入札単価とクリック単価(CPC)、WEB広告を運用する場面でどちらもよく目にする単語です。しかし、この二つには違いがあり、WEB広告を運用する際は、それぞれについて正しく理解している必要があります。
そこで今回こちらの記事では、入札単価とクリック単価の違いから、平均単価や相場の調べ方、最適な入札単価の決め方などを、詳しく解説していきます。
- 1 入札単価とクリック単価(CPC)の違いは?定義や仕組みを詳しく解説
- 2 主要な広告媒体のクリック単価(CPC)が決まる仕組みと入札単価の決め方
- 3 想定クリック単価の調べ方を主要な広告媒体別に詳しく解説
- 4 最適な入札単価を決めるための計算方法
- 5 クリック単価(CPC)が高騰する主な3つの原因
- 6 クリック単価(CPC)を抑えつつ効果を最大化する5つのTIPS
- 7 最適なクリック単価で広告を運用するには広告レポート自動化ツールによる効果検証がおすすめ
- 8 まとめ
入札単価とクリック単価(CPC)の違いは?定義や仕組みを詳しく解説
はじめに、入札単価とクリック単価(CPC)の違いについて解説します。定義や仕組みを詳しく見ていきましょう。
入札単価とは?
入札単価とは、クリック単価の上限金額を決める単価です。クリック単価を50円以上支払いたくない場合、入札単価を50円に指定すれば、広告がクリックされた場合のクリック単価は、50円以下になります。
クリック単価(CPC)とは?
クリック単価とは、広告がクリックされた際に支払う、1クリックあたりの金額です。クリック単価は、以下の計算式で算出可能です。
クリック単価(CPC)=広告費÷クリック数
クリック課金制を用いる広告はオークションによって単価が決まるため、クリック単価は毎回同じとは限りません。
入札単価とクリック単価(CPC)の違い
入札単価とクリック単価の意味が混同してしまう場面がよくありますので、2つの違いについても解説します。
- 入札単価:クリック単価の上限金額を指定する単価
- クリック単価:実際に広告がクリックされて請求される1クリックあたりの単価
上記が、入札単価とクリック単価の違いをまとめたものです。
つまり、入札単価=クリック単価ではありません。また、クリック単価は、入札単価を超えることもありません。
入札単価は、広告を出稿する際にあらかじめ設定します。そして広告を運用すると、結果としてクリック単価が算出されます。
主要広告媒体の平均クリック単価まとめ
主要広告媒体の平均クリック単価を見てみましょう。
広告媒体 | 平均クリック単価 |
Google広告(リスティング広告) | 80円~1,000円 |
Google広告(ディスプレイ広告) | 50円~100円 |
Yahoo!広告(リスティング広告) | 80円~1,000円 |
Yahoo!広告(ディスプレイ広告) | 50円~100円 |
Facebook広告 | 100円 |
まず広告媒体別に見た場合、以前はGoogleよりYahoo!の方が、クリック単価は安いと言われていました。しかし、現在はそれほど大きな違いはありません。
GoogleやYahoo!と比較した場合は、Facebook広告などのSNS広告の方が、やや安くなる傾向があります。
また、リスティング広告とディスプレイ広告では、ディスプレイ広告の方がクリック単価は安くなります。ただし、クリック率やコンバージョン率はリスティング広告の方が高いので、必ずしもディスプレイ広告の方が費用対効果が高いともいえません。
基本的に、広告媒体のクリック単価はオークションによって決まりますので、競合が多くなれば単価も高くなります。
他にも、広告で取り扱う商材の利益額が高額になると、企業が広告に出せる金額も高くなるため、クリック単価も高くなるといった影響があります。
主要な広告媒体のクリック単価(CPC)が決まる仕組みと入札単価の決め方
主要な広告媒体のクリック単価が決まる仕組みと、入札単価の決め方を見ていきましょう。
クリック単価(CPC)が決まる仕組み【Google広告】
まず広告主が設定する入札単価で上限が決定します。入札単価を50円に設定した場合、CPCが50円を超えることはありません。
次にオークションです。最終的に広告が掲載されるかどうか、どの位置に掲載されるかは「広告ランク」で決定します。
広告ランクが高い広告が、もっとも上位に掲載される仕組みです。入札単価は広告ランクを決める要素の一つであるため、入札単価のみで広告の掲載位置が決定されるわけではありません。
参考:広告ランクとは?
広告を掲載するかを決める指標です。広告ランクが高いと、広告がもっとも良い位置に掲載されます。
この広告ランクは、主に3つの要素でランク付けされます。
- 品質スコア(推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性)
- 上限クリック単価(入札単価)
- 広告表示オプション
上記の要素を基に、以下の計算式で広告ランクが算出されます。
広告ランク=品質スコア×上限クリック単価+広告表示オプション
つまり、広告を上位掲載させるためには入札単価だけではなく、広告の品質の向上なども目指す必要があるということです。
Google広告で入札単価を上手に決めるためのTIPS
広告を確実に掲載させて、自社サイトへの流入やコンバージョン獲得を目指すためには、競合に負けない入札単価の設定が必要です。
しかし、それではコストが掛かりすぎてしまって、利益を確保できなくなる恐れもあります。そのため、品質スコアの改善に取り組むことが重要となります。
品質スコアが高ければ、入札単価が競合より低くても広告ランクを高くできますので、費用対効果の高い広告運用を実現できます。
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クリック単価(CPC)が決まる仕組み【Yahoo!広告】
基本的な構造は、入札単価を設定して広告を出稿し、オークションによって決定します。
ただし、Google広告の場合は広告ランクによって掲載位置が決められていましたが、Yahoo!広告の場合は広告ランクではなく、「オークションランク」によって決まります。
参考:オークションランクとは?
オークションランクは、Yahoo!広告の掲載順位を決める仕組みで、オークションランクが高いと、掲載順位が高くなります。
オークションランクは、以下の要素によって算出されます。
- 入札単価
- 広告の品質(推定クリック率・表示URLのクリック率・広告文とクエリーの関連性・広告が掲載された地域別の掲載実績・インターネットユーザーの検索クエリー・各種デバイスでの広告の掲載実績など)
考え方としてはGoogle広告の広告ランクに似ており、入札価格だけではなく、広告の品質を高く保つ必要があります。
Yahoo!広告で入札単価を上手に決めるためのTIPS
掲載上位を獲得するためには、競合よりも高い入札単価の設定が必要です。ただし、最終的な掲載順位はオークションランクで決まります。
入札単価を高く設定することで、オークションランクを上げることも可能ですが、費用対効果を考えた場合は、できるだけ広告の品質の向上に努めることも、重要となります。
クリック単価(CPC)が決まる仕組み【Facebook広告】
入札単価によるオークションのほか、以下の要素が影響します。
- ユーザーの反応
- 広告画像内のテキスト量
ユーザーの反応とは、広告に対してユーザーが起こしたアクションのことを指します。掲載された広告に対して、「この広告を非表示」や「広告を報告」をユーザーが選択できます。
こうしたネガティブな反応が多くなると、クリック単価高騰の原因となります。
また、広告画像内のテキスト量にも決まりがあり、画像内のテキスト量は約20%未満にすることが、推奨されています。
テキスト量がこれより多いと、広告の掲載順位が下がったり、CPCが高くなってしまうので注意が必要です。
Facebook広告で入札単価を上手に決めるためのTIPS
基本的には競合より高い単価を設定する必要があります。ただし、なるべくコストを抑えるためには、ユーザーからネガティブな反応を得ることがないようなクリエイティブ制作、ターゲティングが必要です。
なお、クリエイティブについては、テキスト量が20%未満になるように作成しましょう。
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想定クリック単価の調べ方を主要な広告媒体別に詳しく解説
ここからは、主要な広告媒体ごとの想定クリック単価の調べ方を詳しく解説します。想定クリック単価は、広告を出稿する際の入札単価を決める目安となりますので、調べ方を必ず理解しておきましょう。
1.Google広告のクリック単価の調べ方
Google広告は、キーワードプランナーを使って調べます。
STEP1:Google広告へアクセス
引用元:Google広告
まずは、Google広告へアクセスします。
STEP2:キーワードプランナーを開く
引用元:Google広告
画面上部にある「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を開きます。
STEP3:検索のボリュームと予測データを確認する
引用元:Google広告
キーワードプランナーを開いたら、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択します。
STEP4:キーワードを入力
引用元:Google広告
想定クリック単価を調べたいキーワードを入力して、「開始する」をクリックします。
STEP5:「予測」をクリック
引用元:Google広告
次の画面で、左側のメニューにある「予測」をクリックします。
STEP6:想定クリック単価を確認
引用元:Google広告
画面に表示されているのが、想定された広告の効果です。「平均クリック単価」が想定クリック単価となります。
2.Yahoo!広告のクリック単価の調べ方
Yahoo!広告は、キーワードアドバイスツールを使って調べます。
STEP1:Yahoo!広告へアクセス
引用元:Yahoo!広告
まず、Yahoo!広告へアクセスします。
STEP2:キーワードアドバイスツールを開く
引用元:Yahoo!広告
「検索広告」をクリックして、「ツール」の中にある「キーワードアドバイスツール」を開きます。
STEP3:キーワードを入力
引用元:Yahoo!広告
想定クリック単価を調べたいキーワードを入力して、「キーワードを抽出」をクリックします。
STEP4:想定クリック単価を確認
引用元:Yahoo!広告
検索したキーワードと、関連キーワードの一覧が表示されます。「想定CPC」が想定クリック単価となります。
3.Facebook広告のクリック単価の調べ方
Facebook広告は、広告マネージャを使って調べます。
STEP1:広告マネージャへアクセス
引用元:Facebook広告
まず、Facebookの広告マネージャへアクセスします。
STEP2:キャンペーンを新規作成
引用元:Facebook広告
広告マネージャを開いたら、画面左上の「作成」をクリックして、キャンペーンの新規作成を行います。真ん中にキャンペーンの目的が表示されますので、広告の中から選択します。
Facebook広告は、最初に選択するキャンペーンの目的によって選べる課金方式がきまります。クリック課金が選択できるのは、以下の目的のみです。
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
STEP3:広告の詳細を設定
引用元:Facebook広告
広告の詳細を決めていきます。どのようなキャンペーンで配信したいか、予算などを入力していきましょう。
STEP4:シミュレーション結果を確認
引用元:Facebook広告
画面右側に、Facebook広告のシミュレーション結果が表示されます。設定した内容で広告を配信した場合の、想定される効果が表示されています。
Facebook広告の場合、Google広告やYahoo!広告のように、想定クリック単価という形での表示はありません。代わりに、作成したキャンペーンで配信した場合、どの程度の効果が得られるかを、シミュレーションという形で確認できます。
もし、シミュレーション結果が想定とは違う場合、キャンペーンの予算などを調整し直すことで、改めてシミュレーション結果を確認できます。
最適な入札単価を決めるための計算方法
最適な入札単価を決めるには、以下の計算式を基に算出します。
入札単価=目標CPA×想定CVR(コンバージョン率)
目標CPAを5,000円、想定CVRを1%と仮定した場合、入札単価は50円です。(5,000×1%)
なお、目標CPAの算出方法は、コンバージョンの定義などによって異なりますが、一般的には以下の計算式で算出します。
目標CPA=売上単価-原価-目標利益
商品1つあたりの売上が10,000円、原価が3,000円、目標利益を2,000円とした場合、目標CPAは5,000円となります。(10,000-3,000-2,000)
クリック単価(CPC)が高騰する主な3つの原因
クリック単価(CPC)が高騰する主な原因を3つご紹介します。広告を運用する中で、クリック単価が高騰してしまった場合、以下のポイントを調査して、クリック単価の抑制に向けた対策を行います。
- 広告の質に問題がある
- クリック単価の高いキーワードで出稿している
- 利益率の高い商材を取り扱っている
1.広告の品質に問題がある
一つ目の原因として考えられるのは、広告の質に問題がある場合です。広告媒体ごとのクリック単価が決まる仕組みでも解説しましたが、クリック単価は広告の質による影響を受けます。
質の低い広告を運用していると、競合よりも高いクリック単価を支払わなくては、広告を表示させることができません。
2.クリック単価の高いキーワードで出稿している
そもそもクリック単価が高いキーワードで出稿しているというケースもあります。基本的にビッグキーワードはクリック単価が高くなりやすいのです。
また、競合が多く激戦区となっているキーワードも、クリック単価が高騰しやすいと言えます。
3.利益率の高い商材を取り扱っている
広告で取り扱う商材の利益率が高い場合も、クリック単価は高くなります。商品1つあたりの利益が100円の場合と10,000円の場合では、当然後者の方が多くの広告費をかけても回収できますので、クリック単価が高くなります。
クリック単価(CPC)を抑えつつ効果を最大化する5つのTIPS
クリック単価(CPC)を抑えつつ、効果を最大化するための方法を解説します。ただクリック単価を抑えることだけ考えてしまうと、広告の効果も同時に減少してしまいます。
そこで、クリック単価は抑えつつもこの効果を最大化していくためにできることを、ご紹介します。
- 広告の質を改善する
- ターゲティング(キーワード)を変更する
- リターゲティングを実施する
- 入札単価を見直す
- 不要なキーワードを除外設定する
1.広告の質を改善する
広告の質を改善すれば、クリック単価を抑えることが可能です。例えばGoogle広告なら、広告ランクによって掲載順位が決まります。
このとき品質ランクが高ければ、競合より低い入札単価でも上位に広告を掲載できるようになります。広告媒体によって基準は異なりますが、基本的には広告のクリック率や広告とランディングページの関連性、ランディングページの利便性などが重要です。
Facebook広告ならクリエイティブ内のテキスト比率なども調整しながら、広告の質を向上させましょう。
2.ターゲティング(キーワード)を変更する
ターゲティングや出稿キーワードを変更する方法もあります。ストレートなキーワードやビッグキーワードは、コンバージョンを確実に獲得できます。
しかし、当然競合の出稿も多くなってしまうため、クリック単価の高騰は避けられません。しかし、単に単価の高いキーワードの出稿を停止するだけでは、コンバージョン数も減少してしまいます。
そこで、関連キーワードやロングテールキーワードを調査します。1つ1つのキーワードはそれほどコンバージョン数が多くなくても、複数のキーワードへ出稿すれば、全体のコンバージョン数としては帳尻を合わせられます。
その上、クリック単価を抑えることができるのです。
3.リターゲティングを実施する
リターゲティングを実施すると、クリック単価を抑えつつコンバージョンも獲得できるので、費用対効果を改善できる場合があります。
リターゲティングは、過去に自社サイトを訪問したけれど、コンバージョンに至っていないユーザーを対象として広告を配信できます。
すでに商品やサービスを知っており、検討中のユーザーである可能性が高く、再プッシュすれば高いコンバージョン率を発揮するケースがあるのです。
インターネット上で、ユーザーに対し同じ広告を繰り返し表示させることが可能なリターゲティング広告は、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など多くのWEB広告の中でも特に効果が高いものとして多く利用されています。 費用対効果の高[…]
4.入札単価を見直す
出稿中の広告の入札単価を見直すことも必要です。競合に入札単価で負けてしまうと、掲載順位が落ちてしまう可能性がありますので、入札単価を下げることに抵抗を感じる方も少なくないでしょう。
しかし、高いクリック単価を支払って100件のコンバージョンを獲得するのと、クリック単価を抑えて80件のコンバージョンを獲得するのであれば、明らかに後者の方が費用対効果が良いといえます。
必ずしも1位を目指さなくてはならない訳ではありませんので、今一度入札単価とコンバージョン数の見直しを行ってみるのもオススメです。
5.不要なキーワードを除外設定する
リスティング広告では、コンバージョンしないにもかかわらず、クリックされているキーワードというものが出てきます。こうしたキーワードの除外設定を行えば、無駄な広告費の消化を抑えられます。
広告の管理画面で、実際にどのようなキーワードで広告が表示されていて、クリックされているか、コンバージョンしているかを確認します。
すると、たくさんクリックされていてもコンバージョンが0件というキーワードがあります。こうしたキーワードは、ただ広告費を消化するだけになってしまっていますので、キーワードごと除外設定を行います。
除外設定を行うと、その後設定したキーワードで広告が表示されなくなるので、広告費を抑制することが可能となります。
最適なクリック単価で広告を運用するには広告レポート自動化ツールによる効果検証がおすすめ
最適なクリック単価で広告を運用するには、広告レポート自動化ツールによって効果検証を行うのがおすすめです。効果検証によって、クリック単価が高騰している原因を見つけやすくなったり、高いパフォーマンスを発揮している広告を把握しやすくなります。
広告レポート自動化ツールとは?
広告レポート自動化ツールとは、名前の通り広告のレポート作成を自動化できるツールです。レポート作成を自動で行ってくれるだけでなく、分析しやすいフォーマットのレポートが作成されますので、効果検証をスムーズに実施できます。
広告レポート自動化ツールを利用する3つのメリット
広告レポート自動化ツールを利用するメリットを3つご紹介します。以下の内容を参考に、広告レポート自動化ツールの導入を検討してみてください。
- レポート作成に費やす時間を削減できる
- わかりやすいレポートを簡単に作成できる
- 広告のデータ管理を一元化できる
1.レポート作成に費やす時間を削減できる
広告レポート自動化ツールを使うと、レポート作成に費やす時間を削減できます。広告のレポートは、広告媒体の管理画面へアクセスして、レポートの期間を設定し、データをダウンロードするといった工程が必要です。
基本的に広告のレポートは毎日更新することが多いので、複数の広告媒体を運用しているシーンでは、非常に負荷が大きくなりがちです。
しかし広告レポート自動化ツールなら、これらの作業をすべて自動で完了させられるため、レポート作成にかける時間をほぼカットできてしまうのです。
2.わかりやすいレポートを簡単に作成できる
広告のレポートを作成する場面における悩みとして、わかりやすいレポートを作成できないといった点も、よく目にします。
ただデータを羅列しただけでは広告の運用状況が伝わりにくいため、表にまとめたりグラフを作成したり、工夫が必要となります。
こうした作業も、レポート作成に多くの時間を費やしてしまう原因の一つとなりますが、広告レポート自動化ツールなら、このような問題も解決できます。
なぜなら、広告レポート自動化ツールには、あらかじめレポートのテンプレートが用意されていますので、自動で見やすいレポートが生成できてしまうのです。
3.広告のデータ管理を一元化できる
広告レポート自動化ツールは、広告のデータを一元管理できるメリットもあります。レポート用の広告データをExcelやGoogleスプレッドシートなどで管理していると、ファイルを紛失したり、誤って上書きしてしまうといったトラブルのリスクがあります。
しかし広告レポート自動化ツールは、広告媒体からデータを抽出して一元管理できますので、ローカルでデータを管理する必要がなくなります。
オススメの広告レポート自動化ツール:Databeat Explore
広告レポート自動化ツールでおすすめなのが、Databeat Exploreです。Databeat Exploreは、エンジニアスキル不要で簡単に導入できるツールです。
さまざまな広告媒体のデータを、常時最新の状態でレポート表示することが可能になります。
WEB広告運用における「Databeat Explore」の3つの活用ポイント
WEB広告運用におけるDatabeat Exploreの活用ポイントは以下の通りです。Databeat Explore導入の検討にご覧下さい。
すべての広告データを自動で集計
Databeat Exploreは、あらゆる広告媒体との連携が可能です。Google広告やYahoo!広告、SNS広告、そのほか広告以外のマーケティングに必要なデータもインポートできます。
広告のデータは自動で更新されますので、何も作業しなくても、常に最新のデータがDatabeat Explore上でチェック可能です。わざわざ広告の管理画面へログインする必要はありません。
テンプレートが広告をわかりやすく見える化
Databeat Exploreには、広告データを見える化するためのテンプレートが用意されています。自動で集められた広告データは、このテンプレートによってレポート化されますので、表やグラフを自ら作成する必要はありません。
そのまま社内へ共有することもできますので、社内でのレポートの取り扱いを便利にしてくれます。
外部ツールとの連携にも柔軟に対応
Databeat Exploreは、外部ツールとの連携にも柔軟に対応可能です。例えばExcelやGoogleスプレッドシートに広告データを出力して、進捗管理に利用できます。
また、BIツールやGoogleデータポータル、Googleアナリティクスへデータを出力して、さまざまな角度から分析を行うことも可能です。
まとめ
入札単価とクリック単価は、WEB広告を運用する上で非常に重要な指標です。本記事の内容を参考に、ぜひ理解を深めてみてください。
また、クリック単価の抑制は、広告運用における大きな課題の一つです。なぜクリック単価が高騰してしまったのか、しっかりと原因を探り、単価を抑制する施策を講じて費用対効果の高い広告運用を実施しましょう。
費用対効果の高い広告運用を目指す上では、効果測定も欠かすことができません。Databeat Exploreのように、効果測定を効率化する広告レポート自動化ツールの導入もぜひ、検討してみてください。