日本国内でもメジャーなSNSのひとつであるFacebook。日本で2,600万人、世界では29億人の月間アクティブユーザー数があるため、広告でも優れた効果が期待できます。働く大人のSNSの印象が強いですが、若者に大人気のInstagramへの同時配信も行えます。
企業でSNS広告の配信を検討する場合でも、Facebook広告はぜひ検討したい媒体ではないでしょうか。Facebook広告は、戦略を立てて段階的な運用を進めていけば短期間で高い効果が期待できます。
今回は、初めてFacebook広告を扱う広告担当者の方にもわかりやすく、Facebook広告の効率的・戦略的な運用方法を解説します。
- 1 運用する前に押さえておきたい!Facebook広告の基礎知識
- 2 Facebook広告を戦略的に運用するために大事な3つのポイント
- 3 Facebook広告を戦略的に運用する8つのステップ
- 4 戦略的なFacebook広告運用を実現するするオススメの広告レポート自動化ツール
- 5 Facebook広告の戦略立案や出稿、運用を代理店に依頼することもおすすめ
- 6 Facebook広告の運用代行おすすめ代理店3選
- 7 まとめ
運用する前に押さえておきたい!Facebook広告の基礎知識
Facebook広告を配信する前に、どんな広告であるかを把握しておきましょう。まず、基本的な知識としてFacebook広告の特徴と効果的に利用できる場面について解説します。
Facebook広告とは?
Facebook広告は、ブラウザやアプリでFacebookを閲覧した際に表示される広告です。写真や動画を利用した視覚的にインパクトのある広告をFacebookのユーザーに配信できます。
2012年にInstagramを買収しているので、Instagramの広告もFacebookの管理画面から配信可能です。タイムラインに自然な形式で配信できるので、広告を苦手とするユーザーにも受け入れられやすくなっています。
Facebook広告の特徴とは?
Facebook広告が他の広告と異なる特徴について解説します。ここでは「利用者層」「掲載費用面」「その他」の3つに分けて解説して行きます。
Facebook利用者層の特徴
Facebookの利用者層は40代が一番多く、30代から50代までがメインのターゲット層となります。比較的ビジネス同士のつながりが多いところも特徴です。若年層のFacebook離れが年々目立ってきていますが、その代わりInstagramの利用が増加しています。
Facebook広告の掲載費用面での特徴
Facebook広告の課金体系は「クリック課金」「インプレッション課金」に分けられます。平均的な相場は、クリック課金が100~200円、インプレッション課金が1,000インプレッション当たり100~500円ほどとなります。最低出稿金額は100円なので少額から配信できるのも特徴です。
配信を開始したての頃は予算の感覚がよくわからない場合も多いので、少額から始めて様子を見ながらの増額をおすすめします。企業で効果のある広告を配信する場合は、10~30万程度は必要となるケースが多いことも覚えておきましょう。
数あるSNS広告の中でも、特に高い効果が期待できるため、多くの方が利用しているのがFacebook広告ではないでしょうか。 Facebook広告は、ターゲティングが詳細である点や、広告のフォーマットが多彩であるため、非常に使いやすいW[…]
その他Facebook広告の媒体の特徴
Facebook広告の大きな特徴として、精度の高いターゲティングが可能なところも挙げられます。Facebookは実名で登録するため、年齢・性別に加えて興味や関心なども登録される場合が多く、ユーザーの詳細データを使用したターゲティング設定が行えます。
成功事例から見るFacebook広告が効果を発揮するシーン
Facebook広告が効果を発揮するのは、どんな場面でしょうか。ここからは、Facebook広告を活用して成功した実際の事例を紹介します。
成功事例1:メルセデス・ベンツ日本
車の購入を検討している層へしっかりアプローチをしたいと考え、「自動車インベントリー広告」を導入。あらかじめアップロードしたカタログから、よりターゲットが興味を持ちそうな車の広告を自動で生成して配信しました。
その結果、クリック率が25%アップし、問い合わせや来店予約などのアクションも増加しました。Facebook広告の細かいオーディエンス設定が功を奏した成功事例です。
成功事例2:京都やまちや
まだ知名度が低い香港へのブランド認知度のアップと販売数の増加を狙い、FacebookとInstagramのモバイル向け広告を利用。幅広い年齢層にアプローチするように、ターゲットを設定しました。
