能ですので少額から行ってみてはいかがでしょうか。
Instagram広告を上手に運用する3つのポイント
Instagram広告を上手に運用するポイントを3つ紹介します。
- クリエイティブのデザインにこだわる
- 効果の高いクリエイティブを早く見つけ出す
- ターゲットを若年層だけに絞らない
POINT1:クリエイティブのデザインにこだわる
Facebookのヘルプによれば、テキストの要素が少ないほど広告のパフォーマンスが高くなるとしています。テキスト要素は最大20%以下に抑えるようなクリエイティブを作成するように意識することが大切です。
Instagramは視覚面の効果が高いので、クリエイティブのデザインには徹底的にこだわりましょう。クリエイティブの効果測定は常に行い、迅速にPDCAサイクルを回して改善していく必要があります。
また、A/Bテストを行い効果が見込めるクリエイティブを見極めることも大切なポイントです。
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、Web広告の媒体は世の中に多く存在します。また、特定の広告媒体の中でもターゲットに対するアプローチ方法は多種多様であり、アプローチ方法が正しいかどうかを判断する必要が随時発生します。 […]
POINT2:効果の高いクリエイティブを早く見つけ出す
POINT1で述べたように、Instagram広告ではクリエイティブの質が大きく成果に影響してきます。そのために日々改善を繰り返しますが、効果検証結果でユーザーの反応がよいクリエイティブが見つかるはずです。
成果の上がらないクリエイティブの改善点に注目しがちですが、成功したクリエイティブのよかった理由を把握することも重要です。「どこがよかったのか」を把握して、それを成果が悪いクリエイティブの改善施策に活用できます。
また、効果の高いクリエイティブもそこで満足せずに、さらに検証を重ねて改善していくことを忘れないようにしましょう。
POINT3:ターゲットを若年層だけに絞らない
Instagramというと若年層に人気のSNSというイメージがあります。しかし、実際のターゲット層は20代~40代と若年層特化のSNSではありません。おおざっぱなイメージのみでターゲティングをすると的外れな層へ広告を配信してしまう恐れがあります。
ターゲティング設定は経験や慣れも必要になるため、担当者がInstagram広告の初心者の場合は、適切なターゲティングができずになかなか効果が上がらない可能性があります。ある程度試行錯誤して、それでも効果が上がらない場合は、専門のプロにお任せする方法も検討してみるとよいでしょう。
Instagram広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめ
Instagram広告はクリエイティブをフル活用し、詳細なターゲティングでユーザーにアプローチできます。しかし、日々成果をチェックしながらPDCAサイクルを繰り返すという時間的にも厳しい運用が必要です。さらに的確なターゲティングには、運用経験やスキルも必要条件となります。
Instagram広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット
社内スタッフのみでInstagram広告運用が行き詰まってしまった場合などは、専門の広告代理店に依頼する方法もおすすめです。Instagram広告の運用代行を代理店に依頼するメリットを3つ紹介します。
- 社内リソースが枯渇する心配がない
- 効果の高い運用を実施できる
- 運用方法や分析方法も教えてもらえる
メリット1:社内リソースが枯渇する心配がない
毎日広告の成果を確認し、それに対する施策を考えながら改善策を実施するなど、Instagram広告の運用担当者は多忙です。さらに高速で変化するInstagramのトレンドにもついていく必要があるので、社内スタッフのみの運用ではリソース不足が発生する可能性が高まります。
専門の広告代理店では、データの収集・分析・効果測定・レポートまで丸ごと運用代行してくれます。社内スタッフは日々の作業から解放されるため、社内リソースに余裕が生まれます。
メリット2:効果の高い運用を実施できる
Instagram広告の効果を効率的にアップさせるには、質の高いクリエイティブ・適切なターゲティングなどが必須です。しかし、それを実現するには、Instagram広告を運用した経験や知識が必要となってきます。
専門の広告代理店なら、今までの経験と知識をノウハウとして蓄積しているので、早い段階から効果の高い運用を実施できます。
メリット3:運用方法や分析方法も教えてもらえる
Instagram広告の運用をすべて代理店に任せてしまえるのが、運用代行のメリットです。しかし、社内でもInstagram広告運用ができるスタッフを育成したいと考えた場合、丸投げしていてはスタッフのスキルは上がりません。
ですが、社内担当者として代理店から細かい運用方法、結果の分析方法などを教えてもらえば、社内スタッフの理解や知識の向上にも役立ちます。代理店には週次や月次のレポートを提出してもらい、その機会にどのように運用しているかを逐一報告してもらいましょう。
Instagram広告の代理店を上手に選ぶ3つのチェックポイント
Instagram広告の運用代行を依頼する代理店を選ぶ際には、必ず確認しておいたほうがよい、3つのポイントを紹介します。
- 自社が扱う広告形式の実績が豊富かどうか
- 料金は高すぎないか
- Instagram広告の実績が豊富かどうか
POINT1:自社が扱う広告形式の実績が豊富かどうか
自社が配信を行うInstagram広告の目的や目標、広告の種類の実績が豊富な代理店かどうかを見極めることが大切です。自社のやりたいことと代理店がやってきた・得意としている内容が一致しているかどうかを確認しましょう。
できる限り一致率が高い代理店を選ぶことをおすすめします。
POINT2:料金は高すぎないか
運用代行の料金は代理店によって大きな違いがあります。候補とする代理店数社の費用を問い合わせて必ず確認しましょう。どんなに素晴らしい結果を出しても代行料金が高額では自社の利益はさほど望めません。
予算と照らし合わせて無理なく代行してもらえる代理店を選びましょう。
POINT3:Instagram広告の実績が豊富かどうか
Facebook広告、Twitter広告などは、一定の基準を満たした代理店とパートナー契約を行っています。しかし、Instagram広告にはこの制度がないため、公式のお墨付きはもらえません。
そのため、過去のInstagram広告の運用実績や具体的な改善事例など、客観的に評価できるデータがあるかどうかを確認しましょう。
Instagram広告の運用代行おすすめ代理店3選
Instagram広告の運用代行をしている、おすすめの代理店を3社紹介します。代理店選びの参考として、活用してみてください。
株式会社グラッドキューブ
引用元:株式会社グラッドキューブ
こんな方におすすめ!
