Google広告の運用業務はキーワード調査や入稿、予算調整、効果分析、レポート作成など多岐にわたり、運用担当者の大きな負担となる場合があります。
ただ、Google広告運用における各業務を効率化してくれる便利なツールも、世の中には数多く存在しています。そこで今回こちらの記事では、Google広告の運用業務を効率化できるオススメツールを目的(業務内容)ごとにご紹介していきます。
※参考:「そもそもGoogle広告とは?」という方には、Google広告の基礎を解説している下記の記事がおすすめです。
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- 1 Google広告運用に活用できるツールの種類と上手に選ぶポイント
- 2 Google広告の特定のキーワードの検索ボリュームやクリック単価の相場を調べたい方にオススメのツール
- 3 Google広告の特定のキーワードの検索数の推移を調べたい方にオススメのツール
- 4 Google広告の特定のキーワードの関連キーワード(サジェスト)を調査したい方にオススメのツール
- 5 競合サイトの流入状況を確認したい方にオススメのツール
- 6 Google広告の入稿を効率化したい方にオススメのツール
- 7 Google広告の運用そのものを自動化したい方にオススメのツール
- 8 Google広告のレポート作成や効果分析を効率化したい方にオススメのツール
- 9 まとめ
Google広告運用に活用できるツールの種類と上手に選ぶポイント
はじめに、Google広告運用に活用できるツールの種類、そして上手に選ぶポイントを解説します。Google広告運用に活用できるツールとはどのようなものなのか、どんな種類があるのか、どのように選べば良いのかを見ていきましょう。
Google広告運用に活用できるツールとは?
Google広告運用に活用できるツールとは、Google広告の出稿や運用等の作業を効率化する、あるいは精度を高めることが可能なツールです。
ツールを導入すると、正確なデータの抽出や分析ができるようになる、短時間で処理できるようになるなどの特徴があります。
Google広告運用に活用できるツールの種類
Google広告ツールの種類 | 概要 | 例 |
---|---|---|
キーワードツール | 出稿するキーワード選定に活用できる |
|
競合分析ツール | 競合の広告出稿状況などを確認できる |
|
入稿・運用効率化ツール | 広告の編集や運用改善を自動化 |
|
レポート自動化・分析ツール | レポートの自動作成による分析効率のアップ |
|
Google広告運用に活用できるツールにはさまざまなものがあります。キーワード選定を行うもの、競合調査に利用するもの、入稿や運用を効率化するもの、レポート作成や分析をスムーズにしてくれるものなど、ツールによって機能が違います。
そのため、まずはそれぞれのツールが持つ機能や特徴を把握しましょう。その上で、必要なツールを選定していくのがおすすめです。
Google広告運用に活用できるツールを上手に選ぶポイント
Google広告運用に活用できるツールを上手に選ぶポイントについて解説します。たくさんのツールがある中で、どのツールを取り入れるべきかを判断するために、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- ツールを導入することによるメリットを理解する
- 現在抱えている課題を解決できるツールを選択する
- 費用対効果も考慮しながら導入を検討する
1.ツールを導入することによるメリットを理解する
まずは、ツールを導入することによるメリットを理解しましょう。ツールの種類をご紹介する部分でも解説しましたが、それぞれのツールが持つ機能や特徴を把握する必要があります。
そうすることで、ツール導入後にどのような効果が期待できるのかを想定できます。期待できる効果がわかれば、数あるツールの中からどれを選択すべきかも理解しやすくなります。
2.現在抱えている課題を解決できるツールを選択する
現在抱えている自社の課題を解決できるツールを選択する、という点も重要なポイントとなります。Google広告に活用できるツールは、それぞれプラスの効果をもたらしてくれるツールです。
しかし、自社が抱える課題とは関係のないツールを導入してしまうと、課題は変わらず残り続けてしまいます。
例えば、Google広告の入稿や編集業務に多くの時間を費やしてしまっているという課題に対して、競合調査を効率化できるツールを導入しても、入稿や編集に掛かる時間を短縮することはできません。
そのため、目の前の課題を解決することが可能なツールを選択する必要があるのです。
3.費用対効果も考慮しながら導入を検討する
Google広告運用に活用できるツールを選択する際は、ツールを導入することによる費用対効果も考慮した上で検討しましょう。
ツールによっては無料で利用できるものもありますが、一部の機能しか利用できないなどの制限があり、本格的に利用する場合には、有料プランを選択するケースが多くなります。
その場合、ツールの費用を支払ってでも導入する意味があるのか、費用対効果に問題はないのかと言った視点で検討することも必要です。
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Google広告の特定のキーワードの検索ボリュームやクリック単価の相場を調べたい方にオススメのツール
ここからは、Google広告の特定のキーワードの検索、検索ボリュームやクリック単価相場の調査に利用できる、オススメのツールをご紹介します。
Google広告の出稿、特にリスティング広告において、キーワードの調査は大変重要なポイントとなります。そのため、以下のツールを活用して、精度の高い調査を効率良く実施することがおすすめです。
キーワードプランナー
引用元:キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Google広告の管理画面にある機能の一つです。リスティング広告の出稿を行う際、どのようなキーワードで出稿するか、出稿した場合どのような結果が得られるかなどの予測を立てるために利用します。
特徴1:出稿キーワードを発見する
キーワードプランナーの「新しいキーワードを見つける」を利用すると、出稿キーワードを発見できます。自社商品やサービスに関わるキーワードを入力すると、関連性の高いキーワードが複数表示されます。
このデータを元に、Google広告で利用するキーワードを選別することが可能です。
特徴2:検索ボリュームや予測の確認が可能
キーワードを検索すると、関連キーワードごとの月間平均ボリュームや競合性、入札単価などが表示されます。
検索ボリュームが少なすぎると、広告を出稿しても表示される回数が少ないため、ある程度のボリュームが必要です。
また、競合性や入札単価のデータもあるので、これらの情報を総合して出稿すべきかどうかの判断を行うことも可能です。
特徴3:市場の需要を調査できる
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」でキーワードを検索すると、クリック数や表示回数、クリック率、平均クリック単価などの予測データが閲覧できます。
さらに、デバイス別や来年までの予測データも表示されます。これらのデータは、過去のデータを参考に予測されているので、かなり精度の高いデータになります。
このデータを参考に、市場の需要を把握した上で、広告出稿を行えます。
このツールの便利な使い方
Google広告運用におけるキーワードプランナーの利用方法としては、「キーワードをみつける」「検索ボリュームを調査する」という2つの利用が主な活用方法となります。
検索キーワードは人それぞれ違いますが、すべてのキーワードで広告を出稿するわけにはいきません。そこで、キーワードプランナーによって関連性の高いキーワードを見つけ、さらに検索ボリュームのデータから、需要のあるキーワードかどうかを判断します。
費用
キーワードプランナーは、Google広告の管理画面から利用できるツールのため、費用はかかりません。無料ですべての機能が利用できる点は、キーワードプランナーのメリットでもあります。
ただし、Google広告で費用を支払っているアカウントは、より詳細なデータが表示されるようになります。
URL
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
Ubersuggest
引用元:Ubersuggest
Ubersuggestは、指定したキーワードの競合調査が可能なツールです。関連キーワードの詳細なデータを抽出することも可能です。
キーワードプランナーと似た機能を持っていますが、Ubersuggest独自のデータが閲覧できるといった特徴もあります。
特徴1:SEO難易度が閲覧できる
Ubersuggestは、キーワードごとのSEO難易度の閲覧が可能です。SEO難易度とは、指定キーワードのオーガニック検索で上位表示する際の、難易度のことを指します。
自社でメディアを運営している場合などは、SEO難易度が低いキーワードに対して広告を出稿するのではなく、メディアでオーガニック検索の上位表示を目指すという方法もあります。
しかし、SEO難易度が高いキーワードについてはそれが困難なため、リスティング広告を利用した方が、早く成果が得られると判断できます。
特徴2:無料版でも正確なデータが閲覧できる
キーワードプランナーは、広告を出稿しているアカウントとそうではないアカウントで、表示されるデータ精度に差があります。
無料で利用するアカウントの場合、数値がややざっくりしているのです。しかしUbersuggestの場合、無料版であっても広告を出稿しているアカウントのキーワードプランナーと同等の数値を閲覧できます。
※ただし無料版のUbersuggestは、1日の利用回数に制限があります。
特徴3:SERP分析が可能
SERP分析は、指定したキーワードのオーガニック検索上位サイトの「流入見込み」「SNSシェア」「ドメインスコア」が閲覧できます。
オーガニック検索上位とリスティング広告表示では、必ずしも流入数などが一致するわけではありませんが、広告を出稿した場合に、どの程度の流入が見込めるかの予測を立てることが可能です。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるUbersuggestの利用方法としては、「ロングテールキーワードの発掘」「流入見込み数の予測」「SEO施策を実施するかどうかの判断材料」が挙げられます。
Ubersuggestではロングテールキーワードを一括で検索できますので、広告を出稿するキーワードの発掘に利用できます。
また、SERP分析によってそれぞれのキーワードの流入見込み数を予測することも可能です。そして、SEO難易度を参考に、オウンドメディア等で攻めるべきか、あるいは広告で攻めるべきかといったマーケティング戦略の判断材料として活用することも可能です。
費用
Ubersuggestは、無料で利用が可能です。しかし、無料版は1日の使用回数や、閲覧できるデータ量に制限があります。
制限無く利用するためには、有料版の利用がおすすめです。Ubersuggestの料金体系は月額制と買い切り型の2種類あります。
料金体系 | プラン | 料金 | レポート/日 |
---|---|---|---|
月額制 | パーソナル | 2,999円/月 | 150 |
ビジネス | 4,999円/月 | 300 | |
エンタープライズ | 9,999円/月 | 900 | |
買い切り型 | パーソナル | 29,900円 | 150 |
ビジネス | 49,990円 | 300 | |
エンタープライズ | 99,990円 | 900 |
URL
https://app.neilpatel.com/ja/dashboard
Google広告の特定のキーワードの検索数の推移を調べたい方にオススメのツール
次にご紹介するのは、Google広告の特定のキーワードの検索数推移を調査する際に利用するツールです。商品の需要、キーワードの検索ボリュームは時期によって大きく変化する場合があります。
そうした変化を事前にチェックするために、活用できるツールです。
Googleトレンド
引用元:Googleトレンド
Googleトレンドは、入力したキーワードのトレンドを調査するツールです。キーワードの検索ボリュームの変化を捉えることができるため、広告を出稿するタイミングを調査するのに最適です。
特徴1:指定期間内のキーワード検索の変動を把握できる
Googleトレンドは、キーワードの検索ボリュームの変化を期間別で見ることが可能です。上の画像は「エアコン」というキーワードの過去12ヶ月の検索結果ですが、昨年も今年も7~8月あたりにピークが来ていることがわかります。
つまり、エアコンの検索は毎年夏になると需要が高まっているため、広告を出稿すれば多数の流入が見込めると判断できます。
特徴2:キーワードの比較が可能
引用元:Googleトレンド
Googleトレンドではキーワードの比較も可能です。例えば上の画像は、「ダウンジャケット」と「トレンチコート」の検索結果を比較したものです。
ダウンジャケットが12月頃にピークを迎えており、トレンチコートの検索数は少ない状態です。しかし、春に向けてダウンジャケットの検索数が落ち込むのとは反対に、トレンチコートの検索が増えてきています。
こうしたデータから、ファッション系ECサイトを運営している場合は、出稿キーワードの調整を行うことで、効率のよい広告運用を実現できます。
特徴3:地域別や関連キーワードのデータも閲覧可能
Googleトレンドで検索したキーワードは、地域別での閲覧もできます。指定したキーワードが、どの地域でもっとも検索されているのか、反対に検索が少ない地域を把握することも可能です。
地域によって検索ボリュームの差が激しい場合などは、需要のある地域に絞って広告を出稿するなどの判断ができます。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるGoogleトレンドの利用方法としては、広告出稿のタイミングを判断するのに最適です。
特に季節によって検索ボリュームが大きく異なる商品については、事前に需要期を把握した上で、最適なタイミングでの出稿が可能となります。
費用
Googleトレンドは、完全無料で利用できるツールです。利用回数にも制限がありません。
URL
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
Google広告の特定のキーワードの関連キーワード(サジェスト)を調査したい方にオススメのツール
次に、Google広告の特定のキーワードの関連キーワード(サジェスト)を調査に利用できる、オススメのツールをご紹介します。
主にリスティング広告のキーワード選定などに活用できるツールとなります。
ラッコキーワード
引用元:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、GoogleやYahoo!、Bingなどのサジェスト(関連キーワード)を抽出できるツールです。広告出稿のためのキーワード抽出を効率良く実施できます。
特徴1:一括でサジェストキーワードを抽出できる
ラッコキーワードでは、Google・Yahoo!・Bing・YouTubeなどさまざまなサイトのサジェストを、一括で抽出できます。
手動でサジェストキーワードを調査するのに比べ、非常に短時間で大量のデータを取得できるメリットがあります。サジェストキーワードは、ユーザーが実際に検索することが多いキーワードなので、広告出稿のためのキーワード選定に活用できます。
特徴2:Yahoo!知恵袋などのデータも取得可能
ラッコキーワードは、検索のサジェストキーワードだけでなく、Yahoo!知恵袋や教えて!gooに掲載されているQ&Aの情報も同時に取得できます。
キーワードの取得とは異なりますが、指定のキーワードに対して、どのような需要があるのかを知るための情報として活用できます。
特徴3:CSV形式での出力も可能
ラッコキーワードで検索したデータは、CSV形式でそのままダウンロードできます。ダウンロードしたデータをそのまま広告出稿に利用することはおすすめしませんが、データを精査して広告出稿に利用する際は、非常に便利な機能です。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるラッコキーワードの利用方法は、広告出稿のためのキーワード調査におすすめです。サジェストキーワードは、需要の高いキーワードである場合が多く、広告出稿すれば多くの流入が見込めます。
しかし手動での調査は非常に時間がかかってしまうため、ラッコキーワードを使って効率良く実施しましょう。
費用
ラッコキーワードは、無料で利用できます。ただし、各種キーワード調査は1日あたり50回までの制限があります。有料プランを契約すると、この上限回数が増えるほか、より多くのキーワードを取得できる「サジェストプラス」などが利用できるようになるので、本格的にキーワード調査を行う方は有料プランの利用がおすすめです。
プラン | 料金 | 各種キーワード調査/日 |
---|---|---|
フリー | 無料 | 50回 |
エントリー | 440円/月 | 1,500回 |
ライト | 990円/月 | 3,000回 |
スタンダード | 2,475円/月 | 10,000回 |
プロ | 4,950円/月 | 20,000回 |
エンタープライズ | 9,900円/月 | 50,000回 |
URL
競合サイトの流入状況を確認したい方にオススメのツール
次に、競合サイトの流入状況を確認するのにオススメのツールをご紹介します。競合サイトの流入状況がわかれば、自社で広告出稿した場合の、流入数の目安を知ることが可能です。
シミラーウェブ
引用元:シミラーウェブ
シミラーウェブは、競合調査に特化したツールです。競合サイトの流入数や流入元を特定するデータを取得できます。
SEO流入、広告流入の両面で調査できる特徴を持っています。
特徴1:競合サイトへの流入キーワードを把握できる
シミラーウェブを使うと、競合サイトがどのようなキーワードでユーザーが流入しているかを把握できます。調査対象はオーガニック検索、リスティング広告の両方となります。
競合が流入を多く獲得しているキーワードを把握できますので、自社の広告出稿キーワードに活用することも可能です。
特徴2:リスティング広告のパターンを検出可能
シミラーウェブはキーワードのみならず、リスティング広告の出稿パターンを検出することも可能です。リスティング広告は、タイトルや広告文を複数組み合わせて出稿しているケースが多く、競合の実際のリスティング広告文を簡単に取得できます。
リスティング広告は、WEB広告の定番ともいえる手法の一つです。最近は、SNS広告や動画広告などの利用も増えてきていますが、そんな中でもリスティング広告は、主要な広告として多くの企業が利用しています。 オーソドックスな手法でありながらも[…]
特徴3:ディスプレイ広告のパターン検出も可能
ディスプレイ広告のパターンを検出することも可能です。競合が出稿しているディスプレイ広告のクリエイティブが把握できます。
広告クリエイティブを制作する際の参考として、非常に便利な機能です。
さまざまな配信面にてアプローチが可能なGDNですが、広告運用を検討する上で下記のようなお悩みはないでしょうか? 「GDNの配信面や特徴が知りたい」 「GDNの出稿方法が分からない」 「GDNを上手に運用するポイントが知[…]
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるシミラーウェブの利用方法としては、「広告出稿前の競合調査」「自社と他社の比較」に活用するのがおすすめです。
競合のリスティング広告やディスプレイ広告を丸裸にして、自社の広告出稿戦略を決める材料に利用できるだけでなく、広告運用中の自社と競合のシェア率なども閲覧できます。
現在自社がどれ位他社に劣っているのか、あるいは勝っているのかを把握することも、広告運用を行う上でとても重要なポイントです。
費用
シミラーウェブには無料版と有料版があります。以前は複数の料金プランが表示されていましたが、現在は無料版と「問い合わせる」の表示になっており、詳細な料金は記載されていません。
料金について気になる方は、直接問い合わせてみてください。
URL
https://www.similarweb.com/ja/
ahrefs
引用元:ahrefs
ahrefsは、SEO対策で非常によく利用されているツールです。競合サイトのドメイン評価や、被リンクデータなどを閲覧できます。
もちろんGoogle広告の出稿にも活用できる機能があります。
特徴1:オーガニック検索の推移が閲覧可能
ahrefsは、競合サイトのオーガニック検索の推移に関するデータが閲覧できます。期間ごとのトラフィックやキーワード数や検索順位などもわかります。
ページごとのデータも閲覧できるため、競合サイトのオーガニック流入の状況を正確に把握することが可能です。
特徴2:オーガニックキーワードを抽出できる
ahrefsには、オーガニックキーワードの抽出機能があります。この機能により、競合サイトがどのキーワードで流入を獲得しているかがわかります。
このデータを元に、獲得につながりやすいキーワードを把握して、自社の広告出稿に活用することが可能です。
特徴3:競合のリスティング広告出稿状況も把握できる
調査対象のサイトがリスティング広告を出稿している場合、広告とそれぞれのトラフィックやキーワード数なども閲覧できます。
キーワード難易度という指標も表示されるので、広告を出稿するかどうかの目安にもなります。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるahrefsの利用方法としては、「競合のSEO対策状況」「リスティング広告の出稿状況」の両方を把握するのに活用できます。
WEBからの流入を獲得する方法は広告だけではなく、SEOの場合もあります。競合がどのような戦略で流入を獲得しているのかを把握し、自社の方針を決めていきましょう。
また、競合が多くの流入を獲得しているリスティング広告のキーワードについては、一定のシェアを獲得することが目的であれば、当然同じキーワードでも出稿も必要になります。
費用
ahrefsは無料で利用できますが、一部の機能しか利用できないため、Google広告運用に活用するのであれば、有料版がおすすめです。
有料版には全部で4つの料金プランがあります。
料金プラン | 料金 | ダッシュボード登録可能なサイト数 |
ライト | 99ドル〜/月 | 5サイト |
スタンダード | 199ドル〜/月 | 20サイト |
アドバンスド | 399ドル〜/月 | 50サイト |
エンタープライズ | 999ドル〜/月 | 100サイト |
URL
Google広告の入稿を効率化したい方にオススメのツール
次に、Google広告の入稿を効率化するのにおすすめのツールをご紹介します。広告の数が増えると、入稿作業にも時間がかかります。
便利なツール利用して、できるだけ時間をかけずに入稿作業を完了させましょう。
Google広告エディター
引用元:Google広告エディター
Google広告エディターは、Googleが提供しているGoogle広告専用のツールです。広告の入稿や編集作業を、専用のアプリケーションによって行うことが可能です。
特徴1:Google広告の変更をスピーディーに実施できる
Google広告エディターを使うと、Google広告の変更をスピーディーに実施できます。Google広告エディターは、Google広告の一括編集やキャンペーンの複製、さらにファイルのインポートによる変更なども可能です。
これらの作業を、管理画面で行うよりも効率良く進められます。
特徴2:複数の広告アカウントにも対応可能
Google広告エディターを利用する場合、Google広告のアカウントが複数あっても問題ありません。あらかじめGoogle広告エディターで編集したい広告のアカウントを追加しておけば、別のアカウントの編集作業も実施できます。
特徴3:オフラインでの作業にも対応
Google広告エディターが便利なのは、オフラインでの作業も可能な点です。変更を加えたい部分を一旦Google広告エディターにオフラインで下書きしておき、最終チェックを行ってからオンラインでアップロードするといった作業ができます。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるGoogle広告エディターの利用方法は、「広告編集の効率化」を進めたい場合に最適です。
Google広告エディターは、管理画面では一つずつ編集しなければならないような作業を、一括で変更できるため、多くの変更が発生する場合には非常に効率がよくなります。
費用
Google広告エディターは、Googleから無料で提供されているツールなので、費用は一切かかりません。
URL
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/ads-editor/
Google広告の運用そのものを自動化したい方にオススメのツール
次に、Google広告運用そのものを自動化できるおすすめのツールをご紹介します。Google広告は出稿して終わりではなく、運用状況を見ながらさまざまな調整を行う必要があり、それを効率化できるツールが利用できます。
Shirofune
引用元:shirofune
Shirofuneは、Google広告・Yahoo!広告・Facebook広告・Twitter広告・LINE広告に対応している、広告運用自動化ツールです。
広告運用にかかる作業時間を92%削減できるだけでなく、CV数アップなど広告効果を高めることも可能です。
特徴1:広告運用の知識がなくても利用可能
Shirofuneを利用すれば、Google広告の運用経験や知識がなくても、問題なく運用が実施できます。Shirofuneの画面は広告運用初心者の方でもわかりやすく設計されているので、手順通り進めるだけで、誰でもすぐにGoogle広告運用を始められるのです。
特徴2:効果の高いキーワードを自動で提案
Shirofuneは、効果の高いキーワードを自動で提案してくれます。広告を出稿したいキーワード、あるいはWEBサイトのURLを入力すると、Shirofuneによる解析がスタートします。
そしてその解析結果から、効果の高いキーワードを提案します。わざわざキーワード関連のツールを使って抽出する手間を省くことが可能です。
特徴3:毎日数分の作業で広告の改善が可能
Shirofuneは毎日数分の作業で、広告の改善が実施できます。Shirofuneを使ってGoogle広告を運用していると、毎日改善に関する提案がカードで表示されます。
その改善提案を受け入れる場合は、カードをクリックして操作手順に従って進めるだけで、簡単に広告の改善が完了します。
運用データを自分で分析して、改善点を洗い出す作業は必要ありません。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるShirofuneの利用方法は、「広告運用作業の効率化」「属人的にならないGoogle広告運用」を実現するのにおすすめです。
Google広告運用におけるほとんどの作業はShirofune上で簡単に実施できますので、大幅な作業時間の短縮が見込めます。
さらに、運用担当者のスキルに影響を受けやすいGoogle広告運用ですが、Shirofuneを利用すれば誰が運用しても同じ判断基準で対応できるため、属人的な運用を回避できます。
費用
Shirofuneには2つの料金プランがあり、サポートを受けられるかどうかで内容が変わります。
料金プラン | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
セルフプラン | 月額広告費×5% | 基本的にはすべて自社で運用 |
サポートプラン | 月額広告費×5%+月額10万円 | オンライン会議や専任サポートメンバーによるレビュー、初期設定サポートなどが受けられる |
URL
広告運用自動化ツールは、WEB広告運用の負担を軽減したり、運用精度を高めてくれるツールです。WEB広告は、いまやどの業界でもマーケティングに欠かすことのできない手法となりつつありますが、その運用負担やスキルを持っていないことにより、なかなか[…]
Google広告のレポート作成や効果分析を効率化したい方にオススメのツール
最後にご紹介するのは、レポート作成や効果分析の効率化にオススメのツールです。Google広告を運用する上で、効果分析は欠かすことができない作業のひとつです。
しかし、レポート作成や効果分析にばかり時間が掛かってしまうのは非常に生産的でないため、効率化できるツールの利用がおすすめです。
Databeat
引用元:Databeat
Databeatは、広告の運用レポートを自動で作成できるツールです。自動で広告運用データを取り込み、あらかじめ用意されているレポートテンプレートに反映することで、常に最新の広告レポートを閲覧可能にします。
特徴1:広告の運用データを自動取得
Databeatは、広告の運用データを自動で取得することが可能です。Google広告はもちろんですが、その他にもYahoo!広告やSNS広告など、あらゆる広告媒体に対応しています。
複数の広告媒体を利用しているケースでは、特にこのデータ管理・更新作業を大幅に効率化できます。
特徴2:あらゆる媒体のレポートを自動生成
Databeatは、自動取得した広告データから、レポート生成まで自動化が可能です。Databeatには、広告レポートのためのテンプレートが用意されており、広告データはこのテンプレートを使ってレポート化されます。
これにより、レポート作成業務にかかる時間を短縮できるだけでなく、データの分析効率もアップします。
特徴3:外部ツールへの出力にも対応
Databeatに収められたデータは、Databeat内だけではなく、外部への出力にも対応しています。
ExcelやGoogleスプレッドシートへ出力して編集したり、Looker Studio(旧Googleデータポータル)やその他のBIツールへの出力も可能です。
データ収集と管理をDatabeatで行い、分析を別のツールで実施するといった使い方もできます。
このツールの便利な使い方紹介
Google広告運用におけるDatabeatの利用方法としては、「広告データの一元管理」「レポートの自動作成」におすすめです。
Databeatで広告データを管理すれば、常に最新のデータを簡単に閲覧できる上、データを別途管理する手間がありません。
また、レポートも自動で作成されるため、広告運用担当者の作業負担を大きく軽減してくれます。
費用
Databeatには2つの料金プランがあります。広告アカウント数、または広告費による従量課金プランです。
料金プラン | 料金 | 詳細 |
---|---|---|
広告アカウント数連動プラン | 広告アカウント数×500円 | 広告アカウント数による従量課金プラン |
広告運用金額連動プラン | 広告費×0.5% | 広告費による従量課金プラン |
URL
現在Web広告の業務に関わる方は、「広告レポート自動化ツール」を取り入れることがベストです。 広告レポート自動化ツールは、Web広告のデータ収集・レポーティング業務を効率化する上で大きな威力を発揮します。 そして、業務効率化以外[…]
まとめ
Google広告の運用には、さまざまな行程があり、一定のリソースを必要とします。Google広告運用に使えるリソースは、どの企業でも無限にあるわけではないので、ツールを活用した効率化がおすすめです。
Google広告運用に活用できるツールにはそれぞれ異なる機能や特徴がありますので、現在の自社の課題を解決できるツールを選ぶことも重要です。
今回こちらの記事では、キーワードに関するもの、競合分析に関するもの、運用を効率化するもの、レポート作成や分析を効率化するものなど、いろいろな機能を持つツールをご紹介しました。
各ツールのできること、活用方法なども解説しておりますので、この中から自社に合ったツールを見つけて、Google広告運用の効率化を進めてみてください。
【無料】Databeatサービス紹介資料
広告レポート自動化ツール「Databeat」のサービス紹介資料です。
・Web広告のレポート作成工数を削減したい
・Looker Studioと連携できるレポートツールを探している
・低価格でレポート作成を自動化したい
上記のような課題をお持ちの方は、以下のフォームに必要な項目を入力のうえ、送信してください。
Databeatの詳細な資料をご覧いただけます。