画像と動画を両方利用して関心の高いユーザーにお茶の魅力を紹介した結果、コンテンツを見たユーザーの売り上げが45%増加しました。
成功事例3:MYTONA
自社が手掛けるゲームアプリ「Cooking Diary」の新規プレイヤーの獲得するために、自動広告を利用したケースです。クリエイティブはゲーム内の画像を写真と動画の両方で使用し、ブランドを訴求できる内容にしました。
Facebook広告と同時にアプリ内の広告も配信を行い比較したところ、Facebook広告のほうが費用対効果が2倍アップとなりました。Facebook広告はコストパフォーマンスに優れていると証明された事例です。
Facebook広告が効果を発揮するシーンまとめ
Facebook広告は、ターゲットによって選択できるフォーマットも多く、狙ったところに確実にリーチできる点が強みです。ユーザー層的には、ビジネス系の商材やBtoB向けのマーケティングにも活用できます。
さらに、認知・検討・購入とユーザーがいるステージに向けた広告配信をしたいときにも向いています。
Facebook広告を戦略的に運用するために大事な3つのポイント
Facebook広告の効果を最大化するために、特に意識しておきたい重要ポイントを3つ紹介します。
- 目的を明確に設定する
- クリエイティブ作成に力を入れる
- PDCAを繰り返す
POINT1:目的を明確に設定する
Facebook広告の成果を決定づける、根本とも言えるのが目的です。どんな目的を達成するためにFacebook広告を配信するのか?を明確化することが大切です。
社内スタッフ間のズレもないように、認識をよく合わせておきましょう。最初でつまずくと次の戦略自体もミスリードしてしまうので、慎重に取り組むようにしてください。
POINT2:クリエイティブ作成に力を入れる
Facebook広告は視覚に訴えるタイプの広告のため、クリエイティブの出来栄えも成果に大きく影響します。目的に合った配信面・種類を選び、クリエイティブを制作します。一度作ったら終わりではなく、効果測定の結果を見ながら修正をしていきましょう。
POINT3:PDCAを繰り返す
配信結果が出たら、オーディエンスやクリエイティブなど成果に直結する要素を中心に修正し、PDCAをどんどん回していきましょう。Facebook広告は鮮度も大切で、反応の良かったクリエイティブでも時間の経過と共に反応が落ちていきます。
修正に加えてリニューアルも同時に行っていくこともポイントです。
Facebook広告を戦略的に運用する8つのステップ
Facebook広告は配信すれば、必ず成功する訳ではありません。戦略的な計画と運用をしてこそ、はじめて結果はついてきます。本章では、Facebook広告の運用をステップに分けて解説します。
大きくは8ステップ!
Facebook広告は大きく分けて以下の8つのステップで進めていきます。
- 広告審査基準を確認する
- 配信の目的を明確にする
- 商材がFacebook広告向きかどうか検討する
- 配信面・種類・配信時期を選ぶ
- 適切なオーディエンスを選ぶ
- 効果的なクリエイティブを用意する
- テスト配信する
- 結果を分析して改善策を運用する
STEP1:そもそもFacebookに出稿できる?広告審査基準を確認
Facebook広告は、審査に通過しないと配信できません。まず、審査基準や広告ポリシーをしっかり理解しておくことが重要です。広告の審査は申請からおよそ24時間以内と言われていますが、それ以上かかるケースもあるようです。そのため、審査期間を考慮した時間的に余裕を持った配信スケジュールを立てておきましょう。
審査は「画像にテキストが多すぎないか」「年齢制限のある素材を使用していないか」「Facebookについて言及しているか」などさまざまな観点からチェックされます。また、広告ポリシーに違反している場合も審査が通りません。違反が重なるとアカウント停止の恐れもあるので、広告ポリシーは隅々までしっかり守るように心がけましょう。
STEP2:配信の目的・自社の商材の強み・ターゲット・訴求を整理
Facebook広告を使って何をしたいのか、すなわち目的を決定することは広告の成果に直結する重要な要素です。この後のステップは、目的をいかに達成するかを基に選択していくことになります。
そのため、目的は広告担当者だけでなく指揮命令者を含めて検討し、決定することをおすすめします。目的の決定には、自社の商材の強みやターゲットのニーズに合った訴求ポイントを整理する必要があります。
この時、自社の強みと弱みを洗い出せる「3C分析」、自社を取り巻く環境分析ができる「ファイブフォース分析」のフレームワークが役立ちます。これらを使用して現状を洗い出し、明確な広告の目的を導き出しましょう。
参考:3C分析とは?
引用元:株式会社シナプス
3C分析は、マーケティング戦略を考えるときに使用するフレームワークです。「顧客(Customer)」「自社(Company)」「競合(Competitor)」の頭文字を取って「3C」としています。
顧客は、ニーズや行動を調査・分析して把握します。自社と競合は強みと弱みを洗い出しましょう。自社と競合双方の強みと弱みを比較しながら、顧客に対して自社のほうが優れている点、競合に劣っている点などを把握できます。
参考:ファイブフォース分析とは?
引用元:Salesforce Hub
ファイブフォース分析は、自社の利益の上げやすさはどれくらいかを分析するフレームワークです。自社が直面している脅威を5つに分けて分析することで、業界での自社現状を浮き彫りにしていきます。
それぞれの脅威を分析すると、「脅威による収益の低下はどうしたら防げるか」「脅威に対して自社が優位になっているのはどこか」など対抗策やさらに伸ばすポイントが見えてきます。ここで見えてきたことを広告の目的として設定することもできるようになります。
STEP3:取り扱う商材がFacebook広告に向いているかを検討
広告を配信する自社の商材が、Facebook広告に向いているかどうかを検討します。Facebook広告の特徴と利用しているユーザー層を踏まえて判断していきます。
POINT1:利用者とターゲット層が合っているか
上の図のように、Facebookのユーザー数は40代が一番多く、その後30代、50代と続きます。このため10代などの若年層向きの商材とは相性がよくないことがわかります。Facebook広告の利用者層に合った商材かどうかを調査することが大切です。
POINT2:ニッチな商材ではないか
Facebook広告の特徴でもある細かなターゲティングですが、あまりにも細かくしてしまうと、配信数が少なすぎて効果が上がりません。同様に、商材があまりにもニッチで反応するユーザーが少ない場合も、広告の効果はあまり期待できない可能性があります。
POINT3:高額な商材を扱っていないか
Facebook広告を見るユーザーは、検索広告のように欲しいものがあって行動している訳ではありません。知人や気になる企業のページを見に来たときに目にする広告のため、顕在層ではなく潜在層向けだと言えます。そのため、高額な商材を訴求しても、まったく響かない可能性が高いです。
STEP4:商材にあった配信面・種類・配信時期を選ぶ
Facebook広告での配信に向いているとわかった後は、より効果的に配信できる広告の種類やタイミングを選択します。それぞれ得意な分野が違うので、しっかり特徴をつかんでおきましょう。
Facebook広告の配信面の種類と選び方
種類 | 概要 | 向いているシーン |
フィード | Facebookのタイムラインに表示される | ユーザーに広告であることを意識させずに、投稿になじませたいとき |
右側広告枠 | PC画面のみの広告枠で、タイムラインの右側に表示される | 枠が固定されているので、潜在ユーザーにアプローチしたいとき |
ストーリーズ | ストーリーズに掲載され、表示期間は24時間限定 | 反応のよいターゲット層に、動画でアピールしたいとき |
Facebook広告の配信面は、大きく分けて3種類あります。上記の表でまとめたように、掲載場所によってアプローチしやすいターゲットの属性も変わります。どんなユーザーに見てほしいかを考えて配信面を選びましょう。
フィードはさりげなくブランドの認知を上げたいとき、右側広告枠はディスプレイ広告のように使用可能、ユーザーがクリックすることで表示されるストーリーズは、反応のよいユーザー層にダイレクトなメッセージを届けることができます。
Facebook広告の種類と選び方
種類 | 概要 | 向いているシーン |
画像(バナー)広告 | 写真を使用した最もスタンダードな広告 | クリエイティブ作成の時間や費用を抑えたいとき |
動画広告 | 動画と音声を使用した広告 | 画像のみでは伝えきれない情報をアピールしたいとき |
スライドショー広告 | 複数の画像や動画を利用し、パラパラと画像が切り替わる | 静止画でさらに多くの情報を伝えたいとき |
カルーセル広告 | 画像や動画を複数使用し、横にスワイプ可能 | 複数の商品の紹介・横並びで賞品を見せたいとき |
キャンバス広告 | クリックすると全画面表示ができる | ブランドや商品の魅力を訴求したいとき |
コレクション広告 | メインとサブとの2つのセクションで構成 | カタログなど、スライドショーより情報を多く扱いたいとき |
ダイナミック広告 | 閲覧履歴をもとに、関連性の高い内容を配信できる | ユーザーの関心に合わせた広告を配信したいとき |
リード広告 | CTAを設定してリードを獲得するための広告 | 会員登録や資料請求などを行いたいとき |
クーポン広告 | フィードでクーポンを配布できる | EC系のサービスやレストランなどでクーポンを配布するとき |
イベント広告 | イベント告知をするときに利用する | イベントの参加者を集めるとき |
Facebook広告には上記のようにさまざまな種類があります。広告の目的をしっかり決めた上で、目的を達成するのに一番適したフォーマット選択しましょう。
実際に運用を開始してあまり成果が上がらないようであれば、フォーマットの選択が違っている可能性もあります。広告効果に影響する重要なポイントですので、念入りに検討していきましょう。
最適な配信時期の考え方
Facebook広告は配信スケジュールの設定が可能です。Facebookが一番よく利用されている時間帯は夜の21時~22時という調べもありますが、実際は広告ターゲット層により変化します。
そのため、まずは一般的にユーザーが多い夜間に配信し、結果を見ながら最適な配信時間を把握していくことが大切です。PDCAを何度も回していくうちに、自社の広告に合った配信時期がつかめてくるはずです。
STEP5:適切なオーディエンスを選ぶ
Facebook広告は細かいオーディエンスの設定が可能です。オーディエンスによっても成果が変わってくるので、こちらも試行錯誤をしながら適切な設定を把握することがポイントです。
種類1:カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、自社が持っているデータを活用します。電話番号やメールアドレスをはじめ、アプリのデータも使用できます。既存の顧客情報を収集してある場合は、メルマガやDMとは違った形でのアプローチが可能です。
Facebook広告は、メールやDMのようにユーザーが開封するアクションが不要なため、よりメッセージが届きやすくなります。
種類2:類似オーディエンス
類似オーディエンスとは、Facebookがユーザーの活動を通して蓄積した情報をもとに、傾向が似ていると予測したユーザーに広告を配信する機能です。類似オーディエンスの設定により、通常のオーディエンスでは対象にならなかったユーザーにもリーチできるようになります。
STEP6:効果的なクリエイティブを用意する
次は、Facebook広告の効果を左右するポイントとも言える、クリエイティブを作成します。作成するときに取り入れておきたいポイントを紹介しましょう。
POINT1:成功しているクリエイティブの長所を取り入れる
引用元:広告ライブラリ
自社の広告と同じジャンルの優秀な広告を参考にすれば、質の高いクリエイティブ作成のヒントにできます。Facebookのアプリやサービスで掲載している広告は「広告ライブラリ」で検索可能です。
クリエイティブのデザインはもちろん、画像内のキャッチコピーなどもバズった広告は学べることが多数あります。ジャンルが違う広告でも、取り入れたらおもしろいと参考になるケースもあるので、幅広くリサーチしてみるとよいでしょう。
POINT2:ひと目でユーザーの興味を引く画像にする
広告のクリエイティブは、ひと目でユーザーに「これは何?」と興味を持ってもらえるような画像にしましょう。例えば、上の写真のように有名映画のキャラクターの顔が入った足元はインパクトがあります。
興味はターゲット層によっても変化するので、事前に配信ターゲットが興味を引かれそうな素材を調査しておくことをおすすめします。広告はまずは見てもうことが第一の関門なので、手を止めてもらうための工夫は最大限に行いましょう。
POINT3:画像のテキストを20%未満に抑える
広告画像内のテキストは20%未満に抑えることをFacebookは推奨しています。テキストは少ないほうがパフォーマンスがアップし、メッセージも伝わりやすくなるとも明言しています。クリエイティブ作成の際は、テキストの量を意識することをおすすめします。
テキストは、画像内に入っているデザイン文字なども含まれるので(上の図の番号が付いているところは、全てテキストでカウントされます)注意しましょう。
STEP7:テスト配信をしてみる
広告を出稿する準備が完了したら、Facebook広告を設定して配信をしてみましょう。
STEP1:キャンペーンを作成する
Facebook広告の作成と配信は、広告マネージャを使用します。広告マネージャを立ち上げたら、新規でキャンペーンを作成し、広告の目的を選択します。
STEP2:各項目を設定する
広告に必要な項目を画面に沿って設定します。オーディエンス・予算や掲載期間・広告の配置・クリエイティブなど、設定する内容は今までのステップで全て準備ができているはずです。
STEP3:支払い方法を設定する
初めて広告を配信するときは、支払い方法の設定が必要です。デビットカード・クレジットカード・PayPalから任意の方法を選択します。
Facebook広告を設定して配信するまでの手順は、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
Facebook広告は、主要なWEB広告として認知されている手法のひとつです。リスティング広告やディスプレイ広告などと比べ、比較的簡単に運用開始できる、精度の高いターゲティングができるなどのメリットがあります。しかし、実際にFacebook[…]
STEP8:結果を分析し、運用改善を行う
配信の結果は必ず効果測定を行い、分析しましょう。そこで改善点を把握したら、改善策を打ち出してPDCAを回します。
POINT1:Facebookピクセルを活用する
Facebookピクセルを設定すると、ユーザーの行動がピクセル経由でトレースされるようになります。クリックなどのアクションを記録することも可能です。
収集した行動履歴からリターゲティングやカスタムオーディエンスの設定を行えば、さらに狙ったユーザーに広告を配信できます。
POINT2:A/Bテストを実施する
クリエイティブやオーディエンスのA/Bテストを行うと、結果が良いほうはどちらかを数値で検証できます。Facebook広告のテストは広告マネージャ内で行えるので、難しい知識がなくても実施可能です。
テストの実施後は、結果を確認したら終わりではありません。結果の検証と改善を繰り返していくことが大切です。
A/Bテストは、バナーやウェブサイト、広告文などを最適化するために行うテストです。特定の要素が違うAパターンとBパターンの広告を用意して、同じ条件の元で配信することでその違いを見極めるときに使われます。 ウェブ広告の担当者であれば、一[…]
POINT3:適切なターゲティングを設定する
ターゲティングの設定もFacebook広告の成果に大きく影響する要素です。目的に合ったターゲティングを設定することで、大きな成果が期待できます。配信直後は、比較的広範囲のターゲティングで様子を見ながら、少しずつターゲットを絞っていくことをおすすめします。
A/Bテストを繰り返しながら、トライアンドエラーをしながらターゲティングの精度を高めていきましょう。
戦略的なFacebook広告運用を実現するするオススメの広告レポート自動化ツール
Facebook広告を戦略的に行うステップを解説してきましたが、専用のツールを利用すれば、さらに効率的に運用できます。ここでは広告のレポートを自動化するおすすめツールを紹介します。
Databeat
Databeatは、Facebook広告だけでなくディスプレイ広告・リスティング広告など、ウェブ広告のデータをまとめて加工できるツールです。面倒なデータの収集や更新作業は全てDatabeatが自動で処理するので、日々の手間からも解放されます。
Facebook広告運用における「Databeat」の3つの活用ポイント
Facebook広告を運用していく中での、Databeatが活躍できる3つのポイントを紹介します。
- 広告データの一元管理ができる
- 自動でレポートを作成・出力できる
- さまざまなツールと連携できる
広告データの一元管理ができる
通常、広告データはプラットフォームが提供する管理画面上から行います。ただし、複数の広告媒体を運用している場合、各媒体の管理画面を開く必要があり、作業が煩雑になります。
Databeatなら全ての媒体をまとめて管理するので、Databeatの管理画面のみで作業ができるようになります。さらに、データの収集から加工・出力まで行うので、利用者は最初に簡単な広告連携設定を行うのみです。
自動でレポートを作成・出力できる
Databeatは、レポートの作成まで自動で行えます。広告媒体ごとはもちろん、複数の媒体を比較分析できるように整形するので、今まで指標が異なって実現できなかった分析まで可能になります。
レポートのテンプレートはExcelとLooker Studioを用意。Looker Studioは、グラフを使用したグラフィカルで見栄えのよいレポートを簡単に作成できるツールです。PCスキルに自信がない人でも簡単な操作で実行できるので、レポート作りの悩みも解消します。
さまざまなツールと連携できる
Databeatはツール内での一元管理だけでなく、さまざまなツールと連携することで分析や効果測定の幅を広げます。Excelやスプレッドシートはもちろん、無料のBIツール「Looker Studio」とも連携可能です。
他にもTableauへの出力にも対応しているので、各ツールでさらに深い分析を行えます。いずれも連携操作は簡単で一度連携すれば、以降はスムーズに好みのツールへいつでも出力可能です。
Facebook広告の戦略立案や出稿、運用を代理店に依頼することもおすすめ
Facebook広告の運用は、かなりの時間と手間がかかります。社内にFacebook広告の経験者がいない、リソースが厳しい場合は、専門の広告代理店に依頼するのもおすすめです。
Facebook広告の運用代行を代理店に依頼する3つのメリット
Facebook広告をプロにお任せするメリットを3つ紹介します。
- プロの知識を活かした運用ができる
- 社内リソースを温存できる
- 他媒体の広告運用も一緒に依頼できる
メリット1:プロの知識を活かした運用ができる
専門の広告代理店は、その道のエキスパートが運用を行います。Facebook広告をはじめ、広告の効果を上げる運用を行うには経験と知識が必要です。プロにお任せすれば社内スタッフで運用するより、スピーディーに結果を出すことが期待できます。
また、前章で解説した戦略ステップは工程数も多く、初期設定の仕方によっても広告の効果が変化するので、できれば序盤から代理店にお任せすることをおすすめします。
メリット2:社内リソースを温存できる
Facebook広告の運用は日々欠かさずモニタリングをする必要があるため、社内スタッフの時間と労力の負担になります。Facebook広告運用以外の業務も持っている場合、厳しい状況になる可能性も高いです。
特にスタッフ数が少ない企業では、運用を代理店に任せることをおすすめします。社員のリソースを運用以外の業務に充てられるので、効率良く社内業務を遂行できます。
メリット3:他媒体の広告運用も一緒に依頼できる
Facebook広告の運用代行を受けている代理店は、ほとんど他媒体の運用代行も取り扱っています。GoogleやYahoo!などの広告も配信しているなら、一緒に依頼することも可能です。複数媒体を合わせたマーケティングの提案をしている代理店もあるので、チェックしてみてください。
Facebook広告の代理店を上手に選ぶ3つのチェックポイント
Facebook広告運用を行う代理店は、全国に多数存在しています。その中から良い代理店を選ぶためのチェックポイントを3つ紹介します。
- Facebook広告の実績が豊富かどうか
- 料金体系は高額ではないか
- 広告運用以外の業務も対応しているか
POINT1:Facebook広告の実績が豊富かどうか
Facebook広告の運用実績が豊富かどうかを確認しておきましょう。運用を通してスキルの向上やノウハウの蓄積が図れるため、他媒体の実績があってもFacebook広告の運用実績が少ない場合は注意してください。
また、「Facebookの公認パートナー」になっている企業は、Facebookのお墨付きであるためかなり信頼できる目安となるでしょう。
POINT2:料金体系は高額ではないか
Facebook広告に限らず、広告の運用代行の料金は代理店によりさまざまです。特に決まりはないため、気になる代理店があればそれぞれ確認していくとよいでしょう。非常に素晴らしい成果を上げる代理店でも料金が高額すぎる場合は注意が必要です。
広告の利益が結果的に運用の依頼料になってしまっては意味がありません。予算を考えながら費用対効果の高いサービスを提供してくれる代理店を探しましょう。
POINT3:広告運用以外の業務も対応しているか
広告運用以外にも、PDCAや改善施策などの分析、マーケティングの支援を行っているかどうかもチェックポイントです。運用後の分析やPDCAなどが広告効果を高める重要なポイントであり、難しい課題であるのでこの部分もサポートしてくれる代理店なら心強いでしょう。
Facebook広告の運用代行おすすめ代理店3選
Facebook広告の運用代行を得意としている、おすすめの代理店を3社紹介します。
株式会社グローバルリンクジャパン
引用元:株式会社グローバルリンクジャパン
こんな方におすすめ!
- 大企業との取引実績が多い代理店に依頼したい
- 戦略立案やコンテンツの制作も依頼したい
株式会社グローバルリンクジャパンの強み
株式会社グローバルリンクジャパンは、SNS関連のマーケティングを中心に扱う広告代理店です。SNS関連の書籍の出版なども行っています。セットでサービスを提供するのではなく、本当に必要な業務を組み合わせてカスタマイズしたプランでの依頼が可能です。
株式会社グローバルリンクジャパンの概要
- 料金体系:43,780円+広告予算(手数料20%含む)(料金の一例)
- 会社名:株式会社グローバルリンクジャパン
- 本社所在地:東京都中央区八丁堀4-9-10八丁堀フロンティアビル5F
- URL:https://www.globallinkjapan.com/
株式会社シェアコト
引用元:株式会社シェアコト
こんな方におすすめ!
- 複数のSNS広告の運用も一緒に依頼したい
- 年中無休でモニタリングを行ってほしい
株式会社シェアコトの強み
株式会社シェアコトは、戦略立案からページ開設、運用代行までワンストップでSNS広告を請け負う代理店です。大企業との取引実績もあり、培ったノウハウで幅広い種類のSNS広告運用のサポートを行っています。
株式会社シェアコトの概要
- 料金体系:要相談
- 会社名:株式会社シェアコト
- 本社所在地:東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー29F
- URL:https://www.sharecoto.co.jp/
株式会社グラッドキューブ
引用元:株式会社グラッドキューブ
こんな方におすすめ!
- 安定した実績のある大手の代理店に依頼したい
- Facebook社の公認パートナー代理店に運用してほしい
株式会社グラッドキューブの強み
株式会社グラッドキューブは、各種広告の運用からクリエイティブ制作やマーケティングまで幅広く行う総合代理店です。Facebook広告は、Facebook社の公認パートナーの強みを活かして、最新情報を取り入れながら専門チームがサポートを行います。
株式会社グラッドキューブの概要
- 料金体系:広告費の20%
- 会社名:株式会社グラッドキューブ
- 本社所在地:大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7新瓦町ビル 8F
- URL:https://corp.glad-cube.com/
※参考:Facebook広告に強みを持つ代理店を特集した記事も是非ご覧ください。
Facebook広告の運用を自社で行えない際に活用してもらいたいのが「Facebook広告運用代行」です。Facebook広告の運用代行を利用すれば、自社に広告部署がなくても広告運用が可能になります。 本記事ではFacebook広告の[…]
まとめ
今回は、Facebook広告の効果を効率的に上げるための戦略的な運用方法について解説しました。初めてFacebook広告に挑戦する場合、最初はうまくいかずに戸惑うこともあるでしょう。迷った場合は戦略に沿いながら試行錯誤を繰り返すうちに最適な広告設定が見つかるはずです。
とはいえ、社内での運用はスキルやリソース面で不安があるといったケースもあるでしょう。そのような場合は、専門の代理店に依頼することもおすすめです。予算の範囲内でプロにお任せすることで、効率的な運用が可能になります。
また、自社で運用する場合は、Databeatのような広告管理や分析のサポートをするツールを活用すれば、運用作業の工程や時間が短縮できます。こちらもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
【無料】Databeatサービス紹介資料
広告レポート自動化ツール「Databeat」のサービス紹介資料です。
・Web広告のレポート作成工数を削減したい
・Looker Studioと連携できるレポートツールを探している
・低価格でレポート作成を自動化したい
上記のような課題をお持ちの方は、以下のフォームに必要な項目を入力のうえ、送信してください。
Databeatの詳細な資料をご覧いただけます。