- リスティング広告も依頼したい
- 他媒体の広告も一緒に依頼したい
- マーケティング全体の改善も提案してほしい
株式会社グラッドキューブの強み
株式会社グラッドキューブは、リスティング広告や各種SNS広告の運用代行をする代理店です。他にはウェブサイト制作・動画制作なども行います。Google、Yahoo!、Facebook、Twitterのパートナー代理店でもあり、実績も十分ある心強い代理店です。
Instagram広告は専門のチームで運用代行をしています。インターネット広告全般を扱っているので、リスティング広告やネイティブ広告と組み合わせた施策を提案できるところもポイントです。
株式会社グラッドキューブの概要
・料金体系:広告費の20%(広告費25万円以上)
・会社名:株式会社グラッドキューブ
・本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F
・URL:https://corp.glad-cube.com/
ASUE株式会社
引用元:ASUE株式会社
こんな方におすすめ!
- リスティング広告も依頼したい
- Instagram広告以外のSNS広告も依頼したい
- クリエイティブの制作も依頼したい
ASUE株式会社の強み
ASUE株式会社は、リスティング広告運用代行では、運用実績100社以上・Yahoo!広告表彰実績がある実力派の代理店です。GoogleとYahoo!のパートナー代理店でもあります。
Instagram広告運用では、ROASが3倍、CPAが1/3になった実績に加えて、Instagramで重要なクリエイティブの改善速度に自信を持っています。さらにランディングページや動画バナー制作代行も行っているので、クリエイティブ制作の依頼もできます。
ASUE株式会社の概要
・料金体系:広告費の20%
・会社名:ASUE株式会社
・本社所在地:愛知県名古屋市中区錦三丁目5番30号 三晃錦ビル6F
・URL:https://asue.jp/
アナグラム株式会社
引用元:アナグラム株式会社
こんな方におすすめ!
- リスティング広告も依頼したい
- Instagram広告以外のSNS広告も依頼したい
- マーケティング支援も依頼したい
アナグラム株式会社の強み
アナグラム株式会社は、リスティング広告や各種SNS広告の運用代行などをしている代理店です。Google・Yahoo!・Facebookのパートナー代理店である他、LINE広告の正式認定代理店でもあります。
Instagram広告は、専門チームの担当者がPDCAサイクルのPlanを重視し、徹底的な戦略を練った上で運用します。各企業のパートナー代理店である強みを活用して、最新情報のチェックも迅速に行えます。
アナグラム株式会社の概要
・料金体系:広告費の20%
・会社名:アナグラム株式会社
・本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目4-4 フィールド北参道 1F・2F (受付:1F)
・URL:https://anagrams.jp/
※参考:Instagram広告に強みを持つ代理店を特集した記事はこちら
Instagram広告は、SNSの中でも特に若年層のユーザーを多く抱えている媒体です。リスティング広告などの検索連動型広告とは違ったターゲティングやリーチが獲得できることから、マーケティングに取り入れる企業も増えてきています。 Ins[…]
Instagram広告運用の効果を可視化するオススメの広告レポート自動化ツール
Instagram広告の運用効果を可視化する、おすすめの広告レポート自動化ツールを紹介します。利用することで広告担当者の広告運用をしっかりサポートしてくれます。
Databeat
Databeatは、Instagram広告をはじめとした広告データを自動で抽出・更新・集計・可視化ができるツールです。広告担当者が見たいときに見たいデータを出力できるようになります。
レポートも自動で出力可能なので、時間がかかるレポーティングの作業工程を大きく削減します。
Instagram広告運用における「Databeat」の3つの活用ポイント
Instagram広告運用におけるDatabeatの活用ポイントを3つご紹介します。
データを自動で常に最新状態で維持できる
Databeatは、あらゆる広告データを自動で収集し、常に最新の状態に保ちます。データはすべてDatabeatで一元管理を行い、複数媒体間での比較検証が行えるようにデータを整形します。
日々データのチェックが必要なInstagram広告担当者も、自ら更新作業を行うことなく、いつでも最新のデータのチェックが可能です。
さまざまなフォーマットでデータ出力できる
Databeatが収集・蓄積した広告データは、Looker Studio(旧Googleデータポータル)やExcel、スプレッドシートなど主要なツールに出力できます。GoogleスプレッドシートやLooker Studioに出力すれば、最新のデータを社内外で簡単に共有できます。
クリエイティブレポートも自動で作成できる
Databeatは、Instagram広告で重要なポイントとなるクリエイティブのレポートも自動で出力できます。サムネイルとその各種指標を一覧表示できるので、素早い結果のチェック・検証ができるようになります。
まとめ
Instagramは今後もユーザーの増加が見込める、期待値が高いSNSです。クリエイティブの視覚効果を最大限に利用して、適切なターゲットにアプローチすることで大きな効果が望めます。
本記事は、初めてInstagram広告を扱う担当者向けたInstagram広告の始め方入門ガイドとして、概要から出稿・運用のポイントまで解説しました。費用対効果の高いInstagram広告を配信するためには、ある程度の経験とノウハウが必要となるため、しばらく運用してみて成果が上がらなければ専門の代理店による運用代行の利用もおすすめです。